JP3299727B2 - 軒補強金具、軒構造及び軒の形成方法 - Google Patents

軒補強金具、軒構造及び軒の形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、木造建物におけ
る軒を支持する軒補強金具、この軒補強金具を用いた軒
構造、および木造建物の軒の形成方に関する。
【0002】
【従来の技術】木造建物等においては、一般に屋根は外
壁面より外側に張り出すように設けられ、軒を形成して
いる。このような軒は、雨が外壁に直接当たることによ
る耐久性の低下や外壁面の汚れを防止している。また、
開口がある部分では雨水が直接開口部に当たるのを防止
する他、陽射しを制御する役目をも有する。
【0003】木造の建物では、一般に屋根は母屋や軒げ
たの上に垂木を設け、野地板を打ち付けてその上に屋根
材が葺かれる。そして、垂木を外壁面から張り出すよう
に設けることによって軒が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記軒部分の
垂木を外壁面より建物の内側まで連続するように設ける
ことができる部分では、垂木を張り出すように支持して
も軒先が垂れ下がることは少ないが、垂木を外壁面より
内側に連続する部材とすることができない場合には、こ
の垂木で軒の重量を支持することが難しい。つまり、一
階部分と二階部分との外壁面とが同じ位置にあると、垂
木は外壁面で切断された状態にしなければならず、軒の
付根部分に作用する大きな曲げモーメントに抵抗するた
めの手段が必要となる。そして、これが充分でないと軒
が年月を経るにしたがって垂れ下がる等の問題が生じ
る。また、軒を支持するための構造を設けるために軒裏
のおさまりが悪くなったり、軒を形成するのに多くの手
間を要することも多い。
【0005】本願発明は、上記のような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的は、軒を強固に支持し、
垂れ下がるのを防止するとともに、簡単な作業でおさま
り良く軒を形成することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、 木造建物の構造部材の
鉛直面に当接され固定される鉛直部材と、 前記鉛直部
材の上部に一端が回動可能に連結され、前記木造建物の
壁面から張り出す軒の垂木に固定される斜部材と、 前
記斜部材に一端が連結され、他端が前記鉛直材の下部に
連結される水平部材とを有し、 前記水平部材と前記斜
部材との連結位置は、あらかじめ定められた複数の位置
で変更可能となっており、 前記鉛直部材には、前記水
平部材と斜部材との各連結位置について、前記水平部材
が水平に支持されるように該水平部材と接合する接合手
段が設けられている軒補強金具を提供する。
【0007】このような軒補強金具では、鉛直部材が建
物の構造部材の鉛直面に固定されるとともに、斜部材が
軒の垂木に固定され、水平部材によって鉛直部材と斜部
材との間の角度が固定されるので、垂木は所定の位置に
強固に支持される。そして、水平部材が水平に配置され
るので軒裏のおさまりがよく、外観を良好なものとする
ことができる。
【0008】また、水平部材と斜部材との連結位置は変
更可能となっているので、斜部材と鉛直部材との角度を
変え、異なる勾配の軒に対応することができる。そし
て、この連結位置は、例えば、一般に多く用いられる屋
根の勾配、すなわち、4寸勾配(水平方向に10の長さ
に対して、鉛直方向に4の高さ変化を有する勾配)、5
寸勾配、6寸勾配に対応した位置に設定しておくことに
よってほとんどの屋根に使用が可能となる。
【0009】なお、上記水平部材と鉛直部材とを接合す
る接合手段は、鉛直部材に設けられた貫通孔を含むもの
とし、この貫通孔に挿通したボルトで水平部材を固定す
るものであってもよいし、水平部材の端部が係止される
突起でもよい。また、水平部材と鉛直部材との相対位置
を固定し、水平部材の軸方向力を鉛直部材に伝達できる
ものであれば、様々な形態のものを採用することができ
る。
【0010】一方、水平部材と斜部材とを連結する構造
も様々な構造を採用することができ、例えば、請求項2
に記載のように、斜部材に軸線方向の長孔を設け、この
長孔の拡張部に水平部材に取り付けられたボルト又は突
起を係合させる構造とすることができる。また、この他
に斜部材に複数の突起を設けておき、水平部材はこれら
のうちの一つを選択して係止させる構造等を採用するこ
とができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の軒補強金具において、 前記斜部材と前
記水平部材と、及び前記鉛直部材と水平部材とは、着脱
可能となっているものとする。このように構成すること
により、取り扱いが容易となり、鉛直部材を構造部材に
取り付ける作業が効率良く行われる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の軒補強金具において、 前記鉛直部材の構造部材に当
接される取り付け面の上部から、該取り付け面と垂直に
立ち上げられ、柱又は間柱の側面に当接される舌片を有
するものとする。
【0013】このような軒補強金具では、上記舌片を用
いて鉛直部材の上部を構造部材に強固に固定することが
できる。つまり、鉛直部材の上部は斜部材と回動可能に
接合されるため、この接合部によって、建物の外壁面と
平行な鉛直面にビス等をねじ込むのが難しくなるが、上
記舌片によって柱又は間柱等の側面にビス・釘等を用い
て鉛直部材の上部が固定される。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の軒補強金具において、 前記斜部材の先端部付近に、
固定される前の前記垂木を仮支持する受金具を有するも
のとする。
【0015】このような軒補強金具では、構造部材の所
定位置にこの軒補強金具を取り付けた後、垂木の軒先側
を上記受金具によって仮支持することができ、例えば、
垂木の一端が軒の付根部で構造部材に突き当てるように
取り付けられる場合にも、安定した状態で垂木を構造部
材に固定することができる。したがって、作業効率の向
上を図ることが可能となる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の軒補強金具において、 前記水平部材には、軒天井の
野縁を吊支持する吊材が接合される吊材接合部が設けら
れているものとする。
【0017】この軒補強金具では、水平部材に軒天井の
野縁を吊支持するための吊材を容易に接合することがで
き、軒天井をしっかりと支持する構造を簡単な作業で構
築することができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、 請求項1から
請求項6までのいずれかに記載の軒補強金具の鉛直部材
が木造建物の柱、間柱又は横架材に当接、固定され、
前記軒補強金具の斜部材が垂木に固定され、 該垂木の
一端は、柱、間柱又は横架材の鉛直面に突き当てて固定
されている軒構造を提供するものである。
【0019】このような軒構造では、軒部分の垂木の上
端が構造部材の鉛直面に突き当たるようにして固定され
るので、例えば一階と二階の外壁面が同じ位置にあっ
て、垂木を外壁面より内側に連続させることができない
部分においても、一階と二階との間に軒を設けることが
可能となる。そして、軒補強金具によって垂木がしっか
りと支持され、年月が経ても軒先が垂れ下がるような事
態が防止される。
【0020】請求項8に記載の発明は、 互いに一端が
回動可能に連結された二つの金属部材のうち、連結部を
上にして第1の部材を木造建物の構造部材の鉛直面に当
接、固定し、 前記二つの金属部材の第2の部材を斜め
に支持し、前記鉛直面に固定された第1の部材との間に
水平部材を架け渡して、該第2の部材を所定の角度に固
定し、 該第2の部材によって垂木の軒先側を仮支持さ
せて、該垂木の建物側の端部を固定し、 前記垂木と前
記第2の部材とを固着する工程を含む軒の形成方法を提
供するものである。
【0021】このような軒の形成方法では、回動可能に
連結された二つの金属部材のうちの第1の部材を固定し
た後、第2の部材を水平部材で支えて所定の角度に設定
することができる。したがって、軒を支持する金属部材
を取り付ける作業を効率よく行なうことが可能となる。
また、垂木を外壁面より内側に連続させることができな
い場合等、固定前の垂木の支持が不安定となり易いとき
も、所定の角度に固定した上記第2の部材に垂木の軒先
側を仮支持させることができるので、垂木を安定した状
態で固定することが可能となる。そして、斜部材が垂木
に固着されることによって垂木が垂れ下がったりしない
ように強固に支持される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1は、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6に記載
の発明の一実施形態である軒補強金具を用いた軒構造を
示す部分断面図である。また、図2は、上記軒補強金具
及び軒構造の主要部の側面図及び平面図である。なお、
この軒構造は請求項7に記載の発明の一実施形態であ
る。
【0023】この軒は、木造住宅の一階部分10の外壁
面と二階部分20の外壁面とが同一立面上に形成された
側面において、一階部分10と二階部分20との間に張
り出すように設けられたものであり、この軒の構造は、
建物の構造部材の外側面から斜め下方に張り出すように
垂木21が設けられ、この垂木21を軒補強金具1で支
持するものである。そして、垂木21の上面には野地板
22が取り付けられ、さらにその上に屋根材(図示しな
い)が敷設されている。また、垂木21の先端には鼻隠
し23が設けられ、この鼻隠し23と一階部分の外壁面
との間には、水平に軒天井24が設けられている。
【0024】上記垂木21は上端が胴差し27の上に立
設された二階部分の柱28又は間柱29の側面に突き当
てるようにして接合され、斜め下方に所定の角度で張り
出すように支持されている。上記軒補強金具1は、胴差
し27の側面に当接して固定された鉛直部材11と、こ
の鉛直部材11の上部と回動可能に接合され、上記垂木
21に沿って配置される斜部材12と、斜部材12と鉛
直部材11とに両端部がそれぞれ連結された水平部材1
3とによって主要部が構成されている。
【0025】上記鉛直部材11は、L型断面の鋼材で形
成されており、ボルト14により胴差し27に締め付け
固定される。また、上端部には、胴差し27との接合面
から垂直に突き出した舌片15を有し、この舌片15を
二階部分の柱28又は間柱29の側面に当接してビス又
は釘等により固定されている。
【0026】上記斜部材12は、上端部が回動ピン16
を介して鉛直部材11と接合されるとともにL型断面を
形成する一方の外側面が垂木21の側面に当接され、ビ
ス又は釘等によって固着されている。また、L型断面の
鉛直部分には、図2に示すように、部材の軸線方向の長
孔12aが設けられ、上記水平部材13の一端に係止さ
れたボルト17がこの長孔12aに挿通され、長孔内で
該ボルト17が移動可能となっている。そして、上記長
孔12aには上方に開口が拡張された部分12bが3ケ
所設けられており、この拡張部に上記ボルト17を係止
して、斜部材12と水平部材13との連結位置が定めら
れる。
【0027】上記3ケ所の拡張部12bは、それぞれ斜
部材13の傾斜角と対応しており、上側から順次第1の
拡張部が4寸勾配、第2の拡張部が5寸勾配、第3の拡
張部が6寸勾配に対応する。つまり、図2に示すよう
に、水平部材13に取り付けられたボルト17の係止位
置を上記複数の拡張部間で変更するとともに、該水平部
材13をほぼ水平に維持して鉛直部材11と接合するこ
とにより、斜部材12の傾斜角が変更される。したがっ
て、上記ボルト17を係止する拡張部12bを選択する
ことにより、軒の勾配に対応させることが可能となるも
のである。
【0028】上記水平部材13の下面には野縁25を吊
支持する吊材26を接合するための、吊材取り付け金具
18(吊材接合部)が設けられており、木製の吊材26
がビス又は釘等によって接合されている。なお、上記吊
材は金属からなる部材でもよく、このような場合には、
上記吊材取り付け金具は吊材の形態に対応した形状及び
寸法に設計される。
【0029】軒天井24は、上記吊材26によって吊支
持された野縁25の下面に、ほぼ水平に取り付けられ、
軒先に支持された鼻隠し23と一階部分の外壁面との間
に設けられて、下から見上げたときの軒裏の体裁を良好
なものとしている。
【0030】次に上記軒構造を形成する方法の一例につ
いて説明する。なお、この方法は請求項8に記載の発明
の一実施形態である。まず、軒補強金具1の鉛直部材1
1をボルト又はビスによって胴差し27の所定位置に固
定する。また、上端部に設けられた舌片15を二階部分
の柱28又は間柱29の側面に当接し、ビスで固定す
る。このとき、水平部材13は斜部材12及び鉛直部材
11から取りはずした状態にしておくことができ、取り
付け位置やその他現場の状況に応じて作業性が良好とな
るように対応することができる。そして、斜部材12と
回動可能に連結された鉛直部材11が固定されると、水
平部材13を斜部材12及び鉛直部材11と連結し、斜
部材12を所定の傾斜角で固定する。
【0031】このような作業により、図3に示すよう
に、胴差し27に沿って複数の軒補強金具1を所定の間
隔で取り付ける。次に垂木21を各軒補強金具1の斜部
材12に沿って配置する。斜部材12の先端付近には、
図4に示すように、垂木21を下側から受けて仮支持す
る受金具19が設けられており、垂木21の軒先側を上
記受金具19上に載置するとともに、上端面を二階部分
の柱28又は間柱29に突き当てる。なお、このとき斜
部材12と水平部材13とを連結するボルト17の一部
が斜部材12の垂木21との当接面より突出している
が、垂木21の対応する位置に切り欠き21aを設け
て、斜部材12の当接面を垂木21の側面にぴったりと
接触させる。そして、垂木21の上端部を釘又はビス等
で固定する。その後、ビス又は釘等により、斜部材12
を垂木21に固定し、垂木21を強固に支持する。
【0032】上記のように固定された複数の垂木21の
上には架け渡すように野地板22が設けられ、その上に
屋根材が葺かれる。また、垂木21の先端には、複数の
垂木21の先端を連結するように鼻隠し23が取り付け
られる。一方、水平部材13に吊材26を接合し、この
吊材26を介して野縁25を支持する。そして、この野
縁25に天井材を取り付けて軒天井24が形成される。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、本願発明に係る
軒補強金具は、建物の構造部材及び軒部分の垂木に強固
に取り付けられ、軒を支持して年月を経たときにも軒が
垂れ下がったりしないように支持することができる。ま
た、効率よく軒を構築することができ、軒下の外観も良
好となるように仕上げることが可能となる。さらに、斜
部材の傾斜角が可変となっており、異なる勾配の軒に対
応することもできる。また、本願発明に係る軒構造で
は、軒部分の垂木が外壁面より内側に連続して配置され
ていなくても強固に支持され、軒先が垂れ下がるのが防
止される。さらに、本願発明に係る軒の形成方法では、
軒部分の垂木を外壁面より建物の内側に連続させて配置
することができない場合にも、固定前の垂木を安定して
支持し、効率よく軒を形成することができる。また、形
成される軒構造は、軒先が垂れ下がったりしない強固な
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
求項5又は請求項6に記載の発明の一実施形態である軒
補強金具を用いた軒構造を示す部分断面図である。
【図2】図1に示す軒構造の主要部を示す側面図及び平
面図である。
【図3】図2に示す軒補強金具の取り付け状態を示す概
略斜視図である。
【図4】図2に示す軒補強金具が備える受金具を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1 軒補強金具 10 木造住宅の一階部分 11 鉛直部材 12 斜部材 13 水平部材 14 ボルト 15 舌片 16 回動ピン 17 ボルト 18 吊材取り付け金具 19 受金具 20 木造住宅の二階部分 21 垂木 22 野地板 23 鼻隠し 24 軒天井 25 野縁 26 吊材 27 胴差し 28 二階部分の柱 29 間柱

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造建物の構造部材の鉛直面に当接さ
    れ固定される鉛直部材と、 前記鉛直部材の上部に一端が回動可能に連結され、前記
    木造建物の壁面から張り出す軒の垂木に固定される斜部
    材と、 前記斜部材に一端が連結され、他端が前記鉛直材の下部
    に連結される水平部材とを有し、 前記水平部材と前記斜部材との連結位置は、あらかじめ
    定められた複数の位置で変更可能となっており、 前記鉛直部材には、前記水平部材と斜部材との各連結位
    置について、前記水平部材が水平に支持されるように該
    水平部材と接合する接合手段が設けられていることを特
    徴とする軒補強金具。
  2. 【請求項2】 前記斜部材に軸線方向の長孔が設けら
    れ、この長孔は該斜材の上方に向かって複数の拡張部を
    有しており、 前記水平部材に取り付けられたボルト又は突起が前記長
    孔に挿通されて、前記斜部材と前記水平部材とが連結さ
    れ、 前記拡張部を選択して前記ボルト又は突起を係合するこ
    とにより、該斜部材と該水平部材との連結位置が定めら
    れるものであることを特徴とする請求項1に記載の軒補
    強金具。
  3. 【請求項3】 前記斜部材と前記水平部材と、及び前
    記鉛直部材と水平部材とは、着脱可能となっていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の軒補強金
    具。
  4. 【請求項4】 前記鉛直部材の構造部材に当接される
    取り付け面の上部から、該取り付け面と垂直に立ち上げ
    られ、柱又は間柱の側面に当接される舌片を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の軒補強金具。
  5. 【請求項5】 前記斜部材の先端部付近に、固定され
    る前の前記垂木を仮支持する受金具を有することを特徴
    とする請求項1に記載の軒補強金具。
  6. 【請求項6】 前記水平部材には、軒天井の野縁を吊
    支持する吊材が接合される吊材接合部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の軒補強金具。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか
    に記載の軒補強金具の鉛直部材が木造建物の柱、間柱又
    は横架材に当接、固定され、 前記軒補強金具の斜部材が垂木に固定され、 該垂木の一端は、柱、間柱又は横架材の鉛直面に突き当
    てて固定されていることを特徴とする軒構造。
  8. 【請求項8】 互いに一端が回動可能に連結された二
    つの金属部材のうち、連結部を上にして第1の部材を木
    造建物の構造部材の鉛直面に当接、固定し、 前記二つの金属部材の第2の部材を斜めに支持し、前記
    鉛直面に固定された第1の部材との間に水平部材を架け
    渡して、該第2の部材を所定の角度に固定し、 該第2の部材によって垂木の軒先側を仮支持させて、該
    垂木の建物側の端部を固定し、 前記垂木と前記第2の部材とを固着する工程を含むこと
    を特徴とする軒形成方法。
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