JPH0448115Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0448115Y2 JPH0448115Y2 JP10131085U JP10131085U JPH0448115Y2 JP H0448115 Y2 JPH0448115 Y2 JP H0448115Y2 JP 10131085 U JP10131085 U JP 10131085U JP 10131085 U JP10131085 U JP 10131085U JP H0448115 Y2 JPH0448115 Y2 JP H0448115Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- fitting
- fitting groove
- winding
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 53
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 21
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、ギヤードモータ等に備えられる巻線
ボビンに関し、特に端子を取り付ける部分を特別
な構成にしたものである。
ボビンに関し、特に端子を取り付ける部分を特別
な構成にしたものである。
「従来の技術」
電動機の回転出力を減速装置を介して得るよう
に構成されたギヤードモータの従来例として、第
15図と第16図に示すギヤードモータ1が知ら
れている。前記ギヤードモータ1は中空のケース
2の内部に、コイルが巻回された巻線ボビンや回
転子に加えて減速装置を備えるとともに、この減
速装置に連絡されてケース2の外部に突出して設
けられた出力軸3を備え、回転子の回転出力を減
速装置を介して出力軸3に伝達し、回転出力を得
ることができる構成である。ところで前記ギヤー
ドモータ1にあつては、ケース2における出力軸
3の軸支側と反対側に、巻線ボビンに固定されて
ケース2の外方に突出した端子4,4が備えら
れ、この端子4,4によつて所要の電力供給源に
接続できるようになつている。ところでこの端子
4,4は、ギヤードモータが使用される機器によ
り形状が規格化されている関係から、大小2種類
の形状のものを用意する必要がある。第15図と
第16図に示すギヤードモータ1にあつては、板
状の端子4どうしが互いに平行な状態で設けられ
ている。また、第17図と第18図に示すギヤー
ドモータ5は前記ギヤードモータ1とほぼ同等の
構成をなす従来のギヤードモータであるが、この
ギヤードモータ5にあつては、端子6どうしが同
一平面内に位置するような状態で設けられたもの
であり、前記端子4,6の形状は幅と長さと厚さ
がそれぞれ異なつている。このため従来、端子
4,6を取り付けるための巻線ボビンは、端子の
取り付け位置が異なる関係から2種類の形状のも
のが用意され、ギヤードモータの製造時に使い分
けてギヤードモータが製造されていた。
に構成されたギヤードモータの従来例として、第
15図と第16図に示すギヤードモータ1が知ら
れている。前記ギヤードモータ1は中空のケース
2の内部に、コイルが巻回された巻線ボビンや回
転子に加えて減速装置を備えるとともに、この減
速装置に連絡されてケース2の外部に突出して設
けられた出力軸3を備え、回転子の回転出力を減
速装置を介して出力軸3に伝達し、回転出力を得
ることができる構成である。ところで前記ギヤー
ドモータ1にあつては、ケース2における出力軸
3の軸支側と反対側に、巻線ボビンに固定されて
ケース2の外方に突出した端子4,4が備えら
れ、この端子4,4によつて所要の電力供給源に
接続できるようになつている。ところでこの端子
4,4は、ギヤードモータが使用される機器によ
り形状が規格化されている関係から、大小2種類
の形状のものを用意する必要がある。第15図と
第16図に示すギヤードモータ1にあつては、板
状の端子4どうしが互いに平行な状態で設けられ
ている。また、第17図と第18図に示すギヤー
ドモータ5は前記ギヤードモータ1とほぼ同等の
構成をなす従来のギヤードモータであるが、この
ギヤードモータ5にあつては、端子6どうしが同
一平面内に位置するような状態で設けられたもの
であり、前記端子4,6の形状は幅と長さと厚さ
がそれぞれ異なつている。このため従来、端子
4,6を取り付けるための巻線ボビンは、端子の
取り付け位置が異なる関係から2種類の形状のも
のが用意され、ギヤードモータの製造時に使い分
けてギヤードモータが製造されていた。
「考案が解決しようとする問題点」
したがつて従来は、ギヤードモータを製造する
のにあたつて、前述のように2種類の巻線ボビン
を製造する必要が生じることになり、製造工程が
増加してコストアツプにつながるとともに、各端
子に合致した巻線ボビンをギヤードモータの製造
時に選択して備える必要を生じるために、ギヤー
ドモータの製造工程が複雑化する問題を有してい
た。
のにあたつて、前述のように2種類の巻線ボビン
を製造する必要が生じることになり、製造工程が
増加してコストアツプにつながるとともに、各端
子に合致した巻線ボビンをギヤードモータの製造
時に選択して備える必要を生じるために、ギヤー
ドモータの製造工程が複雑化する問題を有してい
た。
「考案の目的」
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、形
状の違う別種のギヤードモータのどちらにも適用
することができるとともに、製造工程の簡略化が
可能になつて低コストで製造できるモータ用巻線
ボビンを提供することを目的とする。
状の違う別種のギヤードモータのどちらにも適用
することができるとともに、製造工程の簡略化が
可能になつて低コストで製造できるモータ用巻線
ボビンを提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」
前記問題点を解決するために本考案は、巻胴と
一対のフランジ部とからなり、フランジ部の外周
部に、前記巻胴に卷回された巻線の端部が接続さ
れる端子を取り付ける嵌合部が形成されてなるモ
ータ用巻線ボビンにおいて、前記嵌合部は、フラ
ンジ部の周方向に沿つて形成された厚肉部に、端
子を篏入自在な第1嵌合溝と第2嵌合溝と調整溝
とをフランジ部の周方向に沿つて所定間隔をおい
て並設してなり、前記第1嵌合溝および第2嵌合
溝は、前記フランジの径方向外方に開口する一対
の平行溝部とこれらの端部どうしを連結する係止
溝部とからなり、前記調整溝部は、前記第2嵌合
溝の係合溝部の延長線上に形成された係合溝部
と、この係合溝部の端部から前記フランジの径方
向外方へ向けて形成された平行溝部とによつて構
成してなるものである。
一対のフランジ部とからなり、フランジ部の外周
部に、前記巻胴に卷回された巻線の端部が接続さ
れる端子を取り付ける嵌合部が形成されてなるモ
ータ用巻線ボビンにおいて、前記嵌合部は、フラ
ンジ部の周方向に沿つて形成された厚肉部に、端
子を篏入自在な第1嵌合溝と第2嵌合溝と調整溝
とをフランジ部の周方向に沿つて所定間隔をおい
て並設してなり、前記第1嵌合溝および第2嵌合
溝は、前記フランジの径方向外方に開口する一対
の平行溝部とこれらの端部どうしを連結する係止
溝部とからなり、前記調整溝部は、前記第2嵌合
溝の係合溝部の延長線上に形成された係合溝部
と、この係合溝部の端部から前記フランジの径方
向外方へ向けて形成された平行溝部とによつて構
成してなるものである。
「作用」
第1嵌合溝と第2嵌合溝に端子を嵌入すること
によつて、また、第1嵌合溝と調整溝に端子を嵌
入することによつて2つの種類のコンセントに対
応可能になる。
によつて、また、第1嵌合溝と調整溝に端子を嵌
入することによつて2つの種類のコンセントに対
応可能になる。
「実施例」
第1図ないし第8図は、本考案の一実施例の巻
線ボビン10を説明するためのもので、第9図な
いし第14図は本実施例の巻線ボビン10に取り
付けられる端子30,40を各々説明するための
ものである。
線ボビン10を説明するためのもので、第9図な
いし第14図は本実施例の巻線ボビン10に取り
付けられる端子30,40を各々説明するための
ものである。
巻線ボビン10は、第1図ないし第3図に示す
ように、背の低い円筒状の巻胴13と、この巻胴
13の両側開口部の各々に一体化されたドーナツ
盤状のフランジ部14,15とを主体として構成
されている。前記フランジ部14の外周部の上面
には、平面長方形状の厚肉部16がフランジ部1
4の周方向に沿つて形成され、前記厚肉部16に
第1嵌合溝17と第2嵌合溝18と調整溝19と
がフランジ部14の周方向に沿つて隣接して形成
されて、嵌合部12が構成されている。
ように、背の低い円筒状の巻胴13と、この巻胴
13の両側開口部の各々に一体化されたドーナツ
盤状のフランジ部14,15とを主体として構成
されている。前記フランジ部14の外周部の上面
には、平面長方形状の厚肉部16がフランジ部1
4の周方向に沿つて形成され、前記厚肉部16に
第1嵌合溝17と第2嵌合溝18と調整溝19と
がフランジ部14の周方向に沿つて隣接して形成
されて、嵌合部12が構成されている。
前記第1嵌合溝17は、第1図に示すように、
一対の平行溝部21,21とこれら平行溝部2
1,21の端部どうしを連結した係止溝部22と
からなる平面コ字状をなし、前記平行溝部21,
21の先端を、フランジ部14の径方向外側を向
く厚肉部16の側面20に開口させて厚肉部16
の左側端部上面に形成されている。また、前記第
2嵌合溝18は、一対の平行溝部23,23とこ
れら平行溝部23,23の端部どうしを連結した
係止溝部24とからなる平面コ字状をなし、前記
平行溝部23,23の先端を、前記側面20に開
口させて厚肉部16の中央部上面に形成されてい
る。更に、前記調整溝19は、平行溝部25とこ
の平行溝部25に直角に形成された係止溝部26
とからなる平面L字状をなし、前記平行溝部25
を前記側面20に開口させ、かつ、前記係止溝部
26を前記第2嵌合溝18の係止溝部24に、こ
の係止溝部24を延長するように連通させて嵌合
部16の右側端部上面に形成されている。なお、
前記第1嵌合溝17と第2嵌合溝18と調整溝1
9は各々同一の深さに形成され、各係止溝部2
2,24,26の長さはいずれも同一値に設定さ
れている。
一対の平行溝部21,21とこれら平行溝部2
1,21の端部どうしを連結した係止溝部22と
からなる平面コ字状をなし、前記平行溝部21,
21の先端を、フランジ部14の径方向外側を向
く厚肉部16の側面20に開口させて厚肉部16
の左側端部上面に形成されている。また、前記第
2嵌合溝18は、一対の平行溝部23,23とこ
れら平行溝部23,23の端部どうしを連結した
係止溝部24とからなる平面コ字状をなし、前記
平行溝部23,23の先端を、前記側面20に開
口させて厚肉部16の中央部上面に形成されてい
る。更に、前記調整溝19は、平行溝部25とこ
の平行溝部25に直角に形成された係止溝部26
とからなる平面L字状をなし、前記平行溝部25
を前記側面20に開口させ、かつ、前記係止溝部
26を前記第2嵌合溝18の係止溝部24に、こ
の係止溝部24を延長するように連通させて嵌合
部16の右側端部上面に形成されている。なお、
前記第1嵌合溝17と第2嵌合溝18と調整溝1
9は各々同一の深さに形成され、各係止溝部2
2,24,26の長さはいずれも同一値に設定さ
れている。
第4図ないし第6図は、互いに平行に配置する
ような構成の端子30,30を巻線ボビン10に
取り付け、巻胴13に巻線31を巻回した状態を
示したものである。前記端子30は、第9図ない
し第11図にも示すように、板状の端子部32
と、連結板33と、接続板34とからなる平面略
7の字状のもので、前記接続板34の先端部には
端子部32に平行に接続片35が突設されてい
る。
ような構成の端子30,30を巻線ボビン10に
取り付け、巻胴13に巻線31を巻回した状態を
示したものである。前記端子30は、第9図ない
し第11図にも示すように、板状の端子部32
と、連結板33と、接続板34とからなる平面略
7の字状のもので、前記接続板34の先端部には
端子部32に平行に接続片35が突設されてい
る。
そして、第1嵌合溝17には、第4図にも示す
ように、端子30が、接続片35を第1嵌合溝1
7の左側の平行溝部21の前方に出し、かつ、端
子部32の基端部と接続板34とを平行溝部21
に、また連結板33を係止溝部22に各々嵌入し
て嵌合されている。また、第2嵌合溝18には、
第4図にも示すように、他の端子30が、接続片
35を第2嵌合溝18の左側の平行溝部23の前
方に出し、かつ、端子部32の基端部と接続板3
4とを平行溝部23に、また連結板34を係止溝
部24に嵌入して嵌合されている。更に、巻胴1
3に巻かれた巻線31の一端は一方の端子30の
接続片35に、また他端は他方の端子30の接続
片35に各々はんだ付けされている。
ように、端子30が、接続片35を第1嵌合溝1
7の左側の平行溝部21の前方に出し、かつ、端
子部32の基端部と接続板34とを平行溝部21
に、また連結板33を係止溝部22に各々嵌入し
て嵌合されている。また、第2嵌合溝18には、
第4図にも示すように、他の端子30が、接続片
35を第2嵌合溝18の左側の平行溝部23の前
方に出し、かつ、端子部32の基端部と接続板3
4とを平行溝部23に、また連結板34を係止溝
部24に嵌入して嵌合されている。更に、巻胴1
3に巻かれた巻線31の一端は一方の端子30の
接続片35に、また他端は他方の端子30の接続
片35に各々はんだ付けされている。
前記の如く巻線ボビン10に取り付けられた端
子30は所要のギヤードモータのケースの内部に
備えられる。この場合に端子30,30は、その
端子部32が互いに平行になつている。
子30は所要のギヤードモータのケースの内部に
備えられる。この場合に端子30,30は、その
端子部32が互いに平行になつている。
第7図と第8図は、同一平面内に位置するよう
な構成の端子40,40を前記巻線ボビン10に
取り付け、巻胴13に巻線41を巻回した状態を
示したものである。前記端子40は、前記端子部
32と同様の長さの板状の端子部42と、この端
子部42の基端部のコーナ部の下面に端子部42
に各々直角に突設された嵌入片43,43,43
と嵌入片43のうちの一つに端子部42に突設さ
れた接続片44とからなつている。
な構成の端子40,40を前記巻線ボビン10に
取り付け、巻胴13に巻線41を巻回した状態を
示したものである。前記端子40は、前記端子部
32と同様の長さの板状の端子部42と、この端
子部42の基端部のコーナ部の下面に端子部42
に各々直角に突設された嵌入片43,43,43
と嵌入片43のうちの一つに端子部42に突設さ
れた接続片44とからなつている。
そして、第1嵌合溝17には、第7図と第8図
に示すように、接続片44を第1嵌合溝17の左
側の平行溝21の前方に出し、嵌入片43を平行
溝部21,21と調整溝部22に嵌入して端子4
0が嵌合されている。また、第2嵌合溝18と調
整溝19には、もう1つの端子40が、嵌入片4
3を第2嵌合溝18の右側の平行溝部23の前方
に出し、かつ、嵌入片43を第2嵌合溝18の右
側の平行溝部23と調整溝19とに嵌入して嵌合
されている。
に示すように、接続片44を第1嵌合溝17の左
側の平行溝21の前方に出し、嵌入片43を平行
溝部21,21と調整溝部22に嵌入して端子4
0が嵌合されている。また、第2嵌合溝18と調
整溝19には、もう1つの端子40が、嵌入片4
3を第2嵌合溝18の右側の平行溝部23の前方
に出し、かつ、嵌入片43を第2嵌合溝18の右
側の平行溝部23と調整溝19とに嵌入して嵌合
されている。
前記のように端子40を備えた巻線ボビン10
は、端子40の端子部42どうしが同一平面上に
並設されている。
は、端子40の端子部42どうしが同一平面上に
並設されている。
即ち、前記構成の巻線ボビン10にあつては、
端子30を装着することによつて、互いに平行に
端子部32を向けることができ、端子40を装着
することによつて、同一平面に沿うように端子部
42を向けることができる。したがつて、巻線ボ
ビン10は2種類のギヤードモータのどちらにも
適用できるために、ギヤードモータの製造にあた
つて2種類の巻線ボビンを製造する必要は無くな
り、その分製造工程の簡略化と製造設備の削減を
なしえ、コストダウンが可能になる。また、1種
の巻線ボビン10を前記別種のギヤードモータの
各々に適用できるために、ギヤードモータの製造
にあたつて別種の巻線ボビンを装着し分ける必要
は無くなり、ギヤードモータの製造工程の簡略化
をなしうる。
端子30を装着することによつて、互いに平行に
端子部32を向けることができ、端子40を装着
することによつて、同一平面に沿うように端子部
42を向けることができる。したがつて、巻線ボ
ビン10は2種類のギヤードモータのどちらにも
適用できるために、ギヤードモータの製造にあた
つて2種類の巻線ボビンを製造する必要は無くな
り、その分製造工程の簡略化と製造設備の削減を
なしえ、コストダウンが可能になる。また、1種
の巻線ボビン10を前記別種のギヤードモータの
各々に適用できるために、ギヤードモータの製造
にあたつて別種の巻線ボビンを装着し分ける必要
は無くなり、ギヤードモータの製造工程の簡略化
をなしうる。
なお、巻線ボビン10に装着した端子30,4
0は前記の形状に限るものではなく、第1嵌合溝
17と第2嵌合溝18と調整溝19に嵌入自在な
嵌合部分と板状の端子部を有したものであれば任
意の形状で良い。また厚肉部16に2つ以上の調
整溝19を形成してもよく、その形状も所要の端
子を嵌合できる形状であれば任意でよい。
0は前記の形状に限るものではなく、第1嵌合溝
17と第2嵌合溝18と調整溝19に嵌入自在な
嵌合部分と板状の端子部を有したものであれば任
意の形状で良い。また厚肉部16に2つ以上の調
整溝19を形成してもよく、その形状も所要の端
子を嵌合できる形状であれば任意でよい。
「考案の効果」
以上説明したように本考案は、巻胴と一対のフ
ランジ部とからなり、フランジ部の外周部に、前
記巻胴に卷回された巻線の端部が接続される端子
を取り付ける嵌合部が形成されてなるモータ用巻
線ボビンにおいて、前記嵌合部は、フランジ部の
周方向に沿つて形成された厚肉部に、端子を篏入
自在な第1嵌合溝と第2嵌合溝と調整溝とをフラ
ンジ部の周方向に沿つて所定間隔をおいて並設し
てなり、前記第1嵌合溝および第2嵌合溝は、前
記フランジの径方向外方に開口する一対の平行溝
部とこれらの端部どうしを連結する係止溝部とか
らなり、前記調整溝部は、前記第2嵌合溝の係合
溝部の延長線上に形成された係合溝部と、この係
合溝部の端部から前記フランジの径方向外方へ向
けて形成された平行溝部とによつて構成したか
ら、第1嵌合溝と第2嵌合溝を利用して端子を取
り付けることができるとともに、第1嵌合溝と調
整溝を利用して端子を取り付けることができるた
めに、端子を取り付ける位置を変えることによつ
て、別種のギヤードモータのどちらを製造する場
合にも巻線ボビンを共用で適用することができ
る。したがつて、ギヤードモータの製造にあたつ
て、2種類の巻線ボビンを製造する必要が無くな
り、その分製造工程の簡略化と製造設備の削減を
なしえ、コストダウンをなしうる効果がある。ま
た、1種の巻線ボビンを前記別種のギヤードモー
タの各々に適用できるために、ギヤードモータの
製造にあたつて別種の巻線ボビンを装着仕分ける
必要は無くなり、ギヤードモータの製造工程の簡
略化をなしうる効果がある。
ランジ部とからなり、フランジ部の外周部に、前
記巻胴に卷回された巻線の端部が接続される端子
を取り付ける嵌合部が形成されてなるモータ用巻
線ボビンにおいて、前記嵌合部は、フランジ部の
周方向に沿つて形成された厚肉部に、端子を篏入
自在な第1嵌合溝と第2嵌合溝と調整溝とをフラ
ンジ部の周方向に沿つて所定間隔をおいて並設し
てなり、前記第1嵌合溝および第2嵌合溝は、前
記フランジの径方向外方に開口する一対の平行溝
部とこれらの端部どうしを連結する係止溝部とか
らなり、前記調整溝部は、前記第2嵌合溝の係合
溝部の延長線上に形成された係合溝部と、この係
合溝部の端部から前記フランジの径方向外方へ向
けて形成された平行溝部とによつて構成したか
ら、第1嵌合溝と第2嵌合溝を利用して端子を取
り付けることができるとともに、第1嵌合溝と調
整溝を利用して端子を取り付けることができるた
めに、端子を取り付ける位置を変えることによつ
て、別種のギヤードモータのどちらを製造する場
合にも巻線ボビンを共用で適用することができ
る。したがつて、ギヤードモータの製造にあたつ
て、2種類の巻線ボビンを製造する必要が無くな
り、その分製造工程の簡略化と製造設備の削減を
なしえ、コストダウンをなしうる効果がある。ま
た、1種の巻線ボビンを前記別種のギヤードモー
タの各々に適用できるために、ギヤードモータの
製造にあたつて別種の巻線ボビンを装着仕分ける
必要は無くなり、ギヤードモータの製造工程の簡
略化をなしうる効果がある。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例の巻線
ボビンを示すもので、第1図は平面図、第2図は
側面図、第3図は断面図、第4図ないし第6図は
前記巻線ボビンに端子を取り付けて巻線を巻回し
た状態を示すもので、第4図は平面図、第5図は
側面図、第6図は断面図、第7図と第8図は前記
巻線ボビンに他の種類の端子を取り付けて巻線を
巻回した状態を示すもので、第7図は平面図、第
8図は側面図、第9図ないし第11図は第4図な
いし第6図に示した端子を示すもので、第9図は
平面図、第10図は左側面図、第11図は右側面
図、第12図ないし第14図は第7図と第8図に
示した端子を示すもので、第12図は平面図、第
13図は左側面図、第14図は底面図、第15図
と第16図はギヤードモータの一従来例を示すも
ので、第15図は背面図、第16図は側面図、第
17図と第18図はギヤードモータの他の従来例
を示すもので、第17図は背面図、第18図は側
面図である。 10……巻線ボビン、12……嵌合部、13…
…巻胴、14,15……フランジ部、16……厚
肉部、17……第1嵌合溝、18……第2嵌合
溝、19……調整溝、30,40……端子。
ボビンを示すもので、第1図は平面図、第2図は
側面図、第3図は断面図、第4図ないし第6図は
前記巻線ボビンに端子を取り付けて巻線を巻回し
た状態を示すもので、第4図は平面図、第5図は
側面図、第6図は断面図、第7図と第8図は前記
巻線ボビンに他の種類の端子を取り付けて巻線を
巻回した状態を示すもので、第7図は平面図、第
8図は側面図、第9図ないし第11図は第4図な
いし第6図に示した端子を示すもので、第9図は
平面図、第10図は左側面図、第11図は右側面
図、第12図ないし第14図は第7図と第8図に
示した端子を示すもので、第12図は平面図、第
13図は左側面図、第14図は底面図、第15図
と第16図はギヤードモータの一従来例を示すも
ので、第15図は背面図、第16図は側面図、第
17図と第18図はギヤードモータの他の従来例
を示すもので、第17図は背面図、第18図は側
面図である。 10……巻線ボビン、12……嵌合部、13…
…巻胴、14,15……フランジ部、16……厚
肉部、17……第1嵌合溝、18……第2嵌合
溝、19……調整溝、30,40……端子。
Claims (1)
- 巻胴と一対のフランジ部とからなり、フランジ
部の外周部に、前記巻胴に卷回された巻線の端部
が接続される端子を取り付ける嵌合部が形成され
てなるモータ用巻線ボビンにおいて、前記嵌合部
は、フランジ部の周方向に沿つて形成された厚肉
部に、端子を篏入自在な第1嵌合溝と第2嵌合溝
と調整溝とをフランジ部の周方向に沿つて所定間
隔をおいて並設してなり、前記第1嵌合溝および
第2嵌合溝は、前記フランジの径方向外方に開口
する一対の平行溝部とこれらの端部どうしを連結
する係止溝部とからなり、前記調整溝部は、前記
第2嵌合溝の係合溝部の延長線上に形成された係
合溝部と、この係合溝部の端部から前記フランジ
の径方向外方へ向けて形成された平行溝部とによ
つて構成されてなることを特徴とするモータ用巻
線ボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131085U JPH0448115Y2 (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131085U JPH0448115Y2 (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6211350U JPS6211350U (ja) | 1987-01-23 |
JPH0448115Y2 true JPH0448115Y2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=30971931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10131085U Expired JPH0448115Y2 (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448115Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-07-03 JP JP10131085U patent/JPH0448115Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6211350U (ja) | 1987-01-23 |