JP2565487B2 - 複合磁気ヘツド - Google Patents

複合磁気ヘツド

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JP2565487B2
JP2565487B2 JP61016631A JP1663186A JP2565487B2 JP 2565487 B2 JP2565487 B2 JP 2565487B2 JP 61016631 A JP61016631 A JP 61016631A JP 1663186 A JP1663186 A JP 1663186A JP 2565487 B2 JP2565487 B2 JP 2565487B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フロッピーディスク装置などに使用される
磁気ヘッド、さらに詳細には、記録・再生ヘッドと消去
ヘッドとを一体に組み立てる複合磁気ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
データ記憶装置の1つとして、フロッピーディスクと
称される円板状の記録媒体を使用する磁気記録装置があ
り、この種記録装置に使用される複合磁気ヘッドは、た
とば特開昭56-156920号公報に記載のごとく、記録・再
生ヘッドと消去ヘッドとを一体化したものである。
複合磁気ヘッドの主流は、前掲特開昭56-156920号公
報の第1図に従来例として述べられているタイプのも
の、すなわち3つのフロントチップを積層するタイプの
ものから、同公報の第2図に示されているタイプのも
の、すなわちフロントチップを一体に製作するものへと
移行している。
その理由は、磁気記録装置の高密化につれてトラック
幅を小さくした場合、特開昭56-156920号公報の第1図
に示されている構造の複合磁気ヘッドでは、そのコア幅
を小さくする加工技術に非常な困難をともなうためであ
る。
磁気記録装置の記録高密化をはかった場合、記録周波
数も大きくなり、斯かる場合、消去ヘッドによってメデ
ィアからピックアップした磁束が記録・再生ヘッドのコ
イル内を通り、雑音として出力を出す現象(以下、イレ
ーズクロストークと称す)が無視できなくなるが、この
点につき、前掲特開昭56-156920号公報の第2図に示す
構造の複合磁気ヘッドではあまり考慮されていない。
ちなみに、特開昭56-156920号公報の第1図に示され
ている構造の複合磁気ヘッドにあって、上記したイレー
ズクロストークの問題は、特開昭52-142507号公報に開
示されているように、イレーズヘッドのギャップに傾斜
角を付けることで解決しているが、この方法を特開昭56
-156920号公報の第2図に示される構造の複合磁気ヘッ
ドに採用し難いことは、同号公報の第4図に開示されて
いる磁気ヘッドの製造方法から容易に推察される。
ここで、フロントチップを一体化した従来形複合磁気
ヘッドの例を、第3図〜第5図にもとづいて説明する
と、第3図はその縦断正面図(第4図のA−A断面
図)、第4図は第3図の平面図、第5図は第4図の縦断
側面図(第4図のB−B断面図)である。
第3図〜第5図において、Xはフロントチップを総称
しており、フロントチップXは・記録・再生ヘッドフロ
ント部1と消去ヘッドフロント部2と、上記記録・再生
ヘッドフロント部1と消去ヘッドフロント部2とを磁気
的に分離するための非磁性分離板3と、記録・再生ヘッ
ドフロント部1と消去ヘッドフロント部2と非磁性分離
板3とを接合するガラス接着剤4とによって構成されて
いる。
また、上記した記録・再生ヘッドフロント部1と消去
ヘッドフロント部2とをさらに細分して記述すると、記
録・再生ヘッドフロント部1は、記録・再生ヘッドコア
1a,1bと記録・再生ヘッドギャップ1cと、記録・再生ヘ
ッドトラック幅を規制するための溝を埋めたガラス1dと
によって構成されている。
一方、消去ヘッドフロント部2は、消去ヘッドコア2
a,2bと消去ヘッドギャップ2cと、消去ヘッドトラック幅
を規制するための溝を埋めたガラス2dとによって構成さ
れている。
5はリアコアで、リアコア5は、記録・再生コイル6
と消去コイル7とを有しており、さらにリアコア5は、
記録・再生ブロックと消去ブロックとを分離する溝8を
有している。
図中、符号9はフロントチップXとリアコア5との接
合部、msはフロントチップXのメディア摺動面を示して
いる。
フロントチップを一体化した図3〜図5に示す複合磁
気ヘッドの構成は以上のとおりであるが、この構成によ
れば、磁気記録装置の記録高密化をはかった場合に、消
去ヘッドによってメディアからピックアップした磁束が
記録・再生ヘッド側にまわり込み、記録・再生コイル6
内を通って雑音として出力を出す、いわゆるイレーズク
ロストークの問題があった。
なお「消去ヘッドからのまわり込み磁束」とは、磁気
ヘッドが正規のトラックからはずれた所に位置し、消去
ヘッドギャップ2cがトラック上に乗った時に、消去ヘッ
ドによってメディアからピックアップした磁束が記録・
再生ヘッド側にまわり込む現象を云う。
しかして、上記した「消去ヘッドからのまわり込み磁
束」が発生する原因を考察するに、フロントチップXと
リアコア5との接合部9は大きな磁気抵抗を有している
ため、磁束が漏洩しやすく、したがって磁束の大きな部
分にフロントチップXとリアコア5との接合部9が存在
すると、消去ヘッドによってメディアからピックアップ
した磁束の記録・再生ヘッド側へのまわり込みも多くな
るためと推察される。
これに対し、特開昭59-213014号および同60-93608号
公報には、記録・再生コイルと消去コイルをそれぞれ巻
回した記録・再生ヘッドコアならびに消去ヘッドコアの
下方にリアコアを接合した複合磁気ヘッド、つまりフロ
ントコアである記録・再生ヘッドコアならびに消去ヘッ
ドコアとリアコアとの接合位置を、従来よりもフロント
チップのメディア摺動面から離した複合磁気ヘッドが示
されており、これによれば、フロントチップとリアコア
との接合位置が従来よりもメディア摺動面から離れてい
るため、消去ヘッドから記録・再生ヘッド側にまわり込
む磁束は少なくなる。なお、このとは、記録・再生コイ
ルならびに消去コイルの位置が、フロントチップとリア
コアとの接合部よりもメディア摺動面側に存在する時に
消去ヘッドから記録・再生コイル内を通る磁束が少なく
なったため、換言すると、消去ヘッドから記録・再生コ
イル内への漏洩出力が少なくなったためと考えられ、上
記構成により磁気記録装置の記録高密化をはかることが
できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、磁気記録装置の記録高密化をはかった場
合、スペック(仕様)によっては、複合磁気ヘッドのイ
レーズクロストークを必ずしも高レベルで防止する必要
はなく、従来とほぼ同一レベルであっても良い場合があ
る。
本発明の目的は、フロントチップを一体化して磁気記
録装置の記録高密度化をはかった複合磁気ヘッドにおい
て、当該磁気ヘッドのイレーズクロストークを従来とほ
ぼ同一レベルとした場合に、材料の節約化と製作工程の
簡素化をはかることのできる複合磁気ヘッドを提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、記録・再生ヘッドと消去ヘッドとを一体
に組み立て、記録・再生コイルと消去コイルをそれぞれ
巻回した記録・再生ヘッドコアならびに消去ヘッドコア
の下方にリアコアを接合した複合磁気ヘッドにおいて、
記録・再生ヘッドギャップを基準にして消去ヘッドコア
側に位置する記録・再生ヘッドコア部材と、消去ヘッド
ギャップを基準にして記録・再生ヘッドコア側に位置す
る消去ヘッドコア部材とを1つのコア材料で共用化し、
かつ記録・再生ヘッドコアのリアコアと消去ヘッドコア
のリアコアとを1つのコア材料で共用化することによっ
て達成される。
〔作用〕
しかして、上記構成よりなる本発明によれば、フロン
トチップを一体化して磁気記録装置の記録高密化をはか
った場合であっても、記録・再生ヘッドギャップを基準
にして消去ヘッドコア側に位置する記録・再生ヘッドコ
ア部材と、消去ヘッドギャップを基準にして記録・再生
ヘッドコア側に位置する消去ヘッドコア部材とを1つの
コア材料で共用化し、かつ記録・再生ヘッドコアのリア
コアと消去ヘッドコアのリアコアとを1つのコア材料で
共用化したことにより、記録・再生ヘッドコアと消去ヘ
ッドコアとを磁気的に分離するための非磁性分離板、お
よび記録・再生ヘッドコアのリアコアと消去ヘッドコア
のリアコアとを磁気的に分離するための非磁性分離板を
必要とするものではなく、複合磁気ヘッドのイレーズク
ロストークを従来とほぼ同一レベルとした場合に、その
分材料の節約化をはかり、また記録・再生ヘッドコアと
非磁性分離板、消去ヘッドコア間の接合工程、さらには
記録・再生ヘッドコアのリアコアと非磁性分離板、消去
ヘッドコアのリアコア間の接合工程を省略することがで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明を、第1図および第2図にもとづいて説
明すると、第1図は本発明に係る複合磁気ヘッドの一実
施例を示す縦断正面図(第2図のA−A断面図)、第2
図の第1図の平面図である。
第1図および第2図において、第3図〜第5図に示す
従来形複合磁気ヘッドと同一符号は同一部分を示し、本
発明においては、フロントチップを一体化して磁気記録
装置の記録高密化をはかった複合磁気ヘッドの記録・再
生ヘッドギャップ1cを基準にして消去ヘッドコア側に位
置する記録・再生ヘッドコア部材と、消去ヘッドギャッ
プ2cを基準にして記録・再生ヘッドコア側に位置する消
去ヘッドコア部材とを1つのコア材料で共用化し、かつ
記録・再生ヘッドコアのリアコアと消去ヘッドコアのリ
アコアとを1つのコア材料5で共用化したことを特徴と
するものであり、本発明によれば、フロントチップを一
体化して磁気記録装置の記録高密化をはかった場合であ
っても、既述のごとく、記録・再生ヘッドギャップ1cを
基準にして消去ヘッドコア側に位置する記録・再生ヘッ
ドコア部材と、消去ヘッドギャップ2cを基準にして記録
・再生ヘッドコア側に位置する消去ヘッドコア部材とを
1つのコア材料で共用化し、かつ記録・再生ヘッドコア
のリアコアと消去ヘッドコアのリアコアとを1つのコア
材料5で共用化したことにより、記録・再生ヘッドコア
と消去ヘッドコアとを磁気的に分離するための非磁性分
離板、および記録・再生ヘッドコアのリアコアと消去ヘ
ッドコアのリアコアとを磁気的に分離するための非磁性
分離板を必要とするものではなく、複合磁気ヘッドのイ
レーズクロストークを従来とほぼ同一レベルとした場合
に、その分材料の節約化をはかり、また記録・再生ヘッ
ドコアと非磁性分離板、消去ヘッドコア間の接合工程、
さらには記録・再生ヘッドコアのリアコアと非磁性分離
板、消去ヘッドコアのリアコア側の接合工程を省略する
ことができる。
〔発明の効果〕
これを要するに、本発明によれば、フロントチップを
一体化して磁気記録装置の記録高密化をはかった複合磁
気ヘッドにおいて、複合磁気ヘッドのイレーズクロスト
ークを従来とほぼ同一レベルとした場合に、材料の節約
化と製作工程の簡素化とはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る複合磁気ヘッドの一実施例を示す
縦断正面図(第2図のA−A断面図)、第2図は第1図
の平面図、第3図は従来形複合磁気ヘッドの縦断正面図
(第4図のA−A断面図)、第4図は第3図の平面図、
第5図は第4図の縦断側面図(第4図のB−B断面図)
である。 X……フロントチップ、1……記録・再生フロント部、
1b……記録・再生ヘッドコア、1c……記録・再生ヘッド
ギャップ、1d……ガラス、2……消去ヘッドフロント
部、2b……消去ヘッドコア、2c……消去ヘッドギャッ
プ、2d……ガラス、5……リアコア、6……記録・再生
コイル、7……消去コイル、10……記録・再生兼消去ヘ
ッドコア、ms……フロントチップXのメディア摺動面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録・再生ヘッドと消去ヘッドとを一体に
    組み立て、 記録・再生コイルと消去コイルをそれぞれ巻回した記録
    ・再生ヘッドコアならびに消去ヘッドコアの下方にリア
    コアを接合した複合磁気ヘッドであって、 記録・再生ヘッドギャップを基準にして消去ヘッドコア
    側に位置する記録・再生ヘッドコア部材と、消去ヘッド
    ギャップを基準にして記録・再生ヘッドコア側に位置す
    る消去ヘッドコア部材とを1つのコア材料で共用化し、 かつ記録・再生ヘッドコアのリアコアと消去ヘッドコア
    のリアコアとを1つのコア材料で共用化したことを特徴
    とする複合磁気ヘッド。
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JPS6093608A (ja) * 1983-10-26 1985-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気ヘツドおよび,その製造方法
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JP2557045B2 (ja) * 1986-01-13 1996-11-27 キヤノン電子株式会社 磁気ヘツド

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