JP6500747B2 - 車両前部構造 - Google Patents

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本発明は、車両前部構造に関する。
車両に搭載された内燃機関の吸気音を車室内に導入する吸気音導入装置が知られている。例えば特許文献1に記載の吸気音導入装置は、車両に搭載された内燃機関の吸気音を共鳴させるための共鳴箱として機能するサウンドクリエータ(登録商標)を備えており、この共鳴箱に接続された伝達管を車室内に連通させるようにしている。
特開2014−185605号公報
ところで、共鳴箱に接続された伝達管を車室内に連通させる場合には、車室内における伝達管の開口部近傍において吸気音の音圧は最も高く、そうした開口部から離れるに伴って車室内に導入される吸気音の音圧は低下していく。そのため、車室内において吸気音の音圧に差が生じやすく、例えば車室内における吸気音の広がり感を演出することも難しい。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、車室内に導入される吸気音の音圧差を抑えることのできる吸気音導入装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両前部構造は、車両に搭載された内燃機関の吸気音を車室内に導入する吸気音導入装置を備え、吸気音導入装置は、前記内燃機関の吸気通路から分岐した分岐路と、前記分岐路に連通した共鳴箱と、車幅方向に延びる車両のカウル及びカウルリインフォースメントによって囲まれる空間と前記共鳴箱とを連通させる伝達路とを、備えている。
同構成によれば、共鳴箱で共鳴した吸気音は伝達路を介して、車幅方向に延びる車両のカウル及びカウルリインフォースメントによって囲まれる空間に伝達される。こうした空間によって吸気音が車幅方向に伝達されると、その伝達された吸気音による空気の振動によってカウルリインフォースメント全体が振動するようになる。従って、車幅方向に延びるカウルリインフォースメント全体から車室内に向けて吸気音が伝わるようになり、これにより車室内に導入される吸気音の音圧差を抑えることができるようになる。
一実施形態の吸気音導入装置が設けられた車両の構成を示す模式図。 同車両を上方から見たときの吸気音導入装置の構成を示す模式図。
以下、車両前部構造の一実施形態を、図1及び図2を参照して説明する。
なお、各図において、車両の前方向を矢印FR、車両の後ろ方向を矢印RR、車両の上方向を矢印UP、車両の下方向を矢印DNで示す。また、矢印FRで示した車両の前方向に向かって右側の方向を矢印RT、矢印FRで示した車両の前方向に向かって左側の方向を矢印LTで示す。
図1に示すように、車両10の前部には、車両の上下方向及び左右方向に広がるダッシュパネル11が設けられている。このダッシュパネル11によってエンジンルーム12と車室13とが隔てられている。
エンジンルーム12には、内燃機関20や、吸気を濾過するエアクリーナ21等が設けられている。内燃機関20とエアクリーナ21とは、吸気通路23で接続されている。
ダッシュパネル11の上部には、車幅方向に延びるカウル30が設けられている。このカウル30には、例えばワイパアームなどが設けられる。また、カウル30の車室13側の壁面31には、車両10が備える一対のフロントピラー間を繋ぐ車両骨格として機能する部材であって車幅方向に延びるカウルリインフォースメント40が固定されている。そして、カウル30の車室13側の壁面31とカウルリインフォースメント40とによって、車幅方向に延びる空間50が形成されている。
エンジンルーム12内には、内燃機関20の吸気音を車室13内に導入する吸気音導入装置100が設けられている。この吸気音導入装置100は、吸気通路23から分岐した管状の分岐路24と、分岐路24に連通した共鳴箱22と、前記空間50と共鳴箱22とを連通させる管状の伝達路25とを備えている。また、上記空間50を形成するカウル30の車室13側の壁面31及びカウルリインフォースメント40も、吸気音導入装置100の一部を構成している。
共鳴箱22は、内燃機関20の吸気通路23内で発生する吸気脈動に起因した吸気音を共鳴させる箱であり、内燃機関20から共鳴箱22に吸気の振動が伝わると、共鳴によって特定周波数(車両搭乗者が好ましいと感じる音の周波数であって予めの試験等を通じて選定されている適切な周波数)の吸気音が増幅される。なお、こうした共鳴箱としては、例えば株式会社マーレフィルターシステムズのサウンドクリエータ(登録商標)などを採用することができる。
分岐路24は、内燃機関20が備えるスロットルバルブとエアクリーナ21との間の吸気通路23から分岐しており、共鳴箱22に接続されている。また、分岐路24の共鳴周波数が吸気音の特定周波数と一致するように分岐路24の管長は予め設定されている。
伝達路25はダッシュパネル11を貫通しており、その一端は共鳴箱22の内部に連通されている。また、伝達路25の他端はカウルリインフォースメント40に設けられた連通孔41に接続されている。また、伝達路25の共鳴周波数が吸気音の特定周波数と一致するように伝達路25の管長は予め設定されている。
図2に示すように、本実施形態では、連通孔41は、カウルリインフォースメント40において車幅方向における中央近傍に設けられているが、他の部位に設けてもよい。
また、カウルリインフォースメント40の車室13側の壁面には、複数の孔42が車幅方向において所定の間隔をあけて形成されている。それら複数の孔42の間隔は、カウルリインフォースメント40の共鳴周波数が吸気音の特定周波数と一致するように予め設定されている。また、本実施形態では、複数の孔42として2つの孔42を設けるようにしており、1つは運転席14に近い位置に(例えばステアリングホイール16に近い位置など)、もう1つは助手席15に近い位置にそれぞれ設けるようにしている。なお、孔42は、3つ以上設けてもよい。
次に、上記吸気音導入装置100の作用を説明する。
内燃機関20の吸気通路23にて吸気脈動による吸気音が発生すると、その吸気音は分岐路24内に伝わる。分岐路24内に吸気音が伝わると分岐路24が共鳴することにより、吸気音の特定周波数が増幅される。分岐路24内で特定周波数が増幅された吸気音は共鳴箱22内に伝わり、共鳴箱22内で吸気音の特定周波数はさらに増幅される。共鳴箱22内で特定周波数が増幅された吸気音は伝達路25内に伝わり、伝達路25内で吸気音の特定周波数はさらに増幅される。伝達路25内で特定周波数が増幅された吸気音は、カウルリインフォースメント40に形成された連通孔41を介して、カウル30の壁面31とカウルリインフォースメント40とで形成される空間50内に伝わり、その空間50内で吸気音の特定周波数はさらに増幅される。
こうした空間50によって吸気音が車幅方向に伝達されると、その伝達された吸気音による空気の振動によってカウルリインフォースメント40全体が振動するようになる。従って、車幅方向に延びるカウルリインフォースメント40全体から車室13内に向けて吸気音が伝わるようになる。このように、車室13内における吸気音の音源が点ではなく、車幅方向に延びる面となるため、これにより車室13内に導入される吸気音の音圧差、特に車両前席における音圧差が抑えられるようになる。
また、空間50内で特定周波数が増幅された吸気音は、運転席14側及び助手席15側にそれぞれ設けられた孔42を介して車室13内に伝わるため、運転者や助手席15の同乗者に届く吸気音の音圧はほぼ同じになる。ここで、上述したように、吸気通路23で生じる吸気音のうちの特定周波数は、分岐路24、共鳴箱22、伝達路25、及び空間50において多段階に増幅されていくため、孔42を介して車室13内に伝わる吸気音は、運転者や同乗者が好ましいと感じる特定周波数の音が強調された状態で車室13内に導入することができる。
以上、説明した本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)車幅方向に延びる車両のカウル30及びカウルリインフォースメント40によって囲まれる空間50と共鳴箱22とを連通させる伝達路25を備えるようにしているため、車室13内に導入される吸気音の音圧差を抑えることができる。
(2)カウルリインフォースメント40において車幅方向に複数の孔42を設けるようにしている。そのため、運転者や助手席15の同乗者に届く吸気音の音圧をほぼ同じにすることができる。
(3)吸気通路23で生じる吸気音のうちの特定周波数を多段階に増幅するようにしているため、運転者や同乗者が好ましいと感じる特定周波数の音が強調された状態で吸気音を車室13内に導入することができる。
(4)カウルリインフォースメント40に孔42が空いていない場合には、上記空間50に入ってきた空気の出口が無いため、共鳴箱22から届いた吸気音の音圧が低下するおそれがある。この点、本実施形態では、カウルリインフォースメント40に孔42が空いているため、そうした吸気音の音圧低下を抑えることができる。
(5)分岐路24や伝達路25の管長は、吸気音の特定周波数が増幅されるように設定されている。そのため、例えば減衰が大きい高周波領域の吸気音を特定周波数として設定するようにすれば、そうした高周波領域の吸気音を車室13内に届けることが可能になる。また、余分な周波数領域の音を減衰させることにより、雑味のないすっきりとした吸気音を演出することも可能になる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記孔42を省略してもよい。この場合でも、上記(2)及び(4)以外の効果を得ることができる。
・カウルリインフォースメント40に形成した孔42の間隔は、カウルリインフォースメント40の共鳴周波数が吸気音の特定周波数と一致するように設定されていたが、必ずしも一致するように設定する必要はなく、孔42の間隔は適宜変更することができる。
・分岐路24や伝達路25の管長は、吸気音の特定周波数が増幅されるように設定されていたが、必ずしもそのようにして設定する必要はなく、例えば車両10への搭載性等を考慮して分岐路24や伝達路25の管長を適宜設定してもよい。
・伝達路25はダッシュパネル11を貫通するようにしたが、例えばカウル30を貫通させることにより上記空間50に伝達路25を連通させるようにしてもよい。
10…車両、11…ダッシュパネル、12…エンジンルーム、13…車室、14…運転席、15…助手席、16…ステアリングホイール、20…内燃機関、21…エアクリーナ、22…共鳴箱、23…吸気通路、24…分岐路、25…伝達路、30…カウル、31…(カウルの)壁面、40…カウルリインフォースメント、41…連通孔、42…孔、50…空間、100…吸気音導入装置。

Claims (1)

  1. 車両に搭載された内燃機関の吸気音を車室内に導入する吸気音導入装置と、
    車幅方向に延びるカウルと、
    車幅方向に延びるとともに前記カウルに固定されているカウルリインフォースメントと、を備える車両前部構造であって、
    前記吸気音導入装置は、
    前記内燃機関の吸気通路から分岐した分岐路と、
    前記分岐路に連通した共鳴箱と、
    前記カウル及び前記カウルリインフォースメントによって囲まれる空間と前記共鳴箱とを連通させる伝達路と、を備え
    前記空間の車室側の壁面には、複数の孔が車幅方向において間隔をあけて形成されている
    ことを特徴とする車両前部構造
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