JPH0569339U - トラクタの燃料タンク - Google Patents

トラクタの燃料タンク

Info

Publication number
JPH0569339U
JPH0569339U JP2946691U JP2946691U JPH0569339U JP H0569339 U JPH0569339 U JP H0569339U JP 2946691 U JP2946691 U JP 2946691U JP 2946691 U JP2946691 U JP 2946691U JP H0569339 U JPH0569339 U JP H0569339U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
seat
tank
case
tractor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2946691U
Other languages
English (en)
Inventor
佐藤勝男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2946691U priority Critical patent/JPH0569339U/ja
Publication of JPH0569339U publication Critical patent/JPH0569339U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料タンクのため運転席を狭くしたり機体長
さを殊更長くする不都合をなくすと共にシート下方の空
間部を有効に活用して満足できるタンク容量を確保で
き、しかも給油口を低くして給油し易いトラクタの燃料
タンクを提供することを目的とする。 【構成】 燃料タンク17の上面と下面の幅方向中央側
に凹陥部18,19を設け、シート支持部材23と油圧
ケース8の頭部を夫々凹陥部18,19に入り込ませ
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として農用トラクタ等トラクタの機体に搭載される燃料タンクに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
農用トラクタは他の移動農機と同様、機体のコンパクト化の要請のため必須の 部品や機器が狭いスペース内に入組んだ状態で組込まれており、機体自体にスペ ース上の余裕があまりなく、燃料タンクの配置個所に苦慮するものであるが、従 来は、ボンネット内のエンジン後方で操作パネルの前方、或はシートの後方にス ペースを確保し、該部分に燃料タンクを配置したものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、燃料タンクをエンジンの後方に配置したものでは、燃料の給油口がボ ンネットの上面と略同じ高さになって給油がしにくいばかりでなく、ステアリン グとエンジン間の隙間を広くしてタンク容量を確保しなければならないため、機 体が長くなったり、運転席の前後幅が狭くなって居住性が犠牲になる等の不都合 があり、また、シートの後方に配置したものでは、前者同様に給油口が高くなる うえ、シートを前にずらしてタンク容量を確保しなければならないため前記同様 運転席が狭くなるうえ、ロータリ耕耘機その他各種の作業機を機体後方に連結し て行なう実作業の際には、機体と作業機の中間に位置して左右のフエンダ間の略 全幅にわたるスペースが燃料タンクに占領されるため、タンクが邪魔になり作業 機の操作がしにくくなる等の欠点があった。そこで、シートの下方空間部を利用 してシートとトランスミッションケース上の油圧ケースの間に燃料タンクを配置 することは位置的に優れているが、該部はスペースが狭いためタンク容量がどう しても少なくならざるを得ないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記のような実状に基ずき創案されたものであって、シートと油圧 ケースの間に燃料タンクを配設したトラクタにおいて、燃料タンクの上面と下面 の夫々幅方向中央側に凹陥部を設け、シート支持部材を燃料タンクの上面側凹陥 部に臨むように設置すると共に、油圧ケースの頭部側を燃料タンクの下面側凹陥 部に入り込ませたことを要旨とする。
【0005】
【作用】
燃料タンクの上面と下面の夫々幅方向中間部に設けた凹陥部にシート支持部材 と油圧ケースの頭部を入り込ませた構造なので、燃料タンクの左右両側が上下方 向に厚い膨らみ部が形成される。そのため、シートと油圧ケースの間隔が狭くと もタンク容量を極力増大することができる。また、タンク底部が下面側凹陥部に より左右に分割されるため機体の揺れによる燃料の移動を最少限に押えることが でき、また、燃料タンクが油圧ケースを上方から覆うカバーの役目をも果たす。
【0006】
【実施例】
本考案の構成を図面に示された一実施例により説明する。1は農用トラクタA のボンネットで、ボンネット1内にはエンジン2、ラジエータ3及びバッテリ4 等が機体フレーム5に搭載された状態で配設されている。そして機体後部にはト ランスミッションケースケース6が配設されており、該トランスミッションケー ス6の上面前部には変速カバー7が、また上面後部には油圧ケース8が夫々一体 的に連結されている。9は主変速レバー、10は油圧レバー、11はリフトアー ム、12はフェンダである。13はエアクリーナ、14はステアリング、15は フロントアクスル、16はステップである。、17は燃料タンクで、該燃料タン ク17はL型プレートP及び取付ボルトQを介して後述のシート支持部材に吊下 げた状態で固定されている。さて、この燃料タンク17は上部ケース17aと下 部ケース17bの合せ形に構成され、上面と下面の夫々幅方向中央側に凹陥部1 8,19が設けられている。図示のものは、上部ケース17a側の外周寄りを前 部側を除き上方に向け凸状に膨出させて平面視コ字状の膨出部20を形成すると 共に、下部ケース17b側の外周寄りを後部側を除き下方に向け凸状に膨出させ てコ字状の膨出部21を形成したもので、上下を同一の絞り部品の合せ形(前後 向きを変える)にしたタンク構造であるため生産性が極めて高いものとなってい る。22はシート、23はシート支持部材で、該支持部材23は図2に示すよう に後端側はフェンダ12の連結金具24に止めネジ24aを介し着脱自在に固定 され、長手方向中途部は前記上部ケース17aの凹陥部18内に臨ませた状態で 入り込ませてある。そして、シート支持部材23の前部側は下方に向け折曲され その折曲端部が変速カバー7上に当接支持されている。また、シート支持部材2 3の前部上面にはシート取付ピン24aの挿入ボス部25が固着されており、シ ート22は該ボス部25を中心にして前後方向に回動できるようになっている。 26はシート下面に取付けられたクッションゴムで、該クッションゴム26も常 時凹陥部18内に没入してシート支持部材23の上面に接触した状態にある。と ころで、燃料タンク17の下部ケース17bに設けた凹陥部19内には図1及び 図3に示すように油圧ケース8の頭部側を入り込ませてあり、したがって、油圧 ケース8とシート22に挟まれた狭間隔の設置スペースでありながら油圧ケース 8回りの空間部を有効に活用してタンク容量を極力大容量に設定できるようにな っている。また、油圧ケース8の内部では底部が図3に示すように左右に分割さ れた構造なので機体の横揺れや傾動による燃料の横移動を最少限に押えることが できるものでありながらケース前部側ではタンク底面が左右方向全幅にわたって 下方に膨出したフラット面となっているので、該部に排油口(燃料ホースの連結 部)を設けることにより凹陥部19に燃料が残留したまま燃料切れをきたす等の 心配はない。さらに、燃料タンク17をシート支持部材23に対し吊下げ方式に より取付ける構造なので従来のもののようにタンク専用の取付ブラケットを機体 側に設けるのが不要となるうえ、機体の振動や衝撃が緩和されるためタンク17 に特別な防振対策を施さなくとも亀裂等によるタンク17の経時的な破損を極力 減少させることができる。また、燃料タンク17が油圧ケース8の全体を上方か ら覆って油圧ケース8の保護カバーの役目をも果たすので、油圧ケース8のカバ ーを別途設ける必要はなくなり、しかも、タンク17の上下に設けた深い凹陥部 18,19によりタンク17の強度アップを図ることができる。
【0007】 図4乃至図8は、燃料タンク17の下方の整備性を良くするためにシート支持 部材27を前方に回動可能に構成した他の実施例を示すものである。このものは シート支持部材27の前部を変速カバー7に対しヒンジ28を介し前後方向回動 可能に枢着したもので、油圧ケース8等の点検・整備や修理に際しては、図7に 示すように止めネジ24aをフェンダ連結金具24から外してシート支持部材2 7をヒンジ28を中心にしてシート22と一体的に前方に倒すことにより油圧ケ ース8の上方が開放され、修理等の作業性が大幅に向上する。尚、燃料補給時に はシート22のみを前方に倒せばよい(図8参照)。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成したので、シート下方部のスペースを有効に活用 でき、しかも油圧ケースの左右両側方部にタンクの膨らみ部を形成してタンク容 量を充分確保できると共に、燃料タンクが油圧ケースを覆うカバーともなるので 別部材で油圧ケースカバーを設ける無駄をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を装備したトラクタの側面図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】要部の背面図である。
【図4】他の実施例を装備したトラクタの側面図であ
る。
【図5】他の実施例における要部の斜視図である。
【図6】他の実施例における要部の背面図である。
【図7】シートと燃料タンクを一体的に前傾させた状態
の側面図である。
【図8】シートのみを前傾させた状態の側面図である。
【符号の説明】
A トラクタ 8 油圧ケース 17 燃料タンク 18 凹陥部 19 凹陥部 22 シート 23 シート支持部材 27 シート支持部材 28 ヒンジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートと油圧ケースの間に燃料タンクを
    配設したトラクタにおいて、燃料タンクの上面と下面の
    夫々幅方向中央側に凹陥部を設け、シート支持部材を燃
    料タンクの上面側凹陥部に臨むように設置すると共に、
    油圧ケースの頭部側を燃料タンクの下面側凹陥部に入り
    込ませたことを特徴とするトラクタの燃料タンク。
JP2946691U 1991-04-02 1991-04-02 トラクタの燃料タンク Pending JPH0569339U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2946691U JPH0569339U (ja) 1991-04-02 1991-04-02 トラクタの燃料タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2946691U JPH0569339U (ja) 1991-04-02 1991-04-02 トラクタの燃料タンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0569339U true JPH0569339U (ja) 1993-09-21

Family

ID=12276882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2946691U Pending JPH0569339U (ja) 1991-04-02 1991-04-02 トラクタの燃料タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0569339U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337557A (ja) * 2001-05-21 2002-11-27 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337557A (ja) * 2001-05-21 2002-11-27 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機
JP4678745B2 (ja) * 2001-05-21 2011-04-27 ヤンマー株式会社 田植機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20110112388A (ko) 작업 차량
US7931301B2 (en) Traveling vehicle
JP2017226321A (ja) 作業車
JPH0569339U (ja) トラクタの燃料タンク
JP2002274193A (ja) 乗用管理作業車
JP4369399B2 (ja) 走行車両
JP2539063B2 (ja) 運搬車
JP5086773B2 (ja) 走行車両のキャビン構造の製造方法
JP4109401B2 (ja) 旋回作業車のボンネット構造
JP4246028B2 (ja) エンジンルームのカバー装置
JP4292021B2 (ja) トラクタの燃料タンク
JP2007076559A (ja) トラクタのボンネット支持構造
JP4729827B2 (ja) トラクタの燃料タンク取付装置
JP4352021B2 (ja) 走行車両
JP3261612B2 (ja) 建設機械の運転席構造
JP2501280Y2 (ja) 農作業車の原動部構造
JP3682006B2 (ja) 旋回作業機
JPH0732342Y2 (ja) 建設機械用ダンプトラックの前部外装
JPH0219350Y2 (ja)
JPH0565245U (ja) 作業車両のシートクッション装置
JP4653410B2 (ja) 作業車両におけるタンクのカバー構造
JPS5937381Y2 (ja) トラクタ
JPH0218788Y2 (ja)
JPH079847A (ja) ホイールローダキャビンのフロントガラス取付枠
JP2021003987A (ja) 作業車両