JP2571590Y2 - けらば役物固定構造 - Google Patents

けらば役物固定構造

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JP2571590Y2
JP2571590Y2 JP2745392U JP2745392U JP2571590Y2 JP 2571590 Y2 JP2571590 Y2 JP 2571590Y2 JP 2745392 U JP2745392 U JP 2745392U JP 2745392 U JP2745392 U JP 2745392U JP 2571590 Y2 JP2571590 Y2 JP 2571590Y2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、切妻屋根を有する建物
のけらばに取付られるけらば役物の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のけらば役物固定構造として、図6
に示すようなものが周知であり、以下簡単に説明する。
すなわち、破風板8 外面の上端部に軒棟方向に沿って捨
材14を横設し、けらば役物1 の破風側側部1bから捨材14
を貫通するように釘等の固定手段2 を脳天打ちし、けら
ば役物1 を建物のけらばに固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、捨材14には防水加工が施されておらず腐食する
可能性があり、かかる場合には釘等の固定手段2 が遊挿
状態となり、けらば役物1 が脱落する危険性があった。
また、破風板8 の上端部が建物の外方向に突出している
こともあり、かかる場合には捨材14の固定が困難であ
り、けらば役物1 の施工上の問題が生じていた。さら
に、施工後においては、けらば役物1 の破風側側部1bが
破風板8 から遊離してけらば役物1 が極めて不安定な状
態となり、破風板8 外面からの吹き上げ風等によってけ
らば役物が揺動することがあった。
【0004】本考案は、上述の様な実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、けらば役物1 の脱
落危険性を解消し、また、破風構造に関わらず容易に施
工可能なけらば役物固定構造を提供するにある。また本
考案は、破風板8 上端部が建物の外方向に突出している
際にも、容易に施工でき、且つ、けらば役物1 の風等に
よる揺動を抑止できるけらば役物固定構造を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の様な課題を解決す
るため、本考案は次の様な技術的手段を講じた。すなわ
ち、本考案は、切妻屋根を有する建物の屋根面に対面す
る屋根側側部と、前記建物の破風面に対面する破風側側
部と、前記2つの側部をつなげる継部とを有するけらば
役物を前記建物のけらばに固定する構造において、前記
建物の破風面に立設された破風板上端面上に固設された
受金具と、該受金具を覆うように配設された前記けらば
役物と、該けらば役物を固定するために前記けらば役物
の継部から脳天打ちされる固定手段とを有し、前記受金
具には前記固定手段の打ち込みを受け止める支持部を備
えていることを特徴としている。
【0006】また、本考案は、支持部を備えた受金具
は、破風面に対面し且つけらば役物の破風側側部下端ま
で延設された係止部を備え、前記係止部は前記支持部と
連結しており、前記係止部の下縁端部は前記けらば役物
の破風側側部下端部を係止するように形成されているこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】けらば役物1 は建物のけらばに配設されてい
る。このけらば役物1 の内側には受金具3 が建物に対し
て固設されており、けらば役物1 の継部1cより脳天打ち
された固定手段2 を支持部3bで支持している。また、受
金具3 の支持部3bより破風面に対面するように延設され
た係止部3dは、けらば役物1 の破風側側部1b下端面を係
止している。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図3は本考案の第1実施例を示し、従来例と
同様の構成については同符号を付す。図1に示すよう
に、けらば役物1 は固定手段2 を介して建物の破風面に
立設された破風板8 上端面上に固設された受金具3 に固
定されている。
【0009】前記けらば役物1 は建物の屋根面に対面す
る屋根側側部1aと、破風面に対面する破風側側部1bと、
前記2つの側部をつなげる継部1cとを有しており、図3
に示す如く、該継部1cの適当な位置に固定手段2 打ち込
み用の穴4 が穿設されている。該穴4 の径は、固定手段
2 を打ち込み易いように、固定手段2 の径と略同じとさ
れている。
【0010】前記固定手段2 は細長のビス体であり、打
ち込みが容易となるように先端が尖らせてある。前記建
物は、屋根面に野地板5 を配設し、該野地板5 の上面に
ルーフィング6が敷設され、このルーフィング6 の上面
に瓦材7 が載置されており、破風面には破風板8 が立設
されている。また、野地板5 と破風板8 とに面接するよ
うに方形状の垂木9 が軒棟方向に沿って横設されてい
る。さらに、屋根面の妻側縁端部には、捨板水切10がル
ーフィング6 と瓦材7 との間に位置するように設けられ
ている。また、捨板水切10と瓦材7 との隙間には上部か
らコーキング15が充填されている。
【0011】前記受金具3 は、断面略J字状を呈するよ
うに板状鋼材を折曲して成形されており、屋根面と対面
する固定部3aと、固定手段2 の打ち込み方向と直交する
面を持つ支持部3bと、支持部3bの下側縁端部から折り返
すように折曲された爪部3cとを備えている。さらに、図
2に示す如く、固定部3aには固定釘13打ち込み用の穴11
が長手方向に沿って適当な間隔で穿設されており、支持
部3bには固定手段2 打ち込み用の長孔12が支持部3bの長
手方向(建物の軒棟方向)に沿って適当な間隔で設けら
れており、該長孔12は、バカ孔とならないように、固定
手段2 の径よりも少し幅狭とされている。
【0012】この受金具3 はルーフィング6 の上側で、
且つ、爪部3cが破風板8 上端面に対向するように設置さ
れており、固定釘13を固定部3aの穴11より打ち込むこと
で、受金具3 は建物のけらばに固設されている。なお、
固定釘13はルーフィング6 、野地板5 を貫通し、垂木9
まで打ち込まれている。このように固設された受金具3
を覆うようにけらば役物1 が配設されており、けらば役
物1 の継部1cに穿設された固定手段打ち込み用穴4 より
固定手段2 が脳天打ちされ、固定手段2 は受金具3 の支
持部3bに設けられた長孔12を貫通し、垂木9 にまで打ち
込まれている。この際、長孔12が軒棟方向に長くなるよ
うに設けられているので、固定手段2 の軒棟方向の打ち
込み位置を自由に選択できる。
【0013】上記第1実施例によれば、従来の建物のけ
らば構造は全くそのままで、けらば役物を容易に固定で
きる。また、受金具3 の爪部3cは、固定手段2 を受金具
3 の長孔12に打ち込む際に支持部3bを抑制し、受金具3
の変形を防止する。さらに、固定手段2 は受金具3 を貫
通して垂木9 まで打ち込まれているので、従来よりも強
固に固定することができる。
【0014】図4、図5に示すものは本考案の第2実施
例であり、以下第1実施例と同様の構成・作用効果につ
いては同符号を付し、説明を省略する。前記受金具3 に
は破風板8 と対面し、且つ、支持部3bの下縁端部からけ
らば役物1 の破風側側部1b下端まで延設された係止部3d
が設けられている。この係止部3dの下端は、けらば役物
1 の破風側側部1b下端面を係止するように折曲成形され
ている。
【0015】上記第2実施例によれば、破風板8 上端部
が建物の外方向に突出している場合に、配設されたけら
ば役物1 の破風側側部1bが遊離状態となっている際に、
前記係止部3dによって前記破風側側部1bを係止し、けら
ば役物1 の揺動を抑止できる。本考案は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、固定手段打ち込み用穴
4 又は長孔12はなくてもよく、固定手段2 が垂木9 まで
打ち込まれていることを要しない。
【0016】
【効果】本考案にかかるけらば役物固定構造によれば、
受金具3 を建物の破風面に立設された破風板8 上端面上
に固設し、該受金具3 を覆うようにけらば役物1 を配設
し、該けらば役物1 を固定手段2 を介して受金具3 によ
り固定しているので、受金具3 まで雨水等が浸入せず、
受金具3 の防錆となって耐久性が向上し、けらば役物1
が脱落する危険性がなくなる。また、固定手段2 をけら
ば役物1 の継部1cから破風板8 上端面に固設された受金
具3 に対して打ち込むので、破風構造に関わりなく容易
に施工可能であり、また、けらば役物1 の屋根側側部1a
に固定手段2 を打ち込んだ場合と比して、雨水等の打ち
込み位置からの浸入が少なく、さらに、けらば役物1 の
破風側側部1bに固定手段2 を打ち込む場合と比して、屋
根上での作業性を向上することができる。
【0017】また、受金具3 はけらば役物1 の破風側側
部1b下端面を係止するように形成された係止部3dを備え
ているので、破風構造によりけらば役物1 の破風側側部
1bが遊離状態となる場合であっても、係止部3dによって
けらば役物1 の破風側側部1bを支持するので、風等によ
るけらば役物1 の揺動を抑止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の断面図である。
【図2】同実施例において使用する受金具の斜視図であ
る。
【図3】同実施例の一部破断斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例の断面図である。
【図5】同実施例において使用する受金具の斜視図であ
る。
【図6】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 けらば役物 1a 屋根側側部 1b 破風側側部 1c 継部 2 固定手段 3 受金具 3b 支持部 3d 係止部 8 破風板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切妻屋根を有する建物の屋根面に対面す
    る屋根側側部(1a)と、前記建物の破風面に対面する破風
    側側部(1b)と、前記2つの側部をつなげる継部(1c)とを
    有するけらば役物(1) を前記建物のけらばに固定する構
    造において、前記建物の破風面に立設された破風板(8)
    上端面上に固設された受金具(3) と、該受金具(3) を覆
    うように配設された前記けらば役物(1) と、該けらば役
    物を固定するために前記けらば役物(1) の継部(1c)から
    脳天打ちされる固定手段(2) とを有し、前記受金具(3)
    には前記固定手段(2) の打ち込みを受け止める支持部(3
    b)を備えていることを特徴とするけらば役物固定構造。
  2. 【請求項2】 支持部(3b)を備えた受金具(3) は、破風
    面に対面し且つけらば役物(1) の破風側側部(1b)下端ま
    で延設された係止部(3d)を備え、前記係止部(3d)は前記
    支持部(3b)と連結しており、前記係止部(3d)の下縁端部
    は前記けらば役物(1) の破風側側部(1b)下端部を係止す
    るように形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のけらば役物固定構造。
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