JPH0227226A - フーリエ変換分光器のデータ処理方式 - Google Patents

フーリエ変換分光器のデータ処理方式

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JPH0227226A
JPH0227226A JP63178441A JP17844188A JPH0227226A JP H0227226 A JPH0227226 A JP H0227226A JP 63178441 A JP63178441 A JP 63178441A JP 17844188 A JP17844188 A JP 17844188A JP H0227226 A JPH0227226 A JP H0227226A
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interference signal
data
laser
infrared
fourier transform
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JP63178441A
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Akio Izumi
晶雄 泉
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Fuji Electric Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/28Investigating the spectrum
    • G01J3/45Interferometric spectrometry
    • G01J3/453Interferometric spectrometry by correlation of the amplitudes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、フーリエ変換分光器のデータ処理方式に関
する。
〔従来の技術〕
まず第11図に従来におけるフーリエ変換分光器の一例
として、フーリエ変換赤外分光器の一般構成を示す0図
において光源1から出た赤外光は、コリメート鏡2で平
行な赤外光束3となって赤外ビームスブリフタ4に入射
する。一方、赤外光束3は赤外ビームスブリフタ4で二
光線束に分かれ、その一方は固定反射鏡5で、他方は可
動反射W16で反射し、赤外ビームスプリッタ4で再結
合して干渉し、コンデンサ鏡7に進む、この例では固定
反射鏡5と可動反射鏡6にコーナキヱープ境を用いてい
るが、平面鏡で構成する場合もある。可動反射鏡6は推
進装置8で赤外光束3の光軸と平行に所定の速度で往復
し、これによって任意の光路差δで赤外光束3を干渉さ
せる。
また、前記分光器にはレーザ干渉計が一猪に組み込まれ
ており、ここで前記光路差δの変化はレーザ発振器9か
ら出たレーザ光10の干渉によってレーザの波長を1単
位として測定される。
すなわち、レーザ光10は赤外ビームスブリフタ4と同
一平面内に設けられた可視ビームスプリッタ11で二光
線束に分かれ、固定反射鏡5と可動反射[6でそれぞれ
反射して可視ビームスプリッタ12で再結合して干渉し
、レーザ検出器13で検出される。赤外光はコンデンサ
鏡7より試料14に照射し、その透過光を集光鏡15に
より集光した上で光検出器である赤外検出器16で光電
変換をする。
一方、レーザ検出器13で検出したレーザ干渉信号17
および赤外検出器16で検出した赤外干渉信号18は、
それぞれA/D変換ボード19に人力され、A/D変換
ボード19では赤外干渉信号18を、2値化処理したレ
ーザ干渉信号により取り込んでサンプリングし、A/D
変換した上でコンビエータ20にディジタル赤外干渉信
号21として転送する。またコンピュータ20は、所定
の手順でデータ処理してスペクトル解析する。なお22
はコンピュータ20の入出力装置である。
次に、第12図にA/D変換ボード19の従来構成を示
す、赤外干渉信号18は増幅器23で増幅した後、サン
プルホールド回路24でサンプルホールドされる。ここ
でサンプルホールドのタイミングを決めるのはレーザ干
渉信号17であり、該レーザ干渉信号17は増幅器25
で増幅した後に、低周波カットフィルタ26で直流分を
除き、コンパレータ27で2(直化する。この2値化レ
一ザ干渉信号28のタイミングでフィリップフロップ2
9がサンプルホールトイ号30をサンプルホールド回路
24に出力し、赤外干渉信号18をホールドする.また
ホールドされた信号レベルをA/D変換器31がディジ
タルデータ32に変換し、インターフェース回路33か
らディジタルデータ32を順次時系列でディジタル赤外
干渉信号21としてコンビエータ20に伝送する.一方
、A/D変換器31は、A/D変換が終わるとリセット
信号34をフィリップフロップ29に出力し、ホールド
状態を解除する。
なお、前記した第12図の回路のタイミングチャートを
示すと第13図のごとくであり、サンプルホールド信号
30はレーザ干渉信号17の1波長λに対応している。
次に、従来におけるコンピュータ20のデータ処理のフ
ローチャートを第14図に示す.すなわちコンピュータ
20ハデイジタル赤外干渉信号21を読込み、フーリエ
解析してパワースペクトルを計算する.ここでディジタ
ル赤外干渉信号21について、波数をνで表わし、パワ
ースペクトルをP(ν)光路差を6、ディジタル赤外干
渉データをr(δ)とすると、スペクトルP(ν)は、 P(ν)− (Fs−’(f(δ))) + (Fc−
’(r(δ))〕寞で表わされる.なお、Fs−’はフ
ーリエsin逆変1負、Fc−’はフーリICos逆変
換を示している。
読込まれたディジタルデータはSN比を改善するために
所定回数だけ積算した上で、スペクトルの計算,表示を
行う。−触にSN比の改善は積算回数の平方根に比例す
るので、積算回数が増加すると、測定時間の割にSN比
の改善に効果がなく、試料や装置の時間的な安定性1温
度変化等が問題となるために積算回数は適正回数に制限
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで昨今では、各種ハイテク産業の分野の発展によ
り、微量なサンプル、あるいは薄膜,表面状態の分析、
試料の過渡現像分析など、より難しい条件での分析能力
が強く求められる幅間にあり、前記フーリエ変換分光器
による測定時間の短縮,データの高速処理化がこの分野
における重要な課題となっている。
ところで、データの測定時間を短くするのに考えられる
最も簡単な方法は、第11図に示した可動反射鏡6の推
進装置8の移動速度を上げ、可動反射鏡6の単位時間当
たりのスキャン回数を増すことである.しかしながら可
動反射鏡6の移動速度を上げると、赤外干渉信号18の
周波数がこれに比例して上がるため、赤外検出器16の
応答速度が追随できずに検出感度が低下する.この様子
を第15図に示すと、まず第15図(4)は可動反射鏡
6の移動速度をある値とした時のレーザ干渉信号17、
山)図はその時の赤外干渉信号1Bを表わしている.ま
た(01図は可動反射鏡6の移動速度をtat図の2倍
に高めた時のレーザ干渉信号17、(d1図は(C)図
に対応した赤外干渉信号18を示し、山)図とtd1図
を比べると、明らかに後者の方の感度が低下している。
なお、実際には周波数が上がると、単位帯域幅当たりの
ノイズも減少するが、N ED  (Noise l!
qulvalentpower)が上がってSN比は逆
に悪くなる。
一方、赤外検出器16として最も多く使用されている焦
電型検出器は実用最大周波数が5 KHz程度である。
これに対して、A/D変換器はI KHz程度の変換ス
ピードの市販品が容易に人手できる。
したがって、測定時間は主として赤外検出器16の応答
速度によって制限を受ける。しかして測定時間の短縮化
は前述の通りこの分野での一つの大きな課題であり、そ
の解決が強く望まれている。
本発明は上記の点にかんがみてなされたものであり、従
来のように可動反射鏡の移動速度を上げることなく、高
速サンプリングを可能にしたフーリエ変換分光器のデー
タ処理方式を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明のフーリエ変換分光
器のデータ処理方式においては、レーザ干渉信号のl/
n波長間隔で干渉信号をサンプリングし、かつサンプリ
ングされた干渉信号をn個おきにn個のデータに分離し
てフーリエ変換した上で、各データを加算するようにし
たものである。
〔作用〕
上記において、レーザ干渉計の光学系、およびA/D変
換ボードにより、レーザ干渉信号からレーザの波長の1
/n(nは整数)のサンプリング間隔をもつサンプルホ
ー・ルド信号を発生させ、かつこのサンプルホールド信
号を基準に光検出器から出力される干渉信号の測定デー
タをサンプリングさせることにより、1回のスキャンで
従来のn倍の量の測定データが収得される。またこの測
定データを所定回数だけ積電したものを(Ak)(kは
1から所定数まで)として、(Ak)をn個のデータに
分け、それぞれを独立の測定データとしてフーリエ変換
して独立したn個の赤外スペクトルを求め、さらに赤外
スペクトルを加算する。これにより検出器のSEPを上
げず、また波数精度に悪影響を及ぼすことな〈従来と同
じ測定時間でn倍速度でデータサンプリングが行える。
〔実施例〕
以下に本発明をフーリエ変換赤外分光器に適用した二つ
の実施例につき、その詳細を述べる。
実施例1: 第1図は本発明のデータ処理方式のフローチャート、第
2図は第1図におけるディジタル赤外干渉信号を得るた
めのA/D変換ボード19aを示し、第12図に対応す
る同一部品には同じ符号が付しである。まず第2図にお
いて第12UgJと異なるのは、入力信号の立上がりで
セットされるフィリップフロップ29の他に、入力信号
の立下がりでセントされるフィリップフロップ35が設
けられている点にある。フィリップフロップ29と35
の出力信号はOR回路36で合成し、1つのサンプルホ
ールド信号30としてサンプルホールド回路24および
A/D変換器31に人力される。これにより第11図に
おけるレーザ干渉計で計測した光路差δがレーザ波長λ
の1/2波長間隔でサンプリングされ、赤外干渉信号の
ディジタルデータ量が2倍になる。なお第1図によるデ
ータサンプリングのタイミングチャートを第3図に示す
ところで、ここで問題となるのがサンプルホールド信号
30の172波長間隔の精度である。赤外干渉信号18
をフーリエ変換して赤外スペクトルを求める際に、赤外
干渉信号18は一定光路差間隔Δδで収得された離散デ
ータであるため、サンプリングの定理により1度に測定
できる波数域が制限される。すなわち、測定波数域をO
〜ν11.とすると、W、、、−L/ZΔδとなる。こ
の式は計算された赤外スペクトルの横軸の精度を示す式
でもある。
すなわちΔδが1%変われば、ν1.ヨが1%ずれるこ
とになる。市販の分光器ではレーザ発振器9にHere
レーザを使い、波数精度としては±0.01ell−’
を保障している。サンプリング間隔でいうと、約±10
−4%の精度であり、レーザ光10の波長の精度により
保障できる。
ところが第3図で示したサンプルホールド信号30で保
障されているサンプル間隔は、図示におけるサンプルパ
ルス37の立上がりの1つおきの間隔であり、一般に隣
り同士のサンプルホールドパルス37の間隔(λ/2)
は保障されない。
すなわち、第2図におけるコンパレータ27は、一般に
ノイズによるチャタリングを防ぐためにしきい(13B
(第3図)に対してヒステリシス電圧を設定している。
このため第3図のサンプルホールド信号30について、
1つおきのサンプルパルス37の間隔λは常に同じ条件
で2値化されるため精度が保障されるが、隣り同士のサ
ンプルパルス37の間隔λ/2は保障されない、さらに
このλ/2の間隔は低周波カントフィルタ26の性能や
、2値化レベル、レーザパワーの変動によっても左右さ
れるため一般に十分な精度が出ない、このようにλ/2
の間隔の精度が十分保障されないため、2倍の量になっ
たデータを一括してフーリエ変潰した場合に、赤外スペ
クトルの横軸の波数精度が悪くなる。
かかる点はこの発明により、レーザ光10の波長の17
2間隔でサンプリングし、所定回数積算されたディジタ
ル赤外干渉信号21を1つおきの2つのデータに分け、
さらにそれぞれのデータを独立的にフーリエ変換した上
で、各データを加算することで解決している。その分離
されたデータを第4図に示す、第4図(alは第1図に
おけるフィリップフロップ29の出力によってサンプリ
ングされた第1のディジタル赤外干渉信号を示し、第4
図(blは第1図フィリップフロップ35の出力によっ
てサンプリングされた第2のディジタル赤外干渉信号を
示す、 fat、 (b)図とも同一の信号を位相の異
なるサンプリング信号によってサンプリングしたもので
あるから、そのパワー赤外スペクトルあるいはスペクト
ルが実関数になるように位相補正した赤外スペクトルは
同一のものである。またf8)、(b)図ともサンプリ
ング間隔はレーザの1波長で保障されているので、所定
の積算回数の測定を2回行ったのと同じ結果となる。ま
た、この2つのスペクトルを加算することにより、従来
の測定時間の半分で測定が終了することになる。
ここで本発明によるサンプリングデータの処理は第1図
のフローチャートで示すように実行される。第1図にお
いて、ディジタルデータを所定回数積算するステップま
では第14図の従来例と同じであるが、その後にデータ
を2つに分離し、それぞれのスペクトルを計算後、加算
するようにしている。
実施例2: 第5図はデータ処理手順を表わすフローチャート、第6
図、第7図はレーザ干渉計の光学系、およびその光学素
子の光軸に対する配置図、第8図はA/Di換ボード1
9bの構成図を示すもので第11図、第12図と同一部
材には同じ符号が付しである。
まず第6図において、第11図に示した従来例の光学系
との相異点は、レーザ干渉計の片側の光路にλ/4Fi
39が挿入されていること、干渉後のレーザビームを2
つの可視ビームスプリッタ12−112−2により3本
に分けてそれぞれをレーザ検出器134、13−2.1
3−3で検出すること、およびレーザ検出器13−1.
13−2.13−3の手前には検光子40−1 、40
−2゜40−3が配置されていることである。またレー
ザ発振器9 (第11図)としては直線偏光のレーザ光
を出力するものを用いている。また、可動反射鏡6(第
11図)からの反射レーザ光10−1はほとんど直線偏
光のまま反射される。これに対し固定反射鏡5 (第1
1図)からの反射レーザ光10−2は、はぼ円偏光とな
るようにλ/4板39の光学軸を設定する。
なお可視ビームスプリッタ12−1.12−2は光のパ
ワーのみを2分割し、使用レーザの波長に対して位相特
性や偏光特性のない無位相無偏光ビームスプリフタを使
用する。ここで前記した反射レーザ光10−1と10−
2を検光子404.40−2.40−3で検光し、かつ
検光子の配置を第7図に示した主要光学素子の光軸に対
する相対的な配置のように調整することにより、任意の
位相でレーザ干渉信号17−1.17−217−3を取
りだすことができる。なお第7図でレーザの進む方向は
紙面と垂直なZ方向である。
ここで第6図に示した光学素子の配置における検光子4
0−1に付いて、その方向角をφ+rad、  レーザ
干渉計の光路差をδ、光の角周波数をωとし、かつレー
ザ光は完全なコヒーレント光であるとして、レーザ検出
器13−1の出力17−1は次式で表される。なお式中
のAは光学系、検出器に固存な常数である。
上記(1)式〇〇内における第1項は直線偏光の寄与分
であり、第2項は円偏光による寄与分である。なお式の
上に付したバーは時間的な平均値を意味している。
ここで(1)弐を変形すると、 λ cos (ωt −−“cos (ωL+φ1)λ −・−・・−−一−−−・     (2)となる、す
なわち(2)式において、光路差δに対するレーザ検出
器13〜1の出力17−1は式中の第1項のバイアス分
に第2項の交流分が重なり合った形となり、かつ位相は
渣光子40−1の方向角φ1で設定される。したがって
各検光子40−1.40−2.40−3の方向角φ1〜
φコをあらかじめ第7図のように設定することにより、
λ/3ずつ位相のずれたレーザ干渉信号17−1 、1
7−2.17−3を発生させることができる。
次に第6図におけるA/D変換ボード19bの構成を第
8図に示す、第8図において第12図の従来例との相異
点は、レーザ検出器13−1.13−2.13−3の数
の分だけレーザ干渉信号の横出側の回路が増えているこ
とである。すなわち、フィリップフロンプ29−1.2
9−2.29−3から出力される3つの位相のずれたサ
ンプルホールド信号はOR回路41−1.412によっ
て合成され、1つのサンプルホールド信号30としてサ
ンプルホールド回路24およびA/D変換器31に入力
される。これにより、第11図に示したレーザ干渉計で
計測した光路差δがレーザ波長の173波長間隔でサン
プリングされ、赤外干渉信号のディジタルデータ量は第
12図と比べて3倍になる。またこの場合のタイミング
チャートを第9図に示す。
一方・図示実施例では、1波長を3つに分けて1回のス
キャンで従来の3倍の量のデータを収得できるように構
成した例を示したが、一般にn個のレーザ検出器を備え
た光学系とこれに対応するA/D変換ボードの回路を用
意すれば、従来のn倍の量のデータを1回のスキャンで
収得することができる。なおデータの収得量の上限はA
/D変換器31の能力で決まる。なお第8図において、
リセット信号34がA/D変換器31から出力される前
にフィリノブフロンブ29に再入力があってはならず、
したがって光学系回路数は、スキャンスピードの安定性
やλ/n71波長度も含めて多少の余裕をもたせて決め
る必要がある。
また、A/D変換ボード19に入力される赤外干渉信号
18は、一定光路差間隔Δδで収得された離散データを
時系列的に並べた形のディジタル赤外干渉信号21とし
てコンピュータ20に転送されるが、この場合に実施例
1で述べたようにサンプリングの定理により1度に測定
できる波数域が制限され、第8図で示したサンプルホー
ルド信号30で保障されているサンプル間隔はサンプル
パルス37の立上がりの3つおきに対応した1波長λの
間隔である。
したがって、検光子40−1 、40−2.40−3を
調整設定して得られるλ/3の間隔は高精度には保障さ
れない。
そこで、本発明では、レーザ光10の波長の17373
波長定して所定回数積算されたディジタル干渉信号21
を、3つおきの3つのデータに分離し、さらにそれぞれ
のデータを独立的にフーリエ変換した上で、各データを
加電することで問題の解決を図っている。その分離され
たデータを第10図に示すと、第10図fa+は第6図
におけるレーザ検出器13−1より出力するレーザ干渉
信号17−1でサンプリングされた第1のデータを示し
、(b)、[C1図はそれぞれレーザ干渉信号17−2
. IT−3によりサンプリングされた第2.第3のデ
ータを示している。ここで(al、 (bl、 (C)
図のデータは、同一の信号を位相の異なる精密な間隔を
もつサンプリング信号によってサンプリングしたもので
あるから、そのパワー赤外スペクトル1あるいはスペク
トルが実関数になるように位相補正した赤外スペクトル
に対してはまったく同じ赤外スペクトルとなる。つまり
(a)。
[bl、 tct図の各データのサンプリング間隔は、
ともにレーザの1波長で保障されているので、所定の積
算回数の測定を3回行ったのと同じ結果となる。
したがってこの3つのスペクトルを積算することにより
、従来の測定の1/3の時間で測定が終了することにな
る。なお、−m的に表すと1回のスキャンでn倍のデー
タが収得でき、測定時間が1/nとなる。
次に前述したデータ処理の手順を第5図に示す。
なお、本実施例でのデータ分離数nは3であるが、それ
以上の数でも実施できることは前述の通りである。また
第5図において、ディジタルデータを所定回数積算する
までのステップは第14図の従来例と同じであるが、そ
の後にデータをn個に分離し、それぞれのスペクトルを
計算して加算を行つている。
以上の各実施例は、特にフーリエ変換赤外分光器を例に
述べたが、本発明は赤外光にのみ限られるものではない
、また第11図に示した反射鏡5゜6に平面鏡を採用し
て実施することもできる。なおこの場合にはレーザ光が
λ/4板を往復するため、λ/4板の代わりにλ/8板
を使用し、往復の光路でλ/4板と同じ効果が得られる
ように構成する必要がある。
また、図示の実施例ではレーザ発振器9は1′4である
が、複数基で構成することも可能であり、さらにレーザ
光を干渉計に入射する手前でビームスプリフタ等により
分割して構成することもできる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明のフーリエ変換分光器のデー
タ処理方式では、レーザ干渉信号の1/n波長間隔で干
渉信号をサンプリングし、かつサンプリングされた干渉
信号をn個おきにn個のデータに分離してフーリエ変換
した上で、各データを加算するようにしたので、次記の
効果を発する。
すなわち、レーザ干渉信号よりレーザ光の波長の1/@
の間隔のサンプリング信号を作り、これを基準に光検出
器から出力される干渉信号をサンプリングすることで、
1回スキャンで従来のn倍の量の測定データが収得でき
る。さらにこの測定データからスペクトルを求める際に
、波数精度の保障されたn個のデータに分離した上でそ
れぞれのデータを独立的にフーリエ変換してスペクトル
を求め、さらにスペクトルにIR換後に加算することに
より、従来と同じ測定時間でn倍の速度でデータ処理を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例、第5図ない
し第10図は本発明の第2実施例、第11図ないし第1
5図は従来例を示すものであり、第1図はデータ処理手
順のフローチャートを示す図、 第2図はA/D変換ボードのブロック図、第3図は第2
図の動作説明のタイミングチャートを示す図、 第4図は積算後に2つに分離されたディジタル赤外干渉
信号を示す図、 第5図はデータ処理手順のフローチャートを示す図、 第6図は主要光学素子の構成配置図、 第7図は第6図における光学素子の光軸に対する相対配
置図、 第8図はA/D変換ボードのブロック図、第9図は動作
説明のタイミングチャートを示す図、 第10図は積算後に2つに分離されたディジタル赤外干
渉信号を示す図、 第11図はフーリエ変換赤外分光器の全体構成図、第1
2図は従来におけるA/D変換ボードのブロック図・ 第13図は第12図の動作のタイミングチャートを示す
図、 第14図はデータ処理手順のフローチャートを示す図、 第15図はスキャンスピードに対するレーザ干渉信号と
赤外干渉信号との関係図である。各図において、 1:赤外光源、3:赤外光束、4:ビームスプリフタ、
5:固定反射鏡、6:可動反射鏡、9:レーザ光1.1
0;レーザ光、10−1.10−2 : 反射レーザ光
、13.13−1.13−2.13−ル−ザ墳出器、1
4:試料、16:赤外検出器、17.17−1.17−
217−3 :レーザ干渉信号、18:赤外干渉信号、
1919a、19b  : A / D変換ボード、2
0:コンピュータ、21:ディジタル赤外干渉信号、3
0:サンプルホールド信号、40−1.40−2.40
−37検光子。 N) 第1 第り図 Y@浮直T)岨 第7図 −〇 \ n) \ 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)フーリエ変換分光器に光路差計測用のレーザ干渉計
    を組込み、該レーザ干渉計のレーザ干渉信号を2値化処
    理したサンプルホールド信号を基準に、光検出器から出
    力される干渉信号をサンプリングし、サンプリングされ
    た干渉信号のデータをスペクトル解析するフーリエ変換
    分光器のデータ処理方式であって、レーザ干渉信号の1
    /n波長間隔で干渉信号をサンプリングし、かつサンプ
    リングされた干渉信号をn個おきにn個のデータに分離
    してフーリエ変換した上で、各データを加算することを
    特徴とするフーリエ変換分光器のデータ処理方式。
JP63178441A 1988-07-18 1988-07-18 フーリエ変換分光器のデータ処理方式 Pending JPH0227226A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63178441A JPH0227226A (ja) 1988-07-18 1988-07-18 フーリエ変換分光器のデータ処理方式
US07/380,793 US5039222A (en) 1988-07-18 1989-07-17 Apparatus and method for producing fourier transform spectra for a test object in fourier transform spectrographs

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