JP2561975Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2561975Y2
JP2561975Y2 JP1990008538U JP853890U JP2561975Y2 JP 2561975 Y2 JP2561975 Y2 JP 2561975Y2 JP 1990008538 U JP1990008538 U JP 1990008538U JP 853890 U JP853890 U JP 853890U JP 2561975 Y2 JP2561975 Y2 JP 2561975Y2
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JP
Japan
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case
magnetic head
metal case
fixed
resin
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JP1990008538U
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JPH03102107U (ja
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義雄 菅野
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気テープレコーダ、磁気カードリーダ及
び磁気センサ等に使用する磁気ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
図2に従来の磁気ヘッドの分解斜視図を示す。従来、
磁気ヘッドの耐絶縁性を向上させるため、図2に示すよ
うに金属ケース23の凹部30に巻線を施した磁気コア21を
組み込み、金属ケース23を磁気コア21と共に平坦に研磨
して突き合わせ面29を形成し、これらの2個を、スペー
サを磁気コア21の一方の突き合わせ面に挿入して、突き
合わせてギャップ28を形成する。このとき、ねじ25でね
じ締めし、金属ケース23の側面に接続ピンを有するスト
レートヘッダ27に磁気コア21の巻線端を処理して固定し
た後、一体化された金属ケース23の内部にモールド樹脂
を充填して固着したものを固定台樹脂ケース24に組込
み、ねじ26で締め付けて接着剤で固定して磁気ヘッドと
していた。
この時、磁気ヘッドの取付面に対して固定台樹脂ケー
ス24に取り付けた金属ケース23に組み込まれた磁気コア
21が形成するギャップ28のセンター出しを行う必要があ
るために、投影機のステージに治具を固定し、該治具に
金属ケース23を組み込んだ固定台樹脂ケース24を取りつ
け、投影機のスクリーン上にギャップ28を写し、治具上
でギャップ28の位置を調整し、位置出しした後、ねじ26
を締めつけ、その後に、ねじ26とその周辺を接着剤で固
定していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来の磁気ヘッドのギャップ28の位置出し
をしながらの組立てにおいては、ギャップ28のセンター
を固定台樹脂ケース24の中心に合うようにするには、1
台毎にギャップ28の位置を調整しなければならないため
に、作業性が著しく悪く、また手作業による調整のた
め、センター出しの精度が悪いという問題があった。
従って、本考案はこれらの問題点を解決し、固定台樹
脂ケースへの組込みにおいて、ギャップのセンター出し
のための調整作業が不要で、かつ調整精度を向上すると
ともに組込み調整コストを低減した磁気ヘッドを提供す
ることである。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、上部の突き合わせ面にギャップスペーサを
挟み、略C字状の胴部に巻線が施された一対の磁気コア
が、一対の分割型金属ケースの上部内側の凹部に固定さ
れ、該金属ケースの下部が絶縁性固定台樹脂ケースの内
側に固定されてなる磁気ヘッドにおいて、前記樹脂ケー
スを一対の略L字状の分割型樹脂ケースとし、該樹脂ケ
ースの前記金属ケースと接触する面に基準面と前記金属
ケースを固定するためのねじ穴を設け、前記分割型金属
ケース間および前記分割型樹脂ケース間が、各々ねじに
より固定される構造としたことを特徴とする磁気ヘッド
である。
〔作用〕
樹脂ケースを割型とした一対のL字状の分割型固定台
樹脂ケースの内側に基準面を設け、且つ、樹脂ケースと
金属ケースを固定するためのねじ穴を設けている。樹脂
ケースに組み込む金属ケースの突き合わせ面と反対側の
面をこの基準面に合わせて、ねじ穴を用いてねじ止めす
ることにより、金属ケースと樹脂ケースは精度良く組み
込まれる。金属ケースの溝部に巻線を施した磁気コアが
組み込まれ固定された突き合わせ面は、平坦な同一面と
なり、これらの一対を突き合わせて組立てた磁気ヘッド
は、そのままギャップのセンター出しが精度良く出来て
いるため、センター位置の調整作業を必要としない。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例について図面を参照しながら詳
しく説明する。第1図は、本考案の一実施例を示す磁気
ヘッドの分解外観斜視図である。略C字状の二組の一対
のコア1に巻線2を施した磁気コア31の各々を、分割型
の金属ケース3の嵌合凹溝部13に組込み、接着剤で仮止
めする。次にストレートヘッダ7に巻線2の両端を接続
し、ストレートヘッダ7を金属ケース3の側面に組込ん
で仮止めし、さらに2分割した分割型固定台樹脂ケース
4に形成したねじ穴10と基準面11に、磁気コア31を組込
んだ金属ケース3の突き合わせ面と反対側の面とねじ穴
を合わせて組込みねじ6によりねじ止め固定する。さら
に金属ケース3を組込んだ分割型固定台樹脂ケース4の
内側を樹脂モールドして磁気コア31、金属ケース3、分
割型固定台樹脂ケース4及びストレートヘッダ7を固着
すれば、これらの突き合わせ面9は平坦な同一面に形成
される。もし多少の凹凸があれば金属ケース3と磁気コ
ア31を分割型固定台樹脂ケース4ごと、突き合わせ面9
の平面研削を行って平坦にする。この場合分割型固定台
樹脂ケース4の基準面11と突き合わせ面9とは平行に研
削される。また、更に磁気コア31を組込んだ一対の分割
型固定台樹脂ケース4の突き合わせ面9の磁気コア31の
間にスペーサ12を挟みながら相互の突き合わせ面9を突
き合わせ、ねじ5及び8を用いてねじ止めする。最後に
ストレートヘッダ7側から樹脂を内部に充填して全体を
固着し、更にギャップの近傍を円弧状に研磨して、摺動
部を形成して磁気ヘッドが完成される。このような磁気
ヘッドでは、磁気ヘッドを構成する前のそれぞれの一対
の分割型固定台樹脂ケース4と磁気コア31及び金属ケー
ス3が形成する突き合わせ面9が、一つの平坦な平面を
形成し、これらの一対の組合せにより突き合わせ面9に
形成した磁気ヘツドのスペーサ12が挿入されたギャップ
は、突き合わせた分割型固定台樹脂ケース4、金属ケー
ス3、及び磁気コア31を精度良く2分割する面上、即ち
磁気ヘッドの中心にある。従って、ギャップのセンター
出しのための調整作業が不要となり、組込み調整の作業
コストを節減した低コストの磁気ヘッドを提供すること
が出来る。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 以上述べたごとく本考案によれば、磁気ヘッドのギャ
ップのセンター出し調整作業を除去して、高精度にセン
ターを出し得て作業コストを低減した低コストの磁気ヘ
ッドを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す磁気ヘッドの分解外
観斜視図。 第2図は、従来の磁気ヘッドの分解外観斜視図である。 1……コア、2……巻線、3……金属ケース、4……分
割型固定台樹脂ケース、5,6,8……ねじ、7……ストレ
ートヘッダ、9……突き合わせ面、10……ねじ穴、11…
…基準面、12……スペーサ、13……(嵌合凹)溝部、21
……磁気コア、23……金属ケース、24……固定台樹脂ケ
ース、25,26……ねじ、27……ストレートヘッダ、28…
…ギャップ、29……突き合わせ面、30……凹部、31……
磁気コア。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部の突き合わせ面にギャップスペーサを
    挟み、略C字状の胴部に巻線が施された一対の磁気コア
    が、一対の分割型金属ケースの上部内側の凹部に固定さ
    れ、該金属ケースの下部が絶縁性固定台樹脂ケースの内
    側に固定されてなる磁気ヘッドにおいて、前記樹脂ケー
    スを一対の略L字状の分割型樹脂ケースとし、該樹脂ケ
    ースの前記金属ケースと接触する面に基準面と前記金属
    ケースを固定するためのねじ穴を設け、前記分割型金属
    ケース間および前記分割型樹脂ケース間が、各々ねじに
    より固定される構造としたことを特徴とする磁気ヘッ
    ド。
JP1990008538U 1990-01-30 1990-01-30 磁気ヘッド Expired - Lifetime JP2561975Y2 (ja)

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JPH03102107U JPH03102107U (ja) 1991-10-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56163516A (en) * 1980-05-19 1981-12-16 Pioneer Electronic Corp Magnetic head and its production

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