JP2565151Y2 - タイムレコーダ用上蓋の取付構造 - Google Patents

タイムレコーダ用上蓋の取付構造

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JP2565151Y2
JP2565151Y2 JP8545391U JP8545391U JP2565151Y2 JP 2565151 Y2 JP2565151 Y2 JP 2565151Y2 JP 8545391 U JP8545391 U JP 8545391U JP 8545391 U JP8545391 U JP 8545391U JP 2565151 Y2 JP2565151 Y2 JP 2565151Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タイムレコーダの技術
分野で利用されるものであって、具体的には、タイムレ
コーダの上面を覆う上蓋の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】タイムレコーダのメンテナンス操作で、
例えば初期設定とか印字リボン交換と云った作業を行う
場合は、従来は、レコーダを覆う外ケースの全体を取外
すか、或は、ケースの上蓋を外してこれ等の作業を行っ
ているが、外ケースの全体を取外したり上蓋を取外すこ
とは、ドライバー等の道具類を使用してその都度何本も
のビスを外さなくてはならないから、非常に面倒で時間
が掛っていた。
【0003】そこで、上蓋をレコーダ本体側に蝶番を用
いて開閉自在に取付けることによって、各種メンテナン
スを容易に行えるタイムレコーダが開発された。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のように
上蓋を蝶番で開閉自在に取付けたタイムレコーダは、開
放した上蓋が不安定で作業中に簡単に閉動してしまうた
め作業に支障を来すとか、作業の内容によってはこの不
安定な上蓋が作業の邪魔をすると云った問題があり、更
に、プラスチック製の上蓋の場合は、不用意に上から力
を加えると蝶番の部分が簡単に破損してしまうとか、開
放状態にある上蓋に外力が加わった場合、同様に蝶番部
分が破損すると云った問題があった。
【0005】従って本考案の技術的課題は、メンテナン
スのための上蓋の開閉が非常に容易で、その取外しもワ
ンタッチで簡単に行うことができ、また、上蓋に上から
外力を加えたり、開放状態の上蓋に無理な外力を加えて
も容易に破損しないように工夫したタイムレコーダ用の
上蓋の取付構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本考案で講じた手段は以下の如くである。レ
コーダ本体の上面を覆う上蓋を開閉自在に構成したタイ
ムレコーダに於いて、
【0007】(1) 上記上蓋の内側面に、一側面に係
合用の凹凸歯と少くとも下端口を開放した円弧状のガイ
ド溝を備え、且つ、根端部側にはこのガイド溝の一側壁
を構成する断面略半球状の回動体を備えた蝶番部を設け
ること。
【0008】(2) 上蓋を開閉自在に取付けるレコー
ダ本体側には、上記のガイド溝に対して下端口より係合
自在で、且つ、ガイド溝内に嵌込んで上蓋の開閉回動を
ガイドするように構成したガイド突子と、上蓋を開いた
時に上記の凹凸歯に弾性的に係合して上蓋を開放状態に
保持することができる係合子と、上記の回動体を回動自
在に嵌込んで支持する断面円弧形状を成す回動受体とを
備えた蝶番支持部を設けること。
【0009】(3) 上蓋の内側面の左右両側に、凹凸
面とガイド溝と回動体を備える左右一対の蝶番部を、こ
れ等凹凸面とガイド溝と回動体を設けた面が相対向する
ように左右に間隔をあけて設ける一方、レコーダ本体の
上面両側には、係合子とガイド突子と回動受体を備える
左右一対の蝶番支持部を、上記左右一対の蝶番部に対向
するように各係合子とガイド突子と回動受体を設けた面
を外側に向けた状態で左右に間隔をあけて設けること。
【0010】
【作用】上記の手段は以下の如く作用する。 上記(1)と(2)の要素は、蝶番支持部のガイド
突子を蝶番部のガイド溝内に嵌込み、また、蝶番部の回
動体を蝶番支持部の回動受体に嵌込むことによって、上
蓋をレコーダ本体の上面に開閉回動自在に支持すること
ができ、また、上蓋を開閉回動する時はガイド突子がガ
イド溝にガイドされ、且つ、回動体が回動受体に支持さ
れて回動されるから、上蓋の開閉をスムーズに行ってレ
コーダ内部のメンテナンス操作を容易に行うことを可能
にする。
【0011】 同じく上記(1)と(2)の要素は、
凹凸歯に係合子を係合させることによて上蓋を開いた状
態に保持できるから、各種メンテナンスを上蓋の不用意
な閉動に邪魔されることなく、円滑に進めることを可能
にする。
【0012】 同じく上記(1)と(2)の要素は、
ガイド突子をガイド溝から抜出すことによって、上蓋を
レコーダ本体、即ち、蝶番支持部側から簡単に取外すこ
とができるから、作業の内容によっては上蓋をレコーダ
本体より取外して各種のメンテナンスを円滑に進めるこ
とを可能にする。
【0013】 同じく上記(1)と(2)の要素は、
上蓋側に設けた蝶番部の回動体をレコーダ本体側に設け
た蝶番支持部の回動受体が支持するため、上蓋に力が加
わっても回動受体がこれを受け止めることができるか
ら、蝶番部と蝶番支持部の破損を防止することができ、
更に、開放状態にある上蓋への外力が強まった時には、
ガイド突子がガイド溝の末端口から抜けて枢着状態が外
れるから、蝶番部と蝶番支持部の破損を防止することを
可能にする。
【0014】 上記(3)の要素は、上蓋の左右両側
に設けた蝶番部を、レコーダ本体の左右両側に設けた蝶
番支持部に夫々回動自在に支持させることによって、上
述した上蓋の開閉動作を円滑に行い、且つ、上蓋の開放
状態の保持力と加圧に対する耐久性を更に高めることを
可能にする。以上の如くであるから、上記の手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
【0015】
【実施例】以下に、上述した本考案に係るタイムレコー
ダ用上蓋の取付構造の好適な実施例を添付した図面と共
に詳細に説明する。図1は本考案を実施したタイムレコ
ーダの一例を示した斜視図であって、レコーダ本体1の
上面部には中央にタイムカードの差込口2aを開口した
上蓋2が開閉作動、及び、取外し自在に取付けられてい
て、初期設定とか印字リボンの交換と云ったメンテナン
ス操作時には、この上蓋2を左右の内側面に取付けた蝶
番部4,4を支点にして開放したり、或は、これ等蝶番
部4,4を後述するレコーダ本体1側の蝶番支持部から
外すことにより、上蓋2の全体を取外して作業する仕組
に成っている。
【0016】本考案に係るタイムレコーダ用上蓋の取付
構造は、上述した上蓋2の開閉作動と取外しを自由に、
且つ、簡単に行えるように工夫したものであって、図2
乃至図6に於いて、4は上蓋2の根端部内側面の両側
(一方は省略)に間隔をあけて取付けた蝶番部であっ
て、全体を板状に形成し、先端面4aを円弧状(アール
状)に形成したこの蝶番部4の内側面には、係合用の凹
凸歯4bと、少くとも下端口を開放した円弧状のガイド
溝4cが形成され、更に、根端部には外周面がこのガイ
ド溝4cの内側壁を構成する断面半球状の回動体4d
が、上蓋2に一対化させて形成されている。
【0017】一方、図2に於いて3はレコーダ本体1の
上面口に設けた載置段1b上に載置された天板であっ
て、1aは同じく上面口に設けた上記上蓋2用の開閉
口、3aは上蓋2の差込口2aに合せて形成したカード
差込口、3bは切欠口であって、符号5で全体的に示し
た蝶番支持部5は前述した左右の蝶番部4,4の内側に
対向するように、上記の切欠口3bに臨ませた状態で天
板3の左右両側(一方は省略)に取付けられていて、そ
の外側面には、図3と図5に示すように上述した円弧状
のガイド溝4c内に係脱自在に嵌込んだガイド突子5c
と、上蓋2を図2並びに図6の如く開放回動した時に、
前面に突設した係合爪5bを自からが有する弾発力によ
って上記蝶番部4の凹凸歯4bに係合して、上蓋2を開
放した角度に保持することができる係合子5aが形成さ
れ、更に、根端部には上記蝶番部4の回動体4dを嵌込
んで回動自在に支持する断面円弧形状を成す回動受部5
dが形成されている。
【0018】尚、上述した円弧状のガイド溝4cはその
上下両端口、或は、少くとも下端口が開放されており、
この下端口より蝶番支持部5のガイド突子5cをガイド
溝4c内に嵌込んだり、反対に抜き出したりできる仕組
に成っていて、これを抜き出すことによって上蓋2をレ
コーダ本体1側より自由に取外すことができ、また、開
放状態にある上蓋2に対して無理な外力が加わった場合
には、ガイド突子5cがガイド溝4cから抜け出て上蓋
2をレコーダ本体1から外し、蝶番部4とその支持部5
の破損を防止するように構成されている。
【0019】本考案に係るタイムレコーダ用上蓋の取付
構造は以上述べた如き構成であるから、上蓋2をレコー
ダ本体1側に取付けるに当っては、先ず、蝶番部4のガ
イド溝4c内に蝶番支持部5側のガイド突子5cを挿入
し、且つ、蝶番部4の回動体4dを蝶番支持部5dの回
動受体5d内に嵌込めば、上蓋2はガイド突子5cとガ
イド溝4cの係合にガイドされながら、回動体4dと回
動受体5dの嵌込部分を支点にして円滑に開閉作動で
き、且つ、上蓋2の開動を進めてガイド突子5cをガイ
ド溝4cの下端口より外部に抜き出せば、支持が外れて
上蓋2をレコーダ本体1側より取外すことができるか
ら、図2に示した実施例の場合は更に天板3を取外すこ
とにより、レコーダ本体1内を開放して各種のメンテナ
ンスを上蓋2に邪魔されずに進めることを可能にする。
【0020】更に本考案では、蝶番部4の凹凸歯4bに
蝶番支持部5の係合子5a(具体的には係合爪5b)を
係合することにより、上蓋2を図2並びに図6の如く開
放した状態に保持できるため、各種のメンテナンスを上
蓋2の不用意な開閉作動に邪魔されることなく進めるこ
とを可能にする。
【0021】また、本考案では蝶番部4の回動体4dを
蝶番支持部5の回動受体5dに嵌込んで支持するから、
上蓋2を閉じた状態で上から押圧したとしても、この圧
力を回動受体5dが受止めるため、上記蝶番部4と支持
部5の破損を防止することができ、且つ、これ等蝶番部
4と支持部5から成る支持部材を上蓋2の左右両側に設
けた関係上、上記の耐久性を更に高めることができる。
【0022】
【考案の効果】本考案に係るタイムレコーダ用上蓋の取
付構造は以上述べた如くであって、本考案によればレコ
ーダ本体の上蓋を自由に開閉できるから各種メンテナン
ス操作を極めて簡単に行うことができるのであるが、本
考案では特に、凹凸歯と係合子の係合によって上蓋を開
いた状態に保持でき、また、この上蓋をレコーダ本体か
ら取外すことができるから、初期設定とか印字リボンの
交換と云った各種メンテナンス操作を上蓋に邪魔されず
に円滑に、且つ、確実に進めることができ、また、上蓋
に上側から圧力が加わったり、開いた上蓋に外力が加わ
っても、蝶番部と支持部の破損を防止できるから、此種
上蓋開閉式タイムレコーダの最も構造的に弱い蝶番部分
をカバーして、タイムレコーダを長期に亘って安全に利
用できる利点を発揮できるものであって、その実用的効
果は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るタイムレコーダ用上蓋の取付構造
を実施したタイムレコーダの一例を示した斜視図であ
る。
【図2】本考案の要部の構成を一部省略して示した斜視
図である。
【図3】本考案の要部を分解して示した斜視図である。
【図4】蝶番部の構成を示した側面図である。
【図5】蝶番支持部の構成を示した側面図である。
【図6】蝶番部と蝶番支持部の取付構造を説明した側面
図である。
【符号の説明】
1 レコーダ本体 2 上蓋 3 天板 4 蝶番部 4b 凹凸歯 4c ガイド溝 4d 回動体 5 蝶番支持部 5a 係合子 5b 係合爪 5c ガイド突子 5d 回動受体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レコーダ本体の上面を覆う上蓋を開閉自
    在に構成したタイムレコーダに於いて、 上記上蓋の内側面に、一側面に係合用の凹凸歯と少くと
    も下端口を開放した円弧状のガイド溝を備え、且つ、根
    端部側にはこのガイド溝の一側壁を構成する断面略半球
    状の回動体を備えた蝶番部を設ける一方、この上蓋を開
    閉自在に取付けるレコーダ本体側には、上記のガイド溝
    に対して下端口より係合自在で、且つ、ガイド溝内に嵌
    込んで上蓋の開閉回動をガイドするように構成したガイ
    ド突子と、上蓋を開いた時に上記の凹凸歯に弾性的に係
    合して上蓋を開放状態に保持することができる係合子
    と、上記の回動体を回動自在に嵌込んで支持する断面円
    弧形状を成す回動受体とを備えた蝶番支持部を設けたこ
    とを特徴とするタイムレコーダ用上蓋の取付構造。
  2. 【請求項2】 上蓋の内側面の左右両側に、凹凸面とガ
    イド溝と回動体を備える左右一対の蝶番部を、これ等凹
    凸面とガイド溝と回動体を設けた面が相対向するように
    左右に間隔をあけて設ける一方、レコーダ本体の上面両
    側には、係合子とガイド突子と回動受体を備える左右一
    対の蝶番支持部を、上記左右一対の蝶番部に対向するよ
    うに各係合子とガイド突子と回動受体を設けた面を外側
    に向けた状態で左右に間隔をあけて設けたことを特徴と
    する請求項1記載のタイムレコーダ用上蓋の取付構造。
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