JP2569173B2 - エレベータのドア - Google Patents

エレベータのドア

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JP2569173B2
JP2569173B2 JP1152379A JP15237989A JP2569173B2 JP 2569173 B2 JP2569173 B2 JP 2569173B2 JP 1152379 A JP1152379 A JP 1152379A JP 15237989 A JP15237989 A JP 15237989A JP 2569173 B2 JP2569173 B2 JP 2569173B2
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JP
Japan
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panel
door
metal
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elevator door
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満 坂井
勇夫 大久保
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータのドアに係り、特に、意匠面の表
面歪を無くし、意匠的にすぐれた生産性の高いドア構造
に関する。
〔従来の技術〕
第4図に示すように、従来のエレベータのドア1は、
四角のパネル2の幅方向両縁部を裏面側に折曲げてコ字
状のパネル屈曲部を形成し、このパネル2の裏面側上下
部に上当金3と下当金4とを幅方向に亘って配置して接
着し、これら上当金3と下当金4と前記パネル屈曲部と
を溶接9によって連結してドア1を形成している。関連
技術として例えば、発明協会公開技報,公技番号86−73
58号に開示がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、エレベータのドアは高度の意匠性を要求される
ため、ドアの意匠面の表面歪を極力無くすために、接着
構造を採用している。しかし、火災などの高熱による接
着部が破壊され、構造部材がばらばらに脱落してしまう
ため要所を溶接接合している。この溶接は、溶接の熱に
よる歪の発生を無くするため、手数がかかり生産性が悪
い問題があつた。
本発明の目的は、生産性が高く、意匠的にすぐれたド
ア構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、幅方向両縁部を裏面側に折曲げてコ字状
のパネル屈曲部を形成した四角のパネルと、このパネル
の裏面側上下部に接着され幅方向に亘って配置された上
当金と下当金とを有するエレベータのドアにおいて、前
記両側のパネル屈曲部の上下部に夫々変形発生部を形成
し、これら変形発生部と前記上当金及び下当金とを機械
的に結合することにより達成される。
〔作用〕
パネルと上下当金とは変形発生部を介して結合されて
いるので、結合時に各部品の寸法公差及び接着剤の収縮
による寸法の変動を変形によって吸収することができ、
その結果、パネルに歪を発生させることはなくなるので
ある。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第
1図において、エレベータのドア1は、意匠が主体とな
るパネル2、パネル2は長手に沿う両縁部がそれぞれ裏
面側へ横断面コ字状に屈折されている。パネル2の上部
を補強し、ドア案内用のレール(図示せず)に吊り下げ
るドアハンガ(図示せず)を固定する上当金3,パネル2
の下部を補強し、ドア案内用の敷居(図示せず)に沿つ
て案内させるためのガイドシユー(図示せず)を固定す
る下当金4から構成され、パネル2の表面側方向と上当
金3,下当金4は接着剤で固定される。
第2図はパネル2の上部を拡大した図で、上当金3に
パネル2の裏面折り曲げ部とラツプする部分に幅W,長さ
Lなる部分5を設けるためにスリツト6を設けている。
この幅W,長さLなる部分5の長さSの位置と上当金3と
をリベツト7で固定している。パネル2と下当金4との
固定部も同様に構成されている。
第3図は第2図のIII−III矢視断面を示す。パネル2
の表面側方向と上当金3とは接着剤8によつて接着され
る。パネル2の折り曲げ部内側寸法P0に対し、上当金3
の幅寸法P1は、接着剤8の厚みと、上当金3をパネル2
に取付けるための隙間、及び、寸法公差によつてP0>P1
となり、パネル2の後部折り曲げ部と上当金3との間に
ギヤツプgが生じる。しかし、幅W,長さLなる部分5が
あるため、リベツト7によつてパネル2と上当金3とを
結合しても、パネル2は幅W,長さLなる部分5のみが局
部的に変形するだけで、パネル2の表面に歪が発生する
ことはない。なお、リベツトによるかしめ力Pとパネル
2の幅W,長さSとの関係は、 ここに、E:縦弾性係数 t:パネル2の板厚 つまり、リベツト7のかしめ力Pが(1)式右辺の値
より大で、かつ、パネル2と上当金3との接着力が
(1)式右辺の値より大であるときにはリベツト7の取
付けによる歪はパネル2の表面には全く影響を与えない
こととなる。
以上、機械的結合をリベツトで行つた場合について説
明したが、第5図及び第6図に示すように機械的結合を
ボルト締結や溶接接合で行つた場合についても同様の効
果を得ることができる。
本実施例によれば、火災などの高熱によるパネル2と
上当金3,下当金4とを接着している接着剤が破壊されて
も、リベツト7、ボルト10または溶接9によつて機械的
に結合されているので、パネル2と上当金3,下当金4と
がばらばらになることを防ぐことができ、かつ、パネル
2や上当金3,下当金4との寸法公差や接着剤の収縮によ
るギヤツプgがあつても、パネル2の表面に歪を発生さ
せることなく生産性の高いエレベータ用ドアを提供する
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、各部品の寸法公差を局部的に変形さ
せて機械的に結合させるため、歪が少なく意匠性にすぐ
れ、かつ、生産性の高いドアを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のドアの斜視図、第2図は第
1図上部の拡大正面図、第3図は第2図のIII−III矢視
断面図、第4図は従来例のドア斜視図、第5図及び第6
図は他の実施例の第1図相当図である。 1……ドア、2……パネル、3……上当金、4……下当
金、6……スリツト、7……リベツト、9……溶接、10
……ボルト。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向両縁部を裏面側に折曲げてコ字状の
    パネル屈曲部を形成した四角のパネルと、このパネルの
    裏面側上下部に接着され幅方向に亘って配置された上当
    金と下当金とを有するエレベータのドアにおいて、前記
    両側のパネル屈曲部の上下部に夫々変形発生部を形成
    し、これら変形発生部と前記上当金及び下当金とを機械
    的に結合したことを特徴とするエレベータのドア。
  2. 【請求項2】前記変形発生部は、前記パネル屈曲部に上
    下2本の水平方向のスリットによって形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のエレベータのドア。
JP1152379A 1989-06-16 1989-06-16 エレベータのドア Expired - Lifetime JP2569173B2 (ja)

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JPH0318590A JPH0318590A (ja) 1991-01-28
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007210716A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Mitsubishi Electric Corp エレベータの乗場ドア装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007210716A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Mitsubishi Electric Corp エレベータの乗場ドア装置

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JPH0318590A (ja) 1991-01-28

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