JPH0740493U - ヒンジ式蓋装置 - Google Patents

ヒンジ式蓋装置

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JPH0740493U
JPH0740493U JP6830493U JP6830493U JPH0740493U JP H0740493 U JPH0740493 U JP H0740493U JP 6830493 U JP6830493 U JP 6830493U JP 6830493 U JP6830493 U JP 6830493U JP H0740493 U JPH0740493 U JP H0740493U
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lid
hinge shaft
arm
hinge
hook
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JP6830493U
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学 柴田
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Max Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着脱自在なプラスティック製ヒンジ式蓋の枢
着部の破損を防止する。 【構成】 筐体16のヒンジ軸20の上方にアーム挿入
ガイド部22を設ける。蓋15と一体成形されるアーム
19のフック部19aの前面に、蓋16の閉鎖時におい
てアーム挿入ガイド部22との干渉を避ける凹部19c
を設ける。蓋15を筐体16へ取付る際は、ヒンジ軸2
0とアーム挿入ガイド部22との間隙にフック部19a
を挿入し、蓋15を閉鎖方向へ回動すると、アーム挿入
ガイド部22を支点としてフック部19aが下方へ回動
され、ヒンジ軸20へ嵌着される。嵌合が不完全な状態
で蓋15が閉鎖されることがなく、フック部19aの折
損や変形が防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ヒンジ式蓋装置に関するものであり、特に、蓋を着脱自在とした ヒンジ式蓋装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、蓋を着脱自在としたヒンジ式蓋装置を図6及び図7に従って説明する 。図6において符号1は電子機器等の筐体であり、2は蓋である。樹脂製の筐体 1の蓋取付部の両端部位にはヒンジ軸3,3が水平方向へ突設され、樹脂製の蓋 2の縁部には筐体1のヒンジ軸3,3に対応する間隔でアーム4,4が垂設され ている。アーム4,4の先端部位にはフック部4a,4aが設けられており、フ ック部4a,4aは、ヒンジ軸3,3の外周を半周以上把握するように形成され 、通常の蓋開閉時にはヒンジ軸3,3からフック部4a,4aが離脱することは ない。
【0003】 一方、開放された蓋2に過大な力が加わった場合は、フック部4a,4aが弾 性変形してヒンジ軸3,3から離脱し、蓋2が筐体1から分離されることにより 、蓋2及びフック部4a,4aとヒンジ軸3,3の変形や破損を防止している。 また、取外された蓋2のフック部4a,4aを筐体1のヒンジ軸3,3に嵌着す る際は、フック部4a,4aの開口をヒンジ軸3,3に当てて押し込めば、フッ ク部4a,4aとヒンジ軸3,3とが嵌合して蓋2が筐体1に枢着される。
【0004】 この蓋取付時において、筐体1と蓋2との位置合わせが適切でなく、図7に示 すように、一方或いは両方のフック部4a,4aとヒンジ軸3,3とが完全に嵌 合していない状態で蓋2を閉鎖方向へ回動させた場合は、フック部4aが筐体1 の壁部1aに当接してフック部4aの先端部位が折り曲げられてフック部4aが 破損することがある。
【0005】 また、一方のフック部4aとヒンジ軸3とが嵌合し、他方のフック部4aとヒ ンジ軸3とが嵌合しない状態で蓋2が取付けられた場合は、嵌合したフック部4 aとヒンジ軸3との軸心が変位した状態となり、フック部4aが拡開されて塑性 変形し、嵌合が弛緩して蓋2を嵌着できなくなることがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来のヒンジ式蓋装置は、取付時にフック部とヒンジ軸との位置を正確に一致 させないと、フック部やヒンジ軸を破損したり変形させて開閉蓋としての機能を 維持できなくなるという欠点があり、取付作業に注意が必要とされる。 そこで、ヒンジ式開閉蓋の枢着部位の不慮の破損を防止して、ヒンジ式蓋装置 の耐久性並びに信頼性を向上するために解決すべき技術的課題が生じてくるので あり、本考案は該課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するために提案するものであり、蓋と該蓋が取付 けられる筐体との一方にヒンジ軸を設け、他方にアームを立設して前記アームの 先端部位に前記ヒンジ軸と嵌合するフック部を設け、前記ヒンジ軸に前記フック 部を外嵌して前記筐体に前記蓋を開閉自在且つ着脱自在に枢着したヒンジ式蓋装 置に於て、前記ヒンジ軸と平行にアーム挿入ガイド部を設け、前記ヒンジ軸と前 記アーム挿入ガイド部との間隙へ前記アームを挿入して前記ヒンジ軸に前記フッ ク部を外嵌するように形成し、且つ、前記アーム挿入ガイド部によって前記アー ムの挿入角度を規制して前記蓋を開放姿勢としたときに前記アームを前記間隙に 挿入できるように形成するとともに、挿入された前記アームのフック部の開口が 前記ヒンジ軸に対向するように形成し、前記アームを前記間隙に挿入して前記蓋 を閉鎖方向へ回動することにより、前記アーム挿入ガイド部を支点として前記フ ック部がヒンジ軸の方向へ押圧されて前記ヒンジ軸に嵌合するように形成したこ とを特徴とするヒンジ式蓋装置を提案するものである。
【0008】
【作用】 着脱自在な蓋と、この蓋を取付るべき筐体の一方に設けたヒンジ軸の周辺には ヒンジ軸と平行にアーム挿入ガイド部が設けられている。そして、ヒンジ軸へ嵌 着されるフック部を、ヒンジ軸をアーム挿入ガイド部との間隙へ挿入してフック 部をヒンジ軸へ嵌合させるように形成して筐体に対する蓋の取付姿勢を規制して おり、取付の際には蓋を開放姿勢とする必要がある。
【0009】 アーム挿入ガイド部とヒンジ軸との間隙へ挿入されたフック部は、開口がヒン ジ軸に対向しており、フック部がヒンジ軸に嵌合していない状態で蓋を閉鎖方向 へ回動すると、フック部の背面がアーム挿入ガイド部に当接し、この当接点を支 点としてフック部がヒンジ軸の方向へ回動され、フック部がヒンジ軸へ自動的に 嵌着される。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1乃至図4に従って詳述する。図1はプラステ ィックテープ等に文字や記号等を印字するレタリングマシン11を示し、前部に キーボード12が配置され、中央部左側に液晶表示板13が設けられている。後 部の右側にはカセット装着部14が配設され、カセット装着部14は蓋15によ って被蔽され、蓋15は後端部を筐体16の後縁部に枢着されており、枢着部を 支点として前部を上方へ回動することにより、カセット装着部14を開放してテ ープカセット17とインクリボンカセット18の着脱を行う。
【0011】 図2は、筐体16と蓋15との枢着部を示し、樹脂射出成形にて作成された蓋 15の後縁部には左右一対のアーム19,19が垂設されており、アーム19, 19の先端部位にフック部19a,19aが形成されている。フック部19a, 19aは、背面側に開口部19b,19bが配置され、開口部19b,19bを 、後述する筐体16のヒンジ軸20,20に当接させて押圧することにより、フ ック部19a,19aが弾性変形してヒンジ軸20,20に嵌合する。
【0012】 樹脂にて成形された筐体16のカセット装着部14の後縁部には、蓋15のア ーム19,19に対応する位置に凹部21,21が形成され、凹部21,21内 に水平方向のヒンジ軸20,20が配設されている。ヒンジ軸20,20の上部 には、凹部21,21の側面からヒンジ軸20,20と平行にアーム挿入ガイド 部22,22を突設してある。また、蓋15のアーム19,19の前面には、筐 体16に蓋15を嵌着した状態においてアーム挿入ガイド部22,22との干渉 を避けるための凹部19c,19cが設けられている。
【0013】 次に、蓋15の取付手順を説明する。先ず、フック部19a,19aの開口部 19b,19bをヒンジ軸20,20に当接させるためには、図3に示すように 蓋15をほぼ垂直に起立させてアーム19,19をヒンジ軸20,20とアーム 挿入ガイド部22,22との間隙に挿入する。そして、蓋15の起立姿勢が不適 当な場合は、フック部19a,19aにアーム挿入ガイド部22,22が干渉し て所定の位置迄アーム19,19を挿入できない構造となっている。
【0014】 アーム19,19を挿入後に蓋15を押し下げればフック部19a,19aが ヒンジ軸20,20に嵌合され、蓋15はヒンジ軸20,20を支点として枢着 され、図4に示すように蓋15が筐体16へ開閉自在に装着される。 一方、図5に示すように、筐体16の凹部21,21へアーム19,19を挿 入し、フック部19a,19aとヒンジ軸20,20とが嵌合していない状態で 蓋15を閉鎖方向へ回動すると、フック部19a,19aの背面がアーム挿入ガ イド部22,22に当接する。そして、更に蓋15を回動すると、アーム挿入ガ イド部22,22とフック部19a,19aとの当接点を支点とした梃作用によ り、フック部19a,19aがヒンジ軸20,20の方向へ押圧され、フック部 19a,19aがヒンジ軸20,20に嵌着される。このとき、フック部19a ,19aがヒンジ軸20,20に嵌合したことによってアーム19,19が下降 し、図4に示すように、蓋15を閉鎖する際に、アーム挿入ガイド部22,22 はフック部19a,19aに干渉することなく蓋15を閉鎖することができる。
【0015】 このように、フック部19a,19aとヒンジ軸20,20とが正確に位置合 わせされていない状態で蓋15の取付を行った場合でも、アーム挿入ガイド部2 2,22によってフック部19a,19aがヒンジ軸20,20の方向へ誘導さ れて強制的に嵌合されるので、不完全嵌合状態でフック部19a,19aが回動 されることがなく、フック部19a,19aが折損したり、塑性変形することは ない。
【0016】 尚、この考案は、上記一実施例に限定されるべきものではなく、例えば、筐体 16にアーム19,19及びフック部19a,19aを設け、蓋15にヒンジ軸 20,20とアーム挿入ガイド部22,22を設けて、前述した実施例とは逆の 構成とする等、種々の改変が可能であり、この考案がそれらの改変されたものに 及ぶことは当然である。
【0017】
【考案の効果】
この考案は、上記一実施例において詳述したように構成したので、筐体へ着脱 自在なヒンジ式の蓋を取付けるに際して、蓋の回動操作によってフック部とヒン ジ軸とが自動的に嵌合される。従って、従来のヒンジ式開閉蓋とは異なり、フッ ク部とヒンジ軸とが不完全嵌合状態で蓋が回動されることによってフック部やヒ ンジ軸を折損したり変形させる虞れが解消され、フールプルーフな安全性がもた らされてヒンジ式蓋装置の耐久性並びに信頼性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レタリングマシンの平面図。
【図2】本考案のヒンジ式蓋装置を示す分解斜視図。
【図3】蓋の取付手順を示すヒンジ式蓋装置の要部縦断
面図。
【図4】蓋を閉鎖した状態を示す要部縦断面図。
【図5】ヒンジ式蓋装置の自動嵌合作用を示す要部縦断
面図。
【図6】従来のヒンジ式蓋装置を示す分解斜視図。
【図7】従来のヒンジ式蓋装置の要部縦断面図。
【符号の説明】
15 蓋 16 筐体 19 アーム 19a フック部 19b 開口部 19c 凹部 20 ヒンジ軸 21 凹部 22 アーム挿入ガイド部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋と該蓋が取付けられる筐体との一方に
    ヒンジ軸を設け、他方にアームを立設して前記アームの
    先端部位に前記ヒンジ軸と嵌合するフック部を設け、前
    記ヒンジ軸に前記フック部を外嵌して前記筐体に前記蓋
    を開閉自在且つ着脱自在に枢着したヒンジ式蓋装置に於
    て、前記ヒンジ軸(20)と平行にアーム挿入ガイド部
    (22)を設け、前記ヒンジ軸(20)と前記アーム挿
    入ガイド部(22)との間隙へ前記アーム(19)を挿
    入して前記ヒンジ軸(20)に前記フック部(19a)
    を外嵌するように形成し、且つ、前記アーム挿入ガイド
    部(22)によって前記アーム(19)の挿入角度を規
    制して前記蓋(15)を開放姿勢としたときに前記アー
    ム(19)を前記間隙に挿入できるように形成するとと
    もに、挿入された前記アーム(19)のフック部(19
    a)の開口(19b)が前記ヒンジ軸(20)に対向す
    るように形成し、前記アーム(19)を前記間隙に挿入
    して前記蓋(15)を閉鎖方向へ回動することにより、
    前記アーム挿入ガイド部(22)を支点として前記フッ
    ク部(19a)がヒンジ軸(20)の方向へ押圧されて
    前記ヒンジ軸(20)に嵌合するように形成したことを
    特徴とするヒンジ式蓋装置。
JP1993068304U 1993-12-21 1993-12-21 ヒンジ式蓋装置 Expired - Lifetime JP2600824Y2 (ja)

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JP2600824Y2 JP2600824Y2 (ja) 1999-10-25

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000084079A (ja) * 1998-08-28 2000-03-28 Becton Dickinson & Co 安全シ―ルドアセンブリ及びニ―ドルアセンブリの製造方法
JP2014092095A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Toyota Boshoku Corp 車両部品用ハウジング
KR101425670B1 (ko) * 2014-06-13 2014-08-01 주식회사 풍산 분리형 경첩과 손 접근 공간을 갖는 플라스틱제 탄약상자

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000084079A (ja) * 1998-08-28 2000-03-28 Becton Dickinson & Co 安全シ―ルドアセンブリ及びニ―ドルアセンブリの製造方法
JP2014092095A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Toyota Boshoku Corp 車両部品用ハウジング
KR101425670B1 (ko) * 2014-06-13 2014-08-01 주식회사 풍산 분리형 경첩과 손 접근 공간을 갖는 플라스틱제 탄약상자

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