JP2570203Y2 - 作業車のエンジン吸気構造 - Google Patents

作業車のエンジン吸気構造

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JP2570203Y2
JP2570203Y2 JP2508393U JP2508393U JP2570203Y2 JP 2570203 Y2 JP2570203 Y2 JP 2570203Y2 JP 2508393 U JP2508393 U JP 2508393U JP 2508393 U JP2508393 U JP 2508393U JP 2570203 Y2 JP2570203 Y2 JP 2570203Y2
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intake
support
wall
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正弘 石崎
明 田中
謙三 古賀
基毅 砂田
義彦 花田
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Kubota Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建設用の運搬車や農用ト
ラクタ等の作業車において、エンジン用のエアクリーナ
への吸気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】作業車の一例である運搬車においては、
例えば特開平3−197235号公報に開示されている
ように、エンジンを収容するボンネット内や、バッテリ
ーを覆うボンネット内にエンジン用のエアクリーナを配
置して、このボンネット内の空気をエアクリーナに吸引
するように構成しているものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前述のようなボンネッ
ト内は、浮遊するゴミ等が少なくこの面では好ましいの
であるが、逆にボンネット内の空気は温度が高くなって
いるので、エンジンの空気の充填効率の面から改善の余
地がある。
【0004】そこで、例えば図7に示すようにボンネッ
ト5の角部において、断面コ字状の支持部30をボンネ
ット5の一方の壁部5aの内面に、他方の壁部5bにま
でつなげて固定する。そして、エアクリーナ(図外)か
らの吸気ホース18の端部18aを、一方の壁部5aに
対して略直交する姿勢で支持部30に接続し、他方の壁
部5bに開孔5cを形成した構造が提案されている。こ
れにより、ボンネット5内の空気が支持部30の吸気口
30aから支持部30内を通り、吸気ホース18に入る
のであり、温度の低い外気が開孔5cから支持部30内
を通り、吸気ホース18内に入るのである。
【0005】図7に示す構成では、温度の低い外気をボ
ンネット5内の空気と混合させているので、吸気ホース
18に入る空気の温度を抑えることができるのである
が、ボンネット5外のゴミや水等が開孔5cから支持部
30内に入り込んでくると、このゴミや水等がそのまま
吸気ホース18に入り込んでしまうおそれがあり、さら
に改善の余地がある。本考案はエアクリーナへの吸気ホ
ースに入る空気の温度を抑えながら、ゴミや水等が吸気
ホースに入り込むのも防止できるように構成することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は以上のよ
うな作業車のエンジン吸気構造において、次のように構
成することにある。つまり、一対の壁部が接続されるボ
ンネットの角部において、エアクリーナからの吸気ホー
ス支持用の支持部を、一方の壁部の内面に他方の壁部か
ら所定間隔を置いて備え、支持部における他方の壁部側
の部分に吸気口を形成し、支持部の吸気口に対向する他
方の壁部の部分に、外気をボンネット内に入れる吸気部
を備えると共に、支持部が備えられる一方の壁部に対し
て略直交する姿勢で、吸気ホースの端部を支持部に接続
してある。
【0007】
【作用】本考案のように構成すると例えば図6及び図4
に示すように、ボンネット5の壁部5bの吸気部5cか
らボンネット5内に入り込んだ外気は、そのまま真っ直
ぐ進んで、吸気部5cに対向する支持部17の吸気口1
7aから支持部17内に入り込み、略直角に向きを変え
て吸気ホース18に入り込むことになる。
【0008】この場合、吸気部5cからボンネット5内
に入り込んだ温度の低い外気は、そのほとんどが吸気口
17aから支持部17及び吸気ホース18に入り込むこ
とになり、ボンネット5内の温度の高い空気は支持部1
7内にあまり入り込めない状態となる。これによって、
エアクリーナ16への吸気ホース18に入る空気の温度
を充分に抑えることができる。
【0009】そして、壁部5bの吸気部5cから外気
が、ゴミや水等を伴ってボンネット5内に入り込んでき
たとする。この場合、例えば図6及び図4に示すように
吸気部5cと支持部17の吸気口17aとが所定間隔L
を置いて離れているので、外気が吸気部5cから吸気口
17aに達するまでに、ゴミ等が吸気口17a以外の部
分に拡散するのであり、水等が所定間隔Lの間で下方に
落ちる。又、拡散したりしなかったゴミや水等が支持部
17の吸気口17aに入り込んでも、外気が支持部17
内で略直角に曲がりながら吸気ホース18に入るので、
この曲がる際にゴミや水等が支持部17内に落ち込むこ
とになり、吸気ホース18内にゴミや水等が入り込むこ
とは少ない。
【0010】さらに、支持部17はエアクリーナ16か
らの吸気ホース18の端部18aをボンネット5に支持
する機能も持つことになるので、この支持部17を吸気
ホース18の端部18aの支持部材に兼用でき、この吸
気ホース18の端部18aの支持専用の部材を省略する
ことができる。
【0011】
【考案の効果】以上のようにして、吸気ホースの端部の
支持部及びボンネットの吸気部の位置に工夫を施すこと
により、吸気ホースに入る空気の温度を抑えながら、同
時にゴミや水等が吸気ホースに入り込むのも防止できる
ようになり、空気の充填効率の向上によるエンジンの出
力向上、及びエアクリーナの長寿命化を図ることができ
た。又、支持部を吸気ホースの端部の支持部材に兼用す
ることにより、吸気ホースの端部の支持専用の部材を省
略することができるので、構造の簡素化及び生産コスト
の低減の面で有利である。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すようにゴムクローラ式の左右一対の走
行装置1で支持された機体2に、運転部6と油圧シリン
ダ3により昇降操作される荷台4とを備えて、作業車の
一例である運搬車を構成している。
【0013】運転部6は、エンジン7及び走行用のミッ
ション8をボンネット5で覆い、ボンネット5の上部に
運転席9を備え、運転席9と荷台4との間に操縦ボック
ス10を備えて構成されている。図2及び図1に示すよ
うに操縦ボックス10には、走行用で前後進切換自在な
静油圧式無段変速装置(図示せず)用の主変速レバー1
1、ミッション8内のギヤ変速式の副変速装置(図示せ
ず)用の副変速レバー12、及び操向操作用の操向レバ
ー13が備えられている。この場合、主変速レバー11
及び操向レバー13の基部がゴム製のジャバラ14で覆
われており、図3に示すように操縦ボックス10に固定
されたゴム板15のスリット15aに、副変速レバー1
2を通している。
【0014】次に、ボンネット5内に配置されるエンジ
ン7用のエアクリーナ16の吸気構造について説明す
る。図4及び図5に示すように、ボンネット5の右前側
の角部付近にエンジン7用のエアクリーナ16が配置さ
れている。この右前側の角部付近において図4,5,6
に示すように、断面コ字状の支持部17が、ボンネット
5の前側の壁部5aの内面に、右横側の壁部5bから所
定間隔Lを置いて固定されている。
【0015】支持部17において右横側の壁部5b側の
部分に吸気口17aを形成し、支持部17において吸気
口17aとは反対側の部分を壁部材17bで塞いでい
る。これに対し右横側の壁部5bにおいて、支持部17
の吸気口17aに対向する部分に、外気をボンネット5
内に入れる複数個の横長の開孔5c(吸気部に相当)を
形成している。
【0016】そして、図4,5,6に示すようにエアク
リーナ16からのゴム製の吸気ホース18が、下向きか
ら上向きにU字状に折り曲げられて延出され、吸気ホー
ス18の端部18aが前側の壁部5a及び支持部17に
対して略直交する姿勢で、支持部17に接続されてい
る。
【0017】〔別実施例〕 図4,5,6の実施例において、支持部17を右横側の
壁部5bに固定し、開孔5cを前側の壁部5aに形成し
てもよい。右横側の壁部5bの開孔5cに代えて、パン
チングメタルやメッシュ等により吸気部を形成してもよ
い。本考案は図1に示すような運搬車ばかりではなく、
農用トラクタやホイルローダ等の他の作業車にも適用で
きる。
【0018】図6の構造では、支持部17の吸気口17
aの真正面に開孔5cが位置しているが、図6において
開孔5cの位置を少し紙面左側に移動させて、支持部1
7の吸気口17aから少し機体後方にずれた位置に開孔
5cを配置してもよい。図4の構造では、支持部17の
吸気口17aの真正面に開孔5cが位置しているが、図
4において開孔5cの位置を少し紙面下側に移動させ
て、支持部17の吸気口17aから少し機体下方にずれ
た位置に開孔5cを配置してもよい。
【0019】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】運搬車の全体側面図
【図2】運搬車における操縦ボックスの全体斜視図
【図3】操縦ボックスにおける副変速レバー付近の平面
【図4】ボンネット内のエンジン及びエアクリーナ付近
の背面図
【図5】ボンネット内のエンジン及びエアクリーナ付近
の側面図
【図6】エアクリーナからの吸気ホースの端部及びその
支持部付近の平面図
【図7】本考案と比較する為に提示した構成において、
エアクリーナからの吸気ホースの端部及びその支持部付
近の平面図
【符号の説明】
5 ボンネット 5a,5b ボンネットの壁部 5c ボンネットの吸気部 16 エアクリーナ 17 支持部 17a 支持部の吸気口 18 吸気ホース 18a 吸気ホースの端部 L 所定間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 砂田 基毅 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)考案者 花田 義彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 実開 平4−83825(JP,U) 実開 昭62−200023(JP,U) 実開 昭62−65496(JP,U) 実開 昭60−27169(JP,U) 実開 昭59−79547(JP,U) 実開 昭58−57553(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の壁部(5a),(5b)が接続さ
    れるボンネット(5)の角部において、エアクリーナ
    (16)からの吸気ホース(18)支持用の支持部(1
    7)を、一方の壁部(5a)の内面に他方の壁部(5
    b)から所定間隔(L)を置いて備え、前記支持部(1
    7)における前記他方の壁部(5b)側の部分に吸気口
    (17a)を形成し、前記支持部(17)の吸気口(1
    7a)に対向する前記他方の壁部(5b)の部分に、外
    気をボンネット(5)内に入れる吸気部(5c)を備え
    ると共に、前記支持部(17)が備えられる一方の壁部
    (5a)に対して略直交する姿勢で、前記吸気ホース
    (18)の端部(18a)を前記支持部(17)に接続
    してある作業車のエンジン吸気構造。
JP2508393U 1993-05-14 1993-05-14 作業車のエンジン吸気構造 Expired - Lifetime JP2570203Y2 (ja)

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JPH0683439U JPH0683439U (ja) 1994-11-29
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