JP2569832Y2 - 作業用走行車における制御ボツクスおよびバツテリの配設構造 - Google Patents

作業用走行車における制御ボツクスおよびバツテリの配設構造

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JP2569832Y2
JP2569832Y2 JP3912592U JP3912592U JP2569832Y2 JP 2569832 Y2 JP2569832 Y2 JP 2569832Y2 JP 3912592 U JP3912592 U JP 3912592U JP 3912592 U JP3912592 U JP 3912592U JP 2569832 Y2 JP2569832 Y2 JP 2569832Y2
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control box
battery
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seat
control
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正躬 松岡
隆敬 細田
弘章 山崎
正博 桑垣
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗用型管理機等の作業
用走行車における制御ボツクスおよびバツテリの配設構
造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種作業用走行車のなかには、自動走行制御、遠隔操
作制御等の各種制御を行う目的で、制御ユニツト、ドラ
イバ回路等の制御用電装部品を搭載したものがあるが、
その配設位置は、制御用電装部品に接続される操作パネ
ル、バツテリ等が配置された運転席近傍に設定すること
が配線上好ましい。そこで、前記制御用電装部品を、運
転席後方や運転席下方に配設することが考えられるが、
運転席後方に制御用電装部品を配設した場合には、配設
位置が高くなつて機体振動の影響を受け易くなるという
欠点が生じる一方、運転席下方に制御用電装部品を配設
した場合には、周囲が他部材で囲われてメンテナンス性
の低下を招くという不都合があり、何れも最適な配設位
置とは言えず問題となつていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
行車における制御ボツクスおよびバツテリの配設構造を
提供することを目的として創案されたものであつて、制
御用電装部品を内装する制御ボツクスと、制御用電装部
品に電源供給をするバツテリとが搭載される作業用走行
車であつて、該作業用走行車の運転席左右側方に形成さ
れるステツプ部に、前記制御ボツクスおよびバツテリを
振り分け状に配設したことを特徴とするものである。そ
して本考案は、この構成によつて、制御ボツクスの防振
性およびメンテナンス性を著しく向上させると共に、機
体の左右バランスを良好に保つことができるようにした
ものである。
【0004】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は乗用管理機の走行機体であ
つて、該走行機体1の底部には、前後方向を向く機体フ
レーム1aが配設され、そして機体フレーム1aの前端
部に、エンジン(図示せず)、トランスミツシヨンケー
ス2、フロントアクスルケース3等が組付けられる一
方、機体フレーム1aの後端部に、左右両端部に後輪4
を軸支するリヤアクスルケース5が組付けられ、さらに
機体フレーム1aの中間部上方に、カバー6を介して運
転席7が組付けられる等の構成は何れも従来通りである
が、機体前部には、ステアリング機構、スロツトル機
構、主クラツチ機構、左右サイドクラツチ機構、ブレー
キ機構、主変速機構、副変速機構等をそれぞれ無人操作
するための無人操作機構が設けられている。
【0005】8は制御ボツクスであつて、該制御ボツク
ス8には、所謂マイクロコンピユータを用いて構成され
る制御ユニツト9と、該制御ユニツト9から出力される
制御信号に基づいて前記無人操作機構(アクチユエー
タ)を駆動せしめるドライバ回路10とが内装されてい
るが、このものは、運転席7の左側方に形成される左側
ステツプ部11Lに露出状に配設されている。
【0006】一方、12は前記制御ユニツト9、ドライ
バ回路10等に電源供給をするバツテリであつて、該バ
ツテリ12は、運転席7の右側方に形成される右側ステ
ツプ部11Rに配設されている。即ち、前記制御ボツク
ス8およびバツテリ12を、左右のステツプ部11L、
11R上に振り分け配置することで走行機体1の左右バ
ランスを良好に保つようになつている。
【0007】さらに、13は走行機体1に配線されるメ
インハーネスであつて、該メインハーネス13の前端側
は、前記各無人操作機構等に接続される一方、適宜分岐
された後端側は、運転席7の左右両側部に設けられる操
作パネル部14L、14Rや前述の制御ボツクス8、バ
ツテリ12等にそれぞれ接続されているが、結束された
メインハーネス13の太径部13aは、運転席部の床面
15と、該床面15の左右中間部に前後方向を向いて設
けられるセンターカバー16との間隙スペースを経由す
べく配線されている。つまり、メインハーネス13の太
径部13aを水、泥等から保護すると共に、障害物との
接触によるメインハーネス13の損傷を防止するように
なつている。
【0008】ところで前記リヤアクスルケース5は、差
動ギア(図示せず)等を内装する円筒状のメインケース
17と、該メインケース17の左右両端部に下方後方に
向けて屈曲状に組付けられるフアイナルケース18とを
備えるが、両ケース17、18間には、フアイナルケー
ス18位置を左右外側方に変位させるためのスペーサケ
ース19が介設されている。つまり、フアイナルケース
18を、後輪4のホイール凹部4a内に入り込ませるべ
くスペーサケース19が介設されるが、さらにスペーサ
ケース19は、フアイナルケース18位置を下方に変位
させて最低地上高をアツプするカウンタケースにも兼用
されるべく、入力軸19aと出力軸19bとの間に上下
方向に並ぶ複数の中継ギヤ19cを内装している。
【0009】さらに、20は走行検知やスリツプ検知を
行うための回転センサであつて、該回転センサ20は、
前記入力軸19aの回転を検知すべくスペーサケース1
9の外側面に取付けられている。即ち、回転センサ20
は、フアイナルケース18の上方位置で、かつ機体内方
に入り込んだ位置に配設されることになるため、水、泥
等から保護されると共に、障害物との接触による損傷も
回避することができるようになつている。
【0010】また、21は機体後部に組付けられる昇降
リンク機構であつて、該昇降リンク機構21は、トツプ
リンク21aおよびロアリンク21bで構成され、その
基端部は、機体後部に立設されるリンクブラケツト22
に上下揺動自在に連結される一方、先端部には、苗載台
23に載置された植付苗を植付爪24の作動で圃場に植
付ける植付作業機25、機体後部に左右振り分け状に配
設される左右液剤タンク26の貯溜液を散布する散布機
27等の作業機が適宜選択的に連結されるが、植付作業
機25の連結時における下限位置では、ロアリンク21
bがリヤアクスル5に近接すべく前記フアイナルケース
17の角度設定がなされている。即ち、所定のホイール
ベースおよび最低地上高を確保しつつフアイナルケース
17を前傾するにあたり、その傾斜角度を、ロアリンク
21bと干渉しない最少角度(リンク角度よりも急角
度)に抑えることによつて前記スペーサケース19によ
る延長長さを可及的に短くするよう構成されている。
【0011】またさらに、28は前記左右の液剤タンク
26を連通せしめる連通パイプであつて、該連通パイプ
28は、両液剤タンク26の液量差を解消すべく設けら
れるものであるが、このものは、運転席7とリンクブラ
ケツト22との間のスペースを経由することによつて直
線状に配管されるため、左右の液剤タンク26を最短距
離で連通させることができるようになつている。
【0012】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、制御ユニツト9およびドライバ回路10が内装さ
れる制御ボツクスは、操作パネル部14L、14Rやバ
ツテリ12が設けられる運転席7の近傍位置において、
運転席7側方のステップ部11L上に露出状に配設され
ている。従つて、制御ボツクス8の配設位置が可及的に
低くなつて機体振動の影響を少なくすることができる許
りか、周囲が他部材で囲われることもないため、メンテ
ナンス性も向上させることができる。
【0013】しかも、前記制御ボツクス8およびバツテ
リ12を左右のステツプ部11L、11R上に振り分け
配置したため、走行機体1の左右バランスも良好に保つ
ことができる。
【0014】さらに実施例では、メインハーネス13の
太径部13aを、運転席部の床面15とセンターカバー
16との間に配線しているため、水、泥等から保護する
ことができると共に、障害物との接触による損傷も確実
に防止することができる。
【0015】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、配線を簡略化すべく運転席近傍に
制御ボツクスを配設したものであるが、該制御ボツクス
は運転席側方のステツプ部に配設されるため、運転席後
方に配設した場合よりも低い位置に配設されることにな
つて機体振動の影響を少なくすることができる許りか、
運転席下方に配設した場合の様に周囲が他部材で囲われ
ることなく露出状に配設されることになり、この結果、
制御ボツクスの防振性を向上し得ると共に、メンテナン
ス性を著しく向上させることができる。
【0016】しかも、他方のステップ部にバツテリを配
設して機体の左右バランスを保つようにしているため、
制御ボツクスの荷重によつて機体の左右バランスを崩す
ような不都合のない最適な配設構造とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】植付作業機を連結した走行機体の側面図であ
る。
【図2】同上平面図である。
【図3】散布機を連結した走行機体の側面図である。
【図4】同上平面図である。
【図5】リヤアクスルケースの一部切欠き正面図であ
る。
【符号の説明】
1 走行機体 7 運転席 8 制御ボツクス 9 制御ユニツト 10 ドライバ回路 11 ステツプ 12 バツテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 桑垣 正博 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−244870(JP,A) 実開 昭57−41551(JP,U) 実開 平4−55214(JP,U) 実公 昭62−42819(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御用電装部品を内装する制御ボツクス
    と、制御用電装部品に電源供給をするバツテリとが搭載
    される作業用走行車であつて、該作業用走行車の運転席
    左右側方に形成されるステツプ部に、前記制御ボツクス
    およびバツテリを振り分け状に配設したことを特徴とす
    る作業用走行車における制御ボツクスおよびバツテリの
    配設構造。
JP3912592U 1992-05-15 1992-05-15 作業用走行車における制御ボツクスおよびバツテリの配設構造 Expired - Lifetime JP2569832Y2 (ja)

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JPH0591226U JPH0591226U (ja) 1993-12-14
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