JP2571768Y2 - 動力耕耘機の変速装置 - Google Patents
動力耕耘機の変速装置Info
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- JP2571768Y2 JP2571768Y2 JP1992056897U JP5689792U JP2571768Y2 JP 2571768 Y2 JP2571768 Y2 JP 2571768Y2 JP 1992056897 U JP1992056897 U JP 1992056897U JP 5689792 U JP5689792 U JP 5689792U JP 2571768 Y2 JP2571768 Y2 JP 2571768Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機体の後進時に耕耘爪
が回転することのない、安全な動力耕耘機の変速装置に
関するものである。
が回転することのない、安全な動力耕耘機の変速装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、動力耕耘機の変速装置に関する一
形態として、以下に述べる主変速レバーの後進切換規制
構造があり、耕耘中には機体が後進しないように、主変
速レバーをロックするものがあった。
形態として、以下に述べる主変速レバーの後進切換規制
構造があり、耕耘中には機体が後進しないように、主変
速レバーをロックするものがあった。
【0003】かかる耕耘機における主変速レバーの後進
切換規制構造は、耕耘変速レバーの基端部に2つの係合
凹部を有する作動板体を連設し、同作動板体により作動
するるロック装置を連動連結しており、同ロック装置
は、一隅部を回動自在に枢支し、走行変速レバーの動き
を規制する規制ピン、及び、作動板体の係合凹部に係止
する係止ピンとからなる回動板体と、発条体とから構成
されている。
切換規制構造は、耕耘変速レバーの基端部に2つの係合
凹部を有する作動板体を連設し、同作動板体により作動
するるロック装置を連動連結しており、同ロック装置
は、一隅部を回動自在に枢支し、走行変速レバーの動き
を規制する規制ピン、及び、作動板体の係合凹部に係止
する係止ピンとからなる回動板体と、発条体とから構成
されている。
【0004】そして、耕耘変速レバーを操作して耕耘作
業を行っているときは、規制ピンを支持している回動板
体が係止ピンを介して作動板体により回動を止められ、
同回動板体の停止位置において、規制ピンにより主変速
レバーが後退シフトに位置しないようにロックされるも
のである。
業を行っているときは、規制ピンを支持している回動板
体が係止ピンを介して作動板体により回動を止められ、
同回動板体の停止位置において、規制ピンにより主変速
レバーが後退シフトに位置しないようにロックされるも
のである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記した主
変速レバーの後進切換規制構造では、ロック装置が複雑
となり、また、規制ピンは、耕耘変速案内溝から、その
下方に位置する主変速案内溝までの長いロッド状となっ
ている。
変速レバーの後進切換規制構造では、ロック装置が複雑
となり、また、規制ピンは、耕耘変速案内溝から、その
下方に位置する主変速案内溝までの長いロッド状となっ
ている。
【0006】従って、変速装置自体が比較的高価なもの
となる上に、規制ピンが主変速レバーをロック状態にし
ている際に、誤って、後進位置方向に押した場合、力の
加減によっては規制ピンが曲がったりする虞れがあっ
た。
となる上に、規制ピンが主変速レバーをロック状態にし
ている際に、誤って、後進位置方向に押した場合、力の
加減によっては規制ピンが曲がったりする虞れがあっ
た。
【0007】本考案では、上記した課題を解決すること
のできる動力耕耘機の変速装置を提供することを目的と
する。
のできる動力耕耘機の変速装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【考案が解決するための手段】そこで、本考案では、機
体の前後進変速を行う走行変速レバーと、同機体に連結
したロータリの耕耘変速を行う耕耘変速レバーとを、上
下に対向状態に設けた動力耕耘機の変速装置において、
上記耕耘変速レバーに縦長矩形のバックストッパーの基
部を嵌合して、同バックストッパーの上部側面に凸部を
形成し、かつ、バックストッパーの凸部を形成した一側
面の下側位置の近傍に、同下側位置の動きを規制する規
制部材と、バックストッパーの他側面の中間位置の近傍
に、同中間位置の動きを規制する規制部材とを設けて、
耕耘変速レバーが中立位置以外にシフト操作された場合
には、バックストッパーは、各規制部材に動きを規制さ
れて、上記凸部が走行変速レバーの後進シフト溝を遮断
すべく姿勢変更すると共に、走行変速レバーが後進シフ
ト溝にシフト操作された場合には、バックストッパー
は、耕耘変速レバーを中立位置にシフト動作させるべく
姿勢変更するように構成したことを特徴とする動力耕耘
機の変速装置を提供せんとするものである。
体の前後進変速を行う走行変速レバーと、同機体に連結
したロータリの耕耘変速を行う耕耘変速レバーとを、上
下に対向状態に設けた動力耕耘機の変速装置において、
上記耕耘変速レバーに縦長矩形のバックストッパーの基
部を嵌合して、同バックストッパーの上部側面に凸部を
形成し、かつ、バックストッパーの凸部を形成した一側
面の下側位置の近傍に、同下側位置の動きを規制する規
制部材と、バックストッパーの他側面の中間位置の近傍
に、同中間位置の動きを規制する規制部材とを設けて、
耕耘変速レバーが中立位置以外にシフト操作された場合
には、バックストッパーは、各規制部材に動きを規制さ
れて、上記凸部が走行変速レバーの後進シフト溝を遮断
すべく姿勢変更すると共に、走行変速レバーが後進シフ
ト溝にシフト操作された場合には、バックストッパー
は、耕耘変速レバーを中立位置にシフト動作させるべく
姿勢変更するように構成したことを特徴とする動力耕耘
機の変速装置を提供せんとするものである。
【0009】
【実施例】以下、添付図に基づいて、本考案の実施例を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0010】図1は本考案に係る変速装置を具備する動
力耕耘機の全体側面図であり、図2は同変速装置を示す
断面側面図であり、図3は同要部の正面図である。
力耕耘機の全体側面図であり、図2は同変速装置を示す
断面側面図であり、図3は同要部の正面図である。
【0011】図1に示すように、動力耕耘機Aは、機体
フレーム1の前部に原動機2を搭載し、同原動機2の後
方にミッションケース3を配設している。
フレーム1の前部に原動機2を搭載し、同原動機2の後
方にミッションケース3を配設している。
【0012】そして、同ミッションケース3と原動機2
とを、連動機構4を介して連動連結し、また、ミッショ
ンケース3の下端には車軸5を介して走行輪6を取付
け、走行可能に構成している。
とを、連動機構4を介して連動連結し、また、ミッショ
ンケース3の下端には車軸5を介して走行輪6を取付
け、走行可能に構成している。
【0013】また、上記ミッションケース3の後側より
後方へ突設した二又状ハンドル支持体7の先端にはハン
ドル8を連設しており、同ハンドル8を作業者が操作す
ることにより、手押し状態で走行可能としている。
後方へ突設した二又状ハンドル支持体7の先端にはハン
ドル8を連設しており、同ハンドル8を作業者が操作す
ることにより、手押し状態で走行可能としている。
【0014】さらに、ミッションケース3の後側にはヒ
ッチ機構9を介して耕耘フレームFを連結し、同耕耘フ
レームFにロータリケース10を介してロータリ部Bを連
結しており、同ロータリ部Bには回動軸11a を介して耕
耘爪11を取付けている。
ッチ機構9を介して耕耘フレームFを連結し、同耕耘フ
レームFにロータリケース10を介してロータリ部Bを連
結しており、同ロータリ部Bには回動軸11a を介して耕
耘爪11を取付けている。
【0015】また、前記した二又状ハンドル支持体7の
二又分岐部近傍に変速案内板12を設けており、同変速案
内板12には走行変速案内溝13と耕耘変速案内溝14とを設
け、走行変速案内溝13に走行変速レバー15側を嵌装し、
耕耘変速案内溝14には耕耘変速レバー16を嵌装すると共
に、両レバー15,16 を上下対向状態に後方へ突設して変
速装置Cを構成している。
二又分岐部近傍に変速案内板12を設けており、同変速案
内板12には走行変速案内溝13と耕耘変速案内溝14とを設
け、走行変速案内溝13に走行変速レバー15側を嵌装し、
耕耘変速案内溝14には耕耘変速レバー16を嵌装すると共
に、両レバー15,16 を上下対向状態に後方へ突設して変
速装置Cを構成している。
【0016】なお、図1中、8aは主クラッチレバー、8b
はサイドクラッチレバー、33はミッションケース3とロ
ータリ部Bとを連動連結する伝動軸、34は尾輪、35は同
尾輪の昇降ハンドルであり、36は排気管、37はバッテリ
である。
はサイドクラッチレバー、33はミッションケース3とロ
ータリ部Bとを連動連結する伝動軸、34は尾輪、35は同
尾輪の昇降ハンドルであり、36は排気管、37はバッテリ
である。
【0017】ここで、図2を参照して、変速装置Cの構
成についてさらに詳述する。
成についてさらに詳述する。
【0018】変速装置Cは、変速案内板12の下方に変速
ケース17を配設し、同ケース17内に走行変速レバー15及
び耕耘変速レバー16の基部を収納すると共に、上記各レ
バー15,16 を走行変速案内溝13と耕耘変速案内溝14とに
それぞれ嵌装して構成している。
ケース17を配設し、同ケース17内に走行変速レバー15及
び耕耘変速レバー16の基部を収納すると共に、上記各レ
バー15,16 を走行変速案内溝13と耕耘変速案内溝14とに
それぞれ嵌装して構成している。
【0019】即ち、走行変速レバー15は手元レバー25に
連設すると共に、基端をミッションケース3内部に設け
た変速機構に連動連結し、そして、変速ケース17内にあ
っては、同レバー15に支持ボール29を設け、同ボール29
を支点取付金27に取付けて、同レバー15の動きを自在と
し、動力耕耘機Aの走行速度を調整している。
連設すると共に、基端をミッションケース3内部に設け
た変速機構に連動連結し、そして、変速ケース17内にあ
っては、同レバー15に支持ボール29を設け、同ボール29
を支点取付金27に取付けて、同レバー15の動きを自在と
し、動力耕耘機Aの走行速度を調整している。
【0020】また、変速ケース17の変速案内板12側には
掛金部18を形成しており、同掛金部18の裏面側には、走
行変速レバー15を摺動しやすくするためのスライド板26
を設けている。
掛金部18を形成しており、同掛金部18の裏面側には、走
行変速レバー15を摺動しやすくするためのスライド板26
を設けている。
【0021】そして、同スライド板26は上記掛金部18に
スプリング24により付勢されている。なお、30は支持ボ
ール29の固定ピンであり、31はゴムカバーである。
スプリング24により付勢されている。なお、30は支持ボ
ール29の固定ピンであり、31はゴムカバーである。
【0022】また、耕耘変速レバー16は、固定部28に取
付けられると共に、耕耘変速フォーク軸32に連設して、
ロータリ部Bの回転速度を切換えて、耕土の細起こし、
荒起こしの切換を可5としている。
付けられると共に、耕耘変速フォーク軸32に連設して、
ロータリ部Bの回転速度を切換えて、耕土の細起こし、
荒起こしの切換を可5としている。
【0023】次に、変速案内板12に設けた走行変速案内
溝13と耕耘変速案内溝14とについて、図3を参照してさ
らに詳述すると、以下の通りである。
溝13と耕耘変速案内溝14とについて、図3を参照してさ
らに詳述すると、以下の通りである。
【0024】走行変速案内溝13は、中央がニュートラル
溝13c で、同ニュートラル溝13c の左上、左下、右下側
位置を各々1、2、3速位置として前進シフト溝13b を
形成し、右上側に後進シフト溝13a を形成しており、同
走行変速案内溝13に沿って走行変速レバー15を摺動移行
させれば、前進3段階及び後進の4段階切換操作が可能
である。
溝13c で、同ニュートラル溝13c の左上、左下、右下側
位置を各々1、2、3速位置として前進シフト溝13b を
形成し、右上側に後進シフト溝13a を形成しており、同
走行変速案内溝13に沿って走行変速レバー15を摺動移行
させれば、前進3段階及び後進の4段階切換操作が可能
である。
【0025】また、耕耘変速案内溝14は、長孔状に形成
されており、中央が中立位置14a で、左右方向に、それ
ぞれ荒起こし位置14b 、細起こし位置14c を配してい
る。そして、同耕耘変速案内溝14に沿って、耕耘変速レ
バー16を摺動移行させれば、ロータリ部Bの耕耘爪11の
回転速度を2段階に変速可能となる。なお、図3中、38
は変速案内板12を取付けるための固定ボルトである。
されており、中央が中立位置14a で、左右方向に、それ
ぞれ荒起こし位置14b 、細起こし位置14c を配してい
る。そして、同耕耘変速案内溝14に沿って、耕耘変速レ
バー16を摺動移行させれば、ロータリ部Bの耕耘爪11の
回転速度を2段階に変速可能となる。なお、図3中、38
は変速案内板12を取付けるための固定ボルトである。
【0026】本実施例における動力耕耘機Aは、上記の
ように構成されており、本考案の要旨となるのは、上記
耕耘変速レバー16に縦長矩形状のバックストッパーSの
基部を嵌合して、同バックストッパーSの上端には、耕
耘変速レバー16が中立位置以外においては上記走行変速
案内溝13の後進シフト溝13a を遮断する凸部19を形成
し、かつ、バックストッパーSの一側面の下側位置S2
と、他側面の中間位置S3との動きを規制する規制部材D
を設けたことにある。
ように構成されており、本考案の要旨となるのは、上記
耕耘変速レバー16に縦長矩形状のバックストッパーSの
基部を嵌合して、同バックストッパーSの上端には、耕
耘変速レバー16が中立位置以外においては上記走行変速
案内溝13の後進シフト溝13a を遮断する凸部19を形成
し、かつ、バックストッパーSの一側面の下側位置S2
と、他側面の中間位置S3との動きを規制する規制部材D
を設けたことにある。
【0027】即ち、図3に示すように、バックストッパ
ーSは、縦長矩形状に形成されており、基部を耕耘変速
レバー16に嵌合すると共に、上端には凸部19を形成し、
かつ、略中央部には凹部20を形成している。そして、同
ストッパーSは変速ケース17の掛金部18に摺動自在に接
するように配設されている。
ーSは、縦長矩形状に形成されており、基部を耕耘変速
レバー16に嵌合すると共に、上端には凸部19を形成し、
かつ、略中央部には凹部20を形成している。そして、同
ストッパーSは変速ケース17の掛金部18に摺動自在に接
するように配設されている。
【0028】また、同バックストッパーSは、図2に示
すように、耕耘変速レバー16との嵌合部S1に押しバネ21
により、変速ケース17の掛金部18に付勢されており、同
押しバネ21は抜け止め材22で保持されている。
すように、耕耘変速レバー16との嵌合部S1に押しバネ21
により、変速ケース17の掛金部18に付勢されており、同
押しバネ21は抜け止め材22で保持されている。
【0029】また、上記掛金部18には、バックストッパ
ーSの動きを規制する規制部材Dを設けており、同規制
部材Dは、バックストッパーSの一側面の下側位置S2に
対応する位置に設けた規制ピンD1と、バックストッパー
Sの他側面の中間位置S3に対応する位置に設けた支点ピ
ンD2とから構成されている。
ーSの動きを規制する規制部材Dを設けており、同規制
部材Dは、バックストッパーSの一側面の下側位置S2に
対応する位置に設けた規制ピンD1と、バックストッパー
Sの他側面の中間位置S3に対応する位置に設けた支点ピ
ンD2とから構成されている。
【0030】このように構成された変速装置Cについ
て、図3を参照して、耕耘変速レバー16及び走行変速レ
バー15の相対的な作動について、バックストッパーSと
の動きに合わせて説明する。
て、図3を参照して、耕耘変速レバー16及び走行変速レ
バー15の相対的な作動について、バックストッパーSと
の動きに合わせて説明する。
【0031】耕耘変速レバー16が中立位置14a にある場
合、同耕耘変速レバー16と嵌合しているバックストッパ
ーSは、図3の一点鎖線で示す位置xにあって、同スト
ッパーSの凸部19は走行変速案内溝13の後進シフト溝13
a よりも右側に位置しており、走行変速レバー15の動き
を何ら規制することがない。
合、同耕耘変速レバー16と嵌合しているバックストッパ
ーSは、図3の一点鎖線で示す位置xにあって、同スト
ッパーSの凸部19は走行変速案内溝13の後進シフト溝13
a よりも右側に位置しており、走行変速レバー15の動き
を何ら規制することがない。
【0032】そして、この状態で、走行変速レバー15を
後進シフト溝13a に摺動移行させると、動力耕耘機Aは
後進するものであるが、このように、動力耕耘機Aを後
進させている際に、耕耘変速レバー16を、例えば、細起
こし位置14c に誤って摺動移行させたとすると、バック
ストッパーSは、図3の実線で示す位置yに移動するこ
とになる。
後進シフト溝13a に摺動移行させると、動力耕耘機Aは
後進するものであるが、このように、動力耕耘機Aを後
進させている際に、耕耘変速レバー16を、例えば、細起
こし位置14c に誤って摺動移行させたとすると、バック
ストッパーSは、図3の実線で示す位置yに移動するこ
とになる。
【0033】このときには、上記した支点ピンD2を支点
として、同ストッパーSの凸部19は左廻りに回動するこ
とになり、同ストッパーSの下端隅部S4が変速ケース17
の下側壁17a に当接してその移動を規制されることにな
る。かかる規制された位置においては、同凸部19は走行
変速案内溝13の後進シフト溝13a に移動しており、かか
る後進シフト溝13a に既に位置している走行変速レバー
15を押圧して、同レバー15をニュートラル溝13c に、強
制的に移動させる。
として、同ストッパーSの凸部19は左廻りに回動するこ
とになり、同ストッパーSの下端隅部S4が変速ケース17
の下側壁17a に当接してその移動を規制されることにな
る。かかる規制された位置においては、同凸部19は走行
変速案内溝13の後進シフト溝13a に移動しており、かか
る後進シフト溝13a に既に位置している走行変速レバー
15を押圧して、同レバー15をニュートラル溝13c に、強
制的に移動させる。
【0034】従って、ロータリ部Bの耕耘爪11が回転す
る代わりに、動力耕耘機Aの後進が停止することにな
り、後進時に回転爪11が回転することがなく、安全であ
り、同回転爪11等を損傷したりすることがない。
る代わりに、動力耕耘機Aの後進が停止することにな
り、後進時に回転爪11が回転することがなく、安全であ
り、同回転爪11等を損傷したりすることがない。
【0035】また、同様に、動力耕耘機Aの後進時に、
誤って耕耘変速レバー16を荒起こし位置14b に位置させ
た場合は、バックストッパーSは規制ピンD1によってそ
の動きを規制される位置、即ち、図3の二点鎖線で示す
位置zに移動することになり、同位置zにおいてもバッ
クストッパーSの凸部19は先の場合と同じく、同走行変
速案内溝13の後進シフト溝13a に移動して、かかる後進
シフト溝13a に既に位置している走行変速レバー15を押
圧して、同レバー15をニュートラル溝13c に、強制的に
移動させることになる。
誤って耕耘変速レバー16を荒起こし位置14b に位置させ
た場合は、バックストッパーSは規制ピンD1によってそ
の動きを規制される位置、即ち、図3の二点鎖線で示す
位置zに移動することになり、同位置zにおいてもバッ
クストッパーSの凸部19は先の場合と同じく、同走行変
速案内溝13の後進シフト溝13a に移動して、かかる後進
シフト溝13a に既に位置している走行変速レバー15を押
圧して、同レバー15をニュートラル溝13c に、強制的に
移動させることになる。
【0036】一方、動力耕耘機Aを前進させながら、耕
耘変速レバー16を耕耘変速案内溝14の荒起こし位置14b
、あるいは細起こし位置14c に位置させて耕耘作業を
行っている際に、誤って、走行変速レバー15を後進シフ
ト溝13a に位置させた場合は、既に、同後進シフト溝13
a を遮断するように位置しているバックストッパーSの
凸部19を、同走行変速レバー15が押圧して、図3におけ
る位置xに同ストッパーSを強制的に移動させることに
なる。
耘変速レバー16を耕耘変速案内溝14の荒起こし位置14b
、あるいは細起こし位置14c に位置させて耕耘作業を
行っている際に、誤って、走行変速レバー15を後進シフ
ト溝13a に位置させた場合は、既に、同後進シフト溝13
a を遮断するように位置しているバックストッパーSの
凸部19を、同走行変速レバー15が押圧して、図3におけ
る位置xに同ストッパーSを強制的に移動させることに
なる。
【0037】従って、同ストッパーSに嵌合している耕
耘変速レバー16も、同ストッパーSに追随して移動する
ことになり、同レバー16は耕耘変速案内溝14中の中立位
置14a に移行し、ロータリ部Bの回転が停止する。
耘変速レバー16も、同ストッパーSに追随して移動する
ことになり、同レバー16は耕耘変速案内溝14中の中立位
置14a に移行し、ロータリ部Bの回転が停止する。
【0038】なお、バックストッパーSに凹部20を形成
したことにより、同バックストッパーSは、耕耘変速レ
バー16が耕耘変速案内溝14おいかなる位置にあっても、
走行変速案内溝13の前進シフト溝13b を遮断することが
ない。
したことにより、同バックストッパーSは、耕耘変速レ
バー16が耕耘変速案内溝14おいかなる位置にあっても、
走行変速案内溝13の前進シフト溝13b を遮断することが
ない。
【0039】このように、変速装置Cの走行変速レバー
15と耕耘変速レバー16とを、バックストッパーSで連動
するように構成したことにより、動力耕耘機Aが後進中
にはロータリ部Bが回転することがく、また、ロータリ
部Bが回転中には、動力耕耘機Aは後進することがな
い。
15と耕耘変速レバー16とを、バックストッパーSで連動
するように構成したことにより、動力耕耘機Aが後進中
にはロータリ部Bが回転することがく、また、ロータリ
部Bが回転中には、動力耕耘機Aは後進することがな
い。
【0040】従って、このような簡単、かつ、安価に製
造可能な構造により、動力耕耘機Aが後進時においては
ロータリ部Bの耕耘爪11の回転を自動的に停止すること
ができるので、作業の安全性を大幅に向上させることが
できる。
造可能な構造により、動力耕耘機Aが後進時においては
ロータリ部Bの耕耘爪11の回転を自動的に停止すること
ができるので、作業の安全性を大幅に向上させることが
できる。
【0041】
【考案の効果】本考案によれば、耕耘変速レバーが中立
位置以外にシフト操作された場合には、バックストッパ
ーは、各規制部材に動きを規制されて、凸部が走行変速
レバーの後進シフト溝を遮断すべく姿勢変更するため
に、同走行変速レバーが後進シフト溝にシフト操作され
ている場合には、凸部が走行変速レバーを後進シフト溝
からシフト動作させて、動力耕耘機は後進することがな
い。そして、走行変速レバーが後進シフト溝にシフト操
作された場合には、バックストッパーは、耕耘変速レバ
ーを中立位置にシフト動作させるべく姿勢変更するため
に、動力耕耘機が後進するものの、ロータリ部は作動し
ない。従って、ロータリ部が作動している際には機体は
後進作動することがなく、また、機体を後進作動させた
際にはロータリ部が作動停止して、事故の発生を未然に
防止することができ、耕耘作業時の安全性を確保するこ
とができて、耕耘作業能率の向上も図れる。
位置以外にシフト操作された場合には、バックストッパ
ーは、各規制部材に動きを規制されて、凸部が走行変速
レバーの後進シフト溝を遮断すべく姿勢変更するため
に、同走行変速レバーが後進シフト溝にシフト操作され
ている場合には、凸部が走行変速レバーを後進シフト溝
からシフト動作させて、動力耕耘機は後進することがな
い。そして、走行変速レバーが後進シフト溝にシフト操
作された場合には、バックストッパーは、耕耘変速レバ
ーを中立位置にシフト動作させるべく姿勢変更するため
に、動力耕耘機が後進するものの、ロータリ部は作動し
ない。従って、ロータリ部が作動している際には機体は
後進作動することがなく、また、機体を後進作動させた
際にはロータリ部が作動停止して、事故の発生を未然に
防止することができ、耕耘作業時の安全性を確保するこ
とができて、耕耘作業能率の向上も図れる。
【0042】しかも、ロータリ部が作動中に、走行変速
レバーを後進シフト溝にシフト操作した際には、バック
ストッパーの凸部によりシフト操作が規制されるが、そ
れにもかかわらず、大きな力で、シフト操作がなされた
場合には、バックストッパーが姿勢変更され、それに連
動して耕耘変速レバーが強制的に中立位置にシフト動作
されて、ロータリ部の作動が停止されるために、安全性
が確保されると共に、大きな力で操作したことに起因す
る変速装置の故障を回避することができ、さらには、変
速装置の構成部材に過剰な強度をもたせる必要もなくな
り、同変速装置の製造コストの低減が図れる。
レバーを後進シフト溝にシフト操作した際には、バック
ストッパーの凸部によりシフト操作が規制されるが、そ
れにもかかわらず、大きな力で、シフト操作がなされた
場合には、バックストッパーが姿勢変更され、それに連
動して耕耘変速レバーが強制的に中立位置にシフト動作
されて、ロータリ部の作動が停止されるために、安全性
が確保されると共に、大きな力で操作したことに起因す
る変速装置の故障を回避することができ、さらには、変
速装置の構成部材に過剰な強度をもたせる必要もなくな
り、同変速装置の製造コストの低減が図れる。
【図1】本考案に係る変速装置を具備する動力耕耘機の
全体側面図。
全体側面図。
【図2】同変速装置を示す断面側面図。
【図3】同変速装置の要部を示す平面図。
13a 後進シフト溝 14 耕耘変速案内溝 15 走行変速レバー 16 耕耘変速レバー 19 凸部 D 規制部材 S バックストッパー S2 下側位置 S3 中間位置
Claims (1)
- 【請求項1】 機体の前後進変速を行う走行変速レバー
(15)と、同機体に連結したロータリ(B)の耕耘変
速を行う耕耘変速レバー(16)とを、上下に対向状態
に設けた動力耕耘機の変速装置において、 上記耕耘変速レバー(16)に縦長矩形のバックストッ
パー(S)の基部を嵌合して、同バックストッパー
(S)の上部側面凸部(19)を形成し、かつ、バック
ストッパー(S)の凸部(19)を形成した一側面の下
側位置(S2)の近傍に、同下側位置(S2)の動きを
規制する規制部材と、バックストッパー(S)の他側面
の中間位置(S3)の近傍に、同中間位置(S3)の動
きを規制する規制部材とを設けて、 耕耘変速レバー(16)が中立位置以外にシフト操作さ
れた場合には、バックストッパー(S)は、各規制部材
に動きを規制されて、上記凸部(19)が走行変速レバ
ー(15)の後進シフト溝(13a)を遮断すべく姿勢
変更すると共に、 走行変速レバー(15)が後進シフト溝(13a)にシ
フト操作された場合には、バックストッパー(S)は、
耕耘変速レバー(16)を中立位置にシフト動作させる
べく姿勢変更するように構成した ことを特徴とする動力
耕耘機の変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992056897U JP2571768Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 動力耕耘機の変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992056897U JP2571768Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 動力耕耘機の変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664402U JPH0664402U (ja) | 1994-09-13 |
JP2571768Y2 true JP2571768Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=13040242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992056897U Expired - Lifetime JP2571768Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 動力耕耘機の変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571768Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4555278B2 (ja) * | 2006-12-19 | 2010-09-29 | ヤンマー株式会社 | 管理機 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS503803A (ja) * | 1973-05-15 | 1975-01-16 | ||
JPS58141935A (ja) * | 1982-02-17 | 1983-08-23 | Kubota Ltd | 耕耘機の牽制機構 |
JPH0210381Y2 (ja) * | 1985-07-30 | 1990-03-14 | ||
JPS63137036U (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-08 |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP1992056897U patent/JP2571768Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0664402U (ja) | 1994-09-13 |
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