JP2567153B2 - Cmos出力バッファ回路 - Google Patents

Cmos出力バッファ回路

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JP2567153B2
JP2567153B2 JP3002815A JP281591A JP2567153B2 JP 2567153 B2 JP2567153 B2 JP 2567153B2 JP 3002815 A JP3002815 A JP 3002815A JP 281591 A JP281591 A JP 281591A JP 2567153 B2 JP2567153 B2 JP 2567153B2
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gate
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康規 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路、特に
CMOSディジタル回路で使用されるCMOS出力回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体回路装置において、半導体
チップはパッケージに収納され使用される。このため、
半導体チップの出力バッファと外部回路とはリードフレ
ームを介して接続されることになる。このリードフレー
ムがインダクタンス成分Lを持つために、半導体回路に
流れ込む(流れ出す)電流iが変化するとL×(di/
dt)でノイズが発生する。
【0003】上記ノイズについて、図5に示す半導体回
路中に通常設けられる従来の出力バッファ回路の動作波
形図で説明する。図中各波形は出力バッファ回路の入力
波形41、出力波形42、接地電圧VSS波形43、電源電圧
VDD波形44である。ノイズには二つのピークがあり、
一つはスイッチングの初期、出力端子の電圧が変化し始
めたときに電源ライン上に生じるもので、初期ノイズ
(図中a)と呼ばれるもの、もう一つは出力電圧が最終
値に達した後にアンダーシュート(図中b)やオーバシ
ュート(図中c)が生じて電源ラインに影響を及ぼすも
ので、リンギングノイズ(図中d)と呼ばれるものであ
る。
【0004】初期ノイズはバッファ回路の出力端子に寄
生する容量性負荷を充電するために電源端子を流れる電
流の増加により生じ、リンギングは充電放電が終り、電
流が減少するために生ずるものである。これらのノイズ
はバッファ回路の駆動力が大きいものほど大きくなる傾
向がある。
【0005】図6はノイズ発生量が比較的少ない駆動力
の小さなバッファ回路を並列接続した従来の回路図であ
る。入力端子45と出力端子46との間に並列に挿入されて
いる個々のバッファ回路47の動作タイミングを微妙にず
らすことによって初期ノイズのピーク値を低く抑える。
【0006】このような構成では、分割した各バッファ
回路45の入力端子は寄生容量C0 ,C1 ,C2 …Cn-1
を持ち、分割したバッファ回路45のそれぞれの入力端子
間に抵抗R1 ,R2 …Rn-1 を挿入して配線される。こ
のため、CR時定数の遅延が生じ、これを利用した構成
となっている。
【0007】このような方法では、先に動くバッファ回
路と後から動くバッファ回路の出力が競合し、貫通電流
の問題があり、動作のタイミングを大きくずらすことが
できない。このため、図7に示す出力波形48、VSS波
形49、VDD波形50に示すように、初期ノイズには有効
であるが、リンギングに対しての効果があまり高くな
い。
【0008】図8は特開昭61−244124号公報に
記載された回路構成である。出力端子51に接続される最
終段が駆動能力の小さいインバータ52、駆動能力の大き
いインバータ53に分けられている。インバータ52はPチ
ャネル型MOSトランジスタ54、Nチャネル型MOSト
ランジスタ55からなり、これらトランジスタ54,55の両
ゲートは前段のインバータ56の出力端子に接続されてい
る。また、インバータ53はPチャネル型MOSトランジ
スタ57、Nチャネル型MOSトランジスタ58からなり、
トランジスタ57のゲートは前段のインバータ59の出力端
子に接続され、トランジスタ58のゲートは前段のインバ
ータ60の出力端子に接続されている。インバータ56,5
9,60の入力端は入力端子61に接続されている。
【0009】上記インバータ52を駆動させる前段のイン
バータ56、上記インバータ53を駆動させる前段のインバ
ータ59,60それぞれの回路しきい値Vth56,Vth59,V
th60はVth60<Vth56<Vth59の関係にある。このた
め、入力信号が変化すると、まず駆動力の大きいインバ
ータ53がハイインピーダンスになった後に駆動力の小さ
いインバータ52が動作し、その後、駆動力の大きいイン
バータ53が動作する。
【0010】図8の構成の回路で入力が“H”レベルか
ら“L”レベルになる場合の動作を図9に示す出力波形
62、VSS波形63、VDD波形64の波形図を参照して説
明する。入力電圧が始めインバータ59の回路しきい値に
達し、インバータ53がハイインピーダンス状態になる。
その後、入力電圧がインバータ56の回路しきい値に達
し、トランジスタ54がオンする。このときVSS電源ラ
インにノイズが生じるが、インバータ52の駆動力は小さ
いのでノイズのレベルは小さい。次に入力電圧がインバ
ータ60の回路しきい値に達し、トランジスタ58がオンす
る。この時に生じるノイズはすでに出力電圧が下がり始
めているので、インバータ52を使わずにいきなりインバ
ータ53を動作させた場合よりも小さくなる。また、入力
が“L”レベルから“H”レベルになる場合も同様であ
る。
【0011】このような方法では、終段の2つのインバ
ータ52,53の出力が競合するようなことはない。従っ
て、初期ノイズとリンギングノイズの両者に対して有効
な方法となり得る。しかし、動作のタイミングをずらす
ために前段のインバータの回路しきい値の違いを利用し
ているので、入力信号のライズタイム,フォールタイム
の影響を受ける。すなわち、ライズタイム,フォールタ
イムが短い場合、インバータ52の動作後、十分な時間間
隔なしにインバータ53が動作することになる。従って、
この回路には波形を考慮した信号を入力する必要があ
る。
【0012】さらに、インバータ56の駆動力が高いと、
入力信号がVth56に達した際にインバータ52の入力電圧
が急激に変化する。このとき、インバータのオンする側
のトランジスタに急激に電流が流れ出す。ノイズの大き
さは電流の変化率に比例するので、インバータ52のサイ
ズを小さくして駆動力を下げてもインバータ56の駆動力
によってはノイズが十分に小さくならないこともある。
【0013】また、半導体基板上のパターン設計時にも
終段のインバータを分割し、それぞれに駆動回路が必要
となる等の制約がある。よって、このような構成の出力
バッファを集積回路に組み込んだ場合、電源ラインと出
力端子上に発生するノイズを十分に抑えられず、ノイズ
による誤動作を招く恐れがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、出力バッファの動作によるノイズは出力バッファに
流れる電流iの変化率di/dtに比例するので、トラ
ンジスタのサイズを小さくしてiの最大値を規制するこ
とによりdi/dtを制限する方法をとっていた。しか
し、iの最大値を低く抑えていてもiの変化率di/d
tはトランジスタのソース,ドレイン間電圧VGSの波形
に影響され、最終段のトランジスタに加わるVGSが急激
に変化する場合、ノイズ防止の効果がうすれるという欠
点があった。
【0015】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、集積回路の出力バッフ
ァの動作時に電源ラインと出力端子上に発生するノイズ
を削減し、集積回路に組み込まれた場合にノイズによる
誤動作を防止するCMOS出力バッファ回路を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明のCMOS出力
バッファ回路は、それぞれのソースが高電位電源、低電
位電源に結合され、それぞれのドレインが出力端子に接
続された、第1のPチャネルMOSトランジスタ及び第
1のNチャネルMOSトランジスタで構成される出力段
CMOS回路と、入力信号を受けるそれぞれのゲートは
共通接続され、それぞれのドレインは前記第1のPチャ
ネルMOSトランジスタのゲートに接続された第2のP
チャネルMOSトランジスタ及び第2のNチャネルMO
Sトランジスタを含む第1CMOS回路と、前記入力信
号を受けるそれぞれのゲートは共通接続され、それぞれ
のドレインは前記第1のNチャネルMOSトランジスタ
のゲートに接続された第3のPチャネルMOSトランジ
スタ及び第3のNチャネルMOSトランジスタを含み、
前記第1のNチャネルMOSトランジスタの、オンする
時のゲート,ソース間電圧の変化速度がオフする時のゲ
ート,ソース間電圧の変化速度よりも遅延するようにし
た第2CMOS回路と、前記第1のPチャネルMOSト
ランジスタのオン抵抗を高くするために前記第1CMO
S回路において前記第2のNチャネルMOSトランジス
タのソースと前記低電位電源との間に電流通路が形成さ
れ、ゲートが前記第2のNチャネルMOSトランジスタ
のソースに接続された第4のNチャネルMOSトランジ
スタとを具備したことを特徴としている。
【0017】
【作用】この発明では、出力トランジスタのソース,ド
レイン間電圧VGSの波形を直接コントロールすることに
より、出力バッファに流れる電流iが増加する際の変化
率di/dtが制御する。従って、iの最大値も制限で
きる。これにより、ノイズを確実に削減する。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0019】図1はこの発明に係るCMOSバッファ回
路の構成を示す回路図である。入力端子1 にPチャネル
型MOSトランジスタ2 、Nチャネル型MOSトランジ
スタ3 の両ゲートが接続されている。これらトランジス
タ2 ,3 の両ドレインが最終段の出力プルアップ用のP
チャネル型MOSトランジスタ4 のゲートに接続されて
いる。トランジスタ2 ,4 のソースは電源電圧VDDに
接続されている。トランジスタ3 のソースと接地電圧V
SSとの間にはクリップ用のNチャネル型MOSトラン
ジスタ5 が挿入されている。このトランジスタ5 のゲー
トとドレインは接続されている。
【0020】また、入力端子1 にPチャネル型MOSト
ランジスタ6 、Nチャネル型MOSトランジスタ7 の両
ゲートが接続されている。これらトランジスタ6 ,7 の
両ドレインが最終段の出力プルダウン用のNチャネル型
MOSトランジスタ8 のゲートに接続されている。トラ
ンジスタ7 ,8 のソースは接地電圧VSSに接続されて
いる。トランジスタ6 のソースは電源電圧VDDに接続
されている。出力プルアップ用のトランジスタ4 、出力
プルダウン用のトランジスタ8 の両ドレインは出力端子
9 に接続されている。
【0021】ここでは、最終段の出力プルダウン用のト
ランジスタ8 を駆動制御するトランジスタ6 ,7 が以下
のように構成されている。トランジスタ6 でトランジス
タ8のゲート,ソース間電圧(VGS)を“L”レベルか
ら“H”レベルにするのに要する時間が、トランジスタ
7でトランジスタ8 のVGSを“H”レベルから“L”レ
ベルにするのに要する時間より長くなるようにしてい
る。具体的には他のトランジスタに比べてトランジスタ
6 のチャネル長を大きく、チャネル幅を小さくした構成
となっている。図2は図1の回路において入力信号のレ
ベルが変化した場合の動作を示す波形図であり、それぞ
れ出力波形11、VSS波形12、VDD波形13を示す。
【0022】入力信号が“H”レベルから“L”レベル
に変化するとトランジスタ4 のVGSは速やかに“H”レ
ベルとなり、トランジスタ4 はオフする。このため、ト
ランジスタ8 がオンしても貫通電流の心配はない。トラ
ンジスタ8 のVGSはトランジスタ6 の駆動力が小さいた
め急には上昇せず、トランジスタ8 に流れる電源ノイズ
に比例する電流の変化率は小さく、初期ノイズaを小さ
く抑えることができる。
【0023】出力電圧は容量性負荷の電荷を放電しなが
ら低下していく。放電電流はピークを迎えた後減少する
が、このときの電流の変化率もトランジスタ8のVGSを
低く保ち駆動力を弱めてあるので小さく、リンギングノ
イズbは小さくなる。
【0024】ところで、容量性負荷の容量値はある程度
予想できるので、出力電圧が“L”レベルに達するのに
必要な時間は予測できる。トランジスタ6 のサイズは、
出力電圧が“L”レベルに達した後にトランジスタ8 の
VGSをVDDとなるようにしてある。このため、トラン
ジスタ8 の駆動能力が不足するようなことはない。
【0025】次に、入力信号が“L”レベルから“H”
レベルに変化した場合、トランジスタ8 のVGSは速やか
に“L”レベルになり、トランジスタ8 はオフする。ト
ランジスタ4 のVGSはトランジスタ5による電流制限と
電圧クリップの働きのため、緩やかに“L”レベルへと
推移する。このため、初期ノイズ、リンギングノイズ共
に削減できる。ただし、トランジスタ4 のVGSはトラン
ジスタ5 によりクリップされるので若干駆動力が低下す
る。上記図1の回路を構成する各トランジスタのチャネ
ル幅W、チャネル長Lの一例を以下に示す。 トランジスタ2 ,3 ,5 ,7 については、W=20μ
m,L=1μm。 トランジスタ6 については、W=4μm,L=3.5μ
m。 トランジスタ4 については、W=320μm,L=1μ
m。 トランジスタ8 については、W=128μm,L=1μ
m。
【0026】図3はこの発明の第2の実施例のCMOS
バッファ回路の構成を示す回路図である。入力端子21に
Pチャネル型MOSトランジスタ22、Nチャネル型MO
Sトランジスタ23の両ゲートが接続されている。これら
トランジスタ22,23の両ドレインは最終段の出力プルア
ップ用のPチャネル型MOSトランジスタ24のゲートに
接続されている。トランジスタ22,24のソースは電源電
圧VDDに接続されている。トランジスタ23のソースと
接地電圧VSSとの間には電流制限用のPチャネル型M
OSトランジスタ25が挿入されている。このトランジス
タ25のゲートとドレインは接続されている。また、トラ
ンジスタ24のゲートと接地電圧VSSとの間には、レベ
ル補償用のNチャネル型MOSトランジスタ26が挿入さ
れている。このトランジスタ26のゲートはトランジスタ
23のゲートと共通に接続されている。
【0027】また、入力端子21にPチャネル型MOSト
ランジスタ27、Nチャネル型MOSトランジスタ28の両
ゲートが接続されている。これらトランジスタ27,28の
両ドレインは最終段の出力プルダウン用のNチャネル型
MOSトランジスタ29のゲートに接続されている。トラ
ンジスタ28,29のソースは接地電圧VSSに接続されて
いる。トランジスタ27のソースと電源電圧VDDとの間
には電流制限用のNチャネル型MOSトランジスタ30が
挿入されている。このトランジスタ30のゲートとドレイ
ンは接続されている。また、トランジスタ29のゲートと
電源電圧VDDとの間には、レベル補償用のPチャネル
型MOSトランジスタ31が挿入されている。このトラン
ジスタ31のゲートはトランジスタ27のゲートと共通に接
続されている。出力プルアップ用のトランジスタ24、出
力プルダウン用のトランジスタ29の両ドレインは出力端
子32に接続されている。
【0028】上記構成では、トランジスタ25(または3
0)がバックゲートバイアス効果によって、トランジス
タ23(または27)の動作電流を制限するので、このまま
では出力用のトランジスタ24(または29) のVGSはVS
S(またはVDD)レベルに達しなくなる。そこで、ト
ランジスタ26(または31)を設けることによって、トラ
ンジスタ24(または29) のVGSがVSS(またはVD
D)レベルとなるように補償している。このレベル補償
用のトランジスタ26,31はチャネル長、チャネル幅等に
より駆動力が低くなるように設定されている。
【0029】図3の回路において入力信号が“H”レベ
ルから“L”レベルに変化した場合の動作について説明
する。トランジスタ24のVGSは速やかに“H”レベルと
なり、トランジスタ24はオフする。トランジスタ29のV
GSは、2個のトランジスタ31,27のプルアップ動作によ
り上昇する。しかし、トランジスタ27の動作はトランジ
スタ30によって電流が制限され、かつ、トランジスタ31
はもともと駆動力を弱めてあるから、トランジスタ29の
VGSは急激には上昇しない。このため、初期ノイズとリ
ンギングノイズを小さく抑えることができる。
【0030】また、トランジスタ27の動作だけではトラ
ンジスタ30により電圧がクリップされるため、トランジ
スタ29のVGSをVDDレベルにまで駆動できない。この
ため、出力電圧が“L”レベルに達した後にトランジス
タ31により、トランジスタ29のVGSがVDDレベルとな
るように補償される。入力信号が“L”レベルから
“H”レベルに変化した場合についても同様であり、こ
の図3の回路のノイズも上記図2で示す波形図のように
削減される。
【0031】図4はこの発明の第3の実施例のCMOS
バッファ回路の構成を示す回路図である。回路構成は上
記図3の回路において、Pチャネル型MOSトランジス
タ25の代りにNチャネル型MOSトランジスタ33を設
け、また、Nチャネル型MOSトランジスタ30の代りに
Pチャネル型MOSトランジスタ34を設けたものであ
る。上記トランジスタ33,34はゲートとドレインが接続
されておりダイオードが構成されている。
【0032】上記トランジスタ33(または34)はしきい
値を利用してクランプ回路を構成したものである。これ
により、トランジスタ23(または27)の動作が所定の電
圧でクランプされ、トランジスタ24(または29)のVGS
を急激に上昇させないようにする。後は図3と同様に駆
動力の低いトランジスタ26(または31)により出力のト
ランジスタ24(または29)のVGSがVSS(またはVD
D)レベルとなるように補償される。このため、初期ノ
イズとリンギングノイズを小さく抑えることができる。
このような構成では、トランジスタ33,34のしきい値を
変化させ、クランプ電圧を調整することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
トランジスタのソース,ドレイン間電圧VGSの波形を直
接コントロールすることにより、電流の変化率が制御で
き、ノイズは確実に削減されるCMOS出力バッファ回
路が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による構成を示す回路
図。
【図2】図1の回路動作を示す波形図。
【図3】この発明の第2の実施例による構成を示す回路
図。
【図4】この発明の第3の実施例による構成を示す回路
図。
【図5】半導体回路中に通常設けられる従来の出力バッ
ファ回路の動作波形図。
【図6】従来の出力バッファ回路の構成を示す回路図。
【図7】図6の回路の動作波形図。
【図8】従来の出力バッファ回路の構成を示す回路図。
【図9】図8の回路の動作波形図。
【符号の説明】
1…入力端子、 2, 4, 6…Pチャネル型MOSトラン
ジスタ、 3, 5, 7,8…Nチャネル型MOSトランジ
スタ、 9…出力端子。
フロントページの続き (72)発明者 越智 伸二 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭63−5553(JP,A) 特開 昭62−254520(JP,A) 特開 昭62−284524(JP,A) 特開 平1−261923(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれのソースが高電位電源、低電位
    電源に結合され、それぞれのドレインが出力端子に接続
    された、第1のPチャネルMOSトランジスタ及び第1
    のNチャネルMOSトランジスタで構成される出力段C
    MOS回路と、 入力信号を受けるそれぞれのゲートは共通接続され、そ
    れぞれのドレインは前記第1のPチャネルMOSトラン
    ジスタのゲートに接続された第2のPチャネルMOSト
    ランジスタ及び第2のNチャネルMOSトランジスタを
    含む第1CMOS回路と、 前記入力信号を受けるそれぞれのゲートは共通接続さ
    れ、それぞれのドレインは前記第1のNチャネルMOS
    トランジスタのゲートに接続された第3のPチャネルM
    OSトランジスタ及び第3のNチャネルMOSトランジ
    スタを含み、前記第1のNチャネルMOSトランジスタ
    の、オンする時のゲート,ソース間電圧の変化速度がオ
    フする時のゲート,ソース間電圧の変化速度よりも遅延
    するようにした第2CMOS回路と、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタのオン抵抗を
    高くするために前記第1CMOS回路において前記第2
    のNチャネルMOSトランジスタのソースと前記低電位
    電源との間に電流通路が形成され、ゲートが前記第2の
    NチャネルMOSトランジスタのソースに接続された第
    4のNチャネルMOSトランジスタと を具備したことを
    特徴とするCMOS出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 それぞれのソースが高電位電源、低電位
    電源に結合され、それぞれのドレインが出力端子に接続
    された、第1のPチャネルMOSトランジスタ及び第1
    のNチャネルMOSトランジスタで構成される出力段C
    MOS回路と、 入力信号を受けるそれぞれのゲートは共通接続され、そ
    れぞれのドレインは前記第1のPチャネルMOSトラン
    ジスタのゲートに接続された第2のPチャネルMOSト
    ランジスタ及び第2のNチャネルMOSトランジスタを
    含む第1CMOS回路と、 前記入力信号を受けるそれぞれのゲートは共通接続さ
    れ、それぞれのドレイン は前記第1のNチャネルMOS
    トランジスタのゲートに接続された第3のPチャネルM
    OSトランジスタ及び第3のNチャネルMOSトランジ
    スタを含む第2CMOS回路と、 前記第1のCMOS回路において前記第2のNチャネル
    MOSトランジスタのソースと前記低電位電源との間に
    電流通路が形成され、ゲートが前記低電位電源に接続さ
    れた第4のPチャネルMOSトランジスタと、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲートと前
    記低電位電源との間に電流通路が形成され、前記第1の
    PチャネルMOSトランジスタのゲート電圧に対し前記
    第4のPチャネルMOSトランジスタのスレショルド電
    圧分を補償する第4のNチャネルMOSトランジスタ
    と、 前記第2のCMOS回路において前記第3のPチャネル
    MOSトランジスタのソースと前記高電位電源との間に
    電流通路が形成され、ゲートが前記高電位電源に接続さ
    れた第5のNチャネルMOSトランジスタと、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートと前
    記高電位電源との間に電流通路が形成され、前記第1の
    NチャネルMOSトランジスタのゲート電圧に対し前記
    第5のNチャネルMOSトランジスタのスレショルド電
    圧分を補償する第5のPチャネルMOSトランジスタと
    を具備したことを特徴とするCMOS出力バッファ回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第4のNチャネルMOSトランジス
    タは前記第1CMOS回路の駆動能力より小さく、ゲー
    トに前記入力信号が供給され、前記第5のPチャネルM
    OSトランジスタは前記第2CMOS回路の駆動能力よ
    り小さく、ゲートに前記入力信号が供給されることを特
    徴とする請求項2記載のCMOS出力バッファ回路。
  4. 【請求項4】 それぞれのソースが高電位電源、低電位
    電源に結合され、それぞれのドレインが出力端子に接続
    された、第1のPチャネルMOSトランジスタ及び第1
    のNチャネルMOSトランジスタで構成される出力段C
    MOS回路と、 入力信号を受けるそれぞれのゲートは共通接続され、そ
    れぞれのドレインは前記第1のPチャネルMOSトラン
    ジスタのゲートに接続された第2のPチャネル MOSト
    ランジスタ及び第2のNチャネルMOSトランジスタを
    含む第1CMOS回路と、 前記入力信号を受けるそれぞれのゲートは共通接続さ
    れ、それぞれのドレインは前記第1のNチャネルMOS
    トランジスタのゲートに接続された第3のPチャネルM
    OSトランジスタ及び第3のNチャネルMOSトランジ
    スタを含む第2CMOS回路と、 前記第1のCMOS回路において前記第2のNチャネル
    MOSトランジスタのソースと前記低電位電源との間に
    電流通路が形成され、ゲートが前記第2のNチャネルM
    OSトランジスタのソースに接続された第4のNチャネ
    ルMOSトランジスタと、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲートと前
    記低電位電源との間に電流通路が形成され、前記第1の
    PチャネルMOSトランジスタのゲート電圧に対し前記
    第4のNチャネルMOSトランジスタのスレショルド電
    圧分を補償する第5のNチャネルMOSトランジスタ
    と、 前記第2のCMOS回路において前記第3のPチャネル
    MOSトランジスタのソースと前記高電位電源との間に
    電流通路が形成され、ゲートが前記第3のPチャネルM
    OSトランジスタのソースに接続された第4のPチャネ
    ルMOSトランジスタと、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートと前
    記高電位電源との間に電流通路が形成され、前記第1の
    NチャネルMOSトランジスタのゲート電圧に対し前記
    第4のPチャネルMOSトランジスタのスレショルド電
    圧分を補償する第5のPチャネルMOSトランジスタと
    を具備したことを特徴とするCMOS出力バッファ回
    路。
  5. 【請求項5】 前記第5のNチャネルMOSトランジス
    タは前記第1CMOS回路の駆動能力より小さく、ゲー
    トに前記入力信号が供給され、前記第5のPチャネルM
    OSトランジスタは前記第2CMOS回路の駆動能力よ
    り小さく、ゲートに前記入力信号が供給されることを特
    徴とする請求項2記載のCMOS出力バッファ回路。
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