JP6608222B2 - 毛髪化粧料塗布具 - Google Patents
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Description
次に、特許文献1、2の染毛用櫛(染毛用具)では、握板部の先端に刷毛部と櫛部とを左右対称に形成しており、しかもセルフの操作中は塗布具が自らの視界外にある。そのため、上記の握り直しを繰返して行う際には鏡で常に視認していないと、塗布具の握り方向を失念したり間違えたりして、毛髪化粧料の塗布操作に支障を来たす恐れがある。
上記課題を解決するための本願第1発明は、ブラシ部、摘持式の把持部、櫛部、スライス棒を同一平面上に備える毛髪化粧料塗布具であって、
先端側から後端側へ向かって前記各部材を前記の順で直列に配設し、ブラシ部のブラシ毛を部材直列方向(L方向)の先端側方向(Lf方向)へ向けて植毛し、櫛部の櫛歯をL方向に対する略直角方向(T方向)へ向けて形成し、スライス棒をL方向の後端側方向(Lr方向)へ向けて突出させた、毛髪化粧料塗布具である。
上記課題を解決するための本願第2発明は、前記第1発明に係る毛髪化粧料塗布具が、櫛歯と他部材の位置関に関して次の(1)及び/又は(2)に該当する、毛髪化粧料塗布具である。
(1)前記スライス棒が前記櫛部の櫛歯の頂端と略同一の高さ位置にある。
(2)前記把持部が前記櫛部の櫛歯の頂端と略同一の高さ位置を超えない。
上記課題を解決するための本願第3発明は、前記第1発明又は第2発明に係る毛髪化粧料塗布具において、ブラシ部がブラシ毛を集束して植毛させた複数ないし多数のブラシ毛束を備え、各ブラシ毛束が短毛部と長毛部により形成される段差構造を備える、毛髪化粧料塗布具である。
上記課題を解決するための本願第4発明は、前記第1発明〜第3発明のいずれかに係る毛髪化粧料塗布具において、各部材を一体的に形成し、又は各部材の一部又は全部を別体に形成して組付け式に連結している、毛髪化粧料塗布具である。
第1発明の塗布具はブラシ部、把持部、櫛部、スライス棒を同一平面上に備える薄い板状の形態を有するので、毛髪化粧料の商品包装にコンパクトに収容できる。又、把持部が手で摘み持つ摘持式であって、手で握り持つための7〜10cm程度の長さを要する握持式の把持部ではないため、各部材を直列に配設しても全体として過剰な長さにはならず、この意味でも毛髪化粧料の商品包装にコンパクトに収容できる。
第2発明の塗布具は、(1)の構成に該当する場合、スライス棒が櫛歯の頂端と略同一の高さ位置にあるため、スライス棒でブロッキングを行った毛髪部分を、そのまま連続的に櫛部で梳くことができ、効率的である。従来の毛髪化粧料塗布具では、櫛部とスライス棒が離れた部位に形成される場合が多いので、そもそも、このような効果は着想されない。
第3発明の塗布具は、ブラシ部の各ブラシ毛束が短毛部と長毛部の段差構造を備え、つまり毛束が太い部分と細くなる部分とを備えるので、毛髪の根本にも、毛束が細くなる部分によって毛髪化粧料を確実にたっぷりと塗布することができる。
第4発明の塗布具は、ブラシ部、把持部、櫛部、スライス棒の各部材を一体的に形成し、又は各部材の一部又は全部を別体に形成して組付け式に連結しているので、一体的に形成している場合には製造コスト面で有利であり、別体に形成して組付け式に連結している場合には組付け前の包装箱への収容に有利である。塗布具を繰返し使用する場合にも、非使用時に組付けを解けば、適宜な収納スペースへの収納に便利である。
2 ブラシ部
3 把持部
4 櫛部
5 スライス棒
6 植毛台座
7 ブラシ毛束
7a 短毛部
7b 長毛部
8 突条
9 櫛歯
10 フレーム
10a 基底部
10b 先端側の立ち上げ部
10c 後端側の立ち上げ部
11 右手
12 塗布具
13 把持部
14 櫛部
15 櫛歯
本発明の塗布具は、ブラシ部、摘持式の把持部、櫛部、スライス棒を備える。但し、本発明について前記「発明の効果」欄で述べた各種の効果を阻害しない限りにおいて、更に他の任意の部材を備えていてもよい。
ブラシ部は部材直列方向であるL方向の先端に位置し、かつ、L方向の先端側方向(Lf方向)へ向けてブラシ毛を植毛している。植毛の方向がL方向に対して例えば10°程度の角度までズレていても構わない。ブラシ部は、ブラシ毛を集束して植毛させた複数ないし多数のブラシ毛束を備える。これらのブラシ毛束は、好ましくは2〜6mm程度の太さを持ち、かつ数mm程度の相互間隔を以て規則的に配列することが好ましい。配列の形態として正方配列や、いわゆる千鳥状配列を例示できる。
把持部は直列に配設した各部材においてブラシ部と櫛部の間に位置し、摘持式の把持部として構成されるため、握持式の把持部のような7〜10cmに達する長さを要しない。具体的にはL方向に5cm程度の長さがあれば十分である。但し、この把持部をあえて握り持つことで毛髪化粧料の塗布操作を行うことを妨げない。
次に述べる櫛部との関係において、把持部のT方向の広さは、櫛部の櫛歯の頂端よりも高い位置に達しても構わないが、前記「第2発明の効果」の欄で述べた理由により、櫛歯の頂端と略同一の高さ位置に止まり、又はそれよりも低い高さ位置に止まることが好ましい。
櫛部は直列に配設した各部材において把持部とスライス棒の間に位置し、L方向に対する略直角方向(T方向)へ向けて突出する複数ないし多数の櫛歯を備えている。
櫛部の櫛歯は、一定の相互間隔を以て正方配列やいわゆる千鳥状配列により規則的に配列することが好ましい。
櫛歯の高さは限定されないが、例えば10〜20mm程度の範囲内とすることが好ましい。
スライス棒は部材直列方向であるL方向の後端に位置し、上記の櫛部の後端からL方向の後端側方向(Lr方向)へ向けて突出している先細り形状の棒状部材である。スライス棒の長さは限定されないが、例えば30〜60mm程度の範囲内とすることが好ましい。
櫛部の後端からのスライス棒の突出部位は限定されないが、前記「第2発明の効果」の欄で述べた理由により、櫛部の櫛歯の頂端と略同一の高さ位置からLr方向へ向けて突出していることが好ましい。
図1(a)に示すように、本実施例の塗布具1はプラスチックの一体成形品であって、図の左側である先端側から図の右側である後端側へ向かって順に、ブラシ部2、把持部3、櫛部4、スライス棒5の各部材を直列の状態で備えている。ブラシ部2の植毛台座6にはブラシ毛束7,7・・・を植毛している。
薄板状の把持部3においては、その周縁部よりも、内側部分を相対的に更に薄く形成しており、この内側部分において、屈曲したパターン形状を持つ複数の突条8,8・・・(図では太い実線で示す)を形成している。この突条8,8・・・により、把持部3を摘み持つ手指が滑り難くなる。
この状態において塗布具1を摘まむ右手11の手先を基点として、同一平面上の互いに略直角な三方向に、ブラシ2と、櫛4と、スライス棒5がそれぞれ指向する状態で摘持される。
図4に示す実施例2の塗布具12は、第2発明の(2)として前記したように、把持部13が櫛部14の櫛歯15の頂端と略同一の高さ位置を超えないという構成が実施例1と異なる。実施例2によれば、把持部13が櫛部14に対して食み出さないので、櫛部14によって毛髪を梳く際、把持部13が毛髪に当接しない。従って、染料成分やアルカリ剤等を含有し得る毛髪化粧料が把持部13に付着し難く、ひいては使用者の手に付着し難い。
Claims (4)
- ブラシ部、摘持式の把持部、櫛部、スライス棒の各部材を同一平面上に備える毛髪化粧料塗布具であって、
先端側から後端側へ向かって前記各部材を前記の順で直列に配設し、ブラシ部のブラシ毛を部材直列方向(L方向)の先端側方向(Lf方向)へ向けて植毛し、櫛部の櫛歯をL方向に対する略直角方向(T方向)へ向けて形成し、スライス棒をL方向の後端側方向(Lr方向)へ向けて突出させたことを特徴とする毛髪化粧料塗布具。 - 前記毛髪化粧料塗布具が、櫛歯と他部材の位置関係に関して次の(1)及び/又は(2)に該当することを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料塗布具。
(1)前記スライス棒が前記櫛部の櫛歯の頂端とT方向の略同一の高さ位置にある。
(2)前記把持部が前記櫛部の櫛歯の頂端とT方向の略同一の高さ位置を超えない。 - 前記ブラシ部がブラシ毛を集束して植毛させた複数ないし多数のブラシ毛束を備え、各ブラシ毛束が短毛部と長毛部により形成される段差構造を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の毛髪化粧料塗布具。
- 前記各部材を一体的に形成し、又は各部材の一部又は全部を別体に形成して組付け式に連結していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の毛髪化粧料塗布具。
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JP2015164560A JP6608222B2 (ja) | 2015-08-24 | 2015-08-24 | 毛髪化粧料塗布具 |
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JP2017042190A JP2017042190A (ja) | 2017-03-02 |
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JP2015164560A Active JP6608222B2 (ja) | 2015-08-24 | 2015-08-24 | 毛髪化粧料塗布具 |
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