JP4700566B2 - トラクタ - Google Patents
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Description
また、車体前方からエンジンルームに入ってきた粉塵を吸い込み難いように車体後方に向って吸気ダクトの吸気口を開口することが考えられる。しかし、車体後方に向って吸気ダクトの吸気口を開口することは、運転座席に向って開口することになり、吸気ダクトの吸気口からもれるエンジンの騒音が運転者に伝わり易い。
本発明は、粉塵を吸い込み難く、エンジンの騒音を軽減することのできるトラクタを実現することを目的としている。
(構成)
本発明の第1特徴は、車体前部にエンジンルームを備えるとともに、前記エンジンルームの後方に運転座席を備えたトラクタにおいて次のように構成することにある。
前記エンジンルームに設けたエンジンの後方にラジエータを備え、そのラジエータの後方で前記ラジエータの後面に沿って原動部の後壁となる支持フレームを立設し、
エンジンの吸気ポートから吸気ダクトを後方に延出するとともに、この吸気ダクトを前記支持フレームの上部に支持し、
前記吸気ダクトを、前記支持フレームに支持される前後向き部分と、前記前後向き部分の後端から前記支持フレームよりも後方側の位置で下方側に湾曲させた湾曲部分と、この湾曲部分の下端側から前方側に直線状に延出された直線部分とを備えて構成し、
前記吸気ダクトにおける直線部分の前端の吸気口を車体前方に向って開口する。
本発明の第1特徴によると、エンジンの吸気ポートから吸気ダクトを後方に延出することにより、吸気ダクトの吸気口を後方に位置させることができる。そのため、車体前方からエンジンルームに入ってくる粉塵を吸気ダクトの吸気口から吸い込み難くすることができる。
また、吸気ダクトを支持フレームに固定することによって、後方に長く延出した吸気ダクトを安定して支持することができる。
本発明の第1特徴によると、吸気ダクトの吸気口から粉塵を吸い込み難くなるため、エアクリーナーのフィルタの詰まりによるエンジン出力の低下を予防することができるとともに、フィルタの交換寿命を長くすることができる。
また、吸気ダクトを安定して支持することができるため、車体の振動等によって吸気ダクトが外れ難くなる。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴のトラクタにおいて次のように構成することにある。
前記エンジンの後方で前記ラジエータの前方に吸気ファンを配設して車体前方に向って冷却風を送るように構成し、
前記吸気ダクトの吸気口を前記ラジエータより後側に配設する。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第2特徴によれば、吸気ダクトの吸気口をラジエータの後側、すなわち吸気ファンによって吸い込む冷却風の上流側に配置することができる。そのため、ラジエータ付近で高温になる前の常温に近い空気を吸気ダクトの吸気口から吸い込むことができる。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、常温に近い空気を吸気ダクトの吸気口から吸い込むことができるため、高温の空気を吸気することによるエンジンの出力低下を防止することができる。
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴のトラクタにおいて次のように構成することにある。
前記ラジエータの後方近傍で前記ラジエータの後面に沿って仕切り板を備えるとともに、
前記吸気ダクトの吸気口を前記仕切り板の後面に向って開口する。
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
ラジエータの後方には、吸気ファンによる冷却風の流れが生じる。そのため、吸気ダクトの吸気口をラジエータに向けて開口すれば吸気ファンによる冷却風に影響されてエンジンの吸気が不安定となり、エンジンの出力低下を招くおそれがある。
本発明の第3特徴によると、本発明第2特徴と同様に前項[II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、吸気ファンによる冷却風の影響を受け難い領域の空気を吸気ダクトの吸気口から吸い込むことができるため、エンジンの吸気が安定し易く、安定したエンジンの出力を確保することができる。
つまり、前記吸気ダクト24は、支持フレーム10に固定したブラケット27にUバンド28を用いて固定される前後向き部分24dと、その前後向き部分24dの後端から前記支持フレーム10よりも後方側の位置で下方側に湾曲する湾曲部分24cと、湾曲部分24cの下端側から前方側に直線状に延出された直線部分24bとを備え、直線部分24bの先端側に形成される吸気口24aが車体前方に向かって開口するように構成してある。なお、このトラクタにおいては、仕切り板21を備えるため、吸気口24aを斜め下方に向ける構造を採用しているが、吸気口24aが車体正面を向くように吸気ダクト24を構成してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態]においては、吸気レゾネータとして機能する吸気ダクト30に、円筒状の本体部30aを採用した例を示したが(図6(イ)参照)、図6(ロ)及び(ハ)に示すように、円錐状の本体部30aを採用してもよい。このように、本体部30aの形状を変更することによって、異なる特性のエンジン3に適した吸気レゾネータとして機能する吸気ダクト30を実現することができる。なお、図6(イ)は、前述の[発明を実施するための最良の形態]における吸気ダクト30の概略構成図を比較のため示したものである。
前述の[発明を実施するための最良の形態]及び[発明の実施の第1別形態]においては、管型の吸気レゾネータとして機能する吸気ダクト30を設けた例を示したが、図7(イ)及び(ロ)に示すような箱型の吸気レゾネータ32を採用してもよい。
6 運転座席
8 ラジエータ
9 吸気ファン
10 支持フレーム
21 仕切り板
22a 吸気ポート
24 吸気ダクト
24a 吸気口
24b 直線部分
24c 湾曲部分
24d 前後向き部分
30 吸気ダクト
R エンジンルーム
Claims (3)
- 車体前部にエンジンルームを備えるとともに、前記エンジンルームの後方に運転座席を備えたトラクタであって、
前記エンジンルームに設けたエンジンの後方にラジエータを備え、そのラジエータの後方で前記ラジエータの後面に沿って原動部の後壁となる支持フレームを立設し、
エンジンの吸気ポートから吸気ダクトを後方に延出するとともに、この吸気ダクトを前記支持フレームの上部に支持し、
前記吸気ダクトを、前記支持フレームに支持される前後向き部分と、前記前後向き部分の後端から前記支持フレームよりも後方側の位置で下方側に湾曲させた湾曲部分と、この湾曲部分の下端側から前方側に直線状に延出された直線部分とを備えて構成し、
前記吸気ダクトにおける直線部分の前端の吸気口を車体前方に向って開口してあるトラクタ。 - 前記エンジンの後方で前記ラジエータの前方に吸気ファンを配設して車体前方に向って冷却風を送るように構成し、
前記吸気ダクトの吸気口を前記ラジエータより後側に配設してある請求項1記載のトラクタ。 - 前記ラジエータの後方近傍で前記ラジエータの後面に沿って仕切り板を備えるとともに、
前記吸気ダクトの吸気口を前記仕切り板の後面に向って開口してある請求項2記載のトラクタ。
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JP2006159842A JP4700566B2 (ja) | 2006-06-08 | 2006-06-08 | トラクタ |
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Family Applications (1)
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