JP2563164Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
- Publication number
- JP2563164Y2 JP2563164Y2 JP9370291U JP9370291U JP2563164Y2 JP 2563164 Y2 JP2563164 Y2 JP 2563164Y2 JP 9370291 U JP9370291 U JP 9370291U JP 9370291 U JP9370291 U JP 9370291U JP 2563164 Y2 JP2563164 Y2 JP 2563164Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic capacitor
- metal case
- groove
- capacitor
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は同一封口体より、2本の
電極リードが引き出された電解コンデンサに関するもの
である。
電極リードが引き出された電解コンデンサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般にアルミ電解コンデンサの防爆装置
は図3および図4のように該コンデンサの金属ケース3
の外部底面部に各種形状の肉薄部分の溝2を設けること
によって構成されており、該アルミ電解コンデンサに異
常が生じて内圧が上昇した場合に、金属ケース3の肉薄
部分が割れることで内部ガスを逃がし、電解コンデンサ
が爆発することを未然に防止する構造が実用化されてい
る。
は図3および図4のように該コンデンサの金属ケース3
の外部底面部に各種形状の肉薄部分の溝2を設けること
によって構成されており、該アルミ電解コンデンサに異
常が生じて内圧が上昇した場合に、金属ケース3の肉薄
部分が割れることで内部ガスを逃がし、電解コンデンサ
が爆発することを未然に防止する構造が実用化されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】電解コンデンサの定
格、陰極表示は製品本体に被覆された絶縁スリーブに表
示するのが一般的である。しかし、最近の電子機器の高
密度化により、プリント基板にはんだ付けされた後で
は、電解コンデンサの定格、極性が判別困難な場合が多
くなっている。そこで金属ケースの外部底面部に定格、
極性を印刷する方法がとられる場合があるが、このケー
スの外部底面部に印刷する方法では上述の溝2が図5の
ように極性表示が部分的に欠けるので表示の印刷不具合
の発生原因となり、ケースの外部底面部に防爆用の溝2
に設けた防爆形アルミケースは採用できなかった。その
ため溝2を金属ケース3の内部底面部に設けると、その
溝の凹凸によってセパレータを押しつけ電極箔と金属ケ
ースが短絡するといった問題があった。
格、陰極表示は製品本体に被覆された絶縁スリーブに表
示するのが一般的である。しかし、最近の電子機器の高
密度化により、プリント基板にはんだ付けされた後で
は、電解コンデンサの定格、極性が判別困難な場合が多
くなっている。そこで金属ケースの外部底面部に定格、
極性を印刷する方法がとられる場合があるが、このケー
スの外部底面部に印刷する方法では上述の溝2が図5の
ように極性表示が部分的に欠けるので表示の印刷不具合
の発生原因となり、ケースの外部底面部に防爆用の溝2
に設けた防爆形アルミケースは採用できなかった。その
ため溝2を金属ケース3の内部底面部に設けると、その
溝の凹凸によってセパレータを押しつけ電極箔と金属ケ
ースが短絡するといった問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を解
決するため、対向する電極箔間にセパレータを介して巻
回してコンデンサ素子を形成し、該コンデンサ素子より
導出した引き出しリードを封口体に設けたリード穴に挿
通し、円筒状金属ケースに収納してなる電解コンデンサ
において、上記金属ケースの内部底面部に肉薄部分とな
る溝を形成し、防爆構造を備えかつ設備に接する側のセ
パレータのマージン寸法Aを封口体に接する側のセパレ
ータのマージン寸法Bより大きく構成したことを特徴と
する電解コンデンサである。
決するため、対向する電極箔間にセパレータを介して巻
回してコンデンサ素子を形成し、該コンデンサ素子より
導出した引き出しリードを封口体に設けたリード穴に挿
通し、円筒状金属ケースに収納してなる電解コンデンサ
において、上記金属ケースの内部底面部に肉薄部分とな
る溝を形成し、防爆構造を備えかつ設備に接する側のセ
パレータのマージン寸法Aを封口体に接する側のセパレ
ータのマージン寸法Bより大きく構成したことを特徴と
する電解コンデンサである。
【0005】
【作用】本考案は電解コンデンサにおける電解コンデン
サのケース内部底面部に肉薄部分の防爆機能部を設けか
つセパレータのマージン寸法Aが大きいため、異常が生
じたとき電解コンデンサの破裂を防止することが可能で
あり、ケース内部底面部と電極箔との間で短絡せず、さ
らにケース外部底面部に溝が形成されておらず、平面で
その上に樹脂が塗布されているため定格、極性などの表
示印刷が可能となり、基板に装着後定格、極性を判読す
ることが容易となる。
サのケース内部底面部に肉薄部分の防爆機能部を設けか
つセパレータのマージン寸法Aが大きいため、異常が生
じたとき電解コンデンサの破裂を防止することが可能で
あり、ケース内部底面部と電極箔との間で短絡せず、さ
らにケース外部底面部に溝が形成されておらず、平面で
その上に樹脂が塗布されているため定格、極性などの表
示印刷が可能となり、基板に装着後定格、極性を判読す
ることが容易となる。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図1および図2の実施例に基
づき詳細に説明する。図1は本考案のアルミ電解コンデ
ンサの断面図、図2は図1の平面図で、1はコンデンサ
素子であり、アルミニウムの箔の表面を粗面化し、その
後酸化皮膜を形成してなる陽極箔と、陰極箔とを電解紙
からなるセパレータを介して巻回し、その巻回素子に駆
動用電解液を含浸することにより構成し、該コンデンサ
素子1はあらかじめ有底円筒状でかつその内部底面部に
肉薄部分の溝2を構成する金属ケース3内に収納されて
いる。また該コンデンサ素子1の陰極箔、陽極箔にはそ
れぞれリード線4が接続され、金属ケース3の開口部は
弾性を有する封口体5を装着し封口されて構成されたア
ルミ電解コンデンサである。また、上記金属ケースの肉
薄部分の溝の面と反対側の外面にはナイロンなどの絶縁
性の樹脂が塗布されており、その上に定格、極性などの
表示印刷がなされている。さらに上記溝2に接する側の
電解紙からなるセパレータのマージン寸法Aは、封口体
5に接する側のセパレータのマージン寸法Bより大きく
構成されている。
づき詳細に説明する。図1は本考案のアルミ電解コンデ
ンサの断面図、図2は図1の平面図で、1はコンデンサ
素子であり、アルミニウムの箔の表面を粗面化し、その
後酸化皮膜を形成してなる陽極箔と、陰極箔とを電解紙
からなるセパレータを介して巻回し、その巻回素子に駆
動用電解液を含浸することにより構成し、該コンデンサ
素子1はあらかじめ有底円筒状でかつその内部底面部に
肉薄部分の溝2を構成する金属ケース3内に収納されて
いる。また該コンデンサ素子1の陰極箔、陽極箔にはそ
れぞれリード線4が接続され、金属ケース3の開口部は
弾性を有する封口体5を装着し封口されて構成されたア
ルミ電解コンデンサである。また、上記金属ケースの肉
薄部分の溝の面と反対側の外面にはナイロンなどの絶縁
性の樹脂が塗布されており、その上に定格、極性などの
表示印刷がなされている。さらに上記溝2に接する側の
電解紙からなるセパレータのマージン寸法Aは、封口体
5に接する側のセパレータのマージン寸法Bより大きく
構成されている。
【0007】なお、上述の実施例において、コンデンサ
のリードを引き出した端面に絶縁板を配置し、該絶縁板
に沿ってリードを折り曲げた縦形チップコンデンサや、
角筒状絶縁ケースに収納した横形チップコンデンサにつ
いても応用できることは言うまでもない。
のリードを引き出した端面に絶縁板を配置し、該絶縁板
に沿ってリードを折り曲げた縦形チップコンデンサや、
角筒状絶縁ケースに収納した横形チップコンデンサにつ
いても応用できることは言うまでもない。
【0008】
【考案の効果】上記の実施例のように本考案のアルミ電
解コンデンサは、金属のケースの内部底面部の肉薄部分
の溝が形成されていても、金属ケースと素子の電極箔と
のショートが大幅に減少し、さらに安全性をおとさずに
ケース底部外面に定格、極性などの表示記号を明瞭に表
示することが可能となり、基板装着後の検査も容易とな
るなど、工業上有益な考案である。
解コンデンサは、金属のケースの内部底面部の肉薄部分
の溝が形成されていても、金属ケースと素子の電極箔と
のショートが大幅に減少し、さらに安全性をおとさずに
ケース底部外面に定格、極性などの表示記号を明瞭に表
示することが可能となり、基板装着後の検査も容易とな
るなど、工業上有益な考案である。
【図1】本考案の電解コンデンサの一実施例の断面図で
ある。
ある。
【図2】本考案の電解コンデンサの一実施例の平面図で
ある。
ある。
【図3】従来の電解コンデンサの断面図である。
【図4】従来の電解コンデンサの平面図である。
【図5】従来のケースの外部の底面部に極性表示した電
解コンデンサの平面図である。
解コンデンサの平面図である。
1:コンデンサ素子 2:溝 3:金属ケース 4:リード線 5:封口体
Claims (2)
- 【請求項1】 対向する電極箔間にセパレータを介して
巻回してコンデンサ素子を形成し、該コンデンサ素子よ
り導出した引き出しリードを封口体に設けたリード穴に
挿通し、円筒状金属ケースに収納してなる電解コンデン
サにおいて、上記金属ケースの内部底面部に肉薄部分と
なる溝を形成し防爆構造を備えかつ該溝に接する側のセ
パレータのマージン寸法Aを、封口体に接する側のセパ
レータのマージン寸法Bより大きくして構成したことを
特徴とする電解コンデンサ。 - 【請求項2】 上記金属ケースの外部底面部に絶縁性の
樹脂が塗布され、その上に定格、極性などを表示されて
いることを特徴とする請求項1の電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9370291U JP2563164Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9370291U JP2563164Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538866U JPH0538866U (ja) | 1993-05-25 |
JP2563164Y2 true JP2563164Y2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=14089740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9370291U Expired - Lifetime JP2563164Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563164Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4749818B2 (ja) * | 2005-10-03 | 2011-08-17 | ローム株式会社 | 固体電解コンデンサ |
EP3855464A4 (en) * | 2018-09-20 | 2022-04-27 | Sun Electronic Industries Corp. | ELECTROLYTIC CAPACITOR |
CN114402406A (zh) * | 2019-09-13 | 2022-04-26 | 太阳电子工业株式会社 | 电容器 |
US20230326685A1 (en) * | 2020-02-28 | 2023-10-12 | Sun Electronic Industries Corp. | Capacitor |
EP4113555A4 (en) * | 2020-02-28 | 2024-01-10 | Sun Electronic Ind Corp | CAPACITOR |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP9370291U patent/JP2563164Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0538866U (ja) | 1993-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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