JP2564009Y2 - 分光分析装置 - Google Patents

分光分析装置

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JP2564009Y2
JP2564009Y2 JP1991016864U JP1686491U JP2564009Y2 JP 2564009 Y2 JP2564009 Y2 JP 2564009Y2 JP 1991016864 U JP1991016864 U JP 1991016864U JP 1686491 U JP1686491 U JP 1686491U JP 2564009 Y2 JP2564009 Y2 JP 2564009Y2
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倫一郎 山本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は例えば光スペクトラム
アナライザに適用され、入射光を分光した後、電気信号
に変換し、その電気信号をレンジング増幅器で増幅し、
その増幅出力をAD変換器でデジタル化する分光分析装
置に関し、特に入射光がパルス光である場合のレンジン
グ増幅器の利得設定部分に係わる。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の分光分析装置を示す。分光
器11に入射光が入射されるが、例えば光ファイバ12
の光コネクタ13が分光器11の入射孔に連結され、光
ファイバ12からの光が分光器11内に入射される。そ
の入射光は分光器11内でコリメート鏡14により平行
光ビームとされ、その平行光ビームは回析格子15に入
射され、コリメート鏡14からの光中の、回析格子15
の回転角度に対応した波長成分のみが集光鏡16に入射
され、その反射光がスリット17を通じて分光器11か
ら分光された光として出射される。
【0003】その分光器11からの分光された光は受光
器18で電流信号に変換され、その電流信号はIV変換
器19で電圧信号に変換され、その電圧信号はレンジン
グ増幅器21で増幅されてAD変換器22へ供給され、
ここでデジタル信号に変換される。そのデジタル信号は
CPUからなる制御回路23に取込まれ、各種の計算、
補正など必要な処理がなされた後、表示器24へ供給さ
れて、例えば入射光の波長成分ごとのパワーが表示され
る。
【0004】入射光の強度は通常広いダイナミックレン
ジをもつため、制御回路23はAD変換器22の出力に
応じて、これが常に所定のレンジ範囲となるように、レ
ンジング増幅器21の増幅利得の設定、IV変換器19
の変換利得の設定を自動的に行う。また制御回路23は
AD変換器22に対する変換指令、変換結果の取込みも
行う。高速測定を行うためにAD変換器22として一般
に逐次比較形のものが用いられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の分光
分析装置は連続光を測定することを前提として設計され
ているため、連続光に対しては正確に測定を行うことが
できる。しかしパルス変調された光、特にそのデュティ
比が小さい光を測定する場合には以下のような問題が生
じ、正確にスペクトラムを測定することができなかっ
た。
【0006】a.1測定点(波長)について、自動的レ
ンジ設定操作が終了するまでに1パルスも光が入射され
なければ、その点(波長)のデータが欠落し、測定スペ
クトラムはくしの歯のように抜けが生じる。つまり図6
に示すように波長掃引に対し、入射光パルスのある時だ
けスペクトルが測定され、正しいスペクトラムに対しず
れたものとなる。
【0007】b.自動レンジ設定操作中に、サンプリン
グのたびにパルス光の入力があったり、なかったりする
と、レンジの判定が定まらない。 c.S/Nを改善するために、AD変換器22に入力側
に点線で示すように雑音除去用低域通過ろ波器25を挿
入した場合、低域通過ろ波器25より前段にあるIV変
換器19、レンジング増幅器21などが、パルスのピー
クに対して飽和しても、低域通過ろ波器25の出力がレ
ンジ切替をさせる程の値とならず、結果的に波形も飽和
する。
【0008】d.光パルス幅がAD変換器22の変換時
間より短かい場合、特に逐次比較形AD変換器の場合は
正確にデジタル値に変換することができない。 e.AD変換器22が積分形の場合、その積分時間内に
入ってくるパルス数によりレベルに誤差を生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案による分光分析
装置は、回折格子を回動させて入射光パルスを分光して
波長順に順次所定の波長領域を出力する分光器と、 その
分光された光を光電変換する受光器と、 その受光器の出
力を設定された量だけ増幅するレンジング増幅器と、
の増幅された出力をデジタル化するAD変換器と、 上記
AD変換器の出力を所定の処理をして波長に対応させて
表示する表示器と、 全体を制御する制御回路とを具備す
る分光分析装置において、 上記受光器の出力側と上記A
D変換器の入力側との間に直列に挿入され、所定の期間
内の入力信号中のピークを保持し、上記制御回路からの
指令によりその保持が解消されるピーク保持回路を設け
る。
【0010】
【実施例】図1にこの考案による実施例を示し、図5と
対応する部分に同一符号を付けてある。この実施例にお
いてはレンジング増幅器21とAD変換器22との間に
ピーク保持回路26が直列に挿入される。例えば図2A
(a)に示す入射光パルスの場合、まず制御回路23に
よりピーク保持回路26を図2A(b)に示すようにリ
セットし、予測される入射光パルス周期よりも長い時間
(測定期間)待って図2A(c)に示すようにAD変換
器22でデジタル値に変換する。つまり図2A(b)の
測定期間の間に入射された光パルスのピークがピーク保
持回路26に保持され、この保持されたピーク値がデジ
タル値に変換される。以上のことを繰返す。
【0011】ピーク保持及び自動レンジ設定動作におけ
る処理の流れを図3に示す。まずレンジ、波長、測定期
間など初期値を設定する(S1 )。次にピーク保持回路
26をリセットし(S2 )、設定された測定期間だけ待
って(S3 )、ピーク保持回路26の出力をデジタル値
に変換し(S4 )、そのデジタル値が設定レンジをオー
バーしたかを判定し(S5 )、オーバーしてなければ、
そのデジタル値が設定レンジを下まわったかを判定し
(S6 )、下まわっていなければ、その測定波長が最終
波長(測定点)かを判定し(S7 )、最終波長でなけれ
ば、測定波長を移動して(S8 )、ステップS2 に戻
る。ステップS5 でレンジをオーバーしていれば測定レ
ンジを下げて(S9 )ステップS2 に戻り、ステップS
6 でレンジを下まわっていたら測定レンジを上げて(S
10)、ステップS2 に戻り、ステップS7 で最終波長の
場合は終了とする。
【0012】なお固定レンジで測定する場合は図4に示
すようにレンジ、波長、測定期間などの初期値を設定し
(S1 )、次にピーク保持回路26をリセットし
(S2 )、設定された測定期間待って(S3 )、ピーク
保持回路26の出力をデジタル値に変換し(S4 )、次
にその測定波長が停止波長であるかを判定し(S5 )、
停止波長でなければ測定波長を移動して(S6 )、ステ
ップS2 に戻り、停止波長であれば終了とする。
【0013】図2Bにこの考案により入射光パルスを分
光測定する状態(図6と対応したもの)を示す。ピーク
保持回路26のリセットごとに次のリセットまでの間に
ピーク保持回路26に保持された出力のピーク値が測定
スペクトラムとして得られる。このように入射光パルス
を漏れなく測定でき、正しいスペクトラムに近い測定ス
ペクトラムが得られる。
【0014】ピーク保持回路26はレンジング増幅器2
1よりも前段に挿入してもよい。受光器18が光を電圧
信号に変換するものであれば、IV変換器19は省略さ
れる。
【0015】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案によればピー
ク保持回路26を用いることにより、光パルスと、AD
変換器22でのサンプリングとが一致しなくてもデータ
の欠落がなく、歯抜けとならず、正しいスペクトラムに
近い測定スペクトラムが得られる。
【0016】AD変換器22の直前に、積分器などの平
滑回路がある場合に(積分形AD変換器の場合も同
様)、従来ではその前段が飽和し、頭打ちの波形とな
り、特にデュティ比が小さいパルス程問題であったが、
この考案はそのような積分の前にパルスのピーク値をピ
ーク保持回路26で検出しているので、前段が飽和する
ようなおそれはない。
【0017】IV変換器19で平滑したり、電荷/電圧
変換器をIV変換器19の代りに用いると、飽和は発生
しなくなるが、積分時間内のパルス数の変動によりレベ
ルが変化する。しかしこの考案ではパルスのピーク値を
保持して測定するから、測定期間内のパルス数により測
定値が影響されるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すブロック図。
【図2】Aは図1の動作を説明するためのタイムチャー
ト、Bは波長掃引と入射光パルスとピーク保持回路の出
力と、測定スペクトラムとの関係例を示す図である。
【図3】図1の実施例を自動レンジ設定で動作させる場
合の処理の流れを示す図。
【図4】図1の実施例を固定レンジで動作させる場合の
処理の流れを示す図。
【図5】従来の分光分析装置を示すブロック図。
【図6】図5の装置による波長掃引と、入射光パルス
と、測定スペクトラムとの関係例を示す図。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回折格子を回動させて入射光パルスを分
    光して波長順に順次所定の波長領域を出力する分光器
    と、 その分光された光を光電変換する受光器と、 その受光器の出力を設定された量だけ増幅するレンジン
    グ増幅器と、 その増幅された出力をデジタル化するAD変換器と、上記AD変換器の出力を所定の処理をして波長に対応さ
    せて表示する表示器と、 全体を制御する制御回路とを具備する分光分析装置にお
    いて、 上記受光器の出力側と上記AD変換器の入力側との間に
    直列に挿入され、所定の期間内の入力信号中のピークを
    保持し、上記制御回路からの指令によりその保持が解消
    されるピーク保持回路を設けたことを特徴とする分光分
    析装置。
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JPH04113037U JPH04113037U (ja) 1992-10-01
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