JPH0713208Y2 - 同軸型回転トランス - Google Patents

同軸型回転トランス

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JPH0713208Y2
JPH0713208Y2 JP40351590U JP40351590U JPH0713208Y2 JP H0713208 Y2 JPH0713208 Y2 JP H0713208Y2 JP 40351590 U JP40351590 U JP 40351590U JP 40351590 U JP40351590 U JP 40351590U JP H0713208 Y2 JPH0713208 Y2 JP H0713208Y2
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JP
Japan
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fixed
transformer core
terminal block
core
side transformer
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JP40351590U
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Inventor
国次 本谷
雅和 伊藤
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富士電気化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、VTR回転ヘッド装
置などに用いられる同軸型回転トランスにおいて、特に
全長を短縮し、小形化を図るとともに、シリンダに対す
る結合精度の向上を図った構造に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR回転ヘッド装置に用いられる同軸
型回転トランスのうち、固定側トランスの従来の構成例
を図4に示している。同図において、1はシリンダに対
する結合用のフランジ2が下部外周に形成された円筒状
の固定側トランスコアであり、このコア1の外周には、
コイル3が巻回され、このコイル3の端末は、コア1の
下部に配置された端子台5から突出するリードピン4に
接続されている。
【0003】しかしながら、この構造では、コア1の上
端から端子台5の下面に至る回転トランスの全長H1が
長くなっていた。そこで最近では、VTRの小形化に対
応する機種として、図5に示す構造が採用されている。
この構造では、円盤状の端子台10の上面に、前記コア
1の端面を固定するとともに、端子台10の背面にアル
ミなどの材質からなる補強板11を設け、この補強板1
1の下面をシリンダに対する結合基準面としている。
【0004】なお、図中に符号14で示す部分は、前記
端子台10の上面周縁に突設されたコイル絡げ用の端子
部、15は前記端子台10に結合したフレキシブル中継
基板である。この構造では、図4のものに比べてリード
ピン4に相当する分だけ、コア1の上端から補強板11
の下面に至る全長H2が短くなり、小形化を図ることが
できる。しかしながら、この構造においては、全長が短
くなるものの、以下に説明する技術的課題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】すなわち、図5の回転
トランスでは、補強板11とシリンダとを接着により取
付けるため、トランスコアとシリンダの結合精度が低下
しやすかった。よく知られているように、相対回転する
同軸型回転トランスでは、回転時における各トランスコ
アの真円度を精度良く出す必要があるが、補強板11を
中間に介在させて固定側トランスコア1をシリンダに結
合すると、その分だけ結合精度が低下するとともに、接
着剤が介在することでさらに精度が低下するという問題
があった。この考案は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、全長
を短くしながら、しかも、シリンダとの結合精度が十分
に確保される同軸型回転トランスを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、円筒状形成され、所定の間隔をおいて
同軸上に対向配置された回転側および固定側トランスコ
アと、前記各トランスに巻回されたコイルと、前記固定
側トランスコアに固定される端子台と、前記固定側トラ
ンスコアが固定されるシリンダとを有する同軸型回転ト
ランスにおいて、前記端子台は、前記固定側トランスコ
アが貫通装着される嵌合孔と、この嵌合孔の内部に突出
する係止部とを有し、前記固定側トランスコアは、その
下部に前記係止部に係止される切欠き部を有し、前記端
子台を貫通して突出する前記固定側トランスコアの突出
端面を前記シリンダに対する接合基準面としたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、トランスコアの全長が回
転トランスの全長となる。また、固定側トランスコアの
端面がシリンダに対する直接の接合基準面となり、端面
およびシリンダの仕上げ精度に応じた接合精度が得られ
る。
【0008】
【実施例】以下、この考案の好適な実施例について添付
図面を参照にして詳細に説明する。図1から3は、この
考案にかかる同軸型回転トランスの一実施例を示してい
る。図1において、20は、中空円筒状の固定側トラン
スコア、22は、固定側トランスコア20の下部に配置
される端子台、24は、端子台22の下面に配置された
薄いフレキシブル中継基板である。
【0009】固定側トランスコア20の外周部には、周
方向に沿って三つのコイル溝20aと、これと交差して
縦方向に120°間隔でリード線の導出溝20bが形成
されている。このコイル溝20aには、それぞれコイル
26が配置され、その両端のリード部26aが導出溝2
0bを介して端子台22側に導出されている。
【0010】さらに、固定側トランスコア20の下部に
は、前記導出溝20bに交差した位置で120°間隔で
三つの切欠き部20cが形成されている。
【0011】前記端子台22は、リング状状に形成さ
れ、その外周面には、120°間隔でリード部26aを
からげための突起部22aが設けられている。また、こ
の端子台22の中央には、固定側トランスコア20を位
置決め状態で貫通装着するための嵌合孔22bが形成さ
れているとともに、嵌合孔22bの内部には、前記切欠
き部20cの切欠き位置に対応して3つの係止部22c
が突出形成されている。
【0012】前記中継基板24は、前記端子台22より
も大きいリング状接続部24aの一端に外部接続部24
bを一体化したもので、各接続部24a,24bの表面
には、前記突起部22に対向させる部分を備えた複数の
導電部24cが形成されている。
【0013】前記切欠き部20cの切欠き深さは、前記
端子台22および中継基板24の合計厚みより大きく設
定されている。なお、上記図面には示していないが、同
軸側トランスコアは、固定側トランスコア20の外側に
同軸上に設置される。
【0014】以上の構成において、固定側トランスコア
20を端子台22に接着剤などにより貫通装着し、中継
基板24を端子台22の下面に同じく接着剤を介して接
合した状態では、固定側トランスコア20の下端面は中
継基板24の下面に突出し、この突出端面20dがシリ
ンダ28に対する接合基準面となり、また、固定側トラ
ンスコア20の全長が回転トランスの全長H3となり、
同一寸法のコアを用いた場合には、従来の図5に示すも
のよりさらに全長を縮小できる。
【0015】一方、前記端子台22の各係止部22c
は、各切欠き部20cの切欠き端面に当接し、コア20
に対する端子台22の位置決めも行われる。なお、組立
にあたっては前記突起部22aに各コイル26のリード
線26aをからげ、中継基板24を端子台22の下部に
配置した状態で半田付け30を行えば、図3に示すよう
にリード線26aと導電部24cとを前記突起部22a
を介して電気的に接続できることになる。
【0016】
【考案の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この考案による同軸型回転トランスにあっては、コ
アの全長が回転トランスの全長となり、従来よりさらに
小形化でき、しかも補強板などが不要なので部品点数も
少なくなる。またコアの端面がシリンダに対する直接の
接合基準面となり、端面の仕上げ精度に応じた接合精度
が得られ、相対回転時における芯振れなどの影響も除去
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する分解斜視図である。
【図2】実施例における組立状態を示す断面図である。
【図3】実施例における組立状態を示す平面図である。
【図4】従来の一例を示す側面図である。
【図5】従来の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
20 固定側トランスコア 20c 切欠き部 20d 突出端面 22 端子台 22b 嵌合孔 22c 係止部 26 コイル 28 シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状形成され、所定の間隔をおいて同軸
    上に対向配置された回転側および固定側トランスコア
    と、前記各トランスに巻回されたコイルと、前記固定側
    トランスコアに固定される端子台と、前記固定側トラン
    スコアが固定されるシリンダとを有する同軸型回転トラ
    ンスにおいて: 前記端子台は、前記固定側トランスコアが貫通装着され
    る嵌合孔と、この嵌合孔の内部に突出する係止部とを有
    し、前記固定側トランスコアは、その下部に前記係止部
    に係止される切欠き部を有し、前記端子台を貫通して突
    出する前記固定側トランスコアの突出端面を前記シリン
    ダに対する接合基準面としたことを特徴とする同軸型回
    転トランス。
JP40351590U 1990-12-17 1990-12-17 同軸型回転トランス Expired - Fee Related JPH0713208Y2 (ja)

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JPH0488017U JPH0488017U (ja) 1992-07-30
JPH0713208Y2 true JPH0713208Y2 (ja) 1995-03-29

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