JP2563045Y2 - パルス周波数変調回路 - Google Patents

パルス周波数変調回路

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JP2563045Y2
JP2563045Y2 JP1988100668U JP10066888U JP2563045Y2 JP 2563045 Y2 JP2563045 Y2 JP 2563045Y2 JP 1988100668 U JP1988100668 U JP 1988100668U JP 10066888 U JP10066888 U JP 10066888U JP 2563045 Y2 JP2563045 Y2 JP 2563045Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は画像伝送装置の入力部等に用いられ、アナロ
グ信号である画像信号をパルス周波数変調するパルス周
波数変調回路、さらに詳しく云えば変調回路を構成する
入力ドライバ回路の温度特性を補償しクランプ周波数
(クランプ電圧に対する周波数)を一定にすることを考
慮したパルス周波数変調回路に関する。
(従来の技術) 第2図はこの種の従来のパルス周波数変調回路の一例
を示す回路図である。
本回路はクランプ回路7、入力ドライバ回路8およびパ
ルス周波数変調器9より構成されている。
クランプ回路7は入力端子10より画像信号を受信して増
幅器20より同期信号の先端をクランプした画像信号を出
力する。増幅器20の出力は差動増幅器21の反転入力端子
に接続され、差動増幅器21において、正転入力端子に印
加されている基準電圧と比較される。差動増幅器21の出
力は増幅器20の入力に帰還される。
(考案が解決しようとする課題) 入力ドライバ回路2はトランジスタ12、エミッタ抵抗
23およびダイオード24より構成されており、同期信号が
クランプされた画像信号はエミッタ抵抗23とダイオード
24の接続点より取り出される。
この画像信号はパルス周波数変調器でパルス周波数変調
され、端子11より出力される。
さて、この従来のパルス周波数変調回路では温度変動
により入力ドライバ回路のベース・エミッタ間電圧が変
化するので、第2図のエミッタ抵抗23とダイオード24の
接続点の電圧が変化してパルス周波数変調回路のクラン
プ周波数が変動してしまうという欠点があつた。
本考案の目的は上記欠点を解決するもので、温度変動
に対してパルス周波数変調器のクランプ周波数が変動す
ることのないパルス周波数変調回路を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案によるパルス周波数
変調回路は、画像信号を入力とする増幅器,正転入力端
子に参照電圧が入力される差動増幅器および一端が電源
に接続されているコンデンサよりなり、画像信号の同期
信号の先端をクランプするクランプ回路と、前記クラン
プ回路の増幅器出力をトランジスタのベースに入力し、
前記トランジスタのエミッタ抵抗を介して同期信号がク
ランプされた画像信号を取り出す入力ドライバ回路と、
前記入力ドライバ回路より取り出された画像信号をパル
ス周波数変調するパルス周波数変調器とからなるパルス
周波数変調回路において、 前記差動増幅器の反転入力端子を前記入力ドライバ回
路のトランジスタのエミッタに接続するとともに前記増
幅器入力を抵抗を介して前記コンデンサの他端に接続
し、さらに前記差動増幅器の出力をダイオードを介して
前記コンデンサの他端に接続して構成してある。
(作用) このような構成によれば増幅器出力ではなく、入力ド
ライバ回路のトランジスタのエミッタの信号が帰還され
るので、温度変化に対しクランプ電圧は安定し、パルス
周波数変調器のクランプ周波数は一定に保たれる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案をさらに詳しく説明す
る。
第1図は本考案によるパルス周波数変調回路の一実施例
を示す回路図である。
本考案回路が従来例と異なる点は差動増幅器14の反転入
力端子14aが、増幅器13の出力ではなく、トランジスタ
6のエミツタに接続された点および差動増幅器14の出力
にダイオード16、コンデンサ17および抵抗15とからなる
時定数回路を設けたことである。
入力端子4より画像信号が入力すると、クランプ回路
1により同期信号の先端部分がクランプされ、入力ドラ
イバ回路2に入力される。
入力ドライバ回路2ではトランジスタ6のエミツタ抵抗
18とダイオード19との接続点よりクランプされた画像信
号が取り出される。この画像信号はパルス周波数変調回
路3によりパルス周波数変調され、端子5より出力され
る。このとき入力ドライバ回路の出力、すなわちトラン
ジスタ6のエミツタより、画像信号が取り出され、差動
増幅器14において、基準電圧Vrefと比較され、その誤差
に対応した出力が差動増幅器14より出力される。
差動増幅器14の出力はダイオード16を介してコンデンサ
17に充電され、コンデンサの充電電圧が増幅器13の入力
に与えられる。
この帰還ループにより直流再生がなされ、トランジスタ
6のベース・エミツタ間電圧が温度により変動した場合
でも、入力ドライバ回路の同期信号のクランプ電圧が一
定に保たれる。
(考案の効果) 以上、説明したように本考案はクランプ回路の差動増
幅器の反転入力端子を入力ドライバ回路の出力に接続
し、画像信号の同期信号検出を入力ドライバ回路の出力
より検出するように構成してあるので、温度によつて入
力ドライバ回路のトランジスタのベース・エミツタ間の
電圧が変動しても入力ドライバ回路よりパルス周波数変
調回路に入力されるクランプ電圧が一定となりクランプ
周波数が一定になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるパルス周波数変調回路の実施例を
示す回路図、第2図は従来のパルス周波数変調器の回路
図である。 1,7…クランプ回路 2,8…入力ドライバ回路 3,9…パルス周波数変調器 4,10…信号入力部 5,11…信号出力部 6,12…トランジスタ 13,20…増幅器 14,21…差動増幅器 15,18,23…抵抗 16,19,24…ダイオード 17,22…コンデンサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号を入力とする増幅器,正転入力端
    子に参照電圧が入力される差動増幅器および一端が電源
    に接続されているコンデンサよりなり、画像信号の同期
    信号の先端をクランプするクランプ回路と、前記クラン
    プ回路の増幅器出力をトランジスタのベースに入力し、
    前記トランジスタのエミッタ抵抗を介して同期信号がク
    ランプされた画像信号を取り出す入力ドライバ回路と、
    前記入力ドライバ回路より取り出された画像信号をパル
    ス周波数変調するパルス周波数変調器とからなるパルス
    周波数変調回路において、 前記差動増幅器の反転入力端子を前記入力ドライバ回路
    のトランジスタのエミッタに接続するとともに前記増幅
    器入力を抵抗を介して前記コンデンサの他端に接続し、
    さらに前記差動増幅器の出力をダイオードを介して前記
    コンデンサの他端に接続したことを特徴とするパルス周
    波数変調回路。
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