JPH097125A - 磁気抵抗効果型複合ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果型複合ヘッド

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JPH097125A
JPH097125A JP15472695A JP15472695A JPH097125A JP H097125 A JPH097125 A JP H097125A JP 15472695 A JP15472695 A JP 15472695A JP 15472695 A JP15472695 A JP 15472695A JP H097125 A JPH097125 A JP H097125A
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JP
Japan
Prior art keywords
recording
head
common pole
magnetic
gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP15472695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Maruyama
隆男 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Ibaraki Ltd
Original Assignee
NEC Ibaraki Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Ibaraki Ltd filed Critical NEC Ibaraki Ltd
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Publication of JPH097125A publication Critical patent/JPH097125A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MRヘッドの上シールドと記録ヘッドの下ヨ
ークを共通化した共通ポールは、記録−読取りの位置ず
れに関しては薄い方が、また、記録ヘッドとしては厚い
方が好ましく、このような相反する2つの特性を同時に
満たすMR複合ヘッドを供給することにある。 【構成】 下シールド3,下読取りギャップ4,MR素
子、上読取りギャップ6,共通ポール7,記録ギャップ
8,コイル9,上ヨーク10を備えたMR複合ヘッドに
おいて、浮上面からMR素子より後退した位置で共通ポ
ール7と下シールド3とが接合されており、下シールド
3と共通ポール7との積層部分が磁気ヨークとして働
く。これにより、共通ポール7の膜厚が薄くても磁気ヨ
ーク全体の厚みが確保されるため、磁気ヨーク部分の磁
気抵抗が低く、記録時に磁気飽和を生ずることもなく、
十分な記録能力を発揮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に使
用される磁気抵抗効果型複合ヘッドに関し、特に磁気抵
抗効果ヘッドのシールドおよび記録ヘッドのヨークの一
部を共通化した磁気抵抗効果型複合ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果型ヘッド(以下、MRヘッ
ドと略す)は、高い再生感度を有しており、かつ再生出
力が磁気記録媒体−MRヘッド間の相対速度に依存しな
いため、磁気記録装置の高記録密度化,小型化に対して
有利である。シ−ルド型MRヘッドにおいては、磁気抵
抗効果素子(以下、MR素子と略す)は、磁気記録媒体
に対して垂直に配置され、MR素子の両側には、軟磁性
体からなる磁気シ−ルドが配置されている。また、MR
ヘッドは再生専用ヘッドであるため、このMRヘッドと
書込み用の記録ヘッドとを複合化した磁気抵抗効果型複
合ヘッド(以下、MR複合ヘッドと略す)として用いら
れる。
【0003】一方、記録ヘッドは、MRヘッドの上方に
積層して形成され、らせん状のコイル、コイルを挟んで
一端で接合し、他端で微小なギャップを形成する上下2
層の軟磁性体からなる磁気ヨーク(磁気回路)から構成
される。
【0004】このような構成をなすMR複合ヘッドで
は、製造プロセスの短縮をはかるため、ならびにMR素
子と記録ヘッドとのギャップの間隔を狭め、磁気ヘッド
の走行方向とMR素子−記録ギャップとの中心線が傾い
た状態、いわゆるヨー(YAW)角を生じる状態におい
ても、書込み(記録)−読取り(再生)の位置ずれを小
さくするために、MRヘッドの上シールドと記録ヘッド
の下ヨークとを共通化する場合がある。ここでは、この
上シールドと下ヨークとを共通化するための軟磁性体の
部材を共通ポール(磁極)と呼ぶ。
【0005】図2は、従来の共通ポール型MR複合ヘッ
ドの構成を示す断面図である。
【0006】従来の共通ポール型MR複合ヘッドは、図
2に示すように、基板13上に絶縁層14を介して下シ
−ルド15,下読取りギャップ16,MR素子17,上
読取りギャップ18,共通ポール19,記録ギャップ2
0,コイル21,上ヨーク22および保護膜23を順次
積層して形成したものであって、共通ポール19は、M
R素子17の下シ−ルド15に対し上シールドとして作
用するとともに、記録ヘッドの上ヨーク22に対し下ヨ
ークとして磁気ヨークを形成するように構成されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の共通ポ
ール型MR複合ヘッドの共通ポールには、相反する2つ
の特性が要求される。すなわち、記録−読み取りの際に
生じる位置ずれを小さくする点からは、その厚さが薄い
方が好ましく、また、記録ヘッドとして十分な記録磁界
を発生するためには厚さが厚い方が好ましい。
【0008】これに関して、図面を参照して詳細に説明
する。
【0009】図3は、図2の共通ポール型MR複合ヘッ
ドを浮上面から見た図である。
【0010】図3を参照すると、この共通ポール型MR
複合ヘッドは、磁気記録媒体(図示せず)の走行方向、
すなわち磁気記録媒体上に記録されるトラック中心の方
向に対し、共通ポール型MR複合ヘッドの各ギャップの
中心(図中、各ギャップの中心線24で示す)が傾いた
場合、記録されるトラック(図中、書込まれたトラック
中心線25で示す)とMR素子17の読取り位置(図
中、読取り位置の中心線26で示す)との間にずれが生
じ、この位置ずれ量27は、MR素子17と記録ギャッ
プ20との間隔に比例して大きくなる。
【0011】従って、書込み−読取りの位置ずれ量27
を小さくするためには、MR素子17と記録ギャップ2
0との間隔を狭めることが望ましい。ところが、MRヘ
ッドの上読取りギャップ18は、読み取りの分解能から
規定されるため極めて狭い。従って、共通ポール19の
膜厚を薄くすることが書込み−読取りの位置ずれ量27
を小さくするために有効である。
【0012】また、記録ヘッドとして十分な記録磁界を
発生するためには、磁気ヨーク(磁気回路)から十分な
磁束を発生させる必要があり、そのためには、磁気ヨー
クの磁気抵抗を減少させ、磁気飽和を避けることが望ま
しい。従って、記録能力の観点からは共通ポール19は
厚い方がよい。
【0013】本発明の目的は、共通ポールに要求される
相反する2つの特性を同時に満たす磁気抵抗効果型複合
ヘッドを供給することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、下シ−ルド,
下読取りギャップ,MR素子,上読取りギャップ,共通
ポール,記録ギャップ,コイルおよび上ヨークを順次積
層して形成し、前記下シールドと前記共通ポールとが前
記磁気抵抗効果素子のシールドとして作用し、かつ前記
共通ポールと上ヨークとが記録ヘッドの磁気回路を形成
するMR複合ヘッドにおいて、このMR複合ヘッドの浮
上面から前記MR素子よりも後退した位置で、前記下シ
ールドと前記共通ポールとを接合したことを特徴とす
る。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は、本発明によるMR複合ヘッドの断
面図である。
【0017】本発明のMR複合ヘッドは、図2に示す従
来例と基本的な構成は同様であって、図1に示すよう
に、基板1上に絶縁層2を介して下シ−ルド3,下読取
りギャップ4,MR素子5,上読取りギャップ6,共通
ポール7,記録ギャップ8,コイル9,上ヨーク10お
よび保護膜11を順次積層して形成したものであり、共
通ポール7は、MR素子5の下シ−ルド3に対し上シー
ルドとして作用するとともに、記録ヘッドの上ヨーク1
0に対し下ヨークとして磁気ヨークを形成するように構
成されているが、本発明のMR複合ヘッドは、下シール
ド3と共通ポール7とは、磁気ヘッドの浮上面15から
MR素子5より後退した位置で接合していることが従来
例の構成と異っている。
【0018】図1を参照すると、本実施例のMRヘッド
部では、MR素子5が下読みとりギャップ4,上読取り
ギャップ6を介して下シールド3と共通ポール7とに挟
まれており、下読取りギャップ4と上読取りギャップ6
とから規定される間隔により、この間隔よりも長い記録
波長の感度を制限することによって分解能を高めてい
る。
【0019】また、本実施例の記録ヘッド部では、MR
素子5より浮上面15から後退した位置において、下シ
ールド3と共通ポール7が積層されているため、この積
層部分に関しては下シールド3と共通ポール7の積層部
分が磁気ヨークとして働く。よって、共通ポール7の膜
厚が薄くとも磁気ヨーク全体の厚みが確保されるため、
磁気ヨーク部分の磁気抵抗が小さく、記録時に磁気飽和
を生ずることもなく十分な記録能力を発揮することがで
きる。
【0020】これにより、本実施例では共通ポール7の
膜厚の厚さを従来よりも薄くし、図3に示すMR素子1
7と記録ギャップ20との間隔を狭めることにより、書
込み−読取りの位置ずれ量27を小さくすることを可能
にした。
【0021】なお、MR複合ヘッドの浮上面15におい
て、記録ヘッドの磁気ヨークは、下シールド3と共通ポ
ール7とに分割されているが、磁気記録媒体(図示せ
ず)の走行方向は、矢印Aで示すように、下シールド3
から上ヨーク10の方向であり、記録領域の境界は最終
的に後端側の磁極である上ヨーク10側で規定されるた
め、下シールド3と共通ポール7とが、浮上面15で分
割されていることによる記録動作への影響は殆んどなく
無視してよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、MR複合
ヘッドの浮上面からMR素子よりも後退した位置で、下
シールドと共通ポールとを積層するようにして磁気ヨー
ク全体の厚みを確保したため、磁気ヨーク部分の磁気抵
抗が低くなり、共通ポールの厚さを薄くし読取り−読取
りの位置ずれを小さくした場合でも、記録能力の優れた
MR複合ヘッドを得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図2】従来の共通ポール型MR複合ヘッドの構成を示
す断面図である。
【図3】図2の従来の共通ポール型MR複合ヘッドを浮
上面から見た図である。
【符号の説明】
1,13 基板 2,14 絶縁層 3,15 下シールド 4,16 下読取りギャップ 5,17 MR素子 6,18 上読取りギャップ 7,19 共通ポール 8,20 記録ギャップ 9,21 コイル 10,22 上ヨーク 11,23 保護膜 12 浮上面 24 各ギャップの中心線 25 書込まれたトラックの中心線 26 読取り位置の中心線 27 位置ずれ量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下シ−ルド,下読取りギャップ,磁気抵
    抗効果素子,上読取りギャップ,共通ポール,記録ギャ
    ップ,コイルおよび上ヨークを順次積層して形成し、前
    記下シールドと前記共通ポールとが前記磁気抵抗効果素
    子のシールドとして作用し、かつ前記共通ポールと上ヨ
    ークとが記録ヘッドの磁気回路を形成する磁気抵抗効果
    型複合ヘッドにおいて、 前記磁気抵抗効果型複合ヘッドの浮上面から前記磁気抵
    抗効果素子よりも後退した位置で、前記下シールドと前
    記共通ポールとを接合したことを特徴とする磁気抵抗効
    果型複合ヘッド。
JP15472695A 1995-06-21 1995-06-21 磁気抵抗効果型複合ヘッド Pending JPH097125A (ja)

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JP15472695A JPH097125A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 磁気抵抗効果型複合ヘッド

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JPH097125A true JPH097125A (ja) 1997-01-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6700737B1 (en) 1998-08-04 2004-03-02 Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. Recording and reproducing separation type magnetic head having thin part in upper core or magnetic film and magnetic storage apparatus using the same

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61194620A (ja) * 1985-02-22 1986-08-29 Hitachi Ltd 薄膜磁気ヘツド
JPH06259731A (ja) * 1993-01-09 1994-09-16 Sony Corp 磁気抵抗効果型磁気ヘッド

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981110