JP2010076636A - インストルメントパネル構造 - Google Patents

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JP2010076636A JP2008248122A JP2008248122A JP2010076636A JP 2010076636 A JP2010076636 A JP 2010076636A JP 2008248122 A JP2008248122 A JP 2008248122A JP 2008248122 A JP2008248122 A JP 2008248122A JP 2010076636 A JP2010076636 A JP 2010076636A
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Abstract

【課題】前後一次共鳴による車室内のこもり音を効果的に低減する。
【解決手段】車室14内の前後一次共鳴の振動部位(発音部位)であるダッシュパネル20の近傍、すなわち、空間40にグローブボックス(レゾネーター)100の管部110を開口させることで、ダッシュパネルの車両前後方向の振動による前後一次共鳴が効果的に低減する。つまり、車室内の前後1次共鳴による車室内のこもり音が効果的に低減する。
【選択図】図2

Description

本発明はインストルメントパネル構造に関する。
ヘルムホルツ共鳴の原理を用いて、トランクルームをレゾネーターとして作用させ、車室内の特定のこもり音を低減するトランク・レゾネータが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
特開平8−80872号公報 特開2006−193073号公報
車両の車室内のこもり音は、車両の振動、エンジンの振動、或いは路面からの入力等以外に、車室内の音響特性によって大きく影響されることが判っている。そして、車室内の空気の共鳴、すなわち音場共鳴は、車室内の体積と車両前後方向の長さとで決定される基本特性とされている。特に、車室内の車両前後方向の振動の一次の音場共鳴(前後一次共鳴)は、こもり音への影響が大きいとされている。
本発明は、上記事実を考慮し、前後一次共鳴による車室内のこもり音を効果的に低減することが目的である。
請求項1の発明は、車両前部のエンジンルームと車室との間を仕切るダッシュパネルの車室内側に設けられ、前記車室の内装を構成するインストルメントパネルと、前記インストルメントパネルの前記ダッシュパネル側に設けられ略閉空間を構成する箱部と、前記箱部から突出し前記インストメントパネルと前記ダッシュパネルとの間の空間に開口した管部と、で構成され、共鳴周波数が前記車室内の前後一次共鳴の周波数と一致又は略一致するように、前記箱部の容積と前記管部の長さ及び断面積とを設定したレゾネーターと、を備えることを特徴としている。
したがって、ダッシュパネルの近傍にレゾネーターの管部が開口しているので、ダッシュパネルの車両前後方向の振動による車室内の前後1次共鳴が効果的に低減する。よって、前後1次共鳴による車室内のこもり音が効果的に低減する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のインストルメントパネル構造において、前記箱部が前記インストルメントパネルに設けられたグローブボックスであると共に、前記グローブボックスの容積に応じて、共鳴周波数が前記車室内の前後一次共鳴の周波数となるように、前記管部の長さ及び断面積を設定したことを特徴としている。
したがって、ダッシュパネルの近傍に設けられるグローブボックスをレゾネーターとして作用させているので、別途、レゾネーターを設けることなく、前後1次共鳴によるこもり音が効果的に低減する。
請求項1に記載の発明によれば、ダッシュパネルの車両前後方向の振動による車室内の前後1次共鳴を効果的に低減させることによって、車室内のこもり音を効果的に低減させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、グローブボックスをレゾネーターとして作用させ、前後1次共鳴による車室内のこもり音を効果的に低減させることができる。
以下、図1〜図4を用いて、本発明におけるインストルメントパネル構造の実施形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明のインストルメントパネル構造が適用された車両の車室を模式的に示す側面断面図(車両前後方向に沿った縦断面図)である。図2は、本発明のインストルメントパネル構造が適用されたインストルメントパネルのグローブボックスを模式的に示す側面断面図である。図3(A)は、モデル化したグローブボックスを示す斜視図であり、(B)はモデル化したグローブボックスを示す側面図である。図4は、本発明のインストルメントパネル構造が適用された車室前部を示す斜視図である。なお、各図中の矢印UPは車両上方向を示し、矢印FRは車両前方向を示し、矢印OUTは車両幅方向外側方向を示す。
図1に示すように、車両10は、所謂ワンボックスタイプの車両とされている。車両10の前部のエンジンルーム12と車室14との間に、車両幅方向外側に延在するダッシュパネル20が設けられている(図2も参照)。ダッシュパネル20は板状の板金とされ、車両幅方向に沿ってエンジンルーム12と車室14とを仕切るように配置されている。
図1と図2とに示すように、ダッシュパネル20の車室14内側に、車両後方側に張り出すように、車室14の内装を構成するインストルメントパネル30が設けられている。
車室14の前方にはウインドシールドガラス18(図2参照)が装着されている。ウインドシールドガラス18と対向する位置には、前述した車両後方側に張り出したインストルメントパネル30が設けられている。インストルメントパネル30は、車室14の前方面を構成する一般面32の上端から車両前方側に向けて略水平に上面34が延出されている。このインストルメントパネル30の上面34の上方には前述したウインドシールドガラス18が配設されている。
図1と図2とに示すように、インストルメントパネル30の下方は開放され、車室14内の空気がインストルメントパネル30の裏側、すなわち、インストルメントパネル30とダッシュパネル20と間の空間40に回り込むことが可能な構成となっている。
図4に示すように、インストルメントパネル30の車両幅方向右側(運転席側)の中央部にはステアリングホイール22が設けられている。また、インストルメントパネル30の車両幅方向左側(助手席側)の下側部分には、グローブボックス100が設けられている。
図2に示すように、グローブボックス100は、車両後方側(車室14内側)の開口部がドア104によって開閉可能とされた収納部102を有している。
グローブボックス100の収納部102の上面102Aには、円管状の管部110が設けられ、インストルメントパネル30の一般面32とダッシュパネル20との間の空間40に開口部110Aが配設されている。つまり、インストルメントパネル30の一般面32とダッシュパネル20との間の空間40とグローブボックス100との収納部102とが管部110を介して連通されている。そして、ヘルムホルツ共鳴の原理を用いて、グローブボックス100をヘルムホルツのレゾネーターとして作用させている。なお、グローブボックス100をレゾネーターとして作用させる方法は後述する。
つぎに本実施形態の作用について説明する。
車室14内の空気の車両前後方向の共鳴(音場共鳴)は、車室14の車両前後方向の全長と体積とによってほぼ決定される。そして、車室14の車両前後方向の振動の一次の音場共鳴(以降、「前後一次共鳴」と記載する)は、車室14内のこもり音への影響が大きい(ロックアップ音、アイドルこもり音、路面入力こもり音等)。
そこで、本実施形態では、グローブボックス(レゾネーター)100の共鳴周波数を、前述した前後一次共鳴の周波数と一致又は略一致するように、管部110を調整(チューニング)することで、前後一次共鳴を低減させ、車室14内のこもり音を低減させている(前後一次共鳴を吸音し、こもり音を低減させている)。
ここで、図3に示すモデル図のように、
管部110の断面積(開口面積):Smm
管部110の長さ:Lmm
グローブボックス100(収納部102)の容量(体積):Vmm
C:音速
とすると、グローブボックス100の共鳴周波数fは、下記[数1]で求められる。
Figure 2010076636
そして、この数式[数1]を用いて、グローブボックス(レゾネーター)100の共鳴周波数を前述した前後一次共鳴と一致又は略一致するように、管部110の断面積(管部110の孔の面積(開口面積))と長さとを調整(チューニング)することで、前後一次共鳴が低減される。つまり、車室14内のこもり音が低減される。
なお、前述したように、前後一次共鳴の周波数は、車室14の車両前後方向の全長と体積とによって略決定される。よって、共鳴周波数fは、車室14の車両前後方向の全長と体積、及びグローブボックス100(収納部102)の容量(体積)に応じて、管部110の断面積(S)と長さ(L)とを設定すればよい。
ここで、ダッシュパネル20及びバックドア部16(図1参照)の近傍における前後一次共鳴の圧力変動が大きい。すなわち、ダッシュパネル20とバックドア部16の近傍が車両前後方向の振動の振幅の腹となり、車室14の前後方向の中間部分が振幅の節となる。言い換えると、車室14内の前後一次共鳴は、ダッシュパネル20とバックドア部16とが車両前後方向に振動すると発音されやすい。
よって、車室14内の前後一次共鳴の発音部位(振動部位)であるダッシュパネル20の近傍、すなわち、空間40にグローブボックス(レゾネーター)100の管部110を開口させることで、ダッシュパネル20の車両前後方向の振動による前後一次共鳴が効果的に低減する。つまり、前後1次共鳴による車室内のこもり音が効果的に低減する。
また、ダッシュパネル20の近傍に設けられる既存のグローブボックス100をレゾネーターとして作用させているので、別途、レゾネーターを設けることなく、前後1次共鳴による車室内のこもり音が効果的に低減される。なお、グローブボックス100の容量が予め他の設計条件で決定されても、管部110の断面積Sと長さLを調整することで、共鳴周波数を調整することができる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、既存のグローブボックス100をレゾネーターとして作用させているが、これに限定されない。他の略閉空間となった既存の箱部(例えば、アッパーボックス等)をレゾネーターとして作用させてもよい。或いは、既存の箱部の流用でなく、新たにレゾネーターを、ダッシュパネル20とインストルメントパネル30との間に設けてもよい。例えば、ダッシュパネル30におけるステアリングホイール22の下側面38の裏側(ダッシュパネル30側)にレゾネーターを設けてもよい。
本発明のインストルメントパネル構造が適用された車両の車室を模式的に示す側面断面図である。 本発明のインストルメントパネル構造が適用されたインストルメントパネルのグローブボックスを模式的に示す側面断面図である。 (A)は、モデル化したグローブボックスを示す斜視図であり、(B)はモデル化したグローブボックスを示す側面図である。 本発明のインストルメントパネル構造が適用された車室の前部を示す斜視図である。
符号の説明
10 車両
12 エンジンルーム
14 車室
20 ダッシュパネル
30 インストルメントパネル
40 空間
100 グローブボックス(レゾネーター)
102 収納部(箱部)
110 管部

Claims (2)

  1. 車両前部のエンジンルームと車室との間を仕切るダッシュパネルの車室内側に設けられ、前記車室の内装を構成するインストルメントパネルと、
    前記インストルメントパネルの前記ダッシュパネル側に設けられ略閉空間を構成する箱部と、前記箱部から突出し前記インストメントパネルと前記ダッシュパネルと間の空間に開口した管部と、で構成され、共鳴周波数が前記車室内の前後一次共鳴の周波数と一致又は略一致するように、前記箱部の容積と前記管部の長さ及び断面積とを設定したレゾネーターと、
    を備えることを特徴とするインストルメントパネル構造。
  2. 前記箱部が前記インストルメントパネルに設けられたグローブボックスの収容部であると共に、
    前記グローブボックスの前記収容部の容積に応じて、共鳴周波数が前記車室内の前後一次共鳴の周波数となるように、前記管部の長さ及び断面積を設定したことを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015136981A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 三菱自動車工業株式会社 車両の吸音構造
CN112660029A (zh) * 2020-12-29 2021-04-16 宜宾凯翼汽车有限公司 一种手套箱结构

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