JP2565735Y2 - ヘアブラシ - Google Patents

ヘアブラシ

Info

Publication number
JP2565735Y2
JP2565735Y2 JP1993014914U JP1491493U JP2565735Y2 JP 2565735 Y2 JP2565735 Y2 JP 2565735Y2 JP 1993014914 U JP1993014914 U JP 1993014914U JP 1491493 U JP1491493 U JP 1491493U JP 2565735 Y2 JP2565735 Y2 JP 2565735Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
hair
teeth
row
central
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993014914U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0636424U (ja
Inventor
清成 川口
宗邦 玉置
Original Assignee
ホーユー 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ホーユー 株式会社 filed Critical ホーユー 株式会社
Priority to JP1993014914U priority Critical patent/JP2565735Y2/ja
Publication of JPH0636424U publication Critical patent/JPH0636424U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2565735Y2 publication Critical patent/JP2565735Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning And Drying Hair (AREA)
  • Brushes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ヘアブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘアブラシたとえば毛染め用ブラ
シとして、染毛剤を、ブラシ歯を立設したブラシ台下面
に注出し、その状態で髪を梳くことにより毛染めを行う
ものが知られている。
【0003】たとえば、実開平1−119525号で
は、ブラシ台下面の前後左右の四辺及び縦中央部に沿っ
て、突出度が実質上同じであるブラシ歯を設け、これら
のブラシ歯によって囲まれた二つの領域に、これらのブ
ラシ歯よりも小なる突出度のブラシ歯列を設けた毛染め
用ブラシを提示している。そして、2剤式の染毛剤をそ
れぞれ前記の二つの領域に注出し、その状態で髪を梳く
ことにより2剤を混合しつつ毛染めを行う。
【0004】また、実開平1−128620号では、ブ
ラシ台の外周列を形成するブラシ歯を最長となし、この
外周列の内側に隣接する第2列と中央列とを形成するブ
ラシ歯を前記外周列のものよりやや短尺となし、前記第
2列と中央列に挟まれた残余列を形成するブラシ歯の長
さを最短となす毛染め用ブラシを提示している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
1−119525号及び実開平1−128620号のい
ずれに記載された毛染め用ブラシでも、以下の問題があ
った。即ち、毛染め剤を直接、地肌に擦りつける傾向を
回避しようとすれば、ブラシ歯の先端よりもできるだけ
低い位置に染毛剤を注出することが必要となり、この場
合、毛の根元まで染毛剤が到達しにくいため、染めムラ
が生じやすいという問題があった。また、毛の根元まで
染毛剤が毛の根元まで到達しやすくし染めムラをなくそ
うとすれば、ブラシ歯の先端よりも僅かに低い位置に染
毛剤を注出することが必要となり、この場合、毛染め剤
を直接、地肌に擦りつけるおそれがあった。
【0006】また、額などのような毛髪の生え際に毛髪
化粧処理を行う際、毛髪化粧料が額に付着しやすい。毛
髪化粧料が染毛剤の場合、着色力が強く、洗っても容易
に色が落ちないため、額に付着した場合染毛剤を除去す
る適当な手段がなく、見栄えが悪くなった。その他の毛
髪化粧料についても額がべとつくなどの不快感を与え
た。
【0007】上記の課題を解消するため、本考案は毛髪
化粧処理を行う際、頭皮に毛髪化粧料をほとんど付着さ
せることなく、しかも、毛髪化粧料が髪の毛の根元にま
で達し毛髪化粧料を髪全体にまんべんなく塗布できるヘ
アブラシの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載のヘアブラシは、ブラシ台と、前記ブ
ラシ台に連結されたブラシ柄と、前記ブラシ台下面に長
辺とほぼ平行に立設された複数のブラシ歯列を備え、前
記複数のブラシ歯列には、少なくとも前記ブラシ台下
面の両縁部に立設された両縁部ブラシ歯列と、中央部に
立設された中央部ブラシ歯列と、前記両縁部ブラシ歯列
及び前記中央部ブラシ歯列に囲まれた領域に立設された
領域部ブラシ歯列とが存在し、 前記領域部ブラシ歯列に
毛髪化粧料を付着させて髪を梳くことにより毛髪化粧処
理を行うヘアブラシにおいて、前記中央部ブラシ歯列を
形成するブラシ歯の先端は前記両縁部ブラシ歯列を形成
するブラシ歯の先端よりも突出し、前記両縁部ブラシ歯
列を形成するブラシ歯の先端は前記領域部ブラシ歯列を
形成するブラシ歯の先端よりも突出していることを要旨
とする。また、請求項2記載のヘアブラシは、請求項1
記載のヘアブラシであって、上記ブラシ柄の先端に形成
され、上記ブラシ台よりも面積の小さい小ブラシ台と、
前記小ブラシ台に立設された複数のブラシピン列とを備
え、前記複数のブラシピン列であって外周列をなすもの
のうち、少なくとも対向する二列のブラシピン列を形成
するブラシピンの先端部が、他のブラシピンよりも突出
していることを要旨とする。更に、請求項3記載のヘア
ブラシは、請求項1記載のヘアブラシであって、上記ブ
ラシ柄の先端に櫛部を備えたことを要旨とする。
【0009】
【作用】上記の構成からなる請求項1〜3記載のヘアブ
ラシを用いて毛髪化粧処理を行う際、中央部ブラシ歯列
と両縁部ブラシ歯列とにより囲まれる領域に立設された
領域部ブラシ歯列に、毛髪化粧料を付着させて髪を梳
く。このとき中央部ブラシ歯列を形成するブラシ歯の先
端部は、毛髪化粧料が付着しておらず、またブラシ台下
面の複数のブラシ歯列の中で最も突出しているためこの
先端部のみが頭皮に到達し、ブラシ台と頭皮との間隔を
一定に保ちつつブラシ台を支えている状態となる。更
、毛髪化粧処理を行う際に中央部ブラシ歯列を形成す
るブラシ歯の先端部を頭皮に当接させつつ該中央部ブラ
シ歯列を軸として前記ブラシ台を十分にロールさせて髪
を梳くことができるため、頭皮に毛髪化粧料をほとんど
付着させることなく、しかも、毛髪化粧料が髪の毛の根
元にまで達し毛髪化粧料を髪全体にまんべんなく塗布で
きる。また、請求項2記載のヘアブラシを用いて毛髪化
粧処理を行う際に小ブラシ台に立設されたブラシピンを
利用すれば、小ブラシ台の面積が通常のブラシに比べて
十分小さいため、操作性が非常によく、頭皮等に毛髪化
粧料が付着しないようにコントロールして処理を行うこ
とができる。更に、請求項3記載のヘアブラシを用いて
毛髪化粧処理を行う際に櫛部を適宜利用すれば、もみあ
げなどの毛が短く幅が狭い部分の処理を一層効果的に行
うことができる。
【0010】
【実施例】以上説明した本考案の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本考案のヘアブラシの好適な実施
例について説明する。図1〜3は本考案の第1実施例の
ヘアブラシを示す図で、図1は底面図、図2は正面図、
図3は図1のA−A断面図である。
【0011】第1実施例のヘアブラシ1は、ブラシ台3
とブラシ柄5とそれらを連結する連結部7とから合成樹
脂により一体形成されている。ブラシ柄5は板状であ
り、その先端9には櫛部11が設けられている。この櫛
部11は、もみあげなどのように毛髪が短く、幅が狭い
部分の毛髪化粧処理を行う際使用する。この櫛部11は
櫛歯あるいは毛束により形成される。
【0012】連結部7は、ブラシ台3とブラシ柄5とが
同一面上にて一体となるように、板状に形成されてい
る。ブラシ台3は、ブラシ台下面3aが平面状を、ブラ
シ台上面3bはその長辺側の両縁部よりも中央部が膨出
した形状を有している(図3)。
【0013】ブラシ台下面3aには、図1の点線で示し
たように、その両縁部に形成された両縁部ブラシ歯列1
3,14、その中央部に形成された中央部ブラシ歯列1
5及び両縁部ブラシ歯列13,14と中央部ブラシ歯列
15とにより囲まれた二つの領域に形成された領域部ブ
ラシ歯列17,18が、ブラシ台下面3aの長辺とほぼ
平行に設けられている。
【0014】また、両縁部ブラシ歯列13,14をなす
ブラシ歯19、中央部ブラシ歯列15をなすブラシ歯2
1及び領域部ブラシ歯列17,18をなすブラシ歯23
のそれぞれの長さは、本実施例では8mm,12mm,
3mmとしており、中央部ブラシ歯列15をなすブラシ
歯21が最長となっている。すなわち、中央部ブラシ歯
列15の先端部25が他のブラシ歯よりも突出した状態
になっている。また、ブラシ歯19,21,23は、先
端が丸みを帯びた円柱状または円錐状に形成された、合
成樹脂からなる。なお、本実施例では領域部ブラシ歯列
17,18を、両縁部ブラシ歯列13,14と中央部ブ
ラシ歯列15とにより囲まれた各領域に1列ずつ計2列
設けたが、各領域に複数列ずつ設けてもよく、またその
ときのブラシ歯の長さは中央部ブラシ歯列より短ければ
よい。
【0015】次に、以上のように構成された第1実施例
のヘアブラシ1の使用方法及び作用について、毛髪化粧
料として染毛剤を例にとり、図4及び図5を用いて説明
する。本考案のヘアブラシは1剤式または2剤式の染毛
剤のいずれも使用することができるが、ここではペース
ト状の2剤式の染毛剤を取り上げた。
【0016】ブラシ台下面3aの領域部ブラシ歯列1
7,18はペースト状の2剤式の染毛剤を付着させる部
位であり、領域部ブラシ歯列17には第1剤27(また
は第2剤28)を、領域部ブラシ歯列18には第2剤2
8(または第1剤27)を並列に付着させる。こうして
染毛剤(第1剤27、第2剤28)を付着させたヘアブ
ラシ1にて髪を梳くことにより、各剤が混合されて髪に
付着し、毛染めを行うことができる。
【0017】この際、ブラシ台下面3aの複数のブラシ
歯列の中で中央部ブラシ歯列15を形成するブラシ歯2
1が最も突出しているため、染毛剤が付着していない中
央部ブラシ歯列15の先端部25(図2〜5において点
線で囲むことにより図示)のみが頭皮29に到達し、ブ
ラシ台3と頭皮29との間隔を一定に保ちつつブラシ台
3を支えている状態となる(図4(イ))。この状態で
一点鎖線の矢印31方向にヘアブラシ1を移動させて髪
を梳くと、染毛剤の第1剤27及び第2剤28が混合
し、図4(ロ)において点線で囲まれた部分35の毛髪
33が染毛剤と接触し毛染めが行われる。このとき、中
央部ブラシ歯列15の先端部25すなわち頭皮29に到
達した部分は、毛染めが完了するまで染毛剤が付着せ
ず、その結果頭皮29には容易に染毛剤が付着しない。
また、中央部ブラシ歯列15を形成するブラシ歯21の
先端部25を頭皮29に当接させつつ該中央部ブラシ歯
列15を軸としてブラシ台3を十分にロールさせて髪を
梳くことにより、図8に示すように、染毛剤が毛髪33
の根元にまで達し染毛剤を毛髪33の全体にまんべんな
く塗布できる。
【0018】また、額などのような毛髪33の生え際3
7に毛染めを行う際には、まず染毛剤が付着していない
中央部ブラシ歯列15の先端部25を生え際37の頭皮
29に接触させて、ブラシ台3と頭皮29との間隔を一
定に保ちつつブラシ台3を支える(図5(イ))。この
状態で生え際37から一点鎖線の矢印39の方向にヘア
ブラシ1を移動させて髪を梳くと、染毛剤の第1剤27
及び第2剤28が混合し、図5(ロ)において点線で囲
まれた部分41の毛髪33が染毛剤と接触し毛染めが行
われる。このようにして、額などのような毛髪33の生
え際37に染毛剤を付着させずに毛染めを行うことがで
きる。なお、ブラシ柄5の先端9に設けた櫛部11を適
宜利用して、毛髪33に付着した染毛剤を引き延ばしつ
つもみあげなどの毛が短く幅が狭い部分の毛染めを行う
ことにより、一層効果的に毛染めを行うことができる。
【0019】以上の本実施例の効果について、以下に述
べる。 (1) ヘアブラシ1にて毛染めを行うと、中央部ブラシ歯
列15の先端部25すなわち頭皮29に到達した部分
は、毛染めが完了するまで染毛剤が付着しない。その結
果、頭皮29には容易に染毛剤が付着しない。 (2) ヘアブラシ1にて毛染めを行うと、染毛剤を頭皮2
9に付着させることなく毛染めを行うことができるた
め、染毛剤による皮膚あれや付着した染毛剤による見栄
えの悪さを回避することができる。 (3) 中央部ブラシ歯列15を形成するブラシ歯21の先
端部25を頭皮29に当接させつつ該中央部ブラシ歯列
15を軸としてブラシ台3を十分にロールさせて髪を梳
くことにより、染毛剤が毛髪33の根元にまで達し染毛
剤を毛髪33の全体にまんべんなく塗布できる。 (4) 櫛部11により、もみあげなどのように毛髪が短
く、幅が狭い部分の毛髪化粧処理を簡単に行うことがで
きる。
【0020】尚、本実施例ではブラシ台下面が平面状の
ものを取り上げたため、中央部ブラシ歯列を形成するブ
ラシ歯を最長とすることにより、その先端部を他のブラ
シ歯よりも突出させたが、中央部ブラシ歯列を形成する
ブラシ歯を最長とすることは本考案のヘアブラシにとっ
て必ずしも必要な条件ではない。というのは、たとえ
ば、ブラシ台下面が長辺側の両縁部よりも中央部が膨出
した構造である場合には、中央部ブラシ歯列を形成する
ブラシ歯が最長でなくても、実質的にはその先端部が最
も突出している状態になることがあるからである。
【0021】次に、第2実施例について、図6及び図7
に基づいて説明する。図6及び図7は本考案の第2実施
例のヘアブラシ50を示す図で、図6は底面図、図7は
正面図である。本実施例のヘアブラシ50では、第1実
施例の櫛部11に代えて小ブラシ部51が設けられてい
る以外は第1実施例と同様の構成であるため、同一の構
成要素については同一の符号で示し、その説明を省略す
る。以下、小ブラシ部51について図6及び図7に基づ
いて詳述する。
【0022】小ブラシ部51は、主として小ブラシ台5
3及びブラシピン列63,64,65から構成されてい
る。小ブラシ台53は、ブラシ柄5の先端9に設けられ
ている。また、小ブラシ台53は、ブラシ柄5の二箇所
を折曲げることにより、ブラシ台下面3a側にてブラシ
台下面3aと平行となるように形成されている。この小
ブラシ台53の面積は、図6及び図7から明らかなよう
に、ブラシ台3の面積よりも小さい。
【0023】小ブラシ台下面53aには、図6にて点線
で示したように、三列のブラシピン列63,64,65
がブラシ台下面3aの短辺とほぼ平行に設けられてい
る。本実施例では、対向する一対の外周列であるブラシ
ピン列63,65をなすブラシピン55、及び中央列で
あるブラシピン列64をなすブラシピン57のそれぞれ
の長さは、8mm及び3mmとしている。尚、ブラシピ
ン列63,65をなすブラシピン55の先端と、ブラシ
台下面3aに立設されたブラシ歯21の先端とは、図7
にて一点鎖線で示したように、実質的に同じ高さに位置
している。
【0024】次に、本実施例のヘアブラシ50の使用方
法及び作用について説明する。ブラシ台下面3aに立設
した各ブラシ歯列17,18,19については、第1実
施例と同様であるのでその説明を省略し、以下には小ブ
ラシ部51の使用方法及び作用について説明する。
【0025】小ブラシ部51は、毛髪の生え際やもみあ
げなどの毛が短く幅が狭い部分の毛染めを行うときに有
効に使用できる。まず、中央列であるブラシピン列64
に、ペースト状の1剤式又は2剤式の染毛剤を付着させ
る。この際、外周列であるブラシピン列63,65をな
すブラシピン55の先端部には染毛剤が付着しないよう
注意する。次に、染毛剤が付着していないブラシピン5
5の先端部を頭皮に当接させつつ、毛染めを行う。この
とき、小ブラシ台53の面積は通常のブラシに比べ十分
小さいため、操作性が非常によく、従って、ブラシピン
55の先端部に染毛剤が付着しないようにコントロール
しつつ毛染めを行うことができる。その結果、染毛剤が
頭皮に付着することはない。更に、ブラシピン列63,
65をなすブラシピン55の先端と、中央部ブラシ歯列
15をなすブラシ歯21の先端25とが実質的に同じ高
さに位置しているため、小ブラシ部51を使用して毛染
めを行っている際に、ブラシ台下面3a上の各ブラシ歯
が衣服、顔面等に極度に接近することがない。従って、
各ブラシ歯による衣服、顔面等への染毛剤の付着を防止
しうる。
【0026】以上の本実施例の効果について、以下に述
べる。 (1) 小ブラシ台53の面積が通常のブラシに比べ十分小
さいため、操作性が非常によく、頭皮等に染毛剤が付着
しないようにコントロールして毛染めを行うことができ
る。 (2) ブラシピン55の先端とブラシ歯25の先端とが実
質的に同じ高さに位置しているため、小ブラシ部51の
使用中にブラシ台下面3a上の各ブラシ歯が衣服、顔面
等に接触して染毛剤を付着する虞がない。 (3) 第1実施例の櫛部11は直接染毛剤を櫛部11に抽
出して使用することは困難であるが、本実施例の小ブラ
シ部51は直接染毛剤を抽出して毛染めを行うことがで
きる。このため、部分染めだけを行う場合にも有効に利
用できる。
【0027】尚、本実施例では、ブラシピン55を小ブ
ラシ台下面53aに設けたが、これに限らず、反対側の
面、即ち小ブラシ台上面に設けてもよい。この場合、ブ
ラシピンの先端部とブラシ歯25の先端部とを同じ高さ
にする必要はない。小ブラシを使用するときにブラシ台
下面3a上の各ブラシ歯が衣服等に接近することがない
からである。
【0028】また、小ブラシ台下面53aの四辺に沿っ
て外周列としてのブラシピン列を立設し、これらを形成
するブラシピンの先端部を他のブラシピンよりも突出さ
せる構成としてもよい。また、ブラシピン列の並びの方
向は、ブラシ台の短辺方向及び長辺方向のいずれでもよ
い。
【0029】また、外周列をなすブラシピン列63,6
5のブラシピン55の先端部と、ブラシ歯25の先端部
とを実質的に同じ高さにするためには、例えば、ブラシ
柄5を折曲げることなくブラシ柄5の先端9に小ブラシ
台53を設け、ブラシピン55の長さをブラシ歯25と
一致させてもよい。
【0030】更に、上記第1及び第2実施例では毛髪化
粧料として染毛剤を例に挙げて説明したが、その他の毛
髪化粧料についても同様に使用することができ、同様の
作用及び効果を付与できる。例えば、トリートメントに
よる毛髪処理等にも有用である。
【0031】以上本考案の実施例について説明したが、
本考案はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において様々な態様で実
施できることはいうまでもない。
【0032】
【考案の効果】以上詳述したように、請求項1〜3記載
の考案のヘアブラシによれば、中央部ブラシ歯列を形成
するブラシ歯の先端部を頭皮に当接させつつ該中央部ブ
ラシ歯列を軸としてブラシ台をロールさせて髪を梳くこ
とにより、頭皮に毛髪化粧料をほとんど付着させること
なく、しかも、毛髪化粧料が髪の毛の根元にまで達し毛
髪化粧料を髪全体にまんべんなく塗布できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の底面図である。
【図2】 第1実施例の正面図である。
【図3】 図1のA−A断面図である。
【図4】 第1実施例の使用例を示す図であり、(イ)
はヘアブラシの中央部ブラシ歯列を頭皮に接触させたと
きの略断面図で、(ロ)はヘアブラシで毛染めを行った
後の略断面図である。
【図5】 第1実施例の毛髪の生え際での使用例を示す
図であり、(イ)はヘアブラシの中央部ブラシ歯列を毛
髪の生え際に接触させたときの略断面図で、(ロ)はヘ
アブラシで塗布を行った後の略断面図である。
【図6】 第2実施例の底面図である。
【図7】 第2実施例の正面図である。
【図8】 第1実施例のヘアブラシのロール操作を示す
説明図である。
【符号の説明】
1,50・・・ヘアブラシ、 3・・・ブラシ
台、 3a・・・ブラシ台下面、 5・・・ブラシ
柄、 9・・・ブラシ柄先端、 13・・・両縁
部ブラシ歯列、 15・・・中央部ブラシ歯列、 17・・・領域
部ブラシ歯列、 19,21,23・・・ブラシ歯、 51・・・小ブ
ラシ、 53・・・小ブラシ台、 53a・・・小
ブラシ台下面、 55,57・・・ブラシピン、 63,64,6
5・・・ブラシピン列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−119525(JP,U) 実開 昭50−3794(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ台と、前記ブラシ台に連結された
    ブラシ柄と、前記ブラシ台下面に長辺とほぼ平行に立設
    された複数のブラシ歯列を備え、 前記複数のブラシ歯列には、少なくとも前記ブラシ台
    下面の両縁部に立設された両縁部ブラシ歯列と、中央部
    に立設された中央部ブラシ歯列と、前記両縁部ブラシ歯
    列及び前記中央部ブラシ歯列に囲まれた領域に立設され
    た領域部ブラシ歯列とが存在し、 前記領域部ブラシ歯列に 毛髪化粧料を付着させて髪を梳
    くことにより毛髪化粧処理を行うヘアブラシにおいて、前記中央部ブラシ歯列を形成するブラシ歯の先端は前記
    両縁部ブラシ歯列を形成するブラシ歯の先端よりも突出
    し、前記両縁部ブラシ歯列を形成するブラシ歯の先端は
    前記領域部ブラシ歯列を形成するブラシ歯の先端よりも
    突出している ことを特徴とするヘアブラシ。
  2. 【請求項2】 上記ブラシ柄の先端に形成され、上記ブ
    ラシ台よりも面積の小さい小ブラシ台と、 前記小ブラシ台に立設された複数のブラシピン列とを備
    え、 前記複数のブラシピン列であって外周列をなすもののう
    ち、少なくとも対向する二列のブラシピン列を形成する
    ブラシピンの先端部が、他のブラシピンよりも突出して
    いることを特徴とする請求項1記載のヘアブラシ。
  3. 【請求項3】 上記ブラシ柄の先端に櫛部を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のヘアブラシ。
JP1993014914U 1992-04-02 1993-03-29 ヘアブラシ Expired - Lifetime JP2565735Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993014914U JP2565735Y2 (ja) 1992-04-02 1993-03-29 ヘアブラシ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-19810 1992-04-02
JP1981092 1992-04-02
JP1993014914U JP2565735Y2 (ja) 1992-04-02 1993-03-29 ヘアブラシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0636424U JPH0636424U (ja) 1994-05-17
JP2565735Y2 true JP2565735Y2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=26350956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993014914U Expired - Lifetime JP2565735Y2 (ja) 1992-04-02 1993-03-29 ヘアブラシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2565735Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5435557B2 (ja) * 2009-09-30 2014-03-05 株式会社 資生堂 混毛化粧ブラシ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5150147Y2 (ja) * 1973-05-16 1976-12-02
JPH0542741Y2 (ja) * 1988-02-09 1993-10-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0636424U (ja) 1994-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0438798A2 (en) Hair drying brush of water absorption type
JP2565735Y2 (ja) ヘアブラシ
JP3960663B2 (ja) 毛髪処理組成物塗布用ブラシ
KR200493919Y1 (ko) 하이라이트 빗
JPH11206454A (ja) 毛髪処理組成物塗布用ブラシ
JPH07322915A (ja) 化粧用櫛
JPH1118836A (ja) 毛髪処理組成物塗布用ブラシ
JPH0542741Y2 (ja)
JP2578784Y2 (ja) 毛染用ブラシ
JP3331181B2 (ja) 染毛用ブラシ
JP3233282U (ja) くし
JPH0335146Y2 (ja)
JP2592438Y2 (ja) 毛染め用ブラシ
JPH0847414A (ja) 毛染め用ブラシ
JPH0225316Y2 (ja)
JP2001252126A (ja) 染毛剤塗布用具
JPH10127344A (ja) ヘアーブラシ
JP3475921B2 (ja) 毛髪用ブラシ
JP3042283U (ja) 毛髪処理具
JPH09327333A (ja) ヘアブラシ
JPH10165224A (ja) 化粧用等のブラシ
JP3478256B2 (ja) 毛髪用ブラシ
JP3035457U (ja) 染毛用トレイ
JPH0719291Y2 (ja) 毛染め用ブラシ
JPH10276830A (ja) 毛髪処理具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term