JPH046183Y2 - - Google Patents

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JPH046183Y2
JPH046183Y2 JP1987017240U JP1724087U JPH046183Y2 JP H046183 Y2 JPH046183 Y2 JP H046183Y2 JP 1987017240 U JP1987017240 U JP 1987017240U JP 1724087 U JP1724087 U JP 1724087U JP H046183 Y2 JPH046183 Y2 JP H046183Y2
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bobbin
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coil
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high voltage
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内燃機関用点火装置に用いる点火コ
イルに関するものである。
[従来の技術] 一般に内燃機関用点火装置に用いる点火コイル
は、1次コイル及び2次コイルを備えていて、多
くの場合少なくとも2次コイルはボビンに巻回さ
れている。また点火コイルの出力を高圧コードを
介して点火プラグに供給するため、高圧コードの
端部を挿入するコード挿入孔と該コード挿入孔の
内部に突出して高圧コードの芯線に接続される高
圧端子金具とを有する高圧コード取付け部材が設
けられ、該取付け部材の高圧端子金具に2次コイ
ルの端部が接続される。
第6図は従来用いられている点火コイルの一例
を示したもので、同図において1は短冊状の鋼板
を積層してなる鉄心、2は鉄心1に図示しない巻
枠を介して巻回された1次コイルである。3は軸
線方向に並ぶ多数のコイル巻回溝3a,3a,…
を有するボビンで、このボビン3のコイル巻回溝
3a,3a,…内に2次コイル4が分割巻されて
いる。特に図示してないが、1次コイル2の巻始
め端部は鉄心1に接続され、巻終り端部は2次コ
イル4の巻始め端部に接続されている。2次コイ
ル4の巻終り端部に点火プラグにつながる高圧コ
ードを接続するため、ボビン3の一端に設けられ
た鍔部3bに高圧コード取付け部材30が一体に
設けられている。この高圧コード取付け部材30
は鍔部3bから2次コイル4と反対側に突出させ
て設けられた筒状部31と、この筒状部31の底
壁部を貫通させて取付けられた高圧端子金具32
とからなり、端子金具32に2次コイル4の巻終
り端部が接続されている。筒状部30の内側の孔
が高圧コード挿入孔33となつており、この高圧
コード挿入孔内に高圧コードの一端が挿入され
る。端子金具32の先端は木ネジ状に形成されて
いて、高圧コード挿入孔33内に高圧コードが挿
入された際に該高圧コードの芯線に係入接続され
る。鉄心1の一部と、1次コイル2と、ボビン3
及び2次コイル4と、高圧コード取付け部材30
の一部とを覆うように樹脂モールド部5が設けら
れている。
上記の例では1次コイルの外側に2次コイルを
巻装しているが、1次コイル及び2次コイルを共
通のボビンに軸線方向に並べて巻回する場合もあ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来の点火コイルでは、2次コイル4の巻
回に支障を来たさないようにするため、高圧コー
ド取付け部材30をボビン3の鍔部から2次コイ
ルと反対側にのみ突出させて設ける必要があつ
た。そのため高圧コード取付け部材30が点火コ
イルの一端から大きく突出し、点火コイルの軸線
方向寸法が大きくなるという問題があつた。また
高圧コード取付け部材が大きく突出しているた
め、複数のボビンを巻線機に並べて取付けて、該
複数のボビンに同時に2次コイルを巻回する場合
に種々の制約を受けるという問題もあつた。
更に従来の点火コイルでは、高圧コードの引出
し方向が一通りに決つてしまうため、高圧コード
の引出し方向を異ならせようとした場合にボビン
を共用できないという問題があつた。
本考案の目的は、コイル巻回用ボビンに高圧コ
ード取付け部材を設けて、該高圧コード取付け部
材に設けた端子金具に2次コイルの端部を接続し
た点火コイルにおいて、点火コイル全体の小形化
を図るとともに、高圧コードの引出し方向が異な
る場合にボビンを共用することができるようにす
ることにある。
[問題点を解決するための手段] そのため本考案においては、高圧コード取付け
部材をボビンの一端に設けられた鍔部の外周側で
該鍔部と並ぶように配置して該鍔部に回動自在に
支持し、該高圧コード取付け部材を所定の向きに
向けられた状態で1次及び2次コイルとボビンと
ともに樹脂でモールドした。
[考案の作用] 上記のように高圧コード取付け部材をボビンの
鍔部の外周側で該鍔部と並ぶように設けると、高
圧コード取付け部材の突出長を従来より短くする
ことができ、点火コイルの小形化を図ることがで
きる。この場合高圧コード取付け部材は、ボビン
が鍔部からコイル側にも突出することになるが、
本考案においては、高圧コード取付け部材がボビ
ンの鍔部に回動自在に支持されているため、ボビ
ンにコイルを巻回する際には、高圧コード取付け
部材をボビンの軸線方向に対して直角な方向に向
けることにより、コイルの巻回を妨げない状態に
することができ、コイルの巻回に支障を来たすこ
とがない。更に上記のように高圧コード取付け部
をボビンの鍔部に回動自在に支持すると、高圧コ
ード取付け部を任意の向きに向けることができ
る。したがつて高圧コードの引出し方向が異なる
場合にボビンを共用することができる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第1図は本考案の一実施例を示したもので、同
図において10は短冊状の鋼板を積層してなる鉄
心、11は鉄心10に嵌装されたボビンである。
第2図に示すように、ボビン11は一端及び他端
にそれぞれ鍔部11a及び11bを有し、一端側
の鍔部11aはその厚みが比較的厚く形成されて
いる。鍔部11bに隣接する位置には1つの1次
コイル巻回用溝部11cが設けられ、この溝部1
1cと鍔部11aとの間には4つの2次コイル巻
回用溝部11dが軸線方向に並べて設けられてい
る。1次コイル巻回用溝部11cには1次コイル
12が巻回され、該1次コイルの巻始め端部及び
巻き終り端部はそれぞれボビン11の鍔部11b
に適宜の手段により固定された1次端子金具13
A及び13Bに半田付け等により接続されてい
る。
4つの2次コイル巻回用溝部11dにはそれぞ
れ単位コイルWが巻回され、これらの単位コイル
が直列に接続されて2次コイル14が構成されて
いる。この2次コイルの巻始め端部は1次コイル
12の巻終り端部とともに端子金具13Bに接続
されている。
高圧コード取付け部材15はボビン11と別体
に設けられ、ボビン11の一端側の鍔部11aの
外周側で該鍔部11aと並ぶように配置されてい
る。高圧コード取付け部材15は一端が開口した
筒状部15aと、該筒状部の底部を貫通させて取
付けられた木ネジ状の高圧端子金具15bとから
なり、筒状部15aの内側の孔が高圧コード挿入
孔15cとなつている。高圧端子金具15bの外
端部にはリード状の端子片15b1(第3図参照)
が接続され、この端子片15b1に2次コイル14
の巻終り端部が巻きつけられて半田付けされるよ
うになつている。筒状部15aの周壁部の中間部
から径方向の外側に断面円形のピン状突起15d
が突設され、この突起15dが鍔部11aの外周
面に開口させて設けられた断面円形の孔11eに
係入されている。これにより高圧コード取付け部
材15が、突起15dを軸として自由に回動する
ことができる状態で、かつ着脱可能な状態でボビ
ン11に支持されている。ボビン11の一端側の
鍔部11aは、第3図の示すように高圧コード取
付け部材15をボビンの軸線方向に対して直角な
方向に向けた時に高圧コード取付け部材15を2
次コイル巻回用溝部11d側に大きく突出させな
いように十分大きくしておく。好ましくは、ボビ
ン11の鍔部11aの厚さを高圧コード取付け部
材15の幅寸法以上に設定しておく。2次コイル
14を巻回する際には、上記高圧コード取付け部
材15が第3図に示すようにボビン11の軸線方
向に対して直角な方向に向けられる。この状態で
は高圧コード取付け部材15が2次コイル巻回用
溝部11d側にほとんど突出しないため、2次コ
イルの巻回を支障なく行うことができる。
2次コイルの巻回が終了した後該2次コイルの
巻き終り端部が高圧端子金具15bに接続された
端子片15b1に半田付け等により接続され、その
後高圧コード取付け部材15が高圧コードの引出
し方向に向くように回動させられる。この状態で
鉄心10の一部と1次コイル12及び2次コイル
14とボビン11と高圧コード取付け部材15の
大部分とを覆うように樹脂モールド部16が形成
され、該モールド部により各部が一体化される。
高圧コード取付け部材15のコード挿入孔15
c内には点火プラグに接続される高圧コード17
の端部が接続され、該高圧コード17の芯線に高
圧端子金具12が係入接続されている。
上記のように、本考案においては、高圧コード
取付け部材15がボビンの鍔部11aの外周側で
該鍔部11aと並ぶように配置されているため、
高圧コード取付け部材の突出長を従来より短くす
ることができ、点火コイルの小形化を図ることが
できる。
上記の説明では、2次コイルの巻回する際に高
圧コード取付け部材をボビンの軸線方向に対して
直角な方向に向けるとしたが、ボビン11にコイ
ルを巻回する際に高圧コード取付け部材15を外
しておくようにしてもよい。
上記の実施例では、ボビン11の一端側の鍔部
11aに孔11eを設け、高圧コード取付け部材
15側に突起15dを設けたが、第4図に示すよ
うにボビン11の鍔11a側に突起11fを設
け、高圧コード取付け部材15側に孔15eを設
けて突起11fを孔15eに係入することにより
高圧コード取付け部材15をボビンの鍔部11a
に回動自在かつ着脱可能に取付けるようにしても
よい。
また高圧コード取付け部材15をボビンの鍔部
11aに支持するために用いる突起は必ずしも孔
に嵌合させる必要はなく、例えば第5図に示すよ
うにボビンの鍔部11aの外周寄りの端面に1対
の略円弧状の突起11f,11fを設けて、これ
らの突起の間に形成された溝部11gに高圧コー
ド取付け部材15に設けた突起15dを係入する
ようにしてもよい。
上記の実施例では、1つのボビン11に1次コ
イル12と2次コイル14とを巻回しているが、
第6図に示した従来例と同様に鉄心に1次コイル
を巻装し、ボビン11には2次コイルのみを巻回
して、該ボビン11を1次コイルの外周に嵌装す
るようにしてもよい。
また上記の実施例では2次コイルを複数の単位
コイルwに分割巻きしているが、本考案において
2次コイルの巻き方は任意である。
更に上記の実施例では1次コイルの巻終り端部
に2次コイルの巻始め端部を接続しているが、1
次コイル及び2次コイルの接続のしかた及び外部
端子の引出し方は任意である。例えば1次コイル
の巻終り端部に2次コイルの巻終り端部を接続し
て2次コイルの巻始め端部を高圧コードに接続し
たり、2次コイルの端部を1次コイルに接続する
ことなく、該2次コイルの両端から外部端子を導
出したりすることもできる。
[考案の効果] 以上のように、本考案においては、高圧コード
取付け部材をボビンの鍔部の外周側で該鍔部と並
ぶように設けたので、高圧コード取付け部材の突
出長を従来より短くすることができる。また高圧
コード取付け部材は、ボビンの鍔部に回動自在に
支持したため、ボビンにコイルを巻回する際には
高圧コード取付け部材を回動させることにより、
該取付け部材がコイルの巻回を妨げない状態にす
ることができる。従つて本考案によれば、コイル
の巻回に支障を来たすことなく点火コイルの小形
化を図ることができる利点がある。また本考案に
おいては、高圧コード取付け部をボビンの鍔部に
回動自在に支持したので、高圧コード取付け部を
任意の向きに向けることができる。したがつて高
圧コードの引出し方向が異なる場合に同じボビン
を共用することができ、コストの低減を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図は同実施例で用いるボビンと高圧コード取付け
部材とを示す断面図、第3図は同実施例において
ボビンにコイルを巻回した状態を概略的に示した
上面図、第4図及び第5図はそれぞれ本考案の変
形例の要部を示す断面図及び上面図、第6図は従
来の点火コイルを示した断面図である。 10……鉄心、11……ボビン、11a……ボ
ビンの一端側の鍔部、11e……孔、12……1
次コイル、14……2次コイル、15……高圧コ
ード取付け部材、16……樹脂モールド部、17
……高圧コード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コイル巻回用ボビンに高圧コード取付け部材を
    配設し、該高圧コード取付け部材に設けた高圧端
    子金具に2次コイルの端部を接続した点火コイル
    において、 前記高圧コード取付け部材は前記ボビンの一端
    に設けられた鍔部の外周側で該鍔部と並ぶように
    配置されて該鍔部に回動自在に支持され、 前記高圧コード取付け部材は所定の向きに向け
    られた状態で1次及び2次コイルとボビンととも
    に樹脂でモールドされていることを特徴とする点
    火コイル。
JP1987017240U 1987-02-10 1987-02-10 Expired JPH046183Y2 (ja)

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JP1987017240U JPH046183Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10

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JPS63127118U JPS63127118U (ja) 1988-08-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627938Y2 (ja) * 1990-06-26 1994-07-27 飯田電機工業株式会社 内燃機関用点火コイル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59155720U (ja) * 1983-04-04 1984-10-19 株式会社デンソー 内燃機関用点火コイル

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