JP2562981B2 - シート繰り出し装置 - Google Patents

シート繰り出し装置

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JP2562981B2
JP2562981B2 JP2130853A JP13085390A JP2562981B2 JP 2562981 B2 JP2562981 B2 JP 2562981B2 JP 2130853 A JP2130853 A JP 2130853A JP 13085390 A JP13085390 A JP 13085390A JP 2562981 B2 JP2562981 B2 JP 2562981B2
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roller
motor
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雅之 長本
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    • B65H3/52Friction retainers acting on under or rear side of article being separated
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    • B65H3/5276Driven retainers, i.e. the motion thereof being provided by a dedicated drive the retainers positioned over articles separated from the bottom of the pile
    • B65H3/5284Retainers of the roller type, e.g. rollers
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シート繰り出し装置に関するものであり、
さらに詳細には、シートを、1枚づつ、確実に、繰り出
すことのできるシート繰り出し装置に関するものであ
る。
先行技術 紙幣入金機や紙幣入出金機などにおいては、入金され
る紙幣あるいは出金される紙幣の金種、真偽などを判別
するとともに、その枚数を正確に計数することが要求さ
れており、そのためには、多数枚の紙幣を貯留した紙幣
貯留部から、紙幣を、1枚づつ、確実に、紙幣の枚数を
計数する判別手段および計数手段に供給することが必要
不可欠である。
米国特許第4,871,162号は、紙幣などのシート処理機
で、紙幣などのシートを、多数枚のシートが集積された
シート貯留部から、1枚づつ、繰り出すことのできるシ
ート繰り出し装置を提案している。すなわち、このシー
ト繰り出し装置は、その外周面の一部に、摩擦部を有す
る繰り出しローラと、この繰り出しローラと対向する位
置に設けられ、繰り出しローラとは逆方向に駆動される
摩擦材料からなるエンドレスベルトと、エンドレスベル
トに対して、繰り出しローラと反対側に配置され、エン
ドレスベルトを支持するバックアップローラからなる摩
擦分離手段を備え、繰り出しローラノ摩擦部とシートの
下面との摩擦によりシートの下面に加わる摩擦力によ
り、シートを繰り出し、他方、シートの上面と摩擦分離
手段との間の摩擦によって、これと反対方向の摩擦力を
シートの上面に加えることにより、シートを1枚づつ分
離して、さらに、搬送ベルトなどのシート搬送機構によ
って、判別手段および計数手段に送り込むように構成さ
れている。
また、紙幣入金機や紙幣入出金機などのシート処理機
に設いられる判別手段としては、フォトセンサなどのセ
ンサによって、紙幣の長さを検出して、所望のシート以
外のシートが混入しているか否か、あるいは、2枚以上
のシートが一部重なった状態で送られているか否かなど
を判別する判別手段があり、米国特許第4,504,916号に
示されるように、かかる判別手段においては、センサか
ら出力される検出信号の出力時間に基づいて、シートの
長さを検出し、シートの種類を判別するように構成され
ている。
したがって、搬送ベルトなどのシート搬送機構を駆動
するモータの回転が定常状態になる前に、シートが、シ
ート貯留部から、搬送ベルトなどのシート搬送機構に供
給された場合には、シート搬送機構により送られるシー
トの速度が一定ではないため、判別手段が、シートの長
さを誤検出するおそれがある。
かかる問題を解決するため、従来は、繰り出しローラ
を支持するローラ軸の一端に、シート搬送機構を駆動す
るモータによって回転されるプーリをローラ軸に対して
回転自在に支持させるとともに、このプーリとローラ軸
とを、一体的に回転し得るように、両者を連結可能な電
磁クラッチを設け、ローラ軸の他端には、ローラ軸の回
転を停止可能な電磁ブレーキを設けて、シート搬送機構
を駆動するモータの回転が定常状態になるまでは、電磁
クラッチを作動させず、モータの回転力が、ローラ軸に
伝達されないように制御するとともに、電磁ブレーキを
作動させて、ローラ軸、すなわち、繰り出しローラの回
転を停止させ、シート搬送機構を駆動するモータの回転
が定常状態になった後に、初めて、電磁ブレーキの作動
を解除するとともに、電磁クラッチを作動させて、ロー
ラ軸とプーリとを連結し、モータの回転力をローラ軸に
伝達して、繰り出しローラを回転させるように制御する
ことによって、搬送ベルトなどのシート搬送機構を駆動
するモータの回転が定常状態になった後に、初めて、繰
り出しローラによるシートを繰り出し動作が開始される
ように構成されるのが一般であった。
発明の解決しようとする問題点 しかしながら、このように、搬送ベルトなどのシート
搬送機構を駆動するモータの回転が定常状態になるまで
は、繰り出しローラの回転を停止させ、シート搬送機構
を駆動するモータの回転か定常状態になった後に、初め
て、繰り出しローラを回転させるように構成されたシー
ト繰り出し装置においては、電磁クラッチの連結時に、
繰り出しローラは、停止状態から、急に、高速で回転さ
れることになり、そのため、シート貯留部に集積された
最下のシートの下面に、繰り出しローラから瞬間的に大
きな摩擦力が加わって、複数のシートが、同時に、シー
ト貯留部から繰り出されて、繰り出しローラと摩擦分離
手段との間の狭い間隙に送り込まれ、シートの先端縁部
に傷がついたり、あるいは、ジャミングを起こして、繰
り出しローラが数回転するまで、シートが、繰り出しロ
ーラと摩擦分離手段との間の間隙を通過できず、シート
搬送機構に送られなかったり、さらに、場合によって
は、繰り出しローラの回転が停止して、シートの供給が
不能になったりするという問題があった。かかる問題
は、シートを、所望のように、シート貯留部へセットし
た場合には、比較的生じにくいが、シートのシート貯留
部へのセットが、つねに、所望のようになされることを
期待することは現実にはできず、したがって、かかる問
題の解決が強く望まれていた。
発明の目的 本発明は、シートを、1枚づつ、確実に、繰り出すこ
とのできるシート繰り出し装置を提供することを目的と
するものである。
発明の構成 本件第1発明によれば、本発明にかかる目的は、複数
枚のシートを集積状態で貯留するシート貯留手段と、該
シート貯留手段の一端部の、前記シート貯留手段内に集
積された最下のシートの下面の端部に当接可能な位置に
配置され、その外周面の少なくとも一部に摩擦部を有
し、その回転に伴い、シートの下面との間の摩擦によ
り、シートの下面に摩擦力を加えて、前記シート貯留手
段からシートを繰り出す繰り出しローラ手段と、該繰り
出しローラ手段に対向する位置に設けられ、前記繰り出
しローラ手段によって、前記シート貯留手段から繰り出
されたシートの上面との間の摩擦により、前記繰り出し
ローラ手段からシートに加わる前記摩擦力と反対方向の
摩擦力をシートの上面に加え、シートを1枚づつ分離さ
せる摩擦分離手段と、前記繰り出しローラ手段を支持す
る繰り出しローラ軸と、該繰り出しローラ軸に回転自在
に支持されたプーリと、該プーリと前記繰り出しローラ
軸とが一体的に回転し得るように、前記プーリと前記繰
り出しローラ軸とを連結可能な電磁クラッチ手段と、前
記プーリを回転可能なモータと、操作者により操作さ
れ、前記モータの回転を開始させるスタート手段と、前
記モータの回転速度が一定速度に達した後、前記電磁ク
ラッチ手段により、前記プーリと前記繰り出しローラ軸
とを連結させる制御手段とを備えたシート繰り出し装置
において、前記制御手段が、前記スタート手段が操作さ
れ、前記モータの回転が開始された後、前記モータの回
転速度が一定速度に達するまでは、前記繰り出しローラ
軸を、前記繰り出しローラ手段からシートの下面に加わ
る前記摩擦力が、前記摩擦分離手段からシートの上面に
加わる前記摩擦力とにより、シートを1枚づつ分離し得
ない摩擦力となるような低トルクで、回転させるように
構成されたシート繰り出し装置によって達成される。
本件第1発明の第1の好ましい実施態様においては、
シート繰り出し装置は、さらに、前記繰り出しローラ軸
を回転可能な予備駆動手段を備え、前記制御手段が、前
記スタート手段が操作され、前記モータの回転が開始さ
れた後、前記モータの回転速度が一定速度に達するまで
は、前記繰り出しローラ軸を、前記繰り出しローラ手段
からシートの下面に加わる前記摩擦力が、前記摩擦分離
手段からシートの上面に加わる前記摩擦力とにより、シ
ートを1枚づつ分離し得ない摩擦力となるような低トル
クで、回転させるように、前記予備駆動手段を駆動する
ように構成されている。
本件第1発明の第2の好ましい実施態様においては、
前記予備駆動手段が、前記繰り出しローラ軸の一端部と
前記プーリとの間に設けられたトルクリミッタから構成
されている。
本件第1発明の第3の好ましい実施態様においては、
前記予備駆動手段が、前記繰り出しローラ軸に支持され
た予備駆動プーリと、該予備駆動プーリを回転可能な予
備駆動モータと、前記予備駆動プーリと前記繰り出しロ
ーラ軸との間に設けられ、前記予備駆動プーリのシート
搬送方向への回転力のみを前記繰り出しローラ軸に伝達
可能なワンウエイクラッチを備え、前記制御手段が、前
記スタート手段が操作され、前記モータの回転が開始さ
れた後、前記モータの回転速度が一定速度に達するまで
の間、前記予備駆動モータを駆動するように構成されて
いる。
本件第1発明の第4の好ましい実施態様においては、
シート繰り出し装置は、さらに、その外周面の少なくと
も一部に、摩擦部を有し、前記シート貯留手段の下方
に、該シート貯留手段内に集積状態で貯留された最下の
シートの下面に当接可能に設けられた蹴り出しローラ手
段と、該蹴り出しローラ手段を支持する蹴り出しローラ
軸と、該蹴り出しローラ軸を前記繰り出しローラ軸と同
期して回転可能な同期駆動手段を備えている。
本件第1発明の第5の好ましい実施態様においては、
シート繰り出し装置は、さらに、前記繰り出しローラ軸
の回転を停止可能な電磁ブレーキ手段を備え、前記制御
手段が、前記スタート手段が操作され、前記モータの回
転が開始された後、前記モータの回転速度が一定速度に
達するまでの間、前記電磁ブレーキ手段の作動を解除し
て、前記繰り出しローラ軸を回転可能な状態に保持する
ように構成されている。
本件第1発明の第6の好ましい実施態様においては、
シート繰り出し装置は、さらに、前記繰り出しローラ軸
の回転を停止可能な電磁ブレーキ手段と、前記スタート
手段が操作されてからの時間経過を計測し、少なくとも
1枚のシートの先端部が、前記繰り出しローラ手段と前
記摩擦分離手段に当接する位置に達するのに要する時間
が経過した後、前記モータの回転速度が一定速度に達す
る前に、前記制御手段にタイミング信号を出力するタイ
マー手段を備え、前記制御手段が、スタート手段が操作
されたとき、前記電磁クラッチを作動させて、前記繰り
出しローラ軸と前記プーリとを連結するとともに、前記
電磁ブレーキ手段の作動を解除し、前記タイマー手段か
ら前記タイミング信号が入力されたとき、前記電磁クラ
ッチ手段の作動を停止させるとともに、前記電磁ブレー
キ手段を作動させるように構成されている。
本件第1発明の第7の好ましい実地態様においては、
シート繰り出し装置は、さらに、前記繰り出しローラ軸
の回転を停止可能な電磁ブレーキ手段と、前記繰り出し
ローラ軸の回転位置を検出して、少なくとも1枚のシー
トの先端部が、前記繰り出しローラ手段と前記摩擦分離
手段に当接する位置に達するまで、前記繰り出しローラ
軸が回転した後、前記モータの回転速度が一定速度に達
する前に、前記制御手段に検出信号を出力する回転位置
検出手段を備え、前記制御手段が、スタート手段が操作
されたとき、前記電磁クラッチ手段を作動させて、前記
繰り出しローラ軸と前記プーリとを連結するとともに、
前記電磁ブレーキ手段の作動を解除し、前記回転位置検
出手段から前記検出手段が入力されたとき、前記電磁ク
ラッチ手段の作動を停止させるとともに、前記電磁ブレ
ーキ手段を作動させるように構成されている。
本件第2発明によれば、本発明の前記目的は、複数枚
のシートを集積状態で貯留するシート貯留手段と、該シ
ート貯留手段の一端部の、前記シート貯留手段内に集積
された最下のシートの下面の端部に当接可能な位置に配
置され、その外周面の少なくとも一部に摩擦部を有し、
その回転に伴い、シートの下面との間の摩擦により、シ
ートの下面に摩擦力を加えて、前記シート貯留手段から
シートを繰り出す繰り出しローラ手段と、該繰り出しロ
ーラ手段に対向する位置に設けられ、前記繰り出しロー
ラ手段によって、前記シート貯留手段から繰り出された
シートの上面との間の摩擦により、前記繰り出しローラ
手段からシートに加わる前記摩擦力と反対方向の摩擦力
をシートの上面に加え、シートを1枚づつ分離させる摩
擦分離手段と、前記繰り出しローラ手段を支持する繰り
出しローラ軸と、その外周面の少なくとも一部に摩擦部
を有し、前記シート貯留手段の下方に、該シート貯留手
段内に集積状態で貯留された最下のシートの下面に当接
可能に設けられた蹴り出しローラ手段と、該蹴り出しロ
ーラ手段を支持する蹴り出しローラ軸と、該蹴り出しロ
ーラ軸を前記繰り出しローラ軸と同期して回転可能な同
期駆動手段と、前記蹴り出しローラ軸に回転自在に支持
されたプーリと、該プーリと前記蹴り出しローラ軸とが
一体的に回転し得るように、前記プーリと前記蹴り出し
ローラ軸とを連結可能な電磁クラッチ手段と、前記プー
リを回転可能なモータと、操作者により操作され、前記
モータの回転を開始させるスタート手段と、前記モータ
の回転速度が一定速度に達した後、前記電磁クラッチ手
段により、前記プーリと前記繰り出しローラ軸とを連結
させる制御手段とを備えたシート繰り出し装置におい
て、前記制御手段が、前記スタート手段が操作され、前
記モータの回転が開始された後、前記モータの回転速度
が一定速度に達するまでは、前記蹴り出しローラ軸を、
前記蹴り出しローラ手段および前記蹴り出しローラ手段
からシートの下面に加わる前記摩擦力が、前記摩擦分離
手段からシートの上面に加わる前記摩擦力とにより、シ
ートを1枚づつ分離し得ない摩擦力となるような低トル
クで、回転させるように構成されたシート繰り出し装置
によって達成される。
本件第2発明の第1の好ましい実施態様においては、
シート繰り出し装置は、さらに、前記蹴り出しローラ軸
を回転可能な予備駆動手段を備え、前記制御手段が、前
記スタート手段が操作され、前記モータの回転が開始さ
れた後、前記モータの回転速度が一定速度に達するまで
は、前記蹴り出しローラ軸を、前記繰り出しローラ手段
および前記蹴り出しローラ手段からシートの下面に加わ
る前記摩擦力が、前記摩擦分離手段からシートの上面に
加わる前記摩擦力とにより、シートを1枚づつ分離し得
ない摩擦力となるような低トルクで、回転させるよう
に、前記予備駆動手段を駆動するように構成されてい
る。
本件第2発明の第2の好ましい実施態様においては、
前記予備駆動手段が、前記蹴り出しローラ軸の一端部と
前記プーリとの間に設けられたトルクリミッタから構成
されている。
本件第2発明の第3の好ましい実施態様においては、
前記予備駆動手段が、前記蹴り出しローラ軸に支持され
た予備駆動プーリと、該予備駆動プーリを回転可能な予
備駆動モータと、前記予備駆動プーリと前記蹴り出しロ
ーラ軸との間に設けられ、前記予備駆動プーリのシート
搬送方向への回転力のみを前記繰り出しローラ軸に伝達
可能なワンウエイクラッチを備え、前記制御手段が、前
記スタート手段が操作され、前記モータの回転が開始さ
れた後、前記モータの回転速度が一定速度に達するまで
の間、前記予備駆動モータを駆動するように構成されて
いる。
本件第2発明の第4の好ましい実施態様においては、
シート繰り出し装置は、さらに、前記蹴り出しローラ軸
の回転を停止可能な電磁ブレーキ手段を備え、前記制御
手段が、前記スタート手段が操作され、前記モータの回
転が開始された後、前記モータの回転速度が一定速度に
達するまでの間、前記電磁ブレーキ手段の作動を解除し
て、前記蹴り出しローラ軸を回転可能な状態に保持する
ように構成されている。
本件第2発明の第5の好ましい実施態様においては、
シート繰り出し装置は、さらに、前記蹴り出しローラ軸
の回転を停止可能な電磁ブレーキ手段と、前記スタート
手段が操作されてからの経過時間を計測し、少なくとも
1枚のシートの先端部が、前記繰り出しローラ手段と前
記摩擦分離手段に当接する位置に達するのに要する時間
が経過した後、前記モータの回転速度が一定速度に達す
る前に、前記制御手段にタイミング信号を出力するタイ
マー手段を備え、前記制御手段が、スタート手段が操作
されたとき、前記電磁クラッチを作動させて、前記蹴り
出しローラ軸と前記プーリとを連結するとともに、前記
電磁ブレーキ手段の作動を解除し、前記タイマー手段か
ら前記タイミング信号が入力されたとき、前記電磁クラ
ッチ手段の作動を停止させるとともに、前記電磁ブレー
キ手段を作動させるように構成されている。
本件第2発明の第6の好ましい実施態様においては、
シート繰り出し装置は、さらに、前記蹴り出しローラ軸
の回転を停止可能な電磁ブレーキ手段と、前記蹴り出し
ローラ軸の回転位置を検出して、少なくとも1枚のシー
トの先端部が、前記繰り出しローラ手段と前記摩擦分離
手段に当接する位置に達するまで、前記蹴り出しローラ
軸が回転した後、前記モータの回転速度が一定速度に達
する前に、前記制御手段に検出信号を出力する回転位置
検出手段を備え、前記制御手段が、スタート手段が操作
されたとき、前記電磁クラッチ手段を作動させて、前記
蹴り出しローラ軸と前記プーリとを連結するとともに、
前記電磁ブレーキ手段の作動を解除し、前記回転位置検
出手段から前記検出信号が入力されたとき、前記電磁ク
ラッチ手段の作動を停止させるとともに、前記電磁ブレ
ーキ手段を作動させるように構成されている。
発明の作用 本件第1発明によれば、制御手段によって、操作者に
よりスタート手段が操作された後、プーリを回転させる
モータの回転速度が一定速度に達して、プーリとローラ
軸とが連結され、モータの回転力がローラ軸に伝達され
る前に、繰り出しローラ軸を、繰り出しローラ手段から
シートの下面に加わる摩擦力が、摩擦分離手段からシー
トの上面に加わる摩擦力とにより、シートを1枚づつ分
離し得ない程度の摩擦力になるように、低トルクで駆動
し、繰り出しローラ手段を回転させているから、電磁ク
ラッチ手段によって、プーリとローラ軸とが連結され、
モータから大きな回転力が、ローラ軸に伝達される前
に、シート貯留手段に貯留されたシートは、低トルクで
回転させれいる繰り出しローラ手段によって、シート貯
留手段から、低速で、徐々に繰り出されるが、繰り出し
ローラ手段と摩擦分離手段との間を通過することはでき
ず、その先端縁が、繰り出しローラ手段と摩擦分離部材
と当接した位置で停止する。そして、プーリを回転させ
るモータの回転速度が一定速度に達すると、電磁クラッ
チ手段により、プーリと繰り出しローラ手段の繰り出し
ローラ軸とが連結されて、モータの回転力が、繰り出し
ローラ手段に伝えられ、シートは、繰り出しローラ手段
と摩擦分離手段とによる分離作用を受け、1枚づつ分離
されて、下流側のシート搬送機構へ送られる。このよう
に、モータの回転速度が一定速度に達し、電磁クラッチ
手段により、プーリと繰り出しローラのローラ軸とが連
結されて、モータの回転力が、繰り出しローラ手段に伝
えられたとき、シートは、すでに、シート貯留手段か
ら、繰り出されて、その先端縁が、繰り出しローラ手段
と摩擦分離手段とに当接した位置まで、送られているか
ら、モータの大きな回転力が、ローラ軸に伝達されたと
きに、急に、複数枚のシートが、シート貯留手段から、
繰り出され、繰り出しローラ手段と摩擦分離手段との間
に送り込まれて、シートの先端縁部に傷がついたり、繰
り出しローラ手段と摩擦分離手段との間で、ジャミング
を起こしたりすることを効果的に防止して、シートを、
1枚づつ、確実に繰り出すことが可能になる。
本件第1発明の第1の好ましい実施態様によれば、繰
り出しローラ軸を回転可能な予備駆動手段が設けられ、
予備駆動手段は、モータの回転が開始された後、モータ
の回転速度が一定速度に達するまでの間、繰り出しロー
ラ軸を、繰り出しローラ手段からシートの下面に加わる
摩擦力が、摩擦分離手段からシートの上面に加わる摩擦
力とにより、シートを1枚づつ分離し得ない程度の摩擦
力になるように、低トルクで駆動し、繰り出しローラ手
段を回転させているから、プーリを回転させるモータの
回転速度が一定速度に達し、電磁クラッチ手段により、
プーリと繰り出しローラ手段の繰り出しローラ軸とが連
結されて、モータの回転力が、繰り出しローラ手段に伝
達されたとき、シートを、繰り出しローラ手段と摩擦分
離手段とによる分離作用により、1枚づつ分離して、下
流側のシート搬送機構へ送ることができ、シートの先端
部に傷がついたり、シートが、繰り出しローラ手段と摩
擦分離手段との間隙部でジャミングを起こしたりするこ
とを効果的に防止することが可能になる。
本件第1発明の第2および第3の好ましい実施態様に
よれば、簡易な構成で、シートの先端部に傷がついた
り、シートが、繰り出しローラ手段と摩擦分離手段との
間隙部でジャミングを起こしたりすることを確実に防止
して、シートを、繰り出しローラ手段と摩擦分離手段と
による分離作用により、1枚づつ分離して、下流側のシ
ート搬送機構へ送ることができる。
本件第1発明の第4の好ましい実施態様によれば、さ
らに、蹴り出しローラ手段が設けられているので、シー
ト貯留手段からシートを確実に繰り出すことが可能にな
る。
本件第1発明の第5の好ましい実施態様によれば、繰
り出しローラ軸の回転を停止可能な電磁ブレーキ手段が
設けられているので、所望のタイミングで、繰り出しロ
ーラ手段の回転を完全に停止させることができ、したが
って、シートの繰り出しを終了したにもかかわらず、慣
性により、繰り出しローラ手段が回転して、シートが下
流側に送り込まれることを確実に防止することができ
る。
本件第1発明の第6および第7の好ましい実施態様に
よれば、シート繰り出し装置に機械的な変更を加えるこ
となく、シートの先端部に傷がついたり、シートが、繰
り出しローラ手段と摩擦分離手段との間隙部でジャミン
グを起したりすることを確実に防止して、シートを、繰
り出しローラ手段と摩擦分離手段とによる分離作用によ
り、1枚づつ分離して、下流側のシート搬送機構へ送る
ことが可能になる。
本件第2発明によれば、モータにより回転可能なプー
リが、蹴り出しローラ軸に回転自在に支持されるととも
にプーリと蹴り出しローラ軸とを連結可能な電磁クラッ
チ手段が設けられ、さらに、蹴り出しローラ軸を繰り出
しローラ軸と同期して回転可能な同期駆動手段が設け
て、制御手段により、蹴り出しローラ軸の回転を、第1
発明における繰り出しローラ軸と全く同様に、蹴り出し
ローラ手段の回転を制御しているので、繰り出しローラ
軸、したがって、繰り出しローラ手段の回転も、また、
第1発明と全く同様に制御され、したがって、第1発明
と全く同様にして、シートの先端部に傷がついたり、シ
ートが、繰り出しローラ手段と摩擦分離手段との間隙部
でジャミングを起こしたりすることを確実に防止して、
シートを、繰り出しローラ手段と摩擦分離手段とによる
分離作用により、1枚づつ分離して、下流側のシート搬
送機構へ送ることが可能になる。
本件第2発明の第1の好ましい実施態様によれば、予
備駆動手段は、本件第1発明の実施態様と全く同様にし
て、繰り出しローラ軸を回転させるから、シートの先端
部に傷がついたり、シートが、繰り出しローラ手段と摩
擦分離手段との間隙部でジャミングを起こしたりするこ
とを確実に防止して、シートを、繰り出しローラ手段と
摩擦分離手段とによる分離作用により、1枚づつ分離し
て、下流側のシート搬送機構へ送ることが可能になる。
同様にして、本件第2発明の第2および第3の好まし
い実施態様によれば、本件第1発明の第2および第3の
好ましい実施態様と全く同様の効果を得ることができ、
また、本件第2発明の第4の好ましい実施態様によれ
ば、本件第1発明の第5の好ましい実施態様と全く同様
の効果を得ることができ、さらに、本件第2発明の第5
および第6の好ましい実施態様によれば、本件第1発明
の第6および第7の好ましい実施態様と全く同様の効果
を得ることができる。
実施例 以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例につき、
詳細に説明を加える。
第1図は、シート処理機内に設けられた本発明の実施
例に係るシート繰り出し装置の略平面図であり、第2図
は、そのX−X線略断面図、第3図は、そのY−Y線略
断面図である。
第1図および第2図において、シート1は、底板2aと
前板2bとを備えたシート貯留手段2内に、集積状態で貯
留されており、底板2aの下方には、底板2aの図示しない
開口部から、その一部が突出するように、その外周面の
1部に摩擦部3aが形成された2つの蹴り出しローラ3が
設けられている。
シート貯留手段2の底板2aと前板2bとの間に形成され
た開口部2cの下方にはその外周面の一部に、摩擦部4aが
形成された2つの繰り出しローラ4が、シート貯留手段
2内に集積状態で貯留された最下のシート1の下面端部
に当接可能な位置に、設けられている。他方、開口部2c
の下流側上方の繰り出しローラ4に対向する位置には、
2つの分離ローラ5が設けられ、摩擦分離部材6が形成
されている。
繰り出しローラ4と蹴り出しローラ3とは、タイミン
グベルト7によって一体的に回転可能に連結されてお
り、他方、分離ローラ5は、第2図において、時計まわ
り、すなわち、シート1の搬送方向とは反対方向にのみ
回転可能で、静止状態に保持される分離ローラ軸8に固
定されている。したがって、蹴り出しローラ3および繰
り出しローラ4が、第2図において、時計まわりに回転
されたとき、それぞれの摩擦部3a、4aとシート貯留手段
2内に集積されたシート1のうち、最下のシート1の下
面との間に摩擦力が発生して、シート1にシート搬送方
向の摩擦力が加わり、シート1は、シート貯留手段2か
ら繰り出され、その先端縁が、分離ローラ5に当接する
位置まで送られる。しかるに、分離ローラ5は、時計ま
わりにのみ回転可能で、静止状態に保持される分離ロー
ラ軸8に固定されているから、繰り出されたシート1の
上面と分離ローラ5との間には、摩擦力が発生して、シ
ート1には、繰り出しローラ4の摩擦部4aからシート1
の下面に加わる摩擦力と反対方向の摩擦力が加わること
になる。したがって、この摩擦力により、複数舞のシー
ト1が、シート貯留手段2から繰り出された場合にも、
シート1は、1枚づつに分離されて、さらに下流側に送
られる。
繰り出しローラ4は繰り出しローラ軸9に固定されて
おり、繰り出しローラ軸9の一端には、第1図に示され
るように、プーリ10が回転自在に支持され、また繰り出
しローラ軸9とプーリ10とを連結可能な電磁クラッチ11
が、プーリ10と隣接して設けられている。また、繰り出
しローラ軸9の他端には、繰り出しローラ軸9の回転を
停止可能な電磁ブレーキ12が設けられている。さらに、
繰り出しローラ軸9には、タイミングベルト7が巻回さ
れた歯車13が固定されている。
他方、分離ローラ5が固定された軸8は、ブロック14
に、ワンウエイクラッチ15を介して支持され、分離ロー
ラ5が、第2図において、時計まわりにのみ回転可能な
ように構成されている。
また、ブロック14は、ブロック軸16に固定され、ブロ
ック軸16を回転することにより、繰り出しローラ4と分
離ローラ5との間隙が調整可能となっている。
さらに、ブロック14に支持された分離ローラ軸8に揺
動可能に支持され、シート貯留手段2の前板2bに向かっ
て延びる第1アーム17が設けられており、第1アーム17
の前板2b近傍の端部に形成された軸18には、繰り出しロ
ーラ4の周面と当接可能な従動ローラ19が回転可能に支
持されている。他方、アーム17と前板2bとは反対側の端
部には、引張スプリング20の一端が固定されており、従
動ローラ19を繰り出しローラ4の周面に向けて付勢して
いる。また、ブロック14の軸21に回転自在に支持され、
シート搬送方向下流側の繰り出しローラ4の周面に向か
って延びる第2アーム22が設けられており、第2アーム
22の繰り出しローラ4近傍の端部に形成された軸23に
は、従動ローラ24が回転可能に支持されており、第2ア
ーム22は、図示しないスプリングによって、従動ローラ
24が繰り出しローラ4の周面に当接するように、付勢さ
れている。
第1図に示されるように、各繰り出しローラ4の周面
には、溝4bが形成されており、各繰り出しローラ4とこ
れと対向する位置に設けられた分離ローラ5との間隙
は、分離ローラ5が、繰り出しローラ4の溝4b内にわず
かに入り込むように調整されている。したがって、シー
ト1は、繰り出しローラ4と分離ローラ5との間を通過
するとき、変形して、繰り出しローラ4の摩擦部4aと密
着し、シート1の下面と繰り出しローラ4の摩擦部4aと
の間に大きな摩擦力が発生することになる。
また、第1図に示すように蹴り出しローラ3は、蹴り
出しローラ軸25に固定されており、蹴り出しローラ軸25
には、繰り出しローラ軸9に固定された歯車13と同一径
の歯車26が固定され、歯車26と歯車13には、タイミング
ベルト7が巻回されている。したがって、繰り出しロー
ラ4と蹴り出しローラ3とは、同一の回転速度で回転さ
れる。
さらに、蹴り出しローラ軸25の一端には、円板27が固
定され、円板27には、スリット28が形成されている。円
板28の近傍には、図示しない発光素子と受光素子からな
る回転位置センサ29が設けられている。
第2図に示されるように、繰り出しローラ4と摩擦分
離部材6の下流側には、繰り出しローラ4と摩擦分離部
材6との間隙部を通過したシート1を受け、シート処理
機内を、さらに下流側へ搬送して、図示しないシート集
積部に、シート1を集積するエンドレスベルトからなる
一対の搬送ベルト30a、30bが設けられており、各搬送ベ
ルト30a、30bは、プーリ31a、31bに、それぞれ、巻回さ
れている。搬送ベルト30a、30bにより形成されるシート
1の搬送通路32には、第1フォトセンサ33aおよび第2
フォトセンサ33bが、所定の間隔をおいて設けられてお
り、シート1が、第1フォトセンサ33aおよび第2フォ
トセンサ33bを通過する時間を測定することにより、シ
ート1の種類や2枚以上のシート1が一部重なった状態
で搬送されているなどの異常搬送を検出するとともに、
シート1の枚数が計数されるようになっている。
さらに、第1図に示されるように、蹴り出しローラ
3、繰り出しローラ4及び搬送ベルト30a、30bを駆動す
るモータ35が設けられ、モータ35の出力軸35aには、駆
動プーリ35bが固定されている。また、搬送ベルト30a、
30bを駆動する搬送ベルト駆動軸36には、従動プーリ36a
と中間プーリ36bとが固定されており、駆動プーリ35bと
従動プーリ36aとは、駆動ベルト37によって連結され、
また、中間プーリ36bと繰り出しローラ軸9に回転自在
に支持されたプーリ10とは、伝達ベルト38により連結さ
れている。
プーリ10の繰り出しローラ4とは反対側の側面には、
プーリ10の側面にほぼ平行に延びる板により構成された
板バネ40が固定され、板バネ40のプーリ10側の面には、
摩擦板41が固定されており、摩擦板41の中央部は、板バ
ネ40によって、繰り出しローラ軸9の端部に押し付けら
れて、板バネ40および摩擦板41により、トルクリミッタ
42を形成している。したがって、電磁クラッチ11がオフ
で、プーリ10と繰り出しローラ軸9とが連結が断たれて
いる状態においても、プーリ10の回転は、繰り出しロー
ラ軸9に伝達されるように構成されており、ただし、電
磁クラッチ11により、プーリ10と繰り出しローラ軸9と
の連結が断たれているときは、トルクリミッタ42によっ
て、プーリ10から繰り出しローラ軸9に伝達し得るトル
クの大きさは、蹴り出しローラ3および繰り出しローラ
4の回転により、シート1の下面に加えられる摩擦力
と、分離ローラ5からシート1の上面に加えられる摩擦
力とにより、2枚以上のシート1を分離することのでき
る最小の摩擦力より小さい摩擦力が、蹴り出しローラ3
および繰り出しローラ4からシート1の下面に加わるよ
うに設定されている。
第4図は、本実施例に係るシート繰り出し装置の制御
系を示すブロックダイアグラムである。
第4図において、本実施例に係るシート繰り出し装置
の制御系は、電源50からオン信号あるいはオフ信号が入
力されるとともに、スタートスィッチ51からスタート信
号あるいは停止信号が入力される制御手段52と、スター
トスィッチ51からスタート信号が入力されてから、モー
タ35の回転速度が一定速度になるのに十分な所定の時間
が経過したとき、タイミング信号を、制御手段52に出力
するタイマー手段53とを備えている。
制御手段52は、電源50からオン信号が入力されたとき
は、作動信号を電磁クラッチ11に出力して、プーリ10と
繰り出しローラ軸9とを連結させるとともに、モータ35
に駆動信号を出力し、モータ35を駆動し、その後、回転
位置センサ29から初期化完了信号が入力されたときは、
電磁クラッチ11に作動停止信号を出力し、プーリ10と繰
り出しローラ軸9との連結を断つとともに、電磁ブレー
キ12に作動信号を出力して、電磁ブレーキ12を作動させ
て、繰り出しローラ軸9の回転を停止させ、さらに、モ
ータ35に駆動停止信号を出力して、モータ35を停止させ
るように構成されている。また、制御手段52は、回転位
置センサ29から初期化完了信号が入力された後、スター
トスィッチ51からスタート信号が入力されたときは、モ
ータ35に駆動信号を出力して、モータ35を駆動させると
ともに、電磁ブレーキ12に作動解除信号を出力して、電
磁ブレーキ12の作動を解除し、繰り出しローラ軸9を回
転可能な状態にし、更に、タイマー手段53から、タイミ
ング信号が入力され、モータ35の回転速度が一定速度に
達したと判定すると、電磁クラッチ11に作動信号を出力
して、プーリ10と繰り出しローラ軸9とを連結させ、モ
ータ35の回転力を、プーリ10を介して、繰り出しローラ
軸9に伝達して、蹴り出しローラ3および繰り出しロー
ラ4を回転させ、シート1の分離繰り出し動作を開始さ
せるように構成されている。
以上のように構成された本実施例に係るシート繰り出
し装置においては、シート1の繰り出しに先立って、蹴
り出しローラ3の摩擦部3aおよび繰り出しローラ4の摩
擦部4aを所定の位置、すなわち、第2図に示される位置
に位置させるために、まず、シート1を、シート貯留手
段2内にセットしない状態で、電源50をオンし、初期化
動作がおこなわれる。すなわち、電源50がオンされる
と、制御手段52から、作動信号が、電磁ブレーキ12に送
られ、電磁クラッチ11はオン状態になり、プーリ10と繰
り出しローラ軸9とが連結される。この状態では、電磁
ブレーキ12には、制御手段52から作動信号は出力され
ず、したがって、電磁ブレーキ12は、オフ状態にあり、
作動しない。また、制御手段52は、同時に、モータ35
に、駆動信号を出力し、モータ35を駆動する。
モータ35の駆動力は、出力軸35aに固定された駆動プ
ーリ35b、駆動ベルト37および従動プーリ36aを経て、搬
送ベルト駆動軸36に伝達され、搬送ベルト30a、30bが駆
動される。モータ35の駆動力は、同時に、搬送ベルト駆
動軸36に固定された中間プーリ36b、伝達ベルト38を経
て、プーリ10に伝達され、プーリ10が回転される。ここ
に、電磁クラッチ11は、オン状態にあり、プーリ10と繰
り出しローラ軸9とは連結されているから、プーリ10の
回転力は、繰り出しローラ軸9に伝達され、繰り出しロ
ーラ4が回転されるとともに、繰り出しローラ軸9に固
定された歯車13と蹴り出しローラ軸25に固定された歯車
26に巻回されたタイミングベルト7を介して、繰り出し
ローラ軸9の回転力が、蹴り出しローラ軸25に伝達され
て、蹴り出しローラ3が、繰り出しローラ4と同期し
て、回転される。
こうして、回転位置センサ29によって、スリット28が
検出されて、蹴り出しローラ軸25が所定の回転位置に位
置したことが検出されると、回転位置センサ29から検出
信号が制御手段52に出力され、制御手段52は、電磁クラ
ッチ11に作動停止信号を出力し、電磁クラッチ1をオフ
にするとともに、電磁ブレーキ12に作動信号を出力し
て、電磁クラッチ11をオンさせ、作動させる。その結
果、電磁ブレーキ11により繰り出しローラ軸9の回転は
停止され、蹴り出しローラ3おび繰り出しローラ4は、
第2図に示される位置で停止し、初期化動作が完了す
る。ここに、前回のシート1の繰り出し動作完了時に、
シート1が、シート処理機内に残存している可能性があ
るので、残存しているシート1が、シート処理機から確
実に排出されるまで、蹴り出しローラ3および繰り出し
ローラ4回転させ、しかる後に、蹴り出しローラ軸25が
所定の回転位置に位置したことが検出されたとき、初期
化動作を完了させる。すなわち、回転位置センサ29が、
スリット28を所定回数検出した後、スリット28を検出し
たときに、初期化動作を完了するように、制御手段52は
構成されている。
その後、シート1がシート貯留手段2内にセットさ
れ、スタートスィッチ51がオンされると、シート1の繰
り出し動作が開始される。
第5図(a)、(b)及び(c)は、モータ35の回
転、電磁クラッチ11および電磁ブレーキ12の作動のタイ
ミングチャートを示すものであり、第5図(a)は、モ
ータ35の回転速度Rを、第5図(b)は、電磁クラッチ
11のオン、オフを、第5図(c)は、電磁ブレーキ12の
オン、オフを、それぞれ、示している。
第5図(a)、(b)および(c)に示されるよう
に、初期化動作完了後、スタートスィッチ51がオンさ
れ、スタート信号が、制御手段52に入力された時点で、
制御手段52からモータ35に駆動信号が出力されて、モー
タ35が駆動され、また、電磁ブレーキ12には、作動解除
信号が出力されて、電磁ブレーキ12の作動は解除され、
繰り出しローラ軸9は回転可能な状態にされるが、電磁
クラッチ11には、作動信号は出力されず、電磁クラッチ
11は、プーリ10と繰り出しローラ軸9との連結が断たれ
たオフ状態に保持される。
したがって、モータ35の駆動力は、初期化動作時と同
様にして、駆動プーリ35a、駆動ベルト37および従動プ
ーリ36aを介して、搬送ベルト駆動軸36に伝達されて、
搬送ベルト30aおよび30bが駆動されるとともに、さら
に、中間プーリ36b、伝達ベルト38を介して、プーリ10
に伝達される。
ここに、電磁クラッチ11もオフ状態にあり、プーリ10
と繰り出しローラ軸9との連結が断たれているが、板バ
ネ40および摩擦板41からなるトルクリミッタ42が設けら
れているため、プーリ10の回転力は、トルクリミッタ42
を介して、低減されたトルクで、繰り出しローラ軸9に
伝達される。この時、電磁ブレーキ12はオフされ、作動
されていないので、繰り出しローラ軸9は、回転自在な
状態にあるので、繰り出しローラ軸9は、トルクリミッ
タ42により低減されたトルクで、回転を開始する。した
がって、タイミングベルト7を介して、繰り出しローラ
軸9と連結されている蹴り出しローラ軸25も、繰り出し
ローラ軸9と同期して、回転を開始して、繰り出しロー
ラ4と蹴り出しローラ3は同期して、回転を始め、シー
ト貯留手段2内に集積状態で貯留されたシート1の繰り
出し動作が開始される。
すなわち、蹴り出しローラ3は、シート貯留手段2と
底板2aの図示しない開口部から、その一部が突出するよ
うに、配置され、また、繰り出しローラ4は、シート貯
留手段2内に、集積状態で貯留された最下のシート1の
下面端部に当接可能に配置されているので、蹴り出しロ
ーラ3の回転に伴い、蹴り出しローラ3の摩擦部3aが、
最下のシート1の下面に当接すると、最下のシート1の
下面と蹴り出しローラ3の摩擦部3aとの間に摩擦力が発
生し、また、繰り出しローラ4の回転に伴い、繰り出し
ローラ4の摩擦部4aが、最下のシート1の下面端部に当
接すると、最下のシート1の下面と繰り出しローラ4の
摩擦部4aとの間に、摩擦力が発生して、これらの摩擦力
によって、最下のシート1は、シート貯留手段2の開口
部2cから繰り出されて、繰り出しローラ4と摩擦分離部
材6の分離ローラ5との間隙部に送られる。ここに、繰
り出しローラ軸9および蹴り出しローラ軸25に伝達され
るトルクは、トルクリミッタ42によって低減されている
から、シート1は、低減で、繰り出される。
この際、繰り出しローラ4と分離ローラ5との間隙部
の上流側に配置され、繰り出しローラ4の周面に当接し
ている従動ローラ19は、繰り出しローラ4とともに回転
し、シート1の繰り出しローラ4と摩擦分離部材6の分
離ローラ5との間隙部への送り出しを促進する。
こうして、シート1が、シート貯留手段2から繰り出
されて、その先端が、繰り出しローラ4と摩擦分離部材
6の分離ローラ5との間隙部に送られると、前述のよう
に、電磁クラッチ11により、プーリ10と繰り出しローラ
軸9との連結が断たれているときには、トルクリミッタ
42によって、プーリ10から繰り出しローラ軸9に伝達し
得るトルクの大きさは、蹴り出しローラ3および繰り出
しローラ4の回転により、シート1の下面に加えられる
摩擦力と、分離ローラ5からシート1の上面に加えられ
る摩擦力とにより、2枚以上のシート1を分離すること
ができる最小の摩擦力より小さい摩擦力が、蹴り出しロ
ーラ3および繰り出しローラ4からシート1の下面に加
わるように設定されているから、繰り出しローラ4の回
転は停止し、第6図に示されるように、シート1は、そ
の先端部が、繰り出しローラ4と摩擦分離部材6の分離
ローラ5とに当接するように、これらの間隙部に保持さ
れる。
その後、所定の時間T1が経過したことを判定すると、
タイマー手段53は、タイミング信号を制御手段52に出力
する。ここに、時間T1は、スタートスィッチ51がオンさ
れて、モータ35が回転を開始した後、モータ35の回転速
度Rが、一定速度R0に達するのに十分な時間であり、あ
らかじめ実験的に決定され、タイマー手段53に記憶され
ている。タイマー手段53からタイミング信号が入力され
ると、制御手段52は、作動信号を、電磁クラッチ11に出
力して、電磁クラッチ11をオンする。その結果、プーリ
10と繰り出しローラ軸9とが連結され、繰り出しローラ
軸9は、プーリ10とともに、回転し、繰り出しローラ4
および蹴り出しローラ3も、モータ35の駆動力に対応し
たトルクで回転される。したがって、繰り出しローラ4
と分離ローラ5とに、その先端部が当接するように、繰
り出しローラ4と分離ローラ5との間隙部に保持されて
いたシート1の下面には、繰り出しローラ4の回転に伴
って、大きな摩擦力が作用し、他方、シート1の上面に
は、静止状態に保持されている分離ローラ5から、繰り
出しローラ4からシート1の下面に加えられる摩擦力と
は、その向きが反対の大きな摩擦力が作用するから、シ
ート1は、1枚づつ、繰り出しローラ4と摩擦分離部材
6とによって、分離されて、繰り出しローラ4は分離ロ
ーラ5との間隙部を通過し、搬送ベルト30a、30bの間に
挟持されて、シート処理機内を、さらに下流側に搬送さ
れ、図示しないシート集積部に集積される。
本実施例によれば、モータ35の回転速度Rが、一定速
度R0に達するまでの過渡的状態においては、電磁クラッ
チ11により、プーリ10と繰り出しローラ軸9との連結が
断たれて、モータ35によって回転されるプーリ10のトル
クは、板バネ40および摩擦板41からなるトルクリミッタ
42を介してのみ、繰り出しローラ軸9に伝達され、その
際、プーリ10から繰り出しローラ軸9に伝達されるトル
クは、蹴り出しローラ3および繰り出しローラ4の回転
により、シート1の下面に加えられる摩擦力と、分離ロ
ーラ5からシート1の上面に加えられる摩擦力とによ
り、2枚以上のシート1を分離することのできる最小の
摩擦力より小さい摩擦力が、蹴り出しローラ3および繰
り出しローラ4からシート1の下面に加わるように設定
されているから、シート1は、シート貯留手段2から、
その開口部2cを経て、徐々に、低速で、繰り出しローラ
4と、分離ローラ5からなる摩擦分離部材6との間隙部
に送られ、その先端部が、繰り出しローラ4と分離ロー
ラ5に当接した状態で停止することになる。したがっ
て、蹴り出しローラ3および繰り出しローラ4が、急
に、大きなトルクで回転を開始することにより、シート
1の下面に、瞬間的に、大きな摩擦力が加わって、シー
ト1が、シート貯留手段2から、高速で、繰り出しロー
ラ4と、分離ローラ5からなる摩擦分離部材6との間隙
部に送られることがないから、たとえ、シート1のシー
ト貯留手段2内へのセットが所望のようになされない場
合でも、複数枚のシート1が繰り出しローラ4と摩擦分
離部材6の間隙部に噛み込んで、その先端部に傷がつい
たり、あるいは、ジャミングを起こして、繰り出しロー
ラ4が数回転するまで、シート1が、繰り出しローラ4
と摩擦分離部材6との間隙部を通過できず、搬送ベルト
30a、30bに送られず、あるいは、繰り出しローラ4の回
転が停止して、シート1の供給が不可能になることを確
実に防止することが可能になる。また、シート1は、蹴
り出しローラ3および繰り出しローラ4により、低速
で、徐々に、シート貯留手段2から繰り出されるため、
最下のシート1が、その上に載置されたシート1と分離
しやすく、モータ35の回転速度Rが一定速度R0に達した
後に、繰り出しローラ4と摩擦分離部材6とによる分離
繰り出し動作を円滑に開始することが可能になる。
第7図は、本発明の別の実施例に係るシート繰り出し
装置の略部分平面図である。
第7図に示されたシート繰り出し装置においては、板
バネ40および摩擦板41からなるトルクリミッタ42の代わ
りに、予備駆動プーリ60が、ワンウエイクラッチ61を介
して、繰り出しローラ軸9の一端部に、支持されてい
る。予備駆動プーリ60と、予備駆動モータ62出力軸62a
に固定された駆動プーリ62bとの間には、予備駆動ベル
ト63が巻回されている。予備駆動プーリ60は、初期化動
作の完了後に、スタートスィッチ51がオンされてから、
時間T1が経過し、モータ35の回転速度Rが、一定速度R0
に達するまでの間、予備駆動モータ62によって、回転さ
れ、予備駆動プーリ60から、繰り出しローラ軸9に伝達
されるトルクが、蹴り出しローラ3および繰り出しロー
ラ4の回転により、シート1の下面に加えられる摩擦力
と、分離ローラ5からシート1の上面に加えられる摩擦
力とによって、2枚以上のシート1を分離することので
きる最小の摩擦力より小さい摩擦力が、蹴り出しローラ
3および繰り出しローラ4からシート1の下面に加わる
ように、予備駆動プーリ60は、予備駆動モータ62によっ
て回転されるようになっている。また、ワンウエイクラ
ッチ61は、予備駆動プーリ60が、繰り出しローラ軸9
に、シート1を繰り出す方向の回転力を伝達するように
回転する場合にのみ、その回転力を、繰り出しローラ軸
9に伝達し得るように構成されている。
第8図は、本実施例に係るシート繰り出し装置の制御
系を示すブロックダイアグラムである。
第8図に示されるように、本実施例に係るシート繰り
出し装置の制御系は、制御手段52が、スタートスィッチ
51からスタート信号が入力された後、時間T1が経過し、
タイマー手段53からタイミング信号が入力されるまでの
間、予備駆動モータ62に駆動信号を出力して、予備駆動
モータ62を駆動するように構成されている点を除き、第
4図の実施例と同一である。
このように構成された本実施例に係るシート繰り出し
装置においては、スタートスィッチ51がオンされて、ス
タート信号が入力されると、制御手段52は、モータ35に
駆動信号を出力して、モータ35を駆動するとともに、予
備駆動モータ62に駆動信号を出力し、予備駆動モータ62
を駆動する。同時に、制御手段52は、電磁ブレーキ12
に、作動解除信号を出力して、電磁ブレーキ12の作動を
解除し、繰り出しローラ軸9を回転可能な状態にする。
このとき、前記実施例と同様に、電磁クラッチ11には、
作動信号は出力されず、電磁クラッチ11は、プーリ10と
繰り出しローラ軸9との連結が断たれたオフ状態に保持
される。したがって、モータ35の駆動力は、繰り出しロ
ーラ軸9には伝達されず、繰り出しローラ軸9は、駆動
プーリ62b、駆動ベルト63、予備駆動プーリ60及びワン
ウエイクラッチ61を介して伝達される予備駆動モータ62
の駆動力により、低トルクで回転されることになり、シ
ート貯留手段2内に貯留されたシート1は、低トルクで
回転する蹴り出しローラ3および繰り出しローラ4の回
転に伴い、定則で、繰り出しローラ4と摩擦分離部材6
との間隙部に向けて送られるが、予備駆動プーリ60を介
して、繰り出しローラ軸9に伝達されるトルクは、蹴り
出しローラ3および繰り出しローラ4の回転により、シ
ート1の下面に加えられる摩擦力と、分離ローラ5から
シート1の上面に加えられる摩擦力とにより、2枚以上
のシート1を分離することのできる最小の摩擦力より小
さい摩擦力が、蹴り出しローラ3および繰り出しローラ
4からシート1の下面に加わるように設定されているの
で、シート1の先端部が、繰り出しローラ4と分離ロー
ラ5に当接した状態で、シート1は停止し、その状態に
保持される。
そして、時間T1が経過し、タイマー手段53から、制御
手段52に、タイミング信号が入力されると、制御手段52
は、予備駆動モータ62に駆動停止信号を出力して、その
駆動を停止させるとともに、電磁クラッチ11に、作動信
号を出力して、電磁クラッチ11を作動させ、プーリ10と
繰り出しローラ軸9とを連結させる。その結果、回転速
度が、一定速度R0に達したモータ35の駆動力が、プーリ
10から繰り出しローラ軸9に伝達されて、繰り出しロー
ラ4および蹴り出しローラ3は、モータ35の駆動力に対
応するトルクで回転し、その先端部が、繰り出しローラ
4と分離ローラ5に当接した状態で、繰り出しローラ4
と摩擦分離部材6との間隙部に保持されていたシート1
は、1枚づつ、分離され、繰り出しローラ4と摩擦分離
部材6との間隙部を通過して、シート処理機の下流側の
搬送ベルト30a、30bに送られ、さらに、図示しないシー
ト集積部に送られる。ここに、予備駆動プーリ60と繰り
出しローラ軸9との間には、ワンウエイクラッチ61が設
けられているため、予備駆動モータ62の駆動停止は、モ
ータ35による繰り出しローラ軸9の回転に何らの影響も
及ぼさない。
本実施例においても、前記実施例と全く同様に、モー
タ35の回転速度が、一定速度R0に達するまでの過渡的状
態においては、電磁クラッチ11により、プーリ10と繰り
出しローラ軸9との連結が断たれて、モータ35によって
回転されるプーリ10のトルクは、繰り出しローラ軸9に
は伝達されず、繰り出しローラ軸9には、専ら、予備駆
動モータ62の駆動力が伝達され、しかも、予備駆動モー
タ62から繰り出しローラ軸9に伝達されるトルクは、蹴
り出しローラ3および繰り出しローラ4の回転により、
シート1の下面に加えられる摩擦力と、分離ローラから
シート1の上面に加えられる摩擦力とにより、2枚以上
のシート1を分離することのできる最小の摩擦力より小
さい摩擦力が、蹴り出しローラ3および繰り出しローラ
4からシート1の下面に加わるように設定されているか
ら、シート1は、シート貯留手段2から、その開口部2c
を経て、徐々に、低速で、繰り出しローラ4と、分離ロ
ーラ5からなる摩擦分離部材6との間隙部に送られ、そ
の先端部が、繰り出しローラ4と分離ローラ5に当接し
た状態で停止することになる。したがって、蹴り出しロ
ーラ3および繰り出しローラ4が、急に、大きなトルク
で回転を開始することにより、シート1の下面に、瞬間
的に、大きな摩擦力が加わって、シート1が、シート貯
留手段2から、高速で、繰り出しローラ4と、分離ロー
ラ5からなる摩擦分離部材6との間隙部に送られること
がないから、たとえ、シート1のシート貯留手段2内へ
のセットが所望のようになされない場合でも、複数枚の
シート1が、繰り出しローラ4と摩擦分離部材6の間隙
部に噛み込んで、その先端部に傷がついたり、あるい
は、ジャミングを起こして、繰り出しローラ4が数回転
するまで、シート1が、繰り出しローラ4と摩擦分離部
材6との間隙部を通過できず、搬送ベルト30a、30bに送
られず、あるいは、繰り出しローラ4の回転が停止し
て、シート1の供給が不可能になることを確実に防止す
ることが可能になる。また、シート1は、蹴り出しロー
ラ3および繰り出しローラ4により、低速で、徐々に、
シート貯留手段2から繰り出されるため、最下のシート
1が、その上に載置されたシート1と分離しやすく、モ
ータ35の回転速度が一定速度R0に達した後に、繰り出し
ローラ4と摩擦分離部材6とによる分離繰り出し動作を
円滑に開始することが可能になる。
第9図は、本発明の他の実施例に係るシート繰り出し
装置の略部分平面図であり、第10図(a)、(b)およ
び(c)は、それぞれ、モータ35の回転速度R、電磁ク
ラッチ11のオン、オフおよび電磁ブレーキ12のオン、オ
フを示すタイミングチャートである。
本実施例に係るシート繰り出し装置おいては、トルク
リミッタ42も、予備駆動モータ62および予備駆動プーリ
60などの予備駆動機構も備えてはおらず、第10図(b)
および(c)のタイミングチャートに示されるタイミン
グで、電磁クラッチ11および電磁ブレーキ12をオン、オ
フ制御することにより、モータ35の駆動力を、繰り出し
ローラ軸9に伝達し、モータ35の回転速度Rが一定値R0
になるまでは、シート1を、繰り出しローラ4と摩擦分
離部材6との間隙部に送るのみで、分離繰り出し動作が
おこなわれないように制御がなされている。
すなわち、スタートスィッチ51がオンされ、スタート
信号、制御手段52およびタイマー手段53に出力される
と、制御手段52は、モータ35に駆動信号を出力して、モ
ータ35を駆動させるとともに、電磁ブレーキ12に作動解
除信号を出力して、繰り出しローラ軸9を回転可能な状
態にし、さらに、電磁クラッチ11に作動信号を出力し
て、電磁クラッチ11をオンして、プーリ10と繰り出しロ
ーラ軸9とを連結して、モータ35の駆動力を、プーリ10
を介して、繰り出しローラ軸9に伝達させ、繰り出しロ
ーラ4および蹴り出しローラ3を、モータ35の駆動力に
対応する回転速度で回転させる。
その後、時間T1より小さい時間T0が経過すると、タイ
マー手段53は、第1タイミング信号を制御手段53に出力
する。制御手段52は、第1タイミング信号を受けると、
電磁クラッチ11に作動停止信号を出力して、電磁クラッ
チ11によるプーリ10と繰り出しローラ軸9との連結を断
つとともに、電磁ブレーキ12に作動信号を出力して、電
磁ブレーキ12を作動させ、繰り出しローラ軸9を回転を
停止させる。
ここに、第10図のタイミングチャートからも明らかな
ように、モータ35の回転速度Rは、回転開始当初は小さ
いので、繰り出しローラ4および蹴り出しローラ3のト
ルクも小さく、シート1と繰り出しローラ4および蹴り
出しローラ3との間に発生する摩擦力もまたこれに対応
して小さい。したがって、所定の時間T0を適当に選択す
ることによって、シート貯留手段2内に貯留されたシー
ト1が、繰り出し動作の開始後、時間T0が経過するまで
は、蹴り出しローラ3および繰り出しローラ4により、
低速で、徐々に、繰り出され、繰り出しローラ4と摩擦
分離部材6との間隙部に送られるが、繰り出しローラ4
と摩擦分離部材6との間隙部を通過することはできず、
その先端部が、繰り出しローラ4と分離ローラ5とに当
接した状態で停止し、その位置に保持されるように、シ
ート1の繰り出しを制御することができる。
このように所定の時間T0を選択し、シート1を、その
先端部が、繰り出しローラ4と分離ローラ5とに当接し
た状態で、繰り出しローラ4と摩擦分離部材6との間隙
部に保持されるように、繰り出した後、さらに、モータ
35の回転速度Rが一定速度R0になるのに十分な所定の時
間T1が経過すると、タイマー手段53は、第2タイミング
信号を制御手段52に出力する。第2タイミング信号を、
タイマー手段53から受けると、制御手段52は電磁ブレー
キ12に作動解除信号を出力して、その作動を解除すると
ともに、電磁クラッチ11に作動信号を出力して、プーリ
10と繰り出しローラ軸9とを連結し、モータ35の駆動力
を、繰り出しローラ軸9に伝達させる。その結果、繰り
出しローラ4および蹴り出しローラ3は、モータ35の回
転に対応したトルクで回転されることになり、繰り出し
ローラ4と摩擦分離部材6との間隙部に、その先端部
が、繰り出しローラ4と分離ローラ5とに当接した状態
で保持されたシート1は、繰り出しローラ1と、摩擦分
離部材6の分離ローラ5とにより、1枚づつ、分離され
て、搬送ベルト30a、30bに送られ、シート処理機の下流
側に設けられた図示しないシート集積部に集積される。
本実施例においても、繰り出し動作の開始時には、繰
り出しローラ4および蹴り出しローラ3は、低トルクで
回転され、シート1は、低速で、徐々に繰り出しローラ
4と摩擦分離部材6との間隙部に送られるから、複数枚
のシート1が、高速で、繰り出しローラ4と摩擦分離部
材6との間隙部に向かって送られ、シート1の先端部に
傷がついたり、あるいは繰り出しローラ4と摩擦分離部
材6との間隙部に噛み込み、ジャミングを起こしたりす
ることを効果的に防止することが可能になる。
ここに、第9図および第10図の実施例においては、タ
イマー手段53から、第1タイミング信号および第2タイ
ミング信号を、制御手段52に出力させ、スタート信号が
出力されてから、第1タイミング信号が出力される時間
T0までの間、プーリ10と繰り出しローラ軸9とを連結し
て、モータ35の駆動力を、繰り出しローラ4および蹴り
出しローラ3に伝達させ、モータ35の回転開始直後の低
トルクで、繰り出しローラ4および蹴り出しローラ3を
回転させ、シート1の繰り出しをおこない、さらに、モ
ータ35の回転速度が一定速度になった後、タイマー手段
53から第2タイミング信号が出力されたときに、再び、
プーリ10と繰り出しローラ軸9とを連結して、モータ35
の駆動力を繰り出しローラ4および蹴り出しローラ3に
伝達して、シート1の分離繰り出し動作を開始するよう
に構成しているが、その代わりに、第1図ないし第7図
の実施例と同様に、タイマー手段53からは、シート1の
分離繰り出し動作を開始させるタイミング信号のみを出
力させるようにするとともに、第9図のZ−Z線略断面
図である第11図に示されるように、蹴り出しローラ軸25
の一端に、固定された円板27の近傍に設けた回転位置セ
ンサ29と、円板27の回転方向に対して、ずれた位置に、
第2の回転位置センサ70を設け、スタートスィッチ51が
オンされた後、所定の時間T0が経過した時点で、第2の
回転位置センサ70が、スリット28を検出するように、第
2の回転位置センサ70を配置して、第2の回転位置セン
サ70が、円板27のスリット28を検出したときに、検出信
号を、制御手段52に出力させるように構成することによ
り、スタートスィッチ51がオンされた後、所定の時間T0
が経過したときに、制御手段52から電磁クラッチ11に作
動停止信号を出力させて、プーリ10の繰り出しローラ軸
9との連結を断つとともに、電磁ブレーキ12に作動信号
を出力させて、電磁ブレーキ12を作動させるようにし
て、第9図および第10図の実施例と同様に、シート1の
繰り出し動作をおこなわせることもできる。
本発明は、以上の実施例に限定されることなく特許請
求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能
であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであ
ることはいういまでもない。
たとえぼ、前記第1図ないし第6図に示された実施例
においては、プーリ10は、繰り出しローラ軸9の一端部
に支持され、プーリ10と繰り出しローラ軸9とを連結可
能な電磁クラッチ11を設けるとともに、プーリ10に、板
バネ40および摩擦板41からなるトルクリミッタ42を取り
付けており、また、第7図および第8図に示された実施
例においては、予備駆動プーリ60は、ワンウエイクラッ
チ61を介して、繰り出しローラ軸9の一端部に支持さ
れ、さらに、第9図ならびに第10図および第11図の実施
例においては、プーリ10は、繰り出しローラ軸9の一端
部に支持され、プーリ10と繰り出しローラ軸9とを連結
可能な電磁クラッチ11を設けられているが、繰り出しロ
ーラ軸9と蹴り出しローラ軸25とは、タイミングベルト
7によて、同期して回転が可能なように接続されている
ので、第1図ないし第6図に示された実施例において、
プーリ10を、蹴り出しローラ軸25に支持されるように設
け、電磁クラッチ11お、プーリ10と蹴り出しローラ軸25
とを連結可能なように設けるとともに、プーリ10に、板
バネ40および摩擦板41からなるトルクリミッタ42を取付
けるようにしても、また、第7図および第8図に示され
た実施例において、予備駆動プーリ60を、ワンウエイク
ラッチ61を介して、蹴り出しローラ軸25の一端部に支持
されるように設けても、更には、第9図ならびに第10図
および第11図の実施例において、プーリ10を、蹴り出し
ローラ軸25に支持されるように設けるとともに、電磁ク
ラッチ11を、プーリ10と蹴り出しローラ軸25とを連結可
能なように設けるようにしてもよい。
また、前記実施例においては、いずれも電磁ブレーキ
12が設けられ、繰り出しローラ軸9の回転を完全に停止
し得るように構成されているが、第1図ないち第6図に
示された実施例および第7図ならびに第8図に示された
実施例においては、モータ35の回転速度が一定速度に達
し、電磁クラッチ11により、プーリ10と繰り出しローラ
軸9とが連結されて、モータ35の駆動力が、低減される
ことなく、繰り出しローラ軸9に伝達されるまでの間、
繰り出しローラ4は低速で回転されているので電磁ブレ
ーキ12を設けなくとも、シート1の分離繰り出し動作に
は、何ら支障がなく、したがって、電磁ブレーキ12を省
略することもできる。さらに、前記実施例においては、
繰り出しローラ4に溝4bを形成し、分離ローラ5が、こ
の溝4bにわずかに入り込むように、繰り出しローラ4と
分離ローラ5との位置関係が調整されているが、繰り出
しローラ4に溝4bを設けることなく、繰り出しローラ4
の周面と、分離ローラ5の周面との間隔を、シート1の
厚み未満に設定して、繰り出しローラ4と分離ローラ5
とにより、シート1を、1枚づつ、分離するようにして
もよい。
また、前記実施例においては、分離ローラ5を、第2
図において、時計まわりに、すなわち、シート1の搬送
方向と反対方向に回転させるようにしてもよい。
さらには、分離ローラ5を回転させないときには、分
離ローラ5の代わりに、ブロックを用いることもでき
る。
また、前記実施例においては、シート1の繰り出しを
容易にするため、従動ローラ19を設けているが、これを
省略することも可能である。
さらに、前記実施例においては、モータ35としては、
一定のトルクで回転するものを用いているが、第9図な
いし第11図の実施例のごとく、シート繰り出し装置を構
成するときは、回転数が、低トルクおよび高トルクに、
切換え可能なモータ35を用いてもよい。
また、本発明において、各手段は、必ずしも物理的手
段を意味するものではなく、各手段の機能がソフトウェ
アによって実現される場合も、本発明は包含し、2以上
の手段の機能が、1つの物理的手段により実現されて
も、また、1つの手段の機能が、2以上の物理的手段に
より実現されてもよい。
発明の効果 本発明によれば、シートを、1枚づつ、確実に、繰り
出すことのできるシート繰り出し装置を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係るシート繰り出し装置の
略平面図であり、第2図は、そのX−X線略断面図、第
3図は、そのY−Y線略断面図である。第4図は、第1
図ないし第3図に示された実施例に係るシート繰り出し
装置の制御系を示すブロックダイアグラムである。第5
図(a)、(b)及び(c)は、モータの回転、電磁ク
ラッチおよび電磁ブレーキの作動を示すタイミングチャ
ート図である。第6図は、シートが、繰り出しローラと
摩擦分離部材の間隙部に送られた状態を示す第1図のX
−X線略断面図である。第7図は、本発明の別の実施例
に係るシート繰り出し装置の略部分平面図であり、第8
図は、その制御系のブロックダイアグラムである。第9
図は、本発明の他の実施例に係るシート繰り出し装置の
略部分平面図であり、第10図(a)、(b)及び(c)
は、モータの回転、電磁クラッチおよび電磁ブレーキの
作動を示すタイミングチャート図である。第11図は、第
8図のZ−Z線略断面図であり、本発明のさらに他の実
施例に係るシート繰り出し装置を示す図面である。 1……シート、2……シート貯留手段、 2a……底板、2b……前板、 2c……開口部、3……蹴り出しローラ、 3a……蹴り出しローラの摩擦部、 4……繰り出しローラ、 4a……繰り出しローラの摩擦部、 5……分離ローラ、6……摩擦分離部材、 7……ベルト、8……分離ローラ軸、 9……繰り出しローラ軸、 10……プーリ、11……電磁クラッチ、 12……電磁ブレーキ、13……歯車、 14……ブロック、 15……ワンウエイクラッチ 16……ブロック軸、17……第1アーム、 18……軸、19……従動ローラ、 20……引張スプリング、 21……軸、22……第2アーム、 23……軸、24……従動ローラ、 25……蹴り出しローラ軸、 26……歯車、27……円板、 28……スリット、29……回転位置センサ、 30a、30b……搬送ベルト、 31a、31b……プーリ、 32a、32b……フォトセンサ、 33……搬送通路、 35……モータ、 35a……モータの出力軸、 35b……駆動プーリ、 36……搬送ベルト駆動軸、 36a……従動プーリ、36b……中間プーリ、 37……駆動ベルト、38……伝達ベルト、 40……板バネ、41……摩擦板、 42……トルクリミッタ、 50……電源、 51……スタートスィッチ、 52……制御手段、 53……タイマー手段、 60……予備駆動プーリ、 61……ワンウエイクラッチ、 62……予備駆動モータ、 62a……予備駆動モータの出力軸、 62b……駆動プーリ、 63……予備駆動ベルト、 70……第2の回転位置センサ。

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のシートを集積状態で貯留するシー
    ト貯留手段と、該シート貯留手段の一端部の、前記シー
    ト貯留手段内に集積された最下のシートの下面の端部に
    当接可能な位置に配置され、その外周面の少なくとも一
    部に摩擦部を有し、その回転に伴い、シートの下面との
    間の摩擦により、シートの下面に摩擦力を加えて、前記
    シート貯留手段からシートを繰り出す繰り出しローラ手
    段と、該繰り出しローラ手段に対向する位置に設けら
    れ、前記繰り出しローラ手段によって、前記シート貯留
    手段から繰り出されたシートの上面との間の摩擦によ
    り、前記繰り出しローラ手段からシートに加わる前記摩
    擦力と反対方向の摩擦力をシートの上面に加え、シート
    を1枚づつ分離させる摩擦分離手段と、前記繰り出しロ
    ーラ手段を支持する繰り出しローラ軸と、該繰り出しロ
    ーラ軸に回転自在に支持されたプーリと、該プーリと前
    記繰り出しローラ軸とが一体的に回転し得るように、前
    記プーリと前記繰り出しローラ軸とを連結可能な電磁ク
    ラッチ手段と、前記プーリを回転可能なモータと、操作
    者により操作され、前記モータの回転を開始させるスタ
    ート手段と、前記モータの回転速度が一定速度に達した
    後、前記電磁クラッチ手段により、前記プーリと前記繰
    り出しローラ軸とを連結させる制御手段とを備えたシー
    ト繰り出し装置において、前記制御手段が、前記スター
    ト手段が操作され、前記モータの回転が開始された後、
    前記モータの回転速度が一定速度に達するまでは、前記
    繰り出しローラ軸を、前記繰り出しローラ手段からシー
    トの下面に加わる前記摩擦力が、前記摩擦分離手段から
    シートの上面に加わる前記摩擦力とにより、シートを1
    枚づつ分離し得ない摩擦力となるような低トルクで、回
    転させるように構成されたことを特徴とするシート繰り
    出し装置。
  2. 【請求項2】さらに、前記繰り出しローラ軸を回転可能
    な予備駆動手段を備え、前記制御手段が、前記スタート
    手段が操作され、前記モータの回転が開始された後、前
    記モータの回転速度が一定速度に達するまでは、前記繰
    り出しローラ軸を、前記繰り出しローラ手段からシート
    の下面に加わる前記摩擦力が、前記摩擦分離手段からシ
    ートの上面に加わる前記摩擦力とにより、シートを1枚
    づつ分離し得ない摩擦力となるような低トルクで、回転
    させるように、前記予備駆動手段を駆動するように構成
    されたことを特徴とする請求項(1)に記載のシート繰
    り出し装置。
  3. 【請求項3】前記予備駆動手段が、前記繰り出しローラ
    軸の一端部と前記プーリとの間に設けられたトルクリミ
    ッタからなることを特徴とする請求項(2)に記載のシ
    ート繰り出し装置。
  4. 【請求項4】前記トルクリミッタが、前記プーリと一体
    的に回転可能な摩擦板部材と、該摩擦板部材を、前記繰
    り出しローラ軸の一端部に押圧する付勢手段からなるこ
    とを特徴とする請求項(3)に記載のシート繰り出し装
    置。
  5. 【請求項5】前記予備駆動手段が、前記繰り出しローラ
    軸に支持された予備駆動プーリと、該予備駆動プーリを
    回転可能な予備駆動モータと、前記予備駆動プーリと前
    記繰り出しローラ軸との間に設けられ、前記予備駆動プ
    ーリのシート搬送方向への回転力のみを前記繰り出しロ
    ーラ軸に伝達可能なワンウエイクラッチを備え、前記制
    御手段が、前記スタート手段が操作され、前記モータの
    回転が開始された後、前記モータの回転速度が一定速度
    に達するまでの間、前記予備駆動モータを駆動するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項(2)に記載のシ
    ート繰り出し装置。
  6. 【請求項6】さらに、その外周面の少なくとも一部に、
    摩擦部を有し、前記シート貯留手段の下方に、該シート
    貯留手段内に集積状態で貯留された最下のシートの下面
    に当接可能に設けられた蹴り出しローラ手段と、該蹴り
    出しローラ手段を支持する蹴り出しローラ軸と、該蹴り
    出しローラ軸を前記繰り出しローラ軸と同期して回転可
    能な同期駆動手段を備えたことを特徴とする請求項
    (1)ないし(5)のいずれか1項に記載のシート繰り
    出し装置。
  7. 【請求項7】さらに、前記繰り出しローラ軸の回転を停
    止可能な電磁ブレーキ手段を備え、前記制御手段が、前
    記スタート手段が操作され、前記モータの回転が開始さ
    れた後、前記モータの回転速度が一定速度に達するまで
    の間、前記電磁ブレーキ手段の作動を解除して、前記繰
    り出しローラ軸を回転可能な状態に保持するように構成
    されたことを特徴とする請求項(1)ないし(6)のい
    ずれか1項に記載のシート繰り出し装置。
  8. 【請求項8】複数枚のシートを集積状態で貯留するシー
    ト貯留手段と、該シート貯留手段の一端部の、前記シー
    ト貯留手段内に集積された最下のシートの下面の端部に
    当接可能な位置に配置され、その外周面の少なくとも一
    部に摩擦部を有し、その回転に伴い、シートの下面との
    間の摩擦により、シートの下面に摩擦力を加えて、前記
    シート貯留手段からシートを繰り出す繰り出しローラ手
    段と、該繰り出しローラ手段に対向する位置に設けら
    れ、前記繰り出しローラ手段によって、前記シート貯留
    手段から繰り出されたシートの上面との間の摩擦によ
    り、前記繰り出しローラ手段からシートに加わる前記摩
    擦力と反対方向の摩擦力をシートの上面に加え、シート
    を1枚づつ分離させる摩擦分離手段と、前記繰り出しロ
    ーラ手段を支持する繰り出しローラ軸と、その外周面の
    少なくとも一部に摩擦部を有し、前記シート貯留手段の
    下方に、該シート貯留手段内に集積状態で貯留された最
    下のシートの下面に当接可能に設けられた蹴り出しロー
    ラ手段と、該蹴り出しローラ手段を支持する蹴り出しロ
    ーラ軸と、該蹴り出しローラ軸を前記繰り出しローラ軸
    と同期して回転可能な同期駆動手段と、前記蹴り出しロ
    ーラ軸に回転自在に支持されたプーリと、該プーリと前
    記蹴り出しローラ軸とが一体的に回転し得るように、前
    記プーリと前記蹴り出しローラ軸とを連結可能な電磁ク
    ラッチ手段と、前記プーリを回転可能なモータと、操作
    者により操作され、前記モータの回転を開始させるスタ
    ート手段と、前記モータの回転速度が一定速度に達した
    後、前記電磁クラッチ手段により、前記プーリと前記繰
    り出しローラ軸とを連結させる制御手段とを備えたシー
    ト繰り出し装置において、前記制御手段が、前記スター
    ト手段が操作され、前記モータの回転が開始された後、
    前記モータの回転速度が一定速度に達するまでは、前記
    蹴り出しローラ軸を、前記繰り出しローラ手段および前
    記蹴り出しローラ手段からシートの下面に加わる前記摩
    擦力が、前記摩擦分離手段からシートの上面に加わる前
    記摩擦力とにより、シートを1枚づつ分離し得ない摩擦
    力となるような低トルクで、回転させるように構成され
    たことを特徴とするシート繰り出し装置。
  9. 【請求項9】さらに、前記蹴り出しローラ軸を回転可能
    な予備駆動手段を備え、前記制御手段が、前記スタート
    手段が操作され、前記モータの回転が開始された後、前
    記モータの回転速度が一定速度に達するまでは、前記蹴
    り出しローラ軸を、前記繰り出しローラ手段および前記
    蹴り出しローラ手段からシートの下面に加わる前記摩擦
    力が、前記摩擦分離手段からシートの上面に加わる前記
    摩擦力とにより、シートを1枚づつ分離し得ない摩擦力
    となるような低トルクで、回転させるように、前記予備
    駆動手段を駆動するように構成されたことを特徴とする
    請求項(8)に記載のシート繰り出し装置。
  10. 【請求項10】前記予備駆動手段が、前記蹴り出しロー
    ラ軸の一端部と前記プーリとの間に設けられたトルクリ
    ミッタからなることを特徴とする請求項(9)に記載の
    シート繰り出し装置。
  11. 【請求項11】前記トルクリミッタが、前記プーリと一
    体的に回転可能な摩擦板部材と、該摩擦板部材を、前記
    蹴り出しローラ軸の一端部に押圧する付勢手段からなる
    ことを特徴とする請求項(10)に記載のシート繰り出し
    装置。
  12. 【請求項12】前記予備駆動手段が、前記蹴り出しロー
    ラ軸に支持された予備駆動プーリと、該予備駆動プーリ
    を回転可能な予備駆動モータと、前記予備駆動プーリと
    前記蹴り出しローラ軸との間に設けられ、前記予備駆動
    プーリのシート搬送方向への回転力のみを前記繰り出し
    ローラ軸に伝達可能なワンウエイクラッチを備え、前記
    制御手段が、前記スタート手段が操作され、前記モータ
    の回転が開始された後、前記モータの回転速度が一定速
    度に達するまでの間、前記予備駆動モータを駆動するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項(9)に記載の
    シート繰り出し装置。
  13. 【請求項13】さらに、前記蹴り出しローラ軸の回転を
    停止可能な電磁ブレーキ手段を備え、前記制御手段が、
    前記スタート手段が操作され、前記モータの回転が開始
    された後、前記モータの回転速度が一定速度に達するま
    での間、前記電磁ブレーキ手段の作動を解除して、前記
    蹴り出しローラ軸を回転可能な状態に保持するように構
    成されたことを特徴とする請求項(8)ないし(12)の
    いずれか1項に記載のシート繰り出し装置。
  14. 【請求項14】さらに、前記繰り出しローラ軸の回転を
    停止可能な電磁ブレーキ手段と、前記スタート手段が操
    作されてからの経過時間を計測し、少なくとも1枚のシ
    ートの先端部が、前記繰り出しローラ手段と前記摩擦分
    離手段に当接する位置に達するのに要する時間が経過し
    た後、前記モータの回転速度が一定速度に達する前に、
    前記制御手段にタイミング信号を出力するタイマー手段
    を備え、前記制御手段が、スタート手段が操作されたと
    き、前記電磁クラッチを作動させて、前記繰り出しロー
    ラ軸と前記プーリとを連結するとともに、前記電磁ブレ
    ーキ手段の作動を解除し、前記タイマー手段から前記タ
    イミング信号が入力されたとき、前記電磁クラッチ手段
    の作動を停止させるとともに、前記電磁ブレーキ手段を
    作動させるように構成されたことを特徴とする請求項
    (1)、(2)、(3)、(4)、(5)および(6)
    のいずれか1項に記載のシート繰り出し装置。
  15. 【請求項15】さらに、前記蹴り出しローラ軸の回転を
    停止可能な電磁ブレーキ手段と、前記スタート手段が操
    作されてからの経過時間を計測し、少なくとも1枚のシ
    ートの先端部が、前記繰り出しローラ手段と前記摩擦分
    離手段に当接する位置に達するのに要する時間が経過し
    た後、前記モータの回転速度が一定速度に達する前に、
    前記制御手段にタイミング信号を出力するタイマー手段
    を備え、前記制御手段が、スタート手段が操作されたと
    き、前記電磁クラッチ手段を作動させて、前記蹴り出し
    ローラ軸と前記プーリとを連結するとともに、前記電磁
    ブレーキ手段の作動を解除し、前記タイマー手段から前
    記タイミング信号が入力されたとき、前記電磁クラッチ
    手段の作動を停止させるとともに、前記電磁ブレーキ手
    段を作動させるように構成されたことを特徴とする請求
    項(8)、(9)、(10)、(11)および(12)のいず
    れか1項に記載のシート繰り出し装置。
  16. 【請求項16】さらに、前記繰り出しローラ軸の回転を
    停止可能な電磁ブレーキ手段と、前記繰り出しローラ軸
    の回転位置を検出して、少なくとも1枚のシートの先端
    部が、前記繰り出しローラ手段と前記摩擦分離手段に当
    接する位置に達するまで、前記繰り出しローラ軸が回転
    した後、前記モータの回転速度が一定速度に達する前
    に、前記制御手段に検出信号を出力する回転位置検出手
    段を備え、前記制御手段が、スタート手段が操作された
    とき、前記電磁クラッチ手段を作動させて、前記繰り出
    しローラ軸と前記プーリとを連結するとともに、前記電
    磁ブレーキ手段の作動を解除し、前記回転位置検出手段
    から前記検出信号が入力されたとき、前記電磁クラッチ
    手段の作動を停止させるとともに、前記電磁ブレーキ手
    段を作動させるように構成されたことを特徴とする請求
    項(1)、(2)、(3)、(4)、(5)および
    (6)のいずれか1項に記載のシート繰り出し装置。
  17. 【請求項17】さらに、前記蹴り出しローラ軸の回転を
    停止可能な電磁ブレーキ手段と、前記蹴り出しローラ軸
    の回転位置を検出して、少なくとも1枚のシートの先端
    部が、前記繰り出しローラ手段と前記摩擦分離手段に当
    接する位置に達するまで、前記蹴り出しローラ軸が回転
    した後、前記モータの回転速度が一定速度に達する前
    に、前記制御手段に検出信号を出力する回転位置検出手
    段を備え、前記制御手段が、スタート手段が操作された
    とき、前記電磁クラッチ手段を作動させて、前記蹴り出
    しローラ軸と前記プーリとを連結するとともに、前記電
    磁ブレーキ手段の作動を解除し、前記回転位置検出手段
    から前記検出信号が入力されたとき、前記電磁クラッチ
    手段の作動を停止させるとともに、前記電磁ブレーキ手
    段を作動させるように構成されたことを特徴とする請求
    項(8)、(9)、(10)、(11)および(12)のいず
    れか1項に記載のシート繰り出し装置。
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