JP3233282U - くし - Google Patents

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直美 岩▲崎▼
直美 岩▲崎▼
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Abstract

【課題】染め残しや塗布ムラを少なく頭髪全体にヘアカラーリング剤を塗布できるとともに、頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布する時間を短縮できるくしを提供する。【解決手段】本考案のくし1は、頭髪に塗布されるヘアカラーリング剤Bを保持する凹部10と、凹部に設けられ、凹部の開口方向に延びる複数のくし歯20と、を備える。複数のくし歯は、全て凹部の開口縁11に設けられている。また、複数のくし歯は、開口縁に沿って等間隔に配置されている。くし歯の先端部21は、丸みを帯びている。【選択図】図2

Description

本考案は、くしに関する。
複数の歯(くし歯)が形成された作用部と施術者である理美容師が手に把握する棒状の柄部が一体として構成された毛染め用くし(くし)が開示されている(例えば、特許文献1参照)。作用部の下面には柔毛からなるブラシが形成されている。くしは、理美容において被術者の頭髪を複数のくし歯にて大まかにとかし、さらにブラシにヘアカラーリング剤を載置して被術者の頭髪に塗布する。
特開2007−20692号公報
先行技術のくしは、ブラシでヘアカラーリング剤を保持するため、頭髪全体にヘアカラーリング剤を塗布するのに十分な量のヘアカラーリング剤を保持することができない。このため、染め残しや塗布ムラを生じさせることなく、頭髪全体にヘアカラーリング剤を塗布することが困難であった。また、ブラシは頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布するのに十分な量のヘアカラーリング剤を保持できない。このため、ブラシを用いて頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布するには、ヘアカラーリング剤を頻繁に補充する必要がある。それゆえ、頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布するのに時間がかかる。したがって、頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布する時間を短縮するという点で改善の余地が残されていた。
そこで、本考案は、染め残しや塗布ムラを少なく頭髪全体にヘアカラーリング剤を塗布できるとともに、頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布する時間を短縮できるくしを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の一態様に係るくしは、頭髪に塗布されるヘアカラーリング剤を保持する凹部と、前記凹部に設けられ、前記凹部の開口方向に延びる複数のくし歯と、を備える。
本態様によれば、くしは、ヘアカラーリング剤を保持する凹部を備えている。これにより、ブラシでヘアカラーリング剤を保持する従来技術と比較して、頭髪全体にヘアカラーリング剤を塗布するのに十分な量のヘアカラーリング剤を保持できる。これにより、使用者は、凹部に保持されたヘアカラーリング剤の残量を意識することなく、染め残しや塗布ムラを少なく頭髪全体にヘアカラーリング剤を塗布できる。特に、使用者が自分で頭髪を染色する場合に好適である。
また、くしは、頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布するのに十分な量のヘアカラーリング剤を保持できる。これにより、使用者は、従来技術と比較して、頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布し終えるまでに凹部にヘアカラーリング剤を補充する回数を少なくできる。したがって、くしは、頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布する時間を短縮できる。
本態様によれば、くしは、凹部の開口方向に延びる複数のくし歯を備えているので、くし歯により頭髪をとかして頭髪を整えつつ、頭髪にヘアカラーリング剤を塗布できる。さらに、くし歯によって頭皮にヘアカラーリング剤を塗布できるので、頭髪の新生部分までヘアカラーリング剤を塗布できる。これにより、くしは、染め残しや塗布ムラを少なくできる。
上記態様のくしにおいて、複数の前記くし歯は、全て前記凹部の開口縁に設けられていてもよい。
例えばくし歯が凹部の内部に設けられている場合、ヘアカラーリング剤を保持する凹部の容積がくし歯の体積分減少する。本態様によれば、複数のくし歯は、全て凹部の開口縁に設けられているので、くし歯が凹部の内部に設けられている場合と比較して、くしは、ヘアカラーリング剤を保持するための凹部の容積を大きく確保できる。したがって、くしは、凹部でより多くのヘアカラーリング剤を保持できるので、くし歯が凹部の内部に設けられている場合と比較して、塗布1回あたりのヘアカラーリング剤の量を増量できる。よって、くしは、頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布する時間を短縮できる。
上記態様のくしにおいて、複数の前記くし歯は、前記開口縁に沿って等間隔に配置されていてもよい。
本態様によれば、くし歯が凹部の開口縁に沿って等間隔に配置されているので、くし歯により頭髪をとかして頭髪を整えつつ、頭髪にヘアカラーリング剤を塗布できる。これにより、くしは、塗布ムラを少なくできる。
上記態様のくしにおいて、前記開口縁に沿って隣り合う前記くし歯同士の間隔は、5.0mm以上9.0mm以下であり、前記くし歯における前記開口方向の長さは、21mm以上26mm以下であり、前記くし歯における前記開口縁に沿う幅は、6mm以上11mm以下であってもよい。
本態様によれば、開口縁に沿って隣り合うくし歯同士の間隔、くし歯における開口方向の長さ、および開口縁に沿う幅を上記のように設定することで、染め残しや塗布ムラを少なくできることが確認できた。
上記態様のくしにおいて、前記くし歯の先端部は、丸みを帯びていてもよい。
本態様によれば、くしは、頭髪にヘアカラーリング剤を塗布する際、くし歯の先端部が頭皮に接触して痛みが生じるのを防止できる。これにより、使用者は、痛みを感じることなく、くし歯の先端部を頭皮に接触させつつ頭皮に対してくし歯を動かすことができる。このため、使用者は、くし歯の先端部によって頭髪の新生部分までヘアカラーリング剤を塗布できるので、染め残しを少なくできる。また、使用者は、痛みを感じることなく、くし歯の先端部を頭皮に接触させつつ頭皮に対してくし歯を動かせるので、頭皮マッサージを行うことができる。頭皮マッサージを行うことにより、頭皮の血行を促進できる。
上記態様のくしにおいて、前記凹部から前記開口方向と交差する方向に延びる連結部と、前記連結部における前記凹部とは反対側の端部に設けられ、前記凹部から離間する方向に延びる把持部と、を備えてもよい。
本態様によれば、くしは、凹部から離間した位置に把持部を備えている。これにより、使用者は、把持部を把持することで、凹部を把持することなく頭髪にヘアカラーリング剤を塗布できる。したがって、くしは、使用者の手にヘアカラーリング剤が付着することを防止できる。
上記態様のくしにおいて、前記把持部は、前記連結部から直線状に延び、前記把持部の長さは、90mm以上100mm以下であってもよい。
一般に、成人の手幅の平均値は、70mm以上90mm以下である。本態様によれば、把持部の長さは、一般の成人の手幅より長くなる。これにより、使用者は、掌全体で把持部を把持できる。したがって、使用者は、把持部をしっかり把持して頭髪にヘアカラーリング剤を塗布できる。
本態様によれば、把持部の長さが100mm以下に設定されているので、把持部が掌全体で把持されるのに必要な長さ以上に長くならない。これにより、くしが必要以上に重くなることを防止できる。また、把持部のうち把持に不要な部分がないので、使用感を向上できる。
上記態様のくしにおいて、前記凹部および前記くし歯は、前記把持部よりも柔らかくてもよい。
本態様によれば、くしは、頭髪にヘアカラーリング剤を塗布する際、くし歯の先端部および凹部が頭皮に接触して痛みが生じるのを防止できる。
上記態様のくしにおいて、前記凹部は、前記ヘアカラーリング剤としてヘナを保持してもよい。
一般に、ヘナは、頭髪を染めるには、他の染料と比較して大量に塗布される必要がある。本態様によれば、くしは、ヘアカラーリング剤を保持する凹部を備えている。これにより、くしは、従来技術と比較して、ヘナを大量に保持できる。したがって、上記態様のくしは、ヘナを用いて頭髪を染めるのに好適である。
上記各態様によれば、染め残しや塗布ムラを少なく頭髪全体にヘアカラーリング剤を塗布できるとともに、頭髪および頭皮全体にヘアカラーリング剤を塗布する時間を短縮できるくしを提供できる。
実施形態に係るくしの使用態様を示す図である。 実施形態に係るくしの斜視図である。 実施形態に係るくしの側面図である。 実施形態に係るくしを凹部の開口方向から見た平面図である。 実施形態に係るくしを凹部の開口方向とは反対側から見た底面図である。 実施形態に係るくしの背面図である。
以下、本考案の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、略同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付して、重複する説明を省略する場合がある。
図1は、くし1の使用態様を示す図である。
図1に示すように、使用者Aは、頭部A1の頭髪A2および頭皮A3にヘアカラーリング剤Bを塗布するためにくし1を使用する。ヘアカラーリング剤Bは、頭髪A2を染色するものである。ヘアカラーリング剤Bには、例えば染毛剤(医薬部外品)および染毛料(化粧品)が含まれる。ヘアカラーリング剤Bは、例えば粘性を有するヘナB1である。ヘナB1は、ヘアカラーリング剤Bのうち染毛料に分類される。ヘナB1(ヘンナ)(学名:Lawsonia inermis)は、ミソハギ科の植物である。ヘナB1は、染料として古代から使用されてきたハーブである。ヘナB1は、例えば頭髪A2を染色するために、頭髪A2および頭皮A3に塗布される。粉末状のヘナB1を水やお湯等で溶き、粘性を持つペースト状にすることで、ヘナB1はヘアカラーリング剤Bになる。以下の説明において、特に説明の無い限り、ヘナB1は、水やお湯等で溶かされたペースト状のものとする。
くし1は、例えばABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂等の柔らかい材料で形成されている。
図2は、くし1の斜視図である。
図2に示すように、くし1は、凹部10と、複数のくし歯20と、連結部30と、把持部40と、を備えている。
(凹部)
図3は、くし1の側面図である。
図1に示すように、凹部10は、椀状に形成されている。凹部10は、頭髪A2に塗布されるヘアカラーリング剤BとしてヘナB1を保持する。図3に示すように、凹部10の厚さは、一様となっている。凹部10は、凹部10の底部12から凹部10の開口縁11に向かうにしたがい、漸次拡径する。凹部10の外面は、側面視で円弧状である。
図4は、くし1を凹部10の開口方向から見た平面図である。
図4に示すように、開口縁11は、平面視で長軸O1と短軸O2とを有する楕円状に形成されている。
(くし歯)
図3および図4に示すように、複数のくし歯20は、全て凹部10の開口縁11に設けられている。複数のくし歯20は、平面視で開口縁11の長軸O1を中心線として線対称に配置されている。複数のくし歯20は、開口縁11に沿って等間隔に配置されている。複数のくし歯20は、平面視で開口縁11の長手方向の一方側に開口するU字状に配置されている。一のくし歯20は、開口縁11の長手方向の他方側端部に設けられている。くし歯20は、11本設けられている。
くし歯20は、開口縁11から凹部10の開口方向に延びている。くし歯20は、開口縁11に沿う板状に形成されている。くし歯20の内面は、凹部10の内面と面一である。くし歯20の外面は、凹部10の外面と面一である。
くし歯20は、先端部21と、基端部22と、胴部23と、を備えている。
くし歯20の先端部21は丸みを帯びており、側面視で開口方向に凸となる半円状に形成されている。くし歯20の基端部22は、側面視で開口方向に向かうにしたがい幅狭となる台形状に形成されている。基端部22の両側辺は、側面視で基端部22の内側に向かって凸となるように湾曲している。隣り合う基端部22同士は、滑らかに接続されている。胴部23は、先端部21と基端部22とを接続している。胴部23は、基端部22から先端部21に向かうにしたがい幅狭となる台形状に形成されている。胴部23の両側辺は、側面視で直線状に延びている。
隣り合う2つのくし歯20において、隣り合う胴部23同士の最大間隔L1(請求項の間隔に相当)は、例えば8.3mmである。くし歯20の長さL2は、例えば23.71mmである。くし歯20の胴部23の最小幅L3(請求項の幅に相当)は、例えば6.93mmである。くし歯20の胴部23の最大幅L4(請求項の幅に相当)は、例えば9.57mmである。
(連結部)
連結部30は、凹部10における開口縁11の長手方向の一方側端部に設けられている。連結部30は、平面視で開口縁11の長軸O1に沿って直線状に延びている。連結部30は、側面視で、凹部10から離間するにしたがい、開口方向に傾斜している。連結部30の幅は、例えば14.24mmである。
図5は、くし1を凹部10の開口方向とは反対側から見た底面図である。
図5に示すように、連結部30は、補強リブ31を備えている。
補強リブ31は、連結部30の開口方向とは反対側の表面に3本設けられている。補強リブ31は、連結部30の長手方向に延びている。補強リブ31は、連結部30の長手方向の全体にわたって設けられている。3本の補強リブ31は、全て凹部10の底部12に接続されている。3本の補強リブ31は、連結部30の幅方向で等間隔に配置され、互いに平行となっている。
(把持部)
図6は、くし1の背面図である。
図3から図6に示すように、把持部40は、連結部30における凹部10とは反対側の端部に設けられている。把持部40は、凹部10から離間する方向に延びている。把持部40は、平面視で開口縁11の長軸O1に沿って直線状に延びている。把持部40は、連結部30よりも長い。把持部40は、側面視で、凹部10から離間するにしたがい、開口方向に傾斜している。側面視において、把持部40の凹部10に対する傾斜角は、連結部30の凹部10に対する傾斜角よりも小さい。把持部40は、長手方向の中間部で最大幅となる。凹部10およびくし歯20は、把持部40よりも柔らかくなるように厚さおよび長さが設定されている。
把持部40は、表記面41と、側壁リブ43と、を備えている。
表記面41は、把持部40における開口縁11側の表面に設けられている。表記面41には、商品名や商標等の情報が記載されている。表記面41には、エンボス加工によって、例えば「mokumokuto」(登録商標)と記載されている。
側壁リブ43は、凹部10の開口方向側の把持部40表面と、凹部10の開口方向とは反対側の把持部40表面とにそれぞれ設けられている。側壁リブ43は、把持部40の外周縁に設けられている。側壁リブ43は、第1側壁リブ43aと、第2側壁リブ43bと、を有している。第1側壁リブ43aは、凹部10の開口方向側の把持部40表面の全周に形成されている。第2側壁リブ43bは、凹部10の開口方向とは反対側の把持部40表面に設けられている。第2側壁リブ43bは、平面視で、凹部10に向かって開口するU字状に形成されている。第2側壁リブ43bの端部は、3本の補強リブ31のうち外側に位置する2本の補強リブ31と接続されている。第2側壁リブ43bは、補強リブ31を介して凹部10に接続されている。
把持部40は、側壁リブ43により、長手方向の中間部において、断面視H字状に形成されている。
側壁リブ43および補強リブ31によって、把持部40および連結部30の機械的強度を向上できる。これにより、凹部10に保持されたヘナB1の重量で把持部40および連結部30が撓むことを抑制できる。したがって、ヘナB1を容易にすくい取ることができるとともに、使用者Aの腕の動きに凹部10を良好に追従させて凹部10を動かすことができる。
把持部40の長さは、平面視で例えば94.88mmである。把持部40の最大幅は、例えば20.00mmである。把持部40の厚みは、例えば9.57mmである。
上述したくし1の全長は、平面視で例えば184.77mmである。くし1の幅は、例えば46.13mmである。
(くしの使用方法)
以下、くし1を用いたヘナB1を塗布する方法について、図1および図2に基づいて説明する。
まず、図1および図2に示すように、使用者Aは、片手で把持部40を握り、凹部10で容器(不図示)に貯留されたヘナB1をすくい取る。続いて、使用者Aは、凹部10の開口縁11を頭部A1に向けて、頭部A1上に凹部10および複数のくし歯20を配置する。続いて、使用者Aは、くし歯20によって頭部A1の頭髪A2をとかして頭髪A2を整えつつ、頭髪A2にヘナB1を塗布する。このようにして、ヘナB1は、頭髪A2全体に塗布される。
頭髪A2にヘナB1を塗布した状態で放置すると、頭髪A2は十分に染色される。その後、使用者Aは、くし歯20で頭髪A2をとかしながら、流水で頭髪A2から余分なヘナB1を洗い落す。頭髪A2から余分なヘナB1を洗い落とすことにより、頭髪A2の染色が完了する。
頭皮A3にくし歯20を接触させることにより、頭髪A2だけでなく頭皮A3に対してもヘナB1を塗布できる。一般に、ヘナB1には毛穴に詰まった角栓や余分な皮脂を落とす、いわゆるクレンジングの効果があることが知られている。このため、くし歯20によって頭皮A3にヘナB1を塗布することで、頭皮A3のクレンジングを行うことができる。
その他、くし歯20の先端部21を頭皮A3に接触させつつ頭皮A3に対してくし歯20を動かすことにより、頭髪A2のシャンプーや頭皮A3のマッサージを行うことができる。
上述の実施形態によれば、以下の作用および効果が得られる。
本実施形態によれば、くし1は、ヘナB1を保持する凹部10を備えている。これにより、ブラシでヘナB1を保持する従来技術と比較して、頭髪A2全体にヘナB1を塗布するのに十分な量のヘナB1を保持できる。これにより、使用者Aは、凹部10に保持されたヘナB1の残量を意識することなく、染め残しや塗布ムラを少なく頭髪A2全体にヘナB1を塗布できる。特に、使用者Aが自分で頭髪A2を染色する場合に好適である。
また、くし1は、頭髪A2および頭皮A3全体にヘナB1を塗布するのに十分な量のヘナB1を保持できる。これにより、使用者Aは、従来技術と比較して、頭髪A2および頭皮A3全体にヘナB1を塗布し終えるまでに凹部10にヘナB1を補充する回数を少なくできる。したがって、くし1は、頭髪A2および頭皮A3全体にヘナB1を塗布する時間を短縮できる。
本実施形態によれば、くし1は、凹部10の開口方向に延びる複数のくし歯20を備えているので、くし歯20により頭髪A2をとかして頭髪A2を整えつつ、頭髪A2にヘナB1を塗布できる。さらに、くし歯20によって頭皮A3にヘナB1を塗布できるので、頭髪A2の新生部分までヘナB1を塗布できる。これにより、くし1は、染め残しや塗布ムラを少なくできる。
例えばくし歯20が凹部10の内部に設けられている場合、ヘナB1を保持する凹部10の容積がくし歯20の体積分減少する。本実施形態によれば、複数のくし歯20は、全て凹部10の開口縁11に設けられているので、くし歯20が凹部10の内部に設けられている場合と比較して、くし1は、ヘナB1を保持するための凹部10の容積を大きく確保できる。したがって、くし1は、凹部10でより多くのヘナB1を保持できるので、くし歯20が凹部10の内部に設けられている場合と比較して、塗布1回あたりのヘナB1の量を増量できる。よって、くし1は、頭髪A2および頭皮A3全体にヘナB1を塗布する時間を短縮できる。
また、くし歯20は、凹部10の開口縁11に設けられるとともに、開口縁11から凹部10の開口方向に延びている。これにより、使用者Aは、すでに頭皮A3に塗布されてあるヘナB1を、くし歯20によって頭皮A3全体に満遍なく塗布できる。したがって、ヘナB1を用いた頭皮A3のクレンジングを容易に行うことができる。
本実施形態によれば、くし歯20が凹部10の開口縁11に沿って等間隔に配置されているので、くし歯20により頭髪A2をとかして頭髪A2を整えつつ、頭髪A2にヘナB1を塗布できる。これにより、くし1は、塗布ムラを少なくできる。
本実施形態によれば、隣り合う胴部23同士の最大間隔L1=8.3mm、くし歯20の長さL2=23.71mm、くし歯20の胴部23の最小幅L3=6.93mmおよびくし歯20の胴部23の最大幅L4=9.57mmに設定することで、染め残しや塗布ムラを少なくできることが確認できた。
本実施形態によれば、くし歯20の先端部21は、丸みを帯びているので、くし1は、頭髪A2にヘナB1を塗布する際、くし歯20の先端部21が頭皮A3に接触して痛みが生じるのを防止できる。これにより、使用者Aは、痛みを感じることなく、くし歯20の先端部21を頭皮A3に接触させつつ頭皮A3に対してくし歯20を動かすことができる。このため、使用者Aは、くし歯20の先端部21によって頭髪A2の新生部分までヘナB1を塗布できるので、染め残しを少なくできる。また、使用者Aは、痛みを感じることなく、くし歯20の先端部21を頭皮A3に接触させつつ頭皮A3に対してくし歯20を動かせるので、頭皮マッサージを行うことができる。頭皮マッサージを行うことにより、頭皮A3の血行を促進できる。
本実施形態によれば、くし1は、凹部10から離間した位置に把持部40を備えている。これにより、使用者Aは、把持部40を把持することで、凹部10を把持することなく頭髪A2にヘナB1を塗布できる。したがって、くし1は、使用者Aの手にヘナB1が付着することを防止できる。
一般に、成人の手幅の平均値は、70mm以上90mm以下である。本実施形態によれば、把持部40の長さは94.88mmなので、一般の成人の手幅より長くなる。これにより、使用者Aは、掌全体で把持部40を把持できる。したがって、使用者Aは、把持部40をしっかり把持して頭髪A2にヘナB1を塗布できる。
本実施形態によれば、把持部40の長さが100mm以下に設定されているので、把持部40が掌全体で把持されるのに必要な長さ以上に長くならない。これにより、くし1が必要以上に重くなることを防止できる。また、把持部40のうち把持に不要な部分がないので、使用感を向上できる。
本実施形態では、凹部10およびくし歯20は、把持部40よりも柔らかいので、くし1は、頭髪A2にヘナB1を塗布する際、くし歯20の先端部21および凹部10が頭皮A3に接触して痛みが生じるのを防止できる。
一般に、ヘナB1は、頭髪A2を染めるには、他の染料と比較して大量に塗布される必要がある。本実施形態によれば、くし1は、ヘアカラーリング剤Bを保持する凹部10を備えている。これにより、くし1は、従来技術と比較して、ヘナB1を大量に保持できる。したがって、上記構成のくし1は、ヘナB1を用いて頭髪A2を染めるのに好適である。
本実施形態によれば、くし1は、例えばABS樹脂等の柔らかい材料で形成されている。これにより、くし1は、頭髪A2にヘナB1を塗布する際、くし歯20の先端部21および凹部10が頭皮A3に接触して痛みが生じるのを防止できる。
本実施形態によれば、把持部40は、商品名や商標等の情報が記載される表記面41を備えている。これにより、くし1自体に宣伝効果を付加できる。
本実施形態によれば、表記面41には、エンボス加工によって、商品名や商標等の情報が記載される。これにより、表記面41に凹凸が形成される。表記面41に形成された凹凸は、使用者Aが把持部40を把持した際に、滑り止めとして機能することができる。
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこれら実施形態に限定されることはない。本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本考案は上述した説明によって限定されることはなく、添付の実用新案登録請求の範囲によってのみ限定される。
上記実施形態では、くし歯20は、11本設けられているとしたが、これに限られない。くし歯20の本数は適宜変更可能である。
上記実施形態では、くし1は、例えばABS樹脂等の柔らかい材料で形成されているとしたが、これに限られない。くし1は、例えば他の樹脂材料やシリコーン等で形成されていてもよい。
上記実施形態では、凹部10の開口縁11は、平面視で楕円状に形成されているとしたがこれに限られない。開口縁11は、平面視で真円状に形成されていてもよく、多角形状に形成されていてもよい。
上記実施形態では、凹部10は、ヘアカラーリング剤BとしてヘナB1を保持するとしたがこれに限られない。凹部10は、ヘアカラーリング剤Bとしてインディゴやクルクミン等の染料を持つ植物等を保持してもよい。クルクミンを含有する植物として、例えばターメリックが挙げられる。
上記実施形態では、凹部10およびくし歯20の厚さや長さの設定によって、凹部10およびくし歯20を把持部40よりも柔らかくしているとしたが、これに限られない。凹部10およびくし歯20を把持部40の材料よりも柔らかい材料で形成することにより、凹部10およびくし歯20を把持部40よりも柔らかくしてもよい。
上記実施形態では、複数のくし歯20は、全て開口縁11に設けられているとしたが、これに限られない。くし歯20は、凹部10の内側に設けられていてもよい。ただし、本実施形態では複数のくし歯20が全て開口縁11に設けられているので、ヘナB1を保持するための凹部10の容積を大きく確保できるという点で本実施形態に優位性がある。
その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…くし
10…凹部
11…開口縁
20…くし歯
21…先端部
30…連結部
40…把持部
A2…頭髪
A3…頭皮
B…ヘアカラーリング剤
B1…ヘナ
L1…最大間隔(間隔)
L2…長さ
L3…最小幅(幅)
L4…最大幅(幅)

Claims (9)

  1. 頭髪に塗布されるヘアカラーリング剤を保持する凹部と、
    前記凹部に設けられ、前記凹部の開口方向に延びる複数のくし歯と、
    を備えるくし。
  2. 複数の前記くし歯は、全て前記凹部の開口縁に設けられている請求項1に記載のくし。
  3. 複数の前記くし歯は、前記開口縁に沿って等間隔に配置されている請求項2に記載のくし。
  4. 前記開口縁に沿って隣り合う前記くし歯同士の間隔は、5.0mm以上9.0mm以下であり、
    前記くし歯における前記開口方向の長さは、21mm以上26mm以下であり、
    前記くし歯における前記開口縁に沿う幅は、6mm以上11mm以下である請求項2または請求項3に記載のくし。
  5. 前記くし歯の先端部は、丸みを帯びている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のくし。
  6. 前記凹部から前記開口方向と交差する方向に延びる連結部と、
    前記連結部における前記凹部とは反対側の端部に設けられ、前記凹部から離間する方向に延びる把持部と、
    を備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のくし。
  7. 前記把持部は、前記連結部から直線状に延び、
    前記把持部の長さは、90mm以上100mm以下である請求項6に記載のくし。
  8. 前記凹部および前記くし歯は、前記把持部よりも柔らかい請求項6または請求項7に記載のくし。
  9. 前記凹部は、前記ヘアカラーリング剤としてヘナを保持する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のくし。
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