JPH04113037U - 分光分析装置 - Google Patents

分光分析装置

Info

Publication number
JPH04113037U
JPH04113037U JP1686491U JP1686491U JPH04113037U JP H04113037 U JPH04113037 U JP H04113037U JP 1686491 U JP1686491 U JP 1686491U JP 1686491 U JP1686491 U JP 1686491U JP H04113037 U JPH04113037 U JP H04113037U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
light
converted
range
holding circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1686491U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2564009Y2 (ja
Inventor
倫一郎 山本
Original Assignee
株式会社アドバンテスト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アドバンテスト filed Critical 株式会社アドバンテスト
Priority to JP1991016864U priority Critical patent/JP2564009Y2/ja
Publication of JPH04113037U publication Critical patent/JPH04113037U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2564009Y2 publication Critical patent/JP2564009Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入射光パルスに対しても正しくレンジを設定
する。 【構成】 光ファイバ12からの入射光は分光器11で
分光され、その分光された光は受光器18で電流信号に
変換され、その電流信号はIV変換器19で電圧信号に
変換され、その電圧信号はレンジング増幅器21で増幅
されてピーク保持回路26へ供給され、ピーク保持回路
26の出力はAD変換器22でデジタル値に変換され、
そのデジタル値は制御回路23に取込まれる。制御回路
23は予測される入射光パルスの周期よりも長い周期で
ピーク保持回路26をリセットし、そのリセットの直前
でAD変換器22に変換指令を出し、その変換デジタル
値が所定のレベル範囲にないと、レンジング増幅器21
やIV変換器19の利得を設定しなおし、最適レンジと
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は例えば光スペクトラムアナライザに適用され、入射光を分光した後 、電気信号に変換し、その電気信号をレンジング増幅器で増幅し、その増幅出力 をAD変換器でデジタル化する分光分析装置に関し、特に入射光がパルス光であ る場合のレンジング増幅器の利得設定部分に係わる。
【0002】
【従来の技術】
図5に従来の分光分析装置を示す。分光器11に入射光が入射されるが、例え ば光ファイバ12の光コネクタ13が分光器11の入射孔に連結され、光ファイ バ12からの光が分光器11内に入射される。その入射光は分光器11内でコリ メート鏡14により平行光ビームとされ、その平行光ビームは回析格子15に入 射され、コリメート鏡14からの光中の、回析格子15の回転角度に対応した波 長成分のみが集光鏡16に入射され、その反射光がスリット17を通じて分光器 11から分光された光として出射される。
【0003】 その分光器11からの分光された光は受光器18で電流信号に変換され、その 電流信号はIV変換器19で電圧信号に変換され、その電圧信号はレンジング増 幅器21で増幅されてAD変換器22へ供給され、ここでデジタル信号に変換さ れる。そのデジタル信号はCPUからなる制御回路23に取込まれ、各種の計算 、補正など必要な処理がなされた後、表示器24へ供給されて、例えば入射光の 波長成分ごとのパワーが表示される。
【0004】 入射光の強度は通常広いダイナミックレンジをもつため、制御回路23はAD 変換器22の出力に応じて、これが常に所定のレンジ範囲となるように、レンジ ング増幅器21の増幅利得の設定、IV変換器19の変換利得の設定を自動的に 行う。また制御回路23はAD変換器22に対する変換指令、変換結果の取込み も行う。高速測定を行うためにAD変換器22として一般に逐次比較形のものが 用いられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の分光分析装置は連続光を測定することを前提として設計され ているため、連続光に対しては正確に測定を行うことができる。しかしパルス変 調された光、特にそのデュティ比が小さい光を測定する場合には以下のような問 題が生じ、正確にスペクトラムを測定することができなかった。
【0006】 a.1測定点(波長)について、自動的レンジ設定操作が終了するまでに1パ ルスも光が入射されなければ、その点(波長)のデータが欠落し、測定スペクト ラムはくしの歯のように抜けが生じる。つまり図6に示すように波長掃引に対し 、入射光パルスのある時だけスペクトルが測定され、正しいスペクトラムに対し ずれたものとなる。
【0007】 b.自動レンジ設定操作中に、サンプリングのたびにパルス光の入力があった り、なかったりすると、レンジの判定が定まらない。 c.S/Nを改善するために、AD変換器22に入力側に点線で示すように雑 音除去用低域通過ろ波器25を挿入した場合、低域通過ろ波器25より前段にあ るIV変換器19、レンジング増幅器21などが、パルスのピークに対して飽和 しても、低域通過ろ波器25の出力がレンジ切替をさせる程の値とならず、結果 的に波形も飽和する。
【0008】 d.光パルス幅がAD変換器22の変換時間より短かい場合、特に逐次比較形 AD変換器の場合は正確にデジタル値に変換することができない。 e.AD変換器22が積分形の場合、その積分時間内に入ってくるパルス数に よりレベルに誤差を生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案によれば受光器の出力側と、AD変換器の入力側との間に直列にピー ク保持回路が挿入され、ピーク保持回路はその入力信号のピークを保持し、かつ 制御回路からの指令によりその保持を解消することができるものである。
【0010】
【実施例】
図1にこの考案による実施例を示し、図5と対応する部分に同一符号を付けて ある。この実施例においてはレンジング増幅器21とAD変換器22との間にピ ーク保持回路26が直列に挿入される。 例えば図2A(a)に示す入射光パルスの場合、まず制御回路23によりピー ク保持回路26を図2A(b)に示すようにリセットし、予測される入射光パル ス周期よりも長い時間(測定期間)待って図2A(c)に示すようにAD変換器 22でデジタル値に変換する。つまり図2A(b)の測定期間の間に入射された 光パルスのピークがピーク保持回路26に保持され、この保持されたピーク値が デジタル値に変換される。以上のことを繰返す。
【0011】 自動レンジ設定動作における処理の流れを図3に示す。まずレンジ、波長、測 定期間など初期値を設定する(S1 )。次にピーク保持回路26をリセットし( S2 )、設定された測定期間だけ待って(S3 )、ピーク保持回路26の出力を デジタル値に変換し(S4 )、そのデジタル値が設定レンジをオーバーしたかを 判定し(S5 )、オーバーしてなければ、そのデジタル値が設定レンジを下まわ ったかを判定し(S6 )、下まわっていなければ、その測定波長が最終波長(測 定点)かを判定し(S7 )、最終波長でなければ、測定波長を移動して(S8 ) 、ステップS2 に戻る。ステップS5 でレンジをオーバーしていれば測定レンジ を下げて(S9 )ステップS2 に戻り、ステップS6 でレンジを下まわっていた ら測定レンジを上げて(S10)、ステップS2 に戻り、ステップS7 で最終波長 の場合は終了とする。
【0012】 なお固定レンジで測定する場合は図4に示すようにレンジ、波長、測定期間な どの初期値を設定し(S1 )、次にピーク保持回路26をリセットし(S2 )、 設定された測定期間待って(S3 )、ピーク保持回路26の出力をデジタル値に 変換し(S4 )、次にその測定波長が停止波長であるかを判定し(S5 )、停止 波長でなければ測定波長を移動して(S6 )、ステップS2 に戻り、停止波長で あれば終了とする。
【0013】 図2Bにこの考案により入射光パルスを分光測定する状態(図6と対応したも の)を示す。ピーク保持回路26のリセットごとに次のリセットまでの間にピー ク保持回路26に保持された出力のピーク値が測定スペクトラムとして得られる 。このように入射光パルスを漏れなく測定でき、正しいスペクトラムに近い測定 スペクトラムが得られる。
【0014】 ピーク保持回路26はレンジング増幅器21よりも前段に挿入してもよい。受 光器18が光を電圧信号に変換するものであれば、IV変換器19は省略される 。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたようにこの考案によればピーク保持回路26を用いることにより、 光パルスと、AD変換器22でのサンプリングとが一致しなくてもデータの欠落 がなく、歯抜けとならず、正しいスペクトラムに近い測定スペクトラムが得られ る。
【0016】 AD変換器22の直前に、積分器などの平滑回路がある場合に(積分形AD変 換器の場合も同様)、従来ではその前段が飽和し、頭打ちの波形となり、特にデ ュティ比が小さいパルス程問題であったが、この考案はそのような積分の前にパ ルスのピーク値をピーク保持回路26で検出しているので、前段が飽和するよう なおそれはない。
【0017】 IV変換器19で平滑したり、電荷/電圧変換器をIV変換器19の代りに用 いると、飽和は発生しなくなるが、積分時間内のパルス数の変動によりレベルが 変化する。しかしこの考案ではパルスのピーク値を保持して測定するから、測定 期間内のパルス数により測定値が影響されるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すブロック図。
【図2】Aは図1の動作を説明するためのタイムチャー
ト、Bは波長掃引と入射光パルスとピーク保持回路の出
力と、測定スペクトラムとの関係例を示す図である。
【図3】図1の実施例を自動レンジ設定で動作させる場
合の処理の流れを示す図。
【図4】図1の実施例を固定レンジで動作させる場合の
処理の流れを示す図。
【図5】従来の分光分析装置を示すブロック図。
【図6】図5の装置による波長掃引と、入射光パルス
と、測定スペクトラムとの関係例を示す図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を分光する分光器と、その分光さ
    れた光を光電変換する受光器と、その受光器の出力を増
    幅するレンジング増幅器と、その増幅された出力をデジ
    タル化するAD変換器と、全体を制御する制御回路とを
    具備する分光分析装置において、上記受光器の出力側と
    上記AD変換器の入力側との間に直列に挿入され、入力
    信号のピークを保持し、上記制御回路からの指令により
    その保持が解消されるピーク保持回路を設けたことを特
    徴とする分光分析装置。
JP1991016864U 1991-03-20 1991-03-20 分光分析装置 Expired - Lifetime JP2564009Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991016864U JP2564009Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 分光分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991016864U JP2564009Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 分光分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04113037U true JPH04113037U (ja) 1992-10-01
JP2564009Y2 JP2564009Y2 (ja) 1998-03-04

Family

ID=31903733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991016864U Expired - Lifetime JP2564009Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 分光分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2564009Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015182653A1 (ja) * 2014-05-28 2015-12-03 日本精機株式会社 光源装置及び表示装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7339292B2 (ja) 2021-03-29 2023-09-05 アンリツ株式会社 光スペクトラムアナライザ及びパルス変調光測定方法
US11686617B2 (en) 2021-03-29 2023-06-27 Anritsu Corporation Optical spectrum analyzer and pulse-modulated light measurement method
JP7332650B2 (ja) 2021-03-29 2023-08-23 アンリツ株式会社 光スペクトラムアナライザ及びパルス変調光測定方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6347626A (ja) * 1986-08-14 1988-02-29 Omron Tateisi Electronics Co 色識別装置
JPH02253126A (ja) * 1989-03-27 1990-10-11 Kuraray Co Ltd 光波長検出器および光波長の検出方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6347626A (ja) * 1986-08-14 1988-02-29 Omron Tateisi Electronics Co 色識別装置
JPH02253126A (ja) * 1989-03-27 1990-10-11 Kuraray Co Ltd 光波長検出器および光波長の検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015182653A1 (ja) * 2014-05-28 2015-12-03 日本精機株式会社 光源装置及び表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2564009Y2 (ja) 1998-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3098768B2 (ja) 分光測光装置およびその測光方法
JP3211861B2 (ja) フーリエ分光器
JPH04113037U (ja) 分光分析装置
US6462819B1 (en) Light measuring apparatus and colorimeter
US5825484A (en) Optical spectrum measuring device
JPH043492B2 (ja)
JP3396237B2 (ja) 分光測定装置
JP3276306B2 (ja) 光測定器
JPH0227226A (ja) フーリエ変換分光器のデータ処理方式
US8957363B2 (en) Differential photodiode integrator circuit for absorbance measurements
JP4592969B2 (ja) 分光装置および分光方法
CN110082075B (zh) 一种超高波长分辨率的无源光器件光谱扫描装置及方法
JP3334556B2 (ja) 分光放射照度計
JP7332650B2 (ja) 光スペクトラムアナライザ及びパルス変調光測定方法
JP3223789B2 (ja) レーザ測長器
JP3055716B2 (ja) 光スペクトラムアナライザ
JPS61250528A (ja) 発光スペクトル分析装置
JP3281986B2 (ja) 画像計測装置
JP2002005742A (ja) アナログデジタル変換器およびそれを用いたフーリエ変換型分光装置
WO2017037872A1 (ja) 光学ユニット及びこれを備えた分光器
JPH1096666A (ja) 光検出装置
JPH0682683A (ja) 測距方法
JPH07306266A (ja) 距離計測装置
JP2525982Y2 (ja) 掃引型光干渉装置
JPS63279126A (ja) 光レベル範囲設定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971007

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term