JPH0518352Y2 - - Google Patents

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JPH0518352Y2
JPH0518352Y2 JP13270087U JP13270087U JPH0518352Y2 JP H0518352 Y2 JPH0518352 Y2 JP H0518352Y2 JP 13270087 U JP13270087 U JP 13270087U JP 13270087 U JP13270087 U JP 13270087U JP H0518352 Y2 JPH0518352 Y2 JP H0518352Y2
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tractor
support arm
cover
paper
tractor cover
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プリンタなどにおいて両側縁に沿つ
て送り孔が連設されている用紙を送る紙送り機構
に用いられるトラクタに係り、特に、用紙の送り
孔に駆動手段の突起を安定的に嵌合するようにし
たトラクタに関する。
〔従来の技術〕 第3図は従来のトラクタを適用した紙送り機構
1を示すものであり、断面正方形状の駆動シヤフ
ト2および支持シヤフト3上には1対のトラクタ
4,4が摺動可能に支持されている。各トラクタ
4は第1フレーム5および第2フレーム6を有し
ており、両フレーム5,6は、第1フレーム5に
形成され先端に爪を有する係合片5aと補助ピン
5bをそれぞれ第2フレーム6に形成された長方
形の開口6a、円形の開口6bに挿入することに
より一体となりトラクタ4のトラクタ本体4aを
形成するようになつている。さらに、第2フレー
ム6には、紙押えのためのトラクタカバー7A,
7Bを取付けるための取付け片8が形成されてい
る。
前記駆動シヤフト2には駆動プーリ9が嵌着さ
れており、この駆動プーリ9の軸方向の両端部に
はロツクスリーブ10が形成されている。このロ
ツクスリーブ10は、円周方向に間隔を隔てて4
個の半径方向のスリツト11,11…を有してお
り、このロツクスリーブ10の内周面は前記駆動
シヤフト2と同サイズの断面正方形とされ、また
ロツクスリーブ10の外周面は断面ほぼ円形とさ
れている。さらに、前記ロツクスリーブ10には
図示しない突出部が形成されており、ロツク部材
12を保持するようになつている。このロツク部
材12はほぼ円形のリングであり、このロツク部
材12の内周面は前記ロツクスリーブ10の外周
面と同サイズの断面円形とされている。
前記支持シヤフト3には従動プーリ13が枢着
されており、この従動プーリ13と前記駆動プー
リ9には、駆動手段の一例としてのベルト14が
巻回され、このベルト14は前記駆動シヤフト2
の回転に基づいてトラクタ4の外周を走行するよ
うになつている。そして、ベルト14の外周面に
は、ベルト14の走行方向に沿つて複数の円錐台
形状の突起15,15…が用紙Sの両側縁に沿つ
て連設されている送り孔P,P…と等ピツチとな
るように等しい間隔をもつて突設されている。
前記トラクタカバー7A,7Bは前記第2フレ
ーム6の取付け片8によつてトラクタ4の上端部
および下端部においてそれぞれ上下方向へ回動可
能に支持されている。各トラクタカバー7A,7
Bには、閉鎖位置において用紙Sだけを押えられ
るように前記突起15が遊嵌されるためのスリツ
ト16Aが形成されるとともに、各紙押え部材7
A,7Bを常時閉鎖方向に付勢しかつトラクタカ
バー7A,7Bがある程度開いたら逆に開放方向
に付勢するいわゆる思案ばね16Bが装着されて
いる。
ところで、前述したトラクタ4を用いた紙送り
機構1においては、両トラクタ4,4のトラクタ
カバー7Aを開放位置に位置せしめておきベルト
14の各突起15に用紙Sの各送り孔Pを嵌合せ
しめた上でトラクタカバー7Aを閉鎖位置に回動
せしめる。すると、ベルト14の各突起15がト
ラクタカバー7Aのスリツト16Aに遊嵌される
ようにして用紙Sの両側縁がトラクタカバー7A
の下方に位置して保持される。そして、ばね16
Bのばね力によりトラクタカバー7Aが閉鎖方向
に付勢されて用紙Sの各送り孔Pがベルト14の
各突起15から外れないようになつている。
しかしながら、このようにばね16Bによりト
ラクタカバー7Aを閉鎖方向に付勢して用紙Sの
脱落を防止するのでは、トラクタカバー7Aの閉
鎖状態において大きなばね力を得ようとするとト
ラクタカバー7Aを開くのに大きな力が必要とな
るし、また、トラクタカバー7Aを簡単に開くよ
うにすると、トラクタカバー7Aの閉鎖状態にお
いてはトラクタカバー7Aを閉鎖方向に付勢する
力がほとんど生じず、用紙Sの送り孔Pにベルト
14のピン15を安定時に嵌合できず、振動など
により用紙Sが外れてしまつたりするおそれがあ
つた。さらに、ばね16Bを使用するため部品点
数が増えるし、組立工程も複雑になるというおそ
れがあつた。
このため、従来からばねを用いることなくトラ
クタカバーに閉鎖方向の回動習性を与えるように
したトラクタが開発されている。
第2図はこのようなばねを用いない従来のトラ
クタ4の要部を示すものであり、樹脂により平板
状に形成されたトラクタカバー20の図示しない
用紙の幅方向における中間部には、下方に延在す
るブラケツト21が一体に垂設されており、この
ブラケツト21はトラクタ本体22に取付けられ
ているピン23に枢着され、トラクタカバー20
は回動自在に支持されている。このトラクタカバ
ー20には、ベルト、スプロケツトなどの駆動手
段24に突設されている複数の突起25,25…
が遊嵌されるスリツト26が形成されている。
前記トラクタカバー20の外側端には、トラク
タカバー20の平面に対しほぼ90度の角度をもつ
て下方に支持アーム27が一体に垂設されてい
る。一方、前記トラクタ本体22には、トラクタ
カバー20が閉鎖位置にあるときにこの支持アー
ム27が圧接する突起28が形成されており、こ
の突起28に支持アーム27が圧接すると支持ア
ーム27はトラクタカバー20に対して撓んで、
100度〜120度程度の角度をもつて拡開することに
なる。
前述した構成によれば、トラクタ本体22が閉
鎖位置にあるときにおいてもトラクタ本体22の
突起28に支持アーム27が圧接することにより
トラクタ本体22に対し閉鎖方向への回動習性が
与えられるので、用紙Sの送り孔Pに駆動手段2
4の突起25を確実に嵌合して用紙Sの送りを安
定的に行なうことができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述した従来のものにおいて
は、トラクタ本体22の閉鎖状態においてトラク
タカバー20に突設されている支持アーム27が
トラクタ本体22に突設されている突起28によ
り撓んでいるため、トラクタ本体22の閉鎖状態
において支持アーム27には曲げモーメントが作
用することになる。この結果、特に高温の環境に
あるプリンタなどにおいては支持アーム27が次
第に塑性変形することになり、最終的にはトラク
タ本体22に閉鎖状態において支持アーム27が
突起28に当接しても所定の曲げモーメントが作
用せず、振動等によりトラクタカバー20が浮き
上つたりして用紙Sの送り孔Pが駆動手段24の
突起25から外れ、用紙Sの送りを安定的に行な
うことができないという問題点があつた。
本考案は、前述した従来のものにおける問題点
を解決し、ばねを用いることなくトラクタカバー
を閉鎖状態に確実に保持することができ、長期に
わたつて安定的な紙送りを行なうことのできるト
ラクタを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前述した構成の本考案は、用紙の送り孔に嵌合
し得る複数の突起が間隔をもつて連接され駆動手
段により駆動される用紙走行手段と、前記突起が
遊嵌されるスリツトを備えこのスリツトに突起を
遊嵌する閉鎖位置と前記スリツトから突起を解放
する開放位置とを取り得るようにトラクタ本体に
回動自在に枢着されたトラクタカバーとを有する
トラクタにおいて、前記トラクタカバーの外側端
に、可撓性を有しこのトラクタカバーの平面に対
してほぼ90°の角度をもつて下方に突設された支
持アームを一体に形成し、前記トラクタ本体に、
幅が上記支持アームの厚みより広く形成されて前
記トラクタカバーの閉鎖時に前記支持アームの下
端面が当接するとともに、外側端が面取りされ前
記トラクタカバーの開放方向への回動に伴ない支
持アームの下端部が前記支持アームの撓みにより
トラクタ本体の端縁に案内される滑落部が形成さ
れた段部からなる係止部を形成したことを特徴と
している。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
る。なお、前述した従来のものと同一の構成につ
いては、図面中に同一の符号を付し、その説明は
省略する。
第1図は本考案の実施例を示すものであり、樹
脂製で板状のトラクタカバー20の外側端には、
トラクタカバー20の平面に対しほぼ90度の角度
をもつて下方に支持アーム27が一体に垂設され
ており、この支持アーム27の下端部29は、用
紙Sの幅方向において断面円弧状に形成されてい
る。一方、トラクタ本体22の外側には、前記支
持アーム27の下端面29が着座し得るほぼ水平
位置にある段部30が形成されており、係止部を
なすこの段部30は、トラクタカバー20が閉鎖
位置にあり、そのスリツト26に駆動手段24の
各突起25が遊嵌している状態において支持アー
ム27がほぼ鉛直方向に位置して当接するように
なつている。また、この段部30の幅は、支持ア
ーム27の厚みより若干広く形成されており、こ
の段部30の外側端は円弧状に面取りされた滑落
部31とされている。そして、前記段部30は滑
落部31側が多少低くなつている。
つぎに、前述した実施例の作用について説明す
る。
トラクタカバー20が閉鎖状態にあるとき、第
1図Aに示すようにスリツト26の段部30上に
着座しているので、振動などによりトラクタカバ
ー20を開方向に回動させようとする力が作用し
ても支持アーム27が突支棒となつてトラクタカ
バー20の開方向への回動を阻止することにな
り、用紙Sの各送り孔Pは駆動手段24の各突起
25に確実に嵌合し、用紙Sの送りを安定的に行
なうことができる。また、このときトラクタ本体
22の段部30上に着座している支持アーム27
はほぼ鉛直方向に位置しているので、支持アーム
27には曲げモーメントが作用せず、したがつて
プリンタのような高温の環境下においても支持ア
ーム27が変形したりすることがない。
一方、用紙Sのセツトなどのためにトラクタカ
バー20を開放位置に位置せしめようとして開方
向に回動すると、突支棒となつている支持アーム
27に作用する分力により支持アーム27が段部
30に沿つて滑落部31方向に移動し、最終的に
大きく撓んで滑落部31に沿つて落下し、第1図
Bに示す状態となり、トラクタカバー20とを開
放することができる。
このように、本実施例によれば、トラクタカバ
ー20が開閉位置にあるときにトラクタカバー2
0の解放を確実に阻止して用紙Sを安定的に送る
ことができる。また、このとき支持アーム27に
は曲げモーメントが作用しないので、高温環境下
においても支持アーム27が塑性変形することが
なく、したがつて長期にわたつて用紙Sを安定的
に送ることができる。
なお、本考案は、前述した実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて種々の変更が可能で
ある。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、トラクタ
カバーを支持アームにより開閉位置に安定的に保
持することができ、しかもその際支持アームには
曲げモーメントが作用しないので、支持アームの
塑性変形が阻止され、長期にわたつて紙送りを安
定的に行なうことができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは本考案に係るトラクタの実施例
を示す状態を異にした要部の断面図正面図、第2
図は従来のトラクタを示す要部の縦断図正面図、
第3図は他の従来のトラクタを適用した紙送り機
構を示す斜視図である。 1……紙送り機構、4……ベルト、7A,7B
……トラクタカバー、14……ベルト、16A…
…スリツト、16B……ばね、20……トラクタ
カバー、22……トラクタ本体、24……駆動手
段、25……突起、26……スリツト、27……
支持アーム、30……段部、31……滑落部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 用紙の送り孔に嵌合し得る複数の突起が間隔を
    もつて連接され駆動手段により駆動される用紙走
    行手段と、前記突起が遊嵌されるスリツトを備え
    このスリツトに突起を遊嵌する閉鎖位置と前記ス
    リツトから突起を解放する開放位置とを取り得る
    ようにトラクタ本体に回動自在に枢着されたトラ
    クタカバーとを有するトラクタにおいて、前記ト
    ラクタカバーの外側端に、可撓性を有しこのトラ
    クタカバーの平面に対してほぼ90°の角度をもつ
    て下方に突設された支持アームを一体に形成し、
    前記トラクタ本体に、幅が上記支持アームの厚み
    より広く形成されて前記トラクタカバーの閉鎖時
    に前記支持アームの下端面が当接するとともに、
    外側端が面取りされ前記トラクタカバーの開放方
    向への回動に伴ない支持アームの下端部が前記支
    持アームの撓みによりトラクタ本体の端縁に案内
    される滑落部が形成された段部からなる係止部を
    形成したことを特徴とするトラクタ。
JP13270087U 1987-08-31 1987-08-31 Expired - Lifetime JPH0518352Y2 (ja)

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JPS6436364U JPS6436364U (ja) 1989-03-06
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