JPH0330221Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0330221Y2 JPH0330221Y2 JP13076585U JP13076585U JPH0330221Y2 JP H0330221 Y2 JPH0330221 Y2 JP H0330221Y2 JP 13076585 U JP13076585 U JP 13076585U JP 13076585 U JP13076585 U JP 13076585U JP H0330221 Y2 JPH0330221 Y2 JP H0330221Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- vertical wall
- fuselage
- wall portion
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
トラクタのフレーム構造として次の二つが知ら
れている。一つは、前車輪の近くに配置した機体
前部のエンジンと機体後部のミツシヨンケース部
とを、これの両横に配置した左右一対の前後向き
主フレームで連結していトラクタのフレーム構造
であり、いま一つは、前記エンジンと前記ミツシ
ヨンケース部とを、クラツチハウジングや伝動ケ
ースを介して連結したフレーム構造であり、後者
に比べて前者のものは、運転ステツプを極力低く
して運転部に対する乗り降りが容易な構成にでき
るなどの利点がある。
れている。一つは、前車輪の近くに配置した機体
前部のエンジンと機体後部のミツシヨンケース部
とを、これの両横に配置した左右一対の前後向き
主フレームで連結していトラクタのフレーム構造
であり、いま一つは、前記エンジンと前記ミツシ
ヨンケース部とを、クラツチハウジングや伝動ケ
ースを介して連結したフレーム構造であり、後者
に比べて前者のものは、運転ステツプを極力低く
して運転部に対する乗り降りが容易な構成にでき
るなどの利点がある。
本考案は、この前者のフレーム構造に関する。
従来は、前後向き主フレームとして、断面形状
が矩形またはCの字状のビーム部材を使用してい
た。(例えば、特開昭56−8760号公報に記載され
ているトラクタのフレーム構造) 〔考案が解決しようとする問題点〕 一般に、トラクタに用いる車輪の幅は乗用車の
それに比べて幅の広いものが用いられており、前
輪の最大きれ角も例えば50゜以上というように比
較的大きく設計する。このときに前述のようなフ
レーム型トラクタで問題となるのが前車輪と前記
主フレームとの干渉の問題である。従来は、前輪
に大きな切れ角を与えるためトレツド(輪距)を
広げたり、フレームに逃げ加工を施していたが、
機体の大形化や生産コストを上昇させる欠点があ
つた。
が矩形またはCの字状のビーム部材を使用してい
た。(例えば、特開昭56−8760号公報に記載され
ているトラクタのフレーム構造) 〔考案が解決しようとする問題点〕 一般に、トラクタに用いる車輪の幅は乗用車の
それに比べて幅の広いものが用いられており、前
輪の最大きれ角も例えば50゜以上というように比
較的大きく設計する。このときに前述のようなフ
レーム型トラクタで問題となるのが前車輪と前記
主フレームとの干渉の問題である。従来は、前輪
に大きな切れ角を与えるためトレツド(輪距)を
広げたり、フレームに逃げ加工を施していたが、
機体の大形化や生産コストを上昇させる欠点があ
つた。
本考案は、このような欠点を招くことなしに前
輪の切れ角を大きく取れる構成を提供するもので
ある。
輪の切れ角を大きく取れる構成を提供するもので
ある。
問題点を解決するために講じた本考案の技術的
手段は、前記主フレームの断面形状を、ほぼ鉛直
方向に向う縦壁部分と、この縦壁部分の上端から
機体の外側に向う上片部分と、縦壁部分の下端か
ら機体の内側に向う下片部分とを備えるほぼクラ
ンク形状に構成し、前記下片部分を前記エンジン
の下すぼまり部分に入り込ませて、前記エンジン
をこのクランク状の主フレームで両側から抱き込
むように構成したことである。
手段は、前記主フレームの断面形状を、ほぼ鉛直
方向に向う縦壁部分と、この縦壁部分の上端から
機体の外側に向う上片部分と、縦壁部分の下端か
ら機体の内側に向う下片部分とを備えるほぼクラ
ンク形状に構成し、前記下片部分を前記エンジン
の下すぼまり部分に入り込ませて、前記エンジン
をこのクランク状の主フレームで両側から抱き込
むように構成したことである。
本考案の主フレームは、上片部分と下片部分と
によつてフレームの剛性を維持し、そのうちの機
体内側に向つた下片部分をエンジンの下すぼまり
部分に入り込ませて、主フレームが機体の左右方
向に張り出すことを防ぐとともに、このことによ
つて主フレームの側面は、操舵された前輪の円弧
面(厳密には、後述の図面第2図に示しているよ
うに正面視で楕円状の曲面)を受け入れるような
下すぼまり形状となつている。
によつてフレームの剛性を維持し、そのうちの機
体内側に向つた下片部分をエンジンの下すぼまり
部分に入り込ませて、主フレームが機体の左右方
向に張り出すことを防ぐとともに、このことによ
つて主フレームの側面は、操舵された前輪の円弧
面(厳密には、後述の図面第2図に示しているよ
うに正面視で楕円状の曲面)を受け入れるような
下すぼまり形状となつている。
従つて本考案の技術的手段によれば、フレーム
型トラクタの主フレームとして必要な強度を満足
しながらも、前輪のトレツドを広げたり、或いは
フレームに逃げ加工を施こしたりすることなし
に、前車輪の切れ角を従来よりも大きくできる効
果がある。
型トラクタの主フレームとして必要な強度を満足
しながらも、前輪のトレツドを広げたり、或いは
フレームに逃げ加工を施こしたりすることなし
に、前車輪の切れ角を従来よりも大きくできる効
果がある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
この実施例のトラクタは、第3図及び第1図に
示すように、機体前後向き姿勢の左右一対の主フ
レーム1,1の前部に、エンジン2及びこれの後
部に直結した主クラツチハウジング3を、エンジ
ン2側の防振ゴム4と主クラツチハウジング3側
の防振ゴム4とを介して搭載している。また、主
フレーム1,1の後部に設けられたブラケツト1
7には、伝動軸15と球継手16でエンジン2に
伝動連結されたミツシヨンケース5をボルト18
連結し、更に、この主クラツチハウジング3とミ
ツシヨンケース5の間の上方に、左右に亘つて一
連に偏平なデツキ6を配設した運転部7が設けて
ある。そして、このように構成した機体を前記ミ
ツシヨンケース5の後端に設けられたデフ機構8
に連結された後車輪9と、ミツシヨンケース5の
前端から延出されたドライブシヤフト10の延出
端に設けられたデフ機構11に連結された前車輪
12とで支持し、機体後端には耕耘装置等の作業
機を昇降駆動するリフトアーム13を備えてい
る。
示すように、機体前後向き姿勢の左右一対の主フ
レーム1,1の前部に、エンジン2及びこれの後
部に直結した主クラツチハウジング3を、エンジ
ン2側の防振ゴム4と主クラツチハウジング3側
の防振ゴム4とを介して搭載している。また、主
フレーム1,1の後部に設けられたブラケツト1
7には、伝動軸15と球継手16でエンジン2に
伝動連結されたミツシヨンケース5をボルト18
連結し、更に、この主クラツチハウジング3とミ
ツシヨンケース5の間の上方に、左右に亘つて一
連に偏平なデツキ6を配設した運転部7が設けて
ある。そして、このように構成した機体を前記ミ
ツシヨンケース5の後端に設けられたデフ機構8
に連結された後車輪9と、ミツシヨンケース5の
前端から延出されたドライブシヤフト10の延出
端に設けられたデフ機構11に連結された前車輪
12とで支持し、機体後端には耕耘装置等の作業
機を昇降駆動するリフトアーム13を備えてい
る。
以上の構成において、前記左右一対の主フレー
ム1,1は、第2図に示すようにその断面形状
を、ぼ鉛直方向に向に向う縦壁部分1aと、この
縦壁部分1bの上端から機体の外側に向う上片部
分1bと、縦壁部分1aの下端から機体の内側に
向う下片部分1cとを備えるほぼクランク形状に
してある。このような断面形状の主フレーム1,
1は、前記下片部分1cを、オイルパン14等に
よつて下すぼまり形状になつているエンジン2の
下すぼまり部分2Aに入り込ませて、エンジン2
をこのクランク状の主フレーム1,1で両側から
抱き込むように、平面視でほぼ平行に架設すると
ともに、その長手方向の中間部分を一体的に曲げ
成形して、前半部1Aが後半部1Bに比べて高く
位置するように形成してある。
ム1,1は、第2図に示すようにその断面形状
を、ぼ鉛直方向に向に向う縦壁部分1aと、この
縦壁部分1bの上端から機体の外側に向う上片部
分1bと、縦壁部分1aの下端から機体の内側に
向う下片部分1cとを備えるほぼクランク形状に
してある。このような断面形状の主フレーム1,
1は、前記下片部分1cを、オイルパン14等に
よつて下すぼまり形状になつているエンジン2の
下すぼまり部分2Aに入り込ませて、エンジン2
をこのクランク状の主フレーム1,1で両側から
抱き込むように、平面視でほぼ平行に架設すると
ともに、その長手方向の中間部分を一体的に曲げ
成形して、前半部1Aが後半部1Bに比べて高く
位置するように形成してある。
第1図は要部の側面図、第2図は要部の正面
図、第3図はトラクタの全体側面図である。 1……主フレーム、1a……縦壁部分、1……
上片部分、1c……下片部分、2……エンジン、
2A……下すぼまり部分、5……ミツシヨンケー
ス。
図、第3図はトラクタの全体側面図である。 1……主フレーム、1a……縦壁部分、1……
上片部分、1c……下片部分、2……エンジン、
2A……下すぼまり部分、5……ミツシヨンケー
ス。
Claims (1)
- 前車輪12,12の近くに配置した機体前部の
エンジン2と機体後部のミツシヨンケース部5と
を、これの両横に配置した左右一対の前後向き主
フレーム1,1で連結しているトラクタのフレー
ム構造において、前記主フレーム1の断面形状
を、ほぼ鉛直方向に向う縦壁部分1aと、この縦
壁部分1aの上端から機体の外側に向う上片部分
1bと、縦壁部分1aの下端から機体の内側に向
う下片部分1cとを備えるほぼクランク形状に構
成し、前記下片部分1cを前記エンジン2の下す
ぼまり部分2Aに入り込ませて、前記エンジン2
をこのクランク状の主フレーム1,1で両側から
抱き込むように構成したことを特徴とするトラク
タのフレーム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13076585U JPH0330221Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13076585U JPH0330221Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6237584U JPS6237584U (ja) | 1987-03-05 |
JPH0330221Y2 true JPH0330221Y2 (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=31028579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13076585U Expired JPH0330221Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0330221Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-27 JP JP13076585U patent/JPH0330221Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6237584U (ja) | 1987-03-05 |
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