JP4873245B2 - 車両用エンジンの吸気音増幅装置 - Google Patents
車両用エンジンの吸気音増幅装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4873245B2 JP4873245B2 JP2007109454A JP2007109454A JP4873245B2 JP 4873245 B2 JP4873245 B2 JP 4873245B2 JP 2007109454 A JP2007109454 A JP 2007109454A JP 2007109454 A JP2007109454 A JP 2007109454A JP 4873245 B2 JP4873245 B2 JP 4873245B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake sound
- intake
- vehicle
- cowl
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、本発明によれば、吸気音導入通路の開口端部には、カウルボックス内でカウルグリルの内面と離間して、カウルグリルに向かって上方開口する開口部が形成されているので、吸気音導入通路から伝播してきた吸気音を、カウルボックスの上方に向かって伝播させることができる。これにより、吸気音を車両外部を経由して効率的に車室側へ伝播させることができる。
また、本発明によれば、吸気音導入通路の開口端部は、車両の運転席側に配置されているので、吸気音をカウルグリルの連通孔を通して車両外部に伝播させることにより、車両外部を経由して主にドライバに向けて供給することができ、ドライバに運転の躍動感を与えることが可能である。
このように構成された本発明によれば、カウルグリルの連通孔から雨水等が吸気音導入通路の開口端部に浸入することを防止することができる。
このように構成された本発明によれば、カウルグリルの連通孔を通して雨水等が浸入する場合に、遮蔽壁によって吸気音導入通路の開口端部に雨水等の液滴が流入することを防止することができる。
図1は本発明の実施形態における車両のエンジンルームを上方から見た図、図2は吸気音増幅装置を上方から見た図、図3は図2のIII−III線断面図、図4は吸気音増幅装置のカウルボックスとの連結部位をカウルグリル側から見た図、図5は図4のV−V線断面図である。
図1に示すように、車両1は、車室2の前方に、ダッシュパネル4によって仕切られたエンジンルーム3を有する。エンジンルーム3の後方には、閉空間であるカウルボックス10が設けられている。このカウルボックス10は、ダッシュパネル4の上部で、車室2の直前に位置し、凹状で車幅方向に延びるカウル本体11と、カウル本体11の上部開口を覆うカウルグリル12とを備えている(図3参照)。カウルグリル12には、カウルボックス10内に外気を取り込むためのメッシュ状の連通孔13が所定の領域に形成されている。
膜振動部33は、図3に示すように、筒状体33aの内部に合成樹脂製又はゴム製の振動膜33bが配置された構成であり、ブラケットを介してエンジンルーム3の内壁に固定されている。この振動膜33bは、振動生成管部31内と振動伝達管部35内とを車両前後方向に仕切っており、後述するようにエンジン20の吸気脈動によって膜振動し、吸気音を増幅して車室2側へ伝達するようになっている。本実施形態では、膜振動部33が膜振動手段を構成している。
接続受け部材37は、ダクト部36に連結される筒状部37aと、筒状部37aの車室2側端部から径方向に拡がる環状のフランジ部37bと、フランジ部37bから車室2側へ延びる開口端部としての開口部37cとを有している。カウル本体11の車両前側の縦壁11aには、底壁から上方に離間した上側部分に開口11bが穿設されており、接続受け部材37は、この開口11bに筒状部37aが車両後方から差し込まれ、フランジ部37bが縦壁11aに締結手段で固定されることにより、カウルボックス10に取り付けられている。
エンジン20の作動中には、吸気マニホールド21及び吸気管23内で、吸気脈動による圧力変動が生じており、この圧力変動による吸気音が吸気音増幅装置30によって増幅され、車室2側へ伝達される。特に、アクセルペダルを踏み込んで車両1を加速するとき、吸気音が車室2内へ導入されることにより、ドライバに躍動感を与えることができる。
開口部37cから伝播される吸気音は、遮蔽部12aを振動させると共に、遮蔽部12aの側部に形成された連通孔13から車両外部へ伝播される。また、開口部37cから伝播される吸気音の一部は、カウル本体11の壁部を介して、また、カウル本体11に接続され車室2内と連通している空調装置通路(図示せず)を介して、車室2内へ導入される。
そして、本実施形態では、開口部37cが上方開口しているが、その上部はカウルグリル12の遮蔽部12aによって遮蔽され、且つ、遮蔽部12aに遮蔽壁12bが設けられているので、外部から雨水等が開口部37c内へ浸入することを防止することができる。
2 車室
3 エンジンルーム
4 ダッシュパネル
10 カウルボックス
11 カウル本体
12 カウルグリル
12a 遮蔽部
12b 遮蔽壁
13 連通孔
20 エンジン
21 吸気マニホールド
22 排気マニホールド
23 吸気管
24 エアクリーナ
30 吸気音増幅装置
31 振動生成管部
33 膜振動部
33b 振動膜
33a 筒状体
35 振動伝達管部
36 ダクト部
37 接続受け部材
37a 筒状部
37b フランジ部
37c 開口部
37d 上方開口縁部
Claims (3)
- 車両のエンジンルーム内に配設されたエンジンの吸気音を車室側に導入するための車両用エンジンの吸気音増幅装置であって、
前記車両が車室ルーフを着脱又は折り畳み可能であり、
エンジンの吸気通路内に一端が連通され、カウルボックス内に他端が連通された吸気音導入通路と、
この吸気音導入通路内に配置され、エンジンの吸気通路内の吸気脈動により膜振動する膜振動手段と、
前記カウルボックスの上部を覆いカウルボックス内と車外とを連通する連通孔が形成されたカウルグリルと、を備え、
前記カウルグリルには、前記吸気音導入通路の開口端部の近傍に前記連通孔が設けられており、
前記吸気音導入通路の開口端部は、車両の運転席側に配置されており、前記吸気音導入通路の開口端部には、前記カウルボックス内で前記カウルグリルの内面と離間して、前記カウルグリルに向かって上方開口する開口部が形成されていることを特徴とする車両用エンジンの吸気音増幅装置。 - 前記カウルグリルの連通孔は、前記吸気音導入通路の開口端部の縁部よりも水平方向にずれた位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの吸気音増幅装置。
- 前記カウルグリルの内面には、前記連通孔から浸入する液滴が前記吸気音導入通路の開口端部に流入するのを防ぐように下方へ突出する遮断壁が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用エンジンの吸気音増幅装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007109454A JP4873245B2 (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007109454A JP4873245B2 (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008267220A JP2008267220A (ja) | 2008-11-06 |
JP4873245B2 true JP4873245B2 (ja) | 2012-02-08 |
Family
ID=40047047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007109454A Expired - Fee Related JP4873245B2 (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4873245B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4993755B2 (ja) * | 2008-03-18 | 2012-08-08 | 日産自動車株式会社 | 吸気音発生装置 |
DE102014204637B4 (de) | 2013-03-25 | 2021-10-07 | Subaru Corporation | Ansauggeräuschübertragungsvorrichtung |
JP6172840B2 (ja) * | 2013-03-25 | 2017-08-02 | 株式会社Subaru | 吸気音導入装置 |
JP6216527B2 (ja) * | 2013-03-25 | 2017-10-18 | 株式会社Subaru | 吸気音導入装置 |
JP5880486B2 (ja) * | 2013-05-16 | 2016-03-09 | マツダ株式会社 | 車両の吸気音伝達装置 |
JP6242088B2 (ja) * | 2013-06-07 | 2017-12-06 | 株式会社エッチ・ケー・エス | 車両用エンジンの吸気装置 |
DE102013114502A1 (de) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Einrichtung zur Schallübertragung |
JP6500747B2 (ja) * | 2015-11-02 | 2019-04-17 | トヨタ自動車株式会社 | 車両前部構造 |
JP2022181444A (ja) * | 2021-05-26 | 2022-12-08 | マツダ株式会社 | エンジンの吸気装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5437787B2 (ja) * | 1973-05-25 | 1979-11-16 | ||
JPS5142817A (en) * | 1974-10-07 | 1976-04-12 | Yamaha Motor Co Ltd | Sharyoyoenjinno kyunyukukitoriiresochi |
JPH0768970B2 (ja) * | 1990-06-20 | 1995-07-26 | いすゞ自動車株式会社 | ラダーフレーム |
JP3525483B2 (ja) * | 1994-03-30 | 2004-05-10 | マツダ株式会社 | オープンカーの空調装置 |
JP4689363B2 (ja) * | 2005-06-20 | 2011-05-25 | 日産自動車株式会社 | 増音装置 |
-
2007
- 2007-04-18 JP JP2007109454A patent/JP4873245B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008267220A (ja) | 2008-11-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4873245B2 (ja) | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 | |
EP2492909A1 (en) | Engine sound distribution apparatus for a motor vehicle | |
JP3944183B2 (ja) | 車両の排気系支持構造 | |
JP4968096B2 (ja) | 車両用内燃機関の吸気装置 | |
JP2000264252A (ja) | 自動車の外気導入構造 | |
JP6438529B1 (ja) | 車両の吸気構造 | |
CN105283663A (zh) | 自动二轮车的空气滤清器 | |
JP4835943B2 (ja) | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 | |
JP4555133B2 (ja) | エンジン吸気音の導入構造 | |
JP4835942B2 (ja) | 車両用エンジンの吸気音増幅装置 | |
JP4476130B2 (ja) | 車両用の吸気管 | |
CN107813698B (zh) | 车辆用冷却装置 | |
JP2007231931A (ja) | 吸気音伝達装置及び吸気音伝達方法 | |
JP4700566B2 (ja) | トラクタ | |
JP6500747B2 (ja) | 車両前部構造 | |
JP5979380B2 (ja) | 車両の吸気音伝達装置 | |
JP6303554B2 (ja) | 車両用エンジンの吸気装置 | |
JP2008057528A (ja) | エンジン吸気構造 | |
JP3917471B2 (ja) | 自動二輪車の吸気装置 | |
US11859582B2 (en) | Engine intake sound amplifier | |
JP5880486B2 (ja) | 車両の吸気音伝達装置 | |
JP5979381B2 (ja) | 車両の吸気音伝達装置 | |
JP5238661B2 (ja) | 車両の音響装置 | |
WO2018182539A1 (en) | Intake structure for vehicle | |
TW585966B (en) | Secondary air supply system of motorcycle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110526 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110526 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111027 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111109 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4873245 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |