JP2526593B2 - 負荷軸偏心表示装置 - Google Patents
負荷軸偏心表示装置Info
- Publication number
- JP2526593B2 JP2526593B2 JP62188386A JP18838687A JP2526593B2 JP 2526593 B2 JP2526593 B2 JP 2526593B2 JP 62188386 A JP62188386 A JP 62188386A JP 18838687 A JP18838687 A JP 18838687A JP 2526593 B2 JP2526593 B2 JP 2526593B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eccentricity
- test piece
- display
- display device
- strain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、材料試験機の負荷軸偏心表示装置に関す
る。
る。
B.従来の技術 セラミックスのような脆性材料の材料試験において
は、脆い試験片に偏心負荷がかかると破損してしまうの
で、つかみ具に調芯治具を設けて負荷軸と固定軸とが一
致するように調整している。この偏心調整は、試験に先
だって初期荷重をかけ、試験片の同一断面における表面
の各点の歪を測定することにより偏心量などを求め、こ
れに基づいて試験片を移動させて行なっている。
は、脆い試験片に偏心負荷がかかると破損してしまうの
で、つかみ具に調芯治具を設けて負荷軸と固定軸とが一
致するように調整している。この偏心調整は、試験に先
だって初期荷重をかけ、試験片の同一断面における表面
の各点の歪を測定することにより偏心量などを求め、こ
れに基づいて試験片を移動させて行なっている。
このような偏心測定装置として従来は第８図に示すも
のがある。これは、試験片TPの負荷軸をＺ軸とした時、
このＺ軸に直交するＸ軸,Y軸上の試験片表面に歪ゲージ
Ｓを取付け、切換器10を介して歪みアンプ11により４点
の歪量を検出するように構成され、以下に示すような手
作業を行なっている。
のがある。これは、試験片TPの負荷軸をＺ軸とした時、
このＺ軸に直交するＸ軸,Y軸上の試験片表面に歪ゲージ
Ｓを取付け、切換器10を介して歪みアンプ11により４点
の歪量を検出するように構成され、以下に示すような手
作業を行なっている。
（ｉ） ４つの歪量を基に手計算により偏心計算を行な
う。この計算は、 ａ）Ｘ軸の２点のひずみ量εb,εｄを比較する ｂ）Ｙ軸の２点のひずみ量εa,εｃを比較する ｃ）ａ）,b）から試験片の偏心方向を判断する からなる。
う。この計算は、 ａ）Ｘ軸の２点のひずみ量εb,εｄを比較する ｂ）Ｙ軸の２点のひずみ量εa,εｃを比較する ｃ）ａ）,b）から試験片の偏心方向を判断する からなる。
（ii） ａ）〜ｃ）を考慮して偏心率が小さくなるよう
に試験片の取付位置を調整する。
に試験片の取付位置を調整する。
（iii） 以上のような偏心率の計算、偏心調整を繰り
返し行なう。
返し行なう。
C.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の偏心測定装置の場合、作業者に
よる手計算，偏心方向の判断であるため、作業時間がか
かるという問題点がある。
よる手計算，偏心方向の判断であるため、作業時間がか
かるという問題点がある。
本発明の目的は、迅速かつ正確に偏心測定を行なうこ
とができ、作業時間の短縮を図れる負荷軸偏心表示装置
を提供することにある。
とができ、作業時間の短縮を図れる負荷軸偏心表示装置
を提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 初期荷重を加えた試験片の軸心と一対のつかみ具の軸
心との偏心に相応した信号を出力する偏心検出手段と、
この検出結果から前記つかみ具の軸心に対する試験片の
軸心の偏心率を演算する演算手段と、この演算結果を図
形表示して少なくとも偏心方向を表示する表示手段とを
具備する。
心との偏心に相応した信号を出力する偏心検出手段と、
この検出結果から前記つかみ具の軸心に対する試験片の
軸心の偏心率を演算する演算手段と、この演算結果を図
形表示して少なくとも偏心方向を表示する表示手段とを
具備する。
E.作用 偏心検出手段からの検出結果に基づいて、演算手段が
偏心率を演算する。これらの演算結果は図形表示されて
偏心方向が表示手段に表示される。この表示図形にした
がって試験片の軸心位置を調整する。この操作を繰り返
し行ない許容偏心範囲になるよう試験片を一対のつかみ
具に取付ける。
偏心率を演算する。これらの演算結果は図形表示されて
偏心方向が表示手段に表示される。この表示図形にした
がって試験片の軸心位置を調整する。この操作を繰り返
し行ない許容偏心範囲になるよう試験片を一対のつかみ
具に取付ける。
F.実施例 本発明に係る偏心表示装置は、第１図に示すように、
従来と同様に試験片TPに取付けられる４つの歪ゲージＳ
と、指令信号により作動し測定値を出力する歪測定装置
１と、この歪測定値に基づいて偏心率，偏心度合を演算
して出力するパーソナルコンピュータ２と、偏心率，偏
心度合を表示するCRT3と、CRT3に表示したデータをフロ
ッピーディスク等に保存する外部記憶装置４とからな
り、CRT3の表示内容を見て作業者が偏心調整作業を行な
う。
従来と同様に試験片TPに取付けられる４つの歪ゲージＳ
と、指令信号により作動し測定値を出力する歪測定装置
１と、この歪測定値に基づいて偏心率，偏心度合を演算
して出力するパーソナルコンピュータ２と、偏心率，偏
心度合を表示するCRT3と、CRT3に表示したデータをフロ
ッピーディスク等に保存する外部記憶装置４とからな
り、CRT3の表示内容を見て作業者が偏心調整作業を行な
う。
以上のような構成において、次のような手順で処理が
行なわれる（第２図参照）。
行なわれる（第２図参照）。
（ｉ） パーソナルコンピュータ２の指令により歪測定
装置１が作動し、４点の歪量εa,εb,εc,εｄを測定
し、この測定値をパーソナルコンピュータ２に伝送す
る。
装置１が作動し、４点の歪量εa,εb,εc,εｄを測定
し、この測定値をパーソナルコンピュータ２に伝送す
る。
（ii） Ｘ軸偏心率Ａを演算する。
（iii） Ｙ軸偏心率Ｂを演算する。
（iv） 負荷軸偏心率Ｃを演算する。
（ｖ） 各４点の偏心度合Xiを演算する。
（vi） （ii）〜（ｖ）の演算データを外部記憶装置４
に格納する。
に格納する。
（vii） ４点の歪量εa,εb,εc,εｄ、偏心率A,B,Cを
表にしてCRT3に表示するとともに、偏心度合Xa,Xc,Yb,Y
dをプロットして偏心方向を表示する（第３図参照）。
偏心方向はプロットを線で結んだ矩形で表示され、偏心
率が０ならば正方形となる。
表にしてCRT3に表示するとともに、偏心度合Xa,Xc,Yb,Y
dをプロットして偏心方向を表示する（第３図参照）。
偏心方向はプロットを線で結んだ矩形で表示され、偏心
率が０ならば正方形となる。
このようなCRT3の画面の偏心率及び偏心方向を目視し
ながら、試験片TPの偏心調整作業を行なう。
ながら、試験片TPの偏心調整作業を行なう。
（viii） サンプリング時間が設定されており、タイム
アップ後、（ix）を経て（ｉ）へ戻り、一定時間（偏心
調整に要する時間程度）ごとに表示を更新する。
アップ後、（ix）を経て（ｉ）へ戻り、一定時間（偏心
調整に要する時間程度）ごとに表示を更新する。
（ix） 偏心率，偏心方向が設定値を満足していれば、
自動的にあるいは作業者による手動操作により処理が停
止し、満足していなければ前述の処理を繰り返す。
自動的にあるいは作業者による手動操作により処理が停
止し、満足していなければ前述の処理を繰り返す。
次に、偏心調整作業について説明する。
ａ）Ｙ軸歪εｃ＞εａの場合 第４図に示すように、偏心率Ａの値は正数で表示さ
れ、偏心方向表示図形は〔＋Ａ〕のようにｃ方向に突出
した図形となり、偏心調整作業は、試験片上部をａ方向
に移動させるか、試験片下部をｃ方向に移動させて行な
う。
れ、偏心方向表示図形は〔＋Ａ〕のようにｃ方向に突出
した図形となり、偏心調整作業は、試験片上部をａ方向
に移動させるか、試験片下部をｃ方向に移動させて行な
う。
ｂ）Ｙ軸歪εｃ＜εａの場合 偏心率Ａの値は負数で表示され、ａ方向に突出した図
形となり、ａ）とは逆に試験片上部をｃ方向に移動させ
るか、試験片下部をａ方向に移動させる。
形となり、ａ）とは逆に試験片上部をｃ方向に移動させ
るか、試験片下部をａ方向に移動させる。
第５図に示すようなＸ軸方向についても同様である。
第６図に示すのは具体的数値例であり、Ｙ軸方向の偏
心率はεｃ＜εａであるので負数となり、ａ方向に若干
突出した図形となっている。
心率はεｃ＜εａであるので負数となり、ａ方向に若干
突出した図形となっている。
なお、偏心方向の表示な偏心度合も用いて行なう矩形
表示に限らず、第７図に示すように、偏心率A,B,Cを用
いて円，中心点，惰円で表わしてもよい。また、色の変
化で表示してもよい。
表示に限らず、第７図に示すように、偏心率A,B,Cを用
いて円，中心点，惰円で表わしてもよい。また、色の変
化で表示してもよい。
さらに、偏心調整作業を自動的に行なう装置と組み合
わせれば、試験片自動偏心調整システムを構築できる。
わせれば、試験片自動偏心調整システムを構築できる。
なお、歪検出手段は歪ゲージに限らず、光学式などそ
の他の検出手段でもよい。
の他の検出手段でもよい。
G.発明の効果 本発明によれば、歪の測定，偏心率等の演算および偏
心方向等の表示をコンピュータにより自動的に行なえる
ようにしたため、迅速かつ正確に偏心測定を行なうこと
ができる。また、表示装置を見ながら偏心調整作業が行
なえるので、作業が容易となる。
心方向等の表示をコンピュータにより自動的に行なえる
ようにしたため、迅速かつ正確に偏心測定を行なうこと
ができる。また、表示装置を見ながら偏心調整作業が行
なえるので、作業が容易となる。
第１図は、本発明に係る偏心表示装置を示す概略図、第
２図はそのフローチャート、第３図〜第５図は表示装置
の表示画面を示す説明図、第６図はその具体例の説明
図、第７図（ａ）〜（ｃ）は偏心方向の種々の表示例を
示す説明図、第８図は従来例を示す概略図である。 TP:試験片、S:歪ゲージ 2:パーソナルコンピュータ 3:CRT
２図はそのフローチャート、第３図〜第５図は表示装置
の表示画面を示す説明図、第６図はその具体例の説明
図、第７図（ａ）〜（ｃ）は偏心方向の種々の表示例を
示す説明図、第８図は従来例を示す概略図である。 TP:試験片、S:歪ゲージ 2:パーソナルコンピュータ 3:CRT
Claims (1)
- 【請求項１】初期荷重を加えた試験片の軸心と一対のつ
かみ具の軸心との偏心に相応した信号を出力する偏心検
出手段と、この検出結果から前記つかみ具の軸心に対す
る試験片の軸心の偏心率を演算する演算手段と、この演
算結果を図形表示して少なくとも偏心方向を表示する表
示手段とを具備することを特徴とする負荷軸偏心表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62188386A JP2526593B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | 負荷軸偏心表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62188386A JP2526593B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | 負荷軸偏心表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6431033A JPS6431033A (en) | 1989-02-01 |
| JP2526593B2 true JP2526593B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=16222719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62188386A Expired - Fee Related JP2526593B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | 負荷軸偏心表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526593B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH063235A (ja) * | 1992-03-09 | 1994-01-11 | Shimadzu Corp | 材料試験機 |
| JP2003094117A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-02 | Showa Aluminum Kan Kk | ボディーメーカーダイスの調芯方法 |
| JP2008026020A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Maeda Corp | コンクリートの圧縮強度試験管理方法 |
| JP5353807B2 (ja) * | 2010-04-23 | 2013-11-27 | 株式会社島津製作所 | 材料試験機 |
| JP5459201B2 (ja) * | 2010-12-27 | 2014-04-02 | 株式会社島津製作所 | 材料試験機 |
-
1987
- 1987-07-27 JP JP62188386A patent/JP2526593B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6431033A (en) | 1989-02-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0262162B2 (ja) | ||
| US7316170B2 (en) | Method and measuring configuration for measuring backlash at an axial joint | |
| JP2526593B2 (ja) | 負荷軸偏心表示装置 | |
| JPH08272425A (ja) | 非接触でロボットに座標系を教示する方法 | |
| JPH09128549A (ja) | ロボット装置の相対位置姿勢検出方法 | |
| CN209992064U (zh) | 一种电子天平自动检定装置 | |
| JP5353807B2 (ja) | 材料試験機 | |
| JP2020140448A (ja) | 情報処理装置および情報処理方法 | |
| JP2638945B2 (ja) | 材料試験機 | |
| JP4239752B2 (ja) | 材料試験機 | |
| JPS6385426A (ja) | 切れ味試験装置用演算装置 | |
| JPH06315882A (ja) | 力制御作業機械の重量・重心位置補正装置 | |
| CN212512985U (zh) | 一种起重机吊钩扭转变形测量装置 | |
| JP2837767B2 (ja) | スポット溶接システム | |
| JPH0622201Y2 (ja) | 硬度計 | |
| JP2572078B2 (ja) | 材料試験機 | |
| JPH0829309A (ja) | 材料試験機 | |
| JP2931381B2 (ja) | 加工検査方法 | |
| JPH02302663A (ja) | 非破壊検査装置 | |
| JPH0578399U (ja) | プレス機械の精度測定装置 | |
| JPH10103947A (ja) | 測定条件設定ガイド付き表面粗さ形状測定機 | |
| JPS58182565A (ja) | 検査作業指示装置 | |
| JPH06117804A (ja) | 角度測定方法及び装置 | |
| JPH0783784A (ja) | 水車発電機の軸振れ測定方法及び測定装置 | |
| CN115586093A (zh) | 一种力学计量装置及其方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |