JPH0993111A - スルーレート型バッファ回路 - Google Patents

スルーレート型バッファ回路

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JPH0993111A
JPH0993111A JP7251118A JP25111895A JPH0993111A JP H0993111 A JPH0993111 A JP H0993111A JP 7251118 A JP7251118 A JP 7251118A JP 25111895 A JP25111895 A JP 25111895A JP H0993111 A JPH0993111 A JP H0993111A
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potential
transistor
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input
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JP7251118A
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Inventor
Kazumasa Ando
和正 安藤
Yuusuke Yoshida
有佐 吉田
Kazuhiro Sugita
一弘 杉田
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スルーレート型バッファ回路の出力電流のピー
クや出力電位の遅延を抑制し、プロセス変動によるトラ
ンジスタの閾値変動による特性変動も抑制する。 【解決手段】入力信号と出力バッファ13からの帰還信
号によりスイッチ制御されるトランジスタ群を有し、入
力信号の“H”から“L”への変化時よりもその逆方向
への変化時の方が急な傾斜の入出力特性を有し、出力バ
ッファのNMOSトランジスタN1のゲートを制御する
電位を出力ノードAに出力する第1のスルーレート回路
11と、入力信号と出力バッファからの帰還信号により
スイッチ制御されるトランジスタ群を有し、入力信号の
“H”から“L”への変化時よりもその逆方向への変化
時の方がゆるやかな傾斜の入出力特性を有し、出力バッ
ファのPMOSトランジスタP1のゲートを制御する電
位を出力ノードBに出力する第2のスルーレート回路1
2とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
入/出力(I/O)回路などに使用されるバッファ回路
に係り、特にバッファ回路の出力電流のピークおよび出
力信号電位の遅延を抑制するためにバッファ回路の前段
に挿入されるスルーレート回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)および(b)は、従来の出力
回路の一例およびその入/出力特性を示す。図5(a)
の回路において、INV1はCMOSインバータ回路、
BUFはCMOSインバータ回路からなる出力バッファ
回路である。上記CMOSインバータ回路INV1のP
MOSトランジスタおよびNMOSトランジスタのチャ
ネル長Lは小さく設定されている。
【0003】上記出力回路の入/出力特性は、図5
(b)に示すように、入力信号電位INに対して出力信
号電位OUTの遅延は小さいが、出力電流のピークが大
きい。図6(a)乃至(c)は、従来の出力回路の他の
例およびその入/出力特性を示す。
【0004】図6(a)の回路において、INV1は第
1のCMOSインバータ回路、INV2は第2のCMO
Sインバータ回路、BUFは上記第1のCMOSインバ
ータ回路INV1の出力により駆動されるPMOSトラ
ンジスタP1および前記第2のCMOSインバータ回路
INV2の出力により駆動されるNMOSトランジスタ
N1からなる出力バッファ回路である。
【0005】上記第1のCMOSインバータ回路INV
1のNMOSトランジスタおよび第2のCMOSインバ
ータ回路INV2のPMOSトランジスタのチャネル長
Lは大きく設定されている。これにより、第1のCMO
Sインバータ回路INV1の入/出力特性は図6(c)
中に実線で示すように、出力の立上がりが急俊であり、
立下がりがゆるやかであり、第2のCMOSインバータ
回路INV2の入/出力特性は図6(c)中に点線で示
すように、出力の立上がりがゆるやかであり、立下がり
が急俊である。
【0006】上記出力回路の入/出力特性は、図6
(b)に示すように、出力電流のピークは極めて小さい
が、入力信号電位INに対して出力信号電位OUTの遅
延が大きい。
【0007】図7(a)乃至(c)は、従来の出力回路
のさらに他の例としてスルーレート型バッファ回路およ
びその入/出力特性を示す。図7(a)のスルーレート
型バッファ回路において、BLK1は第1のスルーレー
ト回路、BLK2は第2のスルーレート回路、BUFは
出力バッファ回路である。この出力バッファ回路BUF
は、第1のスルーレート回路BLK1の出力により駆動
されるPMOSトランジスタP1と、第2のスルーレー
ト回路BLK2の出力により駆動されるNMOSトラン
ジスタN1とからなる。
【0008】次に、上記スルーレート型バッファ回路の
動作について図7(b)、図7(c)に示す入/出力特
性を参照しながら説明する。まず、入力信号電位INが
“H”レベルから“L”レベルに変化した場合の動作に
ついて説明する。
【0009】第1のスルーレート回路BLK1において
は、NMOSトランジスタN3のドレインが電源電位V
cc(例えば5V)に接続されており、そのソースには、
入力信号電位INに関係なくVcc−Vthn (Vthn はN
MOSトランジスタの閾値電圧)の電位が出力する。入
力信号電位INが“H”レベルから“L”レベルに変化
すると、PMOSトランジスタP5はオンになり、その
ドレイン(第1の出力ノードA)の電位はVccになる
が、上記PMOSトランジスタP5のチャネル長Lが比
較的大きく、そのオン抵抗が大きいので、上記第1の出
力ノードAの電位は直ぐにはVccまで変化しない。そし
て、PMOSトランジスタP4もオンになり、そのドレ
イン(第1の出力ノードA)の電位はVcc−Vthn にな
るが、上記PMOSトランジスタP4のオン抵抗と前記
PMOSトランジスタP5のオン抵抗との並列抵抗は小
さいので、上記第1の出力ノードAの電位はVcc/2ま
で急速に立ち上がる。そして、上記PMOSトランジス
タP4のドレイン電位がVcc−Vthn で電流制限される
と、前記PMOSトランジスタP5のドレイン電位はV
ccになる。この場合、前述したように上記PMOSトラ
ンジスタP5のチャネル長Lは比較的大きいので、上記
PMOSトランジスタP5のドレイン電位はゆっくりと
Vccまで立ち上がる。これを受けて、出力バッファ回路
BUFのNMOSトランジスタN1はオフ状態からオン
状態にゆっくり変化する。
【0010】一方、第2のスルーレート回路BLK2に
おいては、入力信号電位INが“H”レベルから“L”
レベルに変化すると、PMOSトランジスタP2がオン
になり、そのドレイン(第2の出力ノードB)の電位は
Vccになる。これを受けて、出力バッファ回路BUFの
PMOSトランジスタP1はオフ状態になる。
【0011】この時、上記PMOSトランジスタP1の
チャネル長Lが比較的小さく、チャネル幅Wが比較的大
きいので、そのスイッチング速度は速く、上記PMOS
トランジスタP1がオフ状態になる速度は速い。
【0012】次に、前記スルーレート型バッファ回路に
おいて、入力信号電位INが“L”レベルから“H”レ
ベルに変化した場合の動作について説明する。第1のス
ルーレート回路BLK1においては、入力信号電位IN
が“L”レベルから“H”レベルに変化すると、NMO
SトランジスタN2がオンになり、そのドレイン(第1
の出力ノードA)の電位は接地電位Vssになる。これを
受けて、出力バッファ回路BUFのNMOSトランジス
タN1はオフ状態になる。
【0013】この時、上記NMOSトランジスタN2の
チャネル長Lが比較的小さく、チャネル幅Wが比較的大
きいので、そのスイッチング速度は速く、上記NMOS
トランジスタN1がオフ状態になる速度は速い。
【0014】一方、第2のスルーレート回路BLK2に
おいては、PMOSトランジスタP3はドレインが接地
電位Vssに接続されており、そのソースには入力信号電
位INに関係なくVss+Vthp (Vthp はPMOSトラ
ンジスタの閾値電圧)の電位が出力する。入力信号電位
INが“L”レベルから“H”レベルに変化すると、N
MOSトランジスタN5はオンになり、そのドレイン
(第2の出力ノードB)の電位はVssになるが、上記N
MOSトランジスタN5のチャネル長Lが比較的大き
く、そのオン抵抗が大きいので、上記第2の出力ノード
Bの電位は直ぐにはVssまで変化しない。そして、NM
OSトランジスタN4もオンになり、そのドレイン(第
2の出力ノードB)の電位はVss+Vthp になるが、上
記NMOSトランジスタN4のオン抵抗と前記NMOS
トランジスタN5のオン抵抗との並列抵抗は小さいの
で、上記第2の出力ノードBの電位はVcc/2まで急速
に立ち下がる。そして、上記NMOSトランジスタN4
のドレイン電位がVss+Vthp で電流制限されると、前
記NMOSトランジスタN5のドレイン電位はVssにな
る。
【0015】この場合、前述したように上記NMOSト
ランジスタN5のチャネル長Lは比較的大きいので、上
記NMOSトランジスタN5のドレイン電位はゆっくり
とVssまで立ち下がる。これを受けて、出力バッファ回
路BUFのPMOSトランジスタP1はオフ状態からオ
ン状態にゆっくり変化する。
【0016】上記したように図7(a)中の各スルーレ
ート回路BLK1、BLK2は、出力バッファ回路BU
Fの入力波形をVcc/2まで急速に立ち上げ(あるいは
立ち下げ)、その後にゆっくりと変化させることによ
り、入力信号電位INに対して出力信号電位OUTの遅
延を抑制することができる。
【0017】そして、第2のスルーレート回路BLK2
のPMOSトランジスタP2のチャネル幅Wを比較的大
きく設定することにより、出力バッファ回路BUFのP
MOSトランジスタP1をオン状態からオフ状態に急速
に変化させ、第1のスルーレート回路BLK1のPMO
SトランジスタP5のチャネル長Lを比較的大きく設定
することにより、出力バッファ回路BUFのNMOSト
ランジスタN1をオフ状態からオン状態にゆっくり変化
させている。また、第1のスルーレート回路BLK1の
NMOSトランジスタN3のチャネル幅Wを比較的大き
く設定することにより、出力バッファ回路BUFのNM
OSトランジスタN1をオン状態からオフ状態に急速に
変化させ、第2のスルーレート回路BLK2のNMOS
トランジスタN5のチャネル長Lを比較的大きく設定す
ることにより、出力バッファ回路BUFのPMOSトラ
ンジスタP1をオフ状態からオン状態にゆっくり変化さ
せている。このような動作により、出力電流のピークを
抑制している。
【0018】しかし、上記した図7(a)のスルーレー
ト型バッファ回路においては、第1のスルーレート回路
BLK1のNMOSトランジスタN1の出力信号電位
(ソース電位)Vcc−Vthn および第2のスルーレート
回路BLK2のPMOSトランジスタP5の出力信号電
位(ソース電位)Vss+Vthp がMOSトランジスタの
閾値Vthn 、Vthp に大きく依存し、プロセス変動によ
る閾値変動により上記各トランジスタの電流が制限され
る電位が変化し、出力バッファ回路BUFの出力信号電
位OUTの特性が大きく変動する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
スルーレート型バッファ回路は、プロセス変動によるM
OSトランジスタの閾値変動により出力信号電位の特性
が大きく変動するという問題があった。
【0020】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、出力電流のピークおよび出力信号電位の遅延
を抑制し得るとともにプロセス変動によるMOSトラン
ジスタの閾値変動による特性変動をも抑制し得るスルー
レート型バッファ回路を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のスルーレート型
バッファ回路は、電源ノードと出力ノードとの間に接続
された出力用PMOSトランジスタおよび上記出力ノー
ドと接地ノードとの間に接続された出力用NMOSトラ
ンジスタを有するバッファ回路と、上記出力ノードから
の帰還信号によりスイッチ制御されるMOSトランジス
タおよび信号入力ノードからの入力信号によりスイッチ
制御されるMOSトランジスタ群を有し、上記出力用N
MOSトランジスタのゲート電位を制御するための電位
を出力する第1の出力ノードを有し、上記信号入力ノー
ドの入力電位が“H”レベルから“L”レベルに変化し
た場合には、入力信号電位が電源電位の1/2付近にな
るまでは上記第1の出力ノードの電位が“L”レベルか
ら急速に立ち上がり、前記出力ノードの出力信号電位が
電源電位の1/2より低下した付近から第1の出力ノー
ドの電位が“H”レベルまでゆるやかに立ち上がり、前
記信号入力ノードの入力電位が“L”レベルから“H”
レベルに変化した場合には前記第1の出力ノードの電位
が“H”レベルから“L”レベルまで急速に立ち下がる
ような入出力特性を有する第1のスルーレート回路と、
前記出力ノードからの帰還信号によりスイッチ制御され
るMOSトランジスタおよび前記信号入力ノードからの
入力信号によりスイッチ制御されるMOSトランジスタ
群を有し、前記出力用PMOSトランジスタのゲート電
位を制御するための電位を出力する第2の出力ノードを
有し、前記信号入力ノードの入力電位が“H”レベルか
ら“L”レベルに変化した場合には、上記第2の出力ノ
ードの電位が“L”レベルから“H”レベルまで急速に
立ち上がり、前記信号入力ノードの入力電位が“L”レ
ベルから“H”レベルに変化した場合には、入力信号電
位が電源電位の1/2付近になるまでは上記第2の出力
ノードの電位が“H”レベルから急速に立ち下がり、前
記出力ノードの出力信号電位が電源電位の1/2を越え
た付近から前記第2の出力ノードの電位が“L”レベル
までゆるやかに立ち下がるような入出力特性を有する第
2のスルーレート回路とを具備することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明のスルーレ
ート型バッファ回路の第1の実施の形態を示している。
【0023】図1のスルーレート型バッファ回路におい
て、11は第1のスルーレート回路、12は第2のスル
ーレート回路、13は出力バッファ回路である。上記出
力バッファ回路13は、電源ノードと出力ノード14と
の間に接続された出力用PMOSトランジスタP1およ
び上記出力ノード14と接地ノードとの間に接続された
出力用NMOSトランジスタN1を有する。なお、Cは
出力側の寄生容量である。
【0024】前記第1のスルーレート回路11は、上記
出力ノード14からの帰還信号によりスイッチ制御され
るMOSトランジスタN3および信号入力ノード15か
らの入力信号によりスイッチ制御されるMOSトランジ
スタ群を有し、上記出力用NMOSトランジスタN1の
ゲート電位を制御するための電位を出力する第1の出力
ノードAを有する。そして、図2(b)中に点線で示す
ように、上記信号入力ノード15の入力信号電位INが
“H”レベルから“L”レベルに変化した場合には、入
力信号電位が電源電位の1/2付近になるまでは上記第
1の出力ノードAの電位が“L”レベルから急速に立ち
上がり、前記出力ノード14の出力信号電位OUTが電
源電位の1/2より低下した付近から第1の出力ノード
Aの電位が“H”レベルまでゆるやかに立ち上がり、前
記信号入力ノード15の入力電位が“L”レベルから
“H”レベルに変化した場合には前記第1の出力ノード
Aの電位が“H”レベルから“L”レベルまで急速に立
ち下がるような入出力特性を有する。
【0025】上記第1のスルーレート回路11の一例と
しては、ドレインが電源ノードに接続され、ゲートが前
記出力ノード14に接続された第1のNMOSトランジ
スタN3と、ソースが上記第1のNMOSトランジスタ
N3のソースに接続され、ゲートに入力信号が与えられ
る第1のPMOSトランジスタP4と、ドレインが上記
PMOSトランジスタP4のドレインに接続され、ゲー
トに前記入力信号が与えられ、ソースが接地ノードに接
続された第2のNMOSトランジスタN2と、ソースが
前記電源ノードに接続され、ゲートに前記入力信号が与
えられ、ドレインが上記PMOSトランジスタP4のド
レインおよびNMOSトランジスタN2のドレインと共
通接続されて第1の出力ノードAとなり、そのチャネル
長Lが前記トランジスタN3のチャネル長Lよりも大き
く設定された(あるいは、そのチャネル幅Wが前記前記
トランジスタN3のチャネル幅Wよりも小さく設定され
た)第2のPMOSトランジスタP5とを有する。この
場合、上記NMOSトランジスタN3およびPMOSト
ランジスタP4、P5は第1のインバータ回路部を構成
しており、前記第1の出力ノードAは前記出力バッファ
回路13のNMOSトランジスタN1のゲートに接続さ
れている。
【0026】一方、前記第2のスルーレート回路12
は、前記出力ノード14からの帰還信号によりスイッチ
制御されるMOSトランジスタP3および前記信号入力
ノード15からの入力信号によりスイッチ制御されるM
OSトランジスタ群を有し、前記出力用PMOSトラン
ジスタP1のゲート電位を制御するための電位を出力す
る第2の出力ノードBを有する。そして、図2(b)中
に実線で示すように、前記信号入力ノード15の入力電
位INが“H”レベルから“L”レベルに変化した場合
には、上記第2の出力ノードBの電位が“L”レベルか
ら“H”レベルまで急速に立ち上がり、前記信号入力ノ
ード15の入力電位が“L”レベルから“H”レベルに
変化した場合には、入力信号電位INが電源電位の1/
2付近になるまでは上記第2の出力ノードBの電位が
“H”レベルから急速に立ち下がり、前記出力ノード1
4の出力信号電位OUTが電源電位の1/2を越えた付
近から前記第2の出力ノードBの電位が“L”レベルま
でゆるやかに立ち下がるような入出力特性を有する。
【0027】前記第2のスルーレート回路12の一例
は、ドレインが接地ノードに接続され、ゲートが前記出
力ノード14に接続された第3のPMOSトランジスタ
P3と、ソースが上記PMOSトランジスタP3のソー
スに接続され、ゲートに入力信号が与えられる第3のN
MOSトランジスタN4と、ドレインが上記NMOSト
ランジスタN4のドレインに接続され、ゲートに前記入
力信号が与えられ、ソースが電源ノードに接続された第
4のPMOSトランジスタP2と、ソースが前記接地ノ
ードに接続され、ゲートに前記入力信号が与えられ、ド
レインが上記NMOSトランジスタN4のドレインおよ
びPMOSトランジスタP2のドレインと共通接続され
て第2の出力ノードBとなり、そのチャネル長Lが前記
トランジスタP3のチャネル長Lよりも大きく設定され
た(あるいは、そのチャネル幅Wが前記前記トランジス
タP3のチャネル幅Wよりも小さく設定された)第4の
NMOSトランジスタN5とを有する。この場合、上記
PMOSトランジスタP2およびNMOSトランジスタ
N4、N5は第2のインバータ回路部を構成しており、
前記第2の出力ノードBは前記出力バッファ回路13の
PMOSトランジスタP1のゲートに接続されている。
【0028】図2(a)および図2(b)は、図1のス
ルーレート型バッファ回路の入力信号電位INが“H”
レベルから“L”レベルに変化し、さらに、“H”レベ
ルに変化した場合におけるスルーレート型バッファ回路
全体の入出力特性およびスルーレート回路部の入出力特
性を示す。
【0029】次に、図1のスルーレート型バッファ回路
の入力信号電位INが“H”レベルから“L”レベルに
変化した場合の動作について図2(a)および図2
(b)に示す入/出力特性を参照しながら説明する。
【0030】第1のスルーレート回路11においては、
NMOSトランジスタN3のゲートが出力バッファ回路
13の出力ノード14に接続されており、この出力ノー
ド14が“H”レベル(電源電位Vcc、例えば5V)で
ある初期状態では、上記NMOSトランジスタN3はオ
ン状態であり、そのソースにはVcc−Vthn (Vthnは
NMOSトランジスタの閾値電圧)の電位が出力する。
この時、入力信号電位INが“H”レベルから“L”レ
ベルに変化すると、PMOSトランジスタP4、P5は
オンになり、NMOSトランジスタN2はオフになる。
【0031】この場合、PMOSトランジスタP5のチ
ャネル長Lが比較的大きく(あるいは、そのチャネル幅
Wが比較的小さく)、そのオン抵抗が大きいので、入力
信号電位INがVcc/2付近になるまでは、PMOSト
ランジスタP5のドレイン(第1の出力ノードA)の電
位は直ぐにはVccまで変化しない。
【0032】これに対して、PMOSトランジスタP4
のドレイン(第1の出力ノードA)の電位はVcc−Vth
n になるが、上記PMOSトランジスタP4のオン抵抗
と前記PMOSトランジスタP5のオン抵抗との並列抵
抗は小さいので、上記第1の出力ノードAの電位はVcc
/2まで急速に立ち上がる。
【0033】そして、出力バッファ回路13の出力ノー
ド14の出力信号電位OUTがVcc/2より低下した付
近からNMOSトランジスタN3がオフ状態になるよう
にスイッチ制御され、第1の出力ノードAの電位に寄与
するトランジスタはPMOSトランジスタP5のみとな
り、そのドレイン電位はVccになる。
【0034】この場合、前述したように上記PMOSト
ランジスタP5のチャネル長Lは比較的大きいので、上
記PMOSトランジスタP5のドレイン電位はゆっくり
とVccまで立ち上がる。これを受けて、出力バッファ回
路13のNMOSトランジスタN1はオフ状態からオン
状態にゆっくり変化する。
【0035】一方、第2のスルーレート回路12におい
ては、入力信号電位INが“H”レベルから“L”レベ
ルに変化すると、PMOSトランジスタP2がオンにな
り、そのドレイン(第2の出力ノードB)の電位はVcc
になる。これを受けて、出力バッファ回路13のPMO
SトランジスタP1はオフ状態になる。この時、上記P
MOSトランジスタP2のチャネル長Lが比較的小さい
(あるいは、そのチャネル幅Wが比較的大きい)ので、
そのスイッチング速度は速く、上記PMOSトランジス
タP1がオフ状態になる速度は速い。
【0036】即ち、上記したように入力信号電位INが
“H”レベルから“L”レベルに変化した場合には、第
2のスルーレート回路12の第2の出力ノードBの電位
は、通常のCMOSインバータ回路の動作と同様にVss
からVccまで急速に立ち上がり、出力バッファ回路のP
MOSトランジスタP1を急速にオフ状態にする。
【0037】これに対して、第1のスルーレート回路1
1の第1の出力ノードAの電位は、入力信号電位INが
Vcc/2付近になるまでは通常のCMOSインバータ回
路と同様になる。そして、出力バッファ回路13の出力
ノード14の出力信号電位OUTがVcc/2より低下し
た付近からNMOSトランジスタN3がオフ状態にな
り、第1の出力ノードAの電位に寄与するトランジスタ
はPMOSトランジスタP5のみとなるので、出力曲線
はなだらかな特性となる。この場合、出力ノード14の
出力信号電位OUTは既に反転領域を越えているので、
入力信号電位INの変化に対する出力信号電位OUTの
遅延は存在しない。
【0038】次に、図1のスルーレート型バッファ回路
の入力信号電位INが“L”レベルから“H”レベルに
変化した場合の動作について図2(a)および図2
(b)に示す入/出力特性を参照しながら説明する。
【0039】第1のスルーレート回路11においては、
入力信号電位INが“L”レベルから“H”レベルに変
化すると、NMOSトランジスタN2がオンになり、そ
のドレイン(第1の出力ノードA)の電位は接地電位V
ssになる。これを受けて、出力バッファ回路13のNM
OSトランジスタN1はオフ状態になる。この時、上記
NMOSトランジスタN2のチャネル長Lが比較的小さ
い(あるいは、そのチャネル幅Wが比較的大きい)の
で、そのスイッチング速度は速く、上記NMOSトラン
ジスタN1がオフ状態になる速度は速い。
【0040】一方、第2のスルーレート回路12におい
ては、PMOSトランジスタP3のドレインが出力バッ
ファ回路13の出力ノード14に接続されており、この
出力ノード14は入力信号電位INが“L”レベルの初
期状態では“L”レベル(接地電位Vss)であるので、
上記PMOSトランジスタP3のソースにはVss+Vth
p (Vthp はPMOSトランジスタの閾値電圧)の電位
が出力する。この時、入力信号電位INが“L”レベル
から“H”レベルに変化すると、NMOSトランジスタ
N4、N5はオンになり、PMOSトランジスタP2は
オフになる。
【0041】この場合、NMOSトランジスタN5のチ
ャネル長Lが比較的大きく(あるいは、そのチャネル幅
Wが比較的小さく)、そのオン抵抗が大きいので、入力
信号電位INがVcc/2付近になるまでは、NMOSト
ランジスタN5のドレイン(第2の出力ノードB)の電
位は直ぐにはVssまで変化しない。
【0042】これに対して、NMOSトランジスタN4
のドレイン(第2の出力ノードB)の電位はVss+Vth
p になり、上記NMOSトランジスタN4のオン抵抗と
前記NMOSトランジスタN5のオン抵抗との並列抵抗
は小さいので、上記第2の出力ノードBの電位はVcc/
2まで急速に立ち下がる。
【0043】そして、出力バッファ回路13の出力ノー
ド14の出力信号電位OUTがVcc/2を越えた付近か
らPMOSトランジスタP3がオフ状態になるようにス
イッチ制御され、第2の出力ノードBの電位に寄与する
トランジスタはNMOSトランジスタN5のみとなり、
そのドレイン電位はVssになる。
【0044】この場合、前述したようにNMOSトラン
ジスタN5のチャネル長Lは比較的大きい(あるいは、
そのチャネル幅Wが比較的小さい)ので、上記NMOS
トランジスタN5のドレイン電位はゆっくりとVssまで
立ち下がる。これを受けて、出力バッファ回路13のP
MOSトランジスタP1はオフ状態からオン状態にゆっ
くり変化する。
【0045】即ち、上記したように入力信号電位INが
“L”レベルから“H”レベルに変化した場合には、第
1のスルーレート回路11の第1の出力ノードAの電位
は通常のCMOSインバータ回路と同様にVccからVss
まで急速に立ち下がり、出力バッファ回路13のNMO
SトランジスタN1を急速にオフ状態にする。
【0046】これに対して、第2のスルーレート回路1
2の第2の出力ノードBの電位は、入力信号電位INが
Vcc/2付近になるまでは通常のCMOSインバータ回
路と同様になる。そして、出力バッファ回路13の出力
ノード14の出力信号電位OUTがVcc/2を越えた付
近からPMOSトランジスタP3がオフ状態になり、第
2の出力ノードBの電位に寄与するトランジスタはNM
OSトランジスタN5のみとなるので、出力曲線はなだ
らかな特性となる。この場合、出力バッファ回路13の
出力ノード14の出力信号電位OUTは既に反転領域を
越えているので、入力信号電位INの変化に対する出力
信号電位OUTの遅延は存在しない。
【0047】上記したように図1中のスルーレート回路
11、12が有する入出力特性によれば、出力バッファ
回路13の入力波形をVcc/2まで急速に立ち上げ、あ
るいは、立ち下げ、その後にゆっくりと変化させること
により、入力信号電位に対して出力信号電位の遅延を抑
制することができる。
【0048】そして、出力バッファ回路13のPMOS
トランジスタP1をオン状態からオフ状態に急速に変化
させ、出力バッファ回路13のNMOSトランジスタN
1をオフ状態からオン状態にゆっくり変化させることが
可能になる。また、出力バッファ回路13のNMOSト
ランジスタN1をオン状態からオフ状態に急速に変化さ
せ、出力バッファ回路13のPMOSトランジスタP1
をオフ状態からオン状態にゆっくり変化させることが可
能になる。このような動作により、出力電流のピークを
抑制することが可能になる。
【0049】さらに、出力バッファ回路13の出力信号
電位をスルーレート回路11、12のMOSトランジス
タのスイッチ制御入力として帰還させるので、プロセス
変動によるMOSトランジスタの閾値変動による電流制
限特性の変動とか、それに伴う出力電圧特性の変動を抑
制しているので、出力信号電位の変化に伴って発生する
雑音のレベルを低減させることが可能になる。
【0050】図3は、本発明のスルーレート型バッファ
回路の第2の実施の形態を示している。この第2の実施
の形態は、前記第1の実施の形態における第1のスルー
レート回路11の第1のインバータ回路部および第2の
スルーレート回路12の第2のインバータ回路部がそれ
ぞれ例えば2個用いられて二入力のナンド回路部をそれ
ぞれ構成するように変更されており、その他は同じであ
るので図1中と同一符号を付している。
【0051】図3において、第1のスルーレート回路3
1は、第1の実施の形態のスルーレート回路11に対し
て、第2の入力信号IN2がゲートに入力するNMOS
トランジスタN2a、PMOSトランジスタP4aおよ
びP5aと、出力バッファの出力により帰還制御される
NMOSトランジスタN3aが付加されている。また、
前記第2のスルーレート回路32は、第1の実施の形態
のスルーレート回路12に対して、第2の入力信号IN
2がゲートに入力するPMOSトランジスタP2a、N
MOSトランジスタN4aおよびN5aが付加されてい
る。
【0052】即ち、第1のスルーレート回路31は、複
数の入力信号IN1、IN2に対応して第1のNMOS
トランジスタ(N3、N3a)と第1のPMOSトラン
ジスタ(P4、P4a)との直列回路が複数個設けられ
るとともに第2のPMOSトランジスタ(P5、P5
a)および第2のNMOSトランジスタ(N2、N2
a)がそれぞれ複数個設けられている。そして、上記複
数個の直列回路が並列に接続され、上記複数個の第2の
PMOSトランジスタ(P5、P5a)が並列に接続さ
れ、上記複数個の第2のNMOSトランジスタ(N2、
N2a)が直列に接続されてナンド回路を構成してい
る。
【0053】また、前記第2のスルーレート回路32
は、複数の入力信号IN1、IN2に対応して複数個の
第3のNMOSトランジスタ(N4、N4a)と第4の
NMOSトランジスタ(N5、N5a)と第4のPMO
Sトランジスタ(P2、P2a)が設けられている。そ
して、上記複数個の第4のPMOSトランジスタ(P
2、P2a)が並列に接続され、上記複数個の第3のN
MOSトランジスタ(N4、N4a)が直列に接続さ
れ、上記複数個の第4のNMOSトランジスタ(N5、
N5a)が直列に接続されてナンド回路を構成してい
る。
【0054】上記第2の実施の形態においては、前記第
1の実施の形態におけるインバータ動作の代わりにナン
ド動作が行われ、前記第1の実施の形態と同様の効果が
得られる。
【0055】図4は、本発明のスルーレート型バッファ
回路の第3の実施の形態を示している。この第3の実施
の形態は、前記第1の実施の形態における第1のスルー
レート回路11の第1のインバータ回路部および第2の
スルーレート回路12の第2のインバータ回路部がそれ
ぞれ例えば2個用いられて二入力のノア回路部をそれぞ
れ構成するように変更されており、その他は同じである
ので図1中と同一符号を付している。
【0056】図4において、第1のスルーレート回路4
1は、第1の実施の形態のスルーレート回路11に対し
て、第2の入力信号IN2がゲートに入力するNMOS
トランジスタN2a、PMOSトランジスタP4aおよ
びP5aが付加されており、第2のスルーレート回路4
2は、第1の実施の形態のスルーレート回路12に対し
て、第2の入力信号IN2がゲートに入力するPMOS
トランジスタP2a、NMOSトランジスタN4a、N
5aと、出力バッファ13の出力により帰還制御される
PMOSトランジスタP3aが付加されている。
【0057】即ち、第1のスルーレート回路41は、複
数の入力信号IN1、IN2に対応して複数個の第1の
PMOSトランジスタ(P4、P4a)と第2のPMO
Sトランジスタ(P5、P5a)と第2のNMOSトラ
ンジスタ(N2、N2a)が設けられている。そして、
上記複数個の第2のNMOSトランジスタ(N2、N2
a)が並列に接続され、上記複数個の第1のPMOSト
ランジスタ(P4、P4a)が直列に接続され、上記複
数個の第2のPMOSトランジスタ(P5、P5a)が
直列に接続されてノア回路を構成している。
【0058】また、前記第2のスルーレート回路42
は、複数の入力信号IN1、IN2に対応して第3のN
MOSトランジスタ(N4、N4a)と第3のPMOS
トランジスタ(P3、P3a)との直列回路が複数個設
けられるとともに第4のNMOSトランジスタ(N5、
N5a)および第4のPMOSトランジスタ(P2、P
2a)がそれぞれ複数個設けられている。そして、上記
複数個の直列回路が並列に接続され、上記複数個の第4
のNMOSトランジスタ(N5、N5a)が並列に接続
され、上記複数個の第4のPMOSトランジスタ(P
2、P2a)が直列に接続されてノア回路を構成してい
る。
【0059】上記第3の実施の形態においては、前記第
1の実施の形態におけるインバータ動作の代わりにノア
動作が行われ、前記第1の実施の形態と同様の効果が得
られる。
【0060】
【発明の効果】上述したように本発明のスルーレート型
バッファ回路によれば、出力電流のピークおよび出力信
号電位の遅延を抑制し得るとともにプロセス変動による
MOSトランジスタの閾値変動による特性変動をも抑制
することができる。従って、大電流・高速スイッチング
用の出力バッファ回路に使用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスルーレート型バッファ回路の第1
の実施の形態を示す回路図。
【図2】 図1の回路の動作例を示す入出力特性図。
【図3】 本発明のスルーレート型バッファ回路の第2
の実施の形態を示す回路図。
【図4】 本発明のスルーレート型バッファ回路の第3
の実施の形態を示す回路図。
【図5】 従来の出力回路の一例およびその入/出力特
性を示す図。
【図6】 従来の出力回路の他の例およびその入/出力
特性を示す図。
【図7】 従来の出力回路のさらに他の例としてスルー
レート型バッファ回路およびその入/出力特性を示す
図。
【符号の説明】
11…第1のスルーレート回路、12…第2のスルーレ
ート回路、13…出力バッファ回路、14…出力ノー
ド、15…信号入力ノード、N1〜N5、N2a〜N5
a…NMOSトランジスタ、P1〜P5、P2a〜P5
a…PMOSトランジスタ、A…第1の出力ノード、B
…第2の出力ノード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田 一弘 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源ノードと出力ノードとの間に接続さ
    れた出力用PMOSトランジスタおよび上記出力ノード
    と接地ノードとの間に接続された出力用NMOSトラン
    ジスタを有するバッファ回路と、 上記出力ノードからの帰還信号によりスイッチ制御され
    るMOSトランジスタおよび信号入力ノードからの入力
    信号によりスイッチ制御されるMOSトランジスタ群を
    有し、上記出力用NMOSトランジスタのゲート電位を
    制御するための電位が出力する第1の出力ノードを有
    し、上記信号入力ノードの入力電位が“H”レベルから
    “L”レベルに変化した場合には、入力信号電位が電源
    電位の1/2付近になるまでは上記第1の出力ノードの
    電位が“L”レベルから急速に立ち上がり、前記出力ノ
    ードの出力信号電位が電源電位の1/2より低下した付
    近から第1の出力ノードの電位が“H”レベルまでゆる
    やかに立ち上がり、前記信号入力ノードの入力電位が
    “L”レベルから“H”レベルに変化した場合には前記
    第1の出力ノードの電位が“H”レベルから“L”レベ
    ルまで急速に立ち下がるような入出力特性を有する第1
    のスルーレート回路と、 前記出力ノードからの帰還信号によりスイッチ制御され
    るMOSトランジスタおよび前記信号入力ノードからの
    入力信号によりスイッチ制御されるMOSトランジスタ
    群を有し、前記出力用PMOSトランジスタのゲート電
    位を制御するための電位が出力する第2の出力ノードを
    有し、前記信号入力ノードの入力電位が“H”レベルか
    ら“L”レベルに変化した場合には、上記第2の出力ノ
    ードの電位が“L”レベルから“H”レベルまで急速に
    立ち上がり、前記信号入力ノードの入力電位が“L”レ
    ベルから“H”レベルに変化した場合には、入力信号電
    位が電源電位の1/2付近になるまでは上記第2の出力
    ノードの電位が“H”レベルから急速に立ち下がり、前
    記出力ノードの出力信号電位が電源電位の1/2を越え
    た付近から前記第2の出力ノードの電位が“L”レベル
    までゆるやかに立ち下がるような入出力特性を有する第
    2のスルーレート回路とを具備することを特徴とするス
    ルーレート型バッファ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスルーレート型バッファ
    回路において、前記第1のスルーレート回路は、ドレイ
    ンが電源ノードに接続され、ゲートに前記バッファ回路
    の出力ノードからの帰還信号が与えられる第1のNMO
    Sトランジスタと、ソースが上記第1のNMOSトラン
    ジスタのソースに接続され、ゲートに入力信号が与えら
    れる第1のPMOSトランジスタと、ドレインが上記第
    1のPMOSトランジスタのドレインに接続され、ゲー
    トに前記入力信号が与えられ、ソースが接地ノードに接
    続された第2のNMOSトランジスタと、ソースが前記
    電源ノードに接続され、ゲートに前記入力信号が与えら
    れ、ドレインが前記第1のPMOSトランジスタのドレ
    インおよび第2のNMOSトランジスタのドレインと共
    通接続されて第1の出力ノードとなり、そのチャネル長
    Lが前記第1のNMOSトランジスタのチャネル長Lよ
    りも大きく設定され、あるいはそのチャネル幅Wが前記
    第1のNMOSトランジスタのチャネル幅Wよりも小さ
    く設定された第2のPMOSトランジスタとを有し、上
    記第1の出力ノードは、前記出力バッファ回路の出力用
    NMOSトランジスタのゲートに接続されてなり、前記
    第2のスルーレート回路は、ドレインが接地ノードに接
    続され、ゲートに前記バッファ回路の出力ノードからの
    帰還信号が与えられる第3のPMOSトランジスタと、
    ソースが上記第3のPMOSトランジスタのソースに接
    続され、ゲートに入力信号が与えられる第3のNMOS
    トランジスタと、ドレインが上記第3のNMOSトラン
    ジスタのドレインに接続され、ゲートに前記入力信号が
    与えられ、ソースが電源ノードに接続された第4のPM
    OSトランジスタと、ソースが前記接地ノードに接続さ
    れ、ゲートに前記入力信号が与えられ、ドレインが前記
    第3のNMOSトランジスタのドレインおよび第4のP
    MOSトランジスタのドレインと共通接続されて第2の
    出力ノードとなり、そのチャネル長Lが前記第3のPM
    OSトランジスタのチャネル長Lよりも大きく設定さ
    れ、あるいはそのチャネル幅Wが前記第3のPMOSト
    ランジスタのチャネル幅Wよりも小さく設定された第4
    のNMOSトランジスタとを有し、上記第2の出力ノー
    ドは、前記出力バッファ回路の出力用PMOSトランジ
    スタのゲートに接続されてなることを特徴とするスルー
    レート型バッファ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のスルーレート型バッファ
    回路において、前記第1のスルーレート回路は、複数の
    入力信号に対応して前記第1のNMOSトランジスタと
    第1のPMOSトランジスタとの直列回路が複数個設け
    られるとともに前記第2のPMOSトランジスタおよび
    第2のNMOSトランジスタがそれぞれ複数個設けら
    れ、上記複数個の直列回路が並列に接続され、上記複数
    個の第2のPMOSトランジスタが並列に接続され、上
    記複数個の第2のNMOSトランジスタが直列に接続さ
    れてナンド回路を構成しており、前記第2のスルーレー
    ト回路は、前記複数の入力信号に対応して前記第3のN
    MOSトランジスタと第4のNMOSトランジスタと第
    4のPMOSトランジスタがそれぞれ複数個設けられ、
    上記複数個の第4のPMOSトランジスタが並列に接続
    され、上記複数個の第3のNMOSトランジスタが直列
    に接続され、上記複数個の第4のNMOSトランジスタ
    が直列に接続されてナンド回路を構成していることを特
    徴とするスルーレート型バッファ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のスルーレート型バッファ
    回路において、前記第1のスルーレート回路は、複数の
    入力信号に対応して前記第1のPMOSトランジスタと
    第2のPMOSトランジスタと第2のNMOSトランジ
    スタが複数個の設けられ、上記複数個の第2のNMOS
    トランジスタが並列に接続され、上記複数個の第1のP
    MOSトランジスタが直列に接続され、上記複数個の第
    2のPMOSトランジスタが直列に接続されてノア回路
    を構成しており、前記第2のスルーレート回路は、前記
    複数の入力信号に対応して前記第3のNMOSトランジ
    スタと第3のPMOSトランジスタとの直列回路が複数
    個設けられるとともに前記第4のNMOSトランジスタ
    および第4のPMOSトランジスタがそれぞれ複数個設
    けられており、上記複数個の直列回路が並列に接続さ
    れ、上記複数個の第4のNMOSトランジスタが並列に
    接続され、上記複数個の第4のPMOSトランジスタが
    直列に接続されてノア回路を構成していることを特徴と
    するスルーレート型バッファ回路。
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