JPH026485Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH026485Y2
JPH026485Y2 JP1980064435U JP6443580U JPH026485Y2 JP H026485 Y2 JPH026485 Y2 JP H026485Y2 JP 1980064435 U JP1980064435 U JP 1980064435U JP 6443580 U JP6443580 U JP 6443580U JP H026485 Y2 JPH026485 Y2 JP H026485Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
trapezoidal
magnetic
magnetic head
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980064435U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56167019U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980064435U priority Critical patent/JPH026485Y2/ja
Publication of JPS56167019U publication Critical patent/JPS56167019U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH026485Y2 publication Critical patent/JPH026485Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気ヘツドに関し、特に巻線を施した
二つの略形状コアをそれぞれ分割ホルダに装着
して突合せ固着するようにした磁気ヘツドのホル
ダの改良に関する。
一般に、多品種少量生産型の特殊な磁気ヘツド
をつくる場合、コア装着用のホルダは、洋白等の
非磁性体板を曲げと切削加工によりつくる方法
と、真鍮材等を切削加工してつくる方法等があ
る。
第1図は前者の方法でつくつたホルダを使用し
た磁気ヘツドの中間組立品を示す。この磁気ヘツ
ドは、浅い略形状コア1に巻線2を施しホルダ
3に装着したものを一対、コア1の磁気間隙側突
合せ部に磁気間隙材4を介在させて全体を突合
せ、両方のホルダ3を反対方向から2本のねじ5
(一方のみ図示)で締付けて固着する。更に、こ
れらをコア1の磁気間隙部が露出するように磁気
遮蔽用の金属ケース(図示省略)に収納し樹脂を
注入固化させてできあがる。
第2図は後者の方法でつくつた幅広のコア1用
のホルダの例を示し、このホルダ6はコア1を幅
方向に位置決めするためのねじ穴66を設ける必
要上コア1の主軸に平行な側面は壁面である。
しかし、第2図のようなものは別として、トラ
ツクの幅の狭いあるいは小型の磁気ヘツド用にす
る場合には、コアに施した巻線と外部接続用の端
子あるいは引出し線との接続作業、樹脂の注入作
業を容易にするため及び切削加工の点からもホル
ダの側壁は状に切開くことが多いし、ホルダ相
互を締付け固定するねじは一対(2本)しか使え
ないことが多い。このようなホルダを相互に突合
せ、且つ一対の締付ねじにより固着したホルダを
用いた磁気ヘツド(第1図のもの)は、ねじの挿
着位置がホルダの中間部でしかも背壁であるた
め、ねじの締付け強度によつてはホルダの背壁が
内側に変形する。このため磁気間隙側突合せ部が
外方に開き、コアにおける磁気間隙が変化して磁
気ヘツドの電気的特性が不安定になるという問題
点がある。
本考案はこのような問題点を解消して電気的特
性の良好な磁気ヘツドを提供しようとするもので
ある。
本考案は閉磁路を形成するように突合されるべ
き二つの略形状コアに巻線を施してそれぞれ箱
形の分割ホルダに装着し、前記コアの磁気間隙側
突合せ部に磁気間隙材を介在させて前記ホルダを
突合せ固着するようにしたリング形磁気ヘツドに
おいて、前記ホルダの二つの側壁にそれぞれ、深
くなるにつれて先細となり前記コアの磁気間隙側
突合せ部の側に台形状の側壁が残るように逆台形
状の切欠きを設け、前記台形状の側壁のうち上辺
寄りの斜辺部分を突き抜けて対向するホルダの台
形状の側壁の斜辺部分に至るようにねじを螺入す
ることにより、ホルダ相互を締付け固定したこと
を特徴とする。
第3図は本考案による磁気ヘツドの中間組立品
を示し、第1図の例と同様、洋白等の非磁性体板
でホルダを形成した実施例である。
第3図において、一対のホルダ3は箱形であ
り、その上壁が断面略へ形に折曲げられてこの折
曲部32の先端に形成された切欠き32aからコ
ア1の磁気間隙部が突出するようにされている。
ホルダ3の側壁34には、深くなるにつれて先細
となり、しかもコア1の磁気間隙側突合せ部の側
に台形状の側壁が残るように、逆台形状の切欠き
34aが形成(反対側の側壁も同様)されて二つ
のホルダの突合せ後でも巻線の引出し、樹脂の注
入等ができるようにされている。一方、ホルダ3
の底壁33はそのまま他方のホルダの底壁と突合
されるようになつている。ホルダ3固定用の一方
の締付ねじ5は、背壁31の一端側から切欠き3
4aによつて形成された台形状の側壁34のうち
台形の上辺寄り、すなわち肉厚の大きい部分を通
して台形状の斜辺を突き抜け、更に他方のホルダ
にできている台形状の側壁の斜面のうち肉厚の大
きい部分を通して側壁内に螺入されるようになつ
ている。他方の締付ねじは、上記と同じような位
置関係で他方のホルダの背壁の他端側から図示さ
れた締付ねじ5とは反対方向に螺入される。
このように、本考案では巻線の引出し、樹脂の
注入等のためにホルダ3に不可欠の切欠きを逆台
形状としてできるだけ大きくとれるようにしてい
る。しかも、ねじによつて締付けを行なうに際
し、側壁34が台形状になつているので、締付ね
じ5の挿着位置が台形状の肉厚の大きい領域とす
ることで比較的大きな強度で締付けても背壁31
の変形は非常に小さい。なお、締付ねじ5の挿着
位置をホルダ3の上部あるいは底部から離れた位
置にするのは、一対の締付ねじ5で一対のホルダ
3の締付け強度をその上部、底部の一方に偏らせ
ないようにするためである。台形状側壁34の上
辺は互いに突合せるようにしても良いが、適度の
間隙があればコア1同士が強固に密着固定される
効果が得られる。この後、組立体は磁気遮蔽用の
金属ケース(図示省略)に収納されて樹脂が注入
され所定の仕上げを施して磁気ヘツドができ上が
る。
第4図は本考案に使用されるホルダの他の実施
例を示し、第2図の例と同様、真鍮材の切削加工
によりつくつた例で、幅1mmのコア用ホルダを拡
大して示す。
第4図において、上壁62にコア1突出用の切
込み62aが形成され、側壁64には逆台形状の
切欠き64aが形成されて外部接続用端子67と
巻線2との接続等ができるようにされ、底壁63
にはコア1の後部を挿着するための切込み63a
が形成されている。一方の台形状の側壁64内に
は背壁61から締付ねじ挿通用の貫通孔64bが
形成され、他方のホルダの対向する側壁内にねじ
が螺入できるようにされる。他方の台形状の側壁
64内には他方のホルダから挿通されてくるねじ
が螺入できるようなねじ穴64cが形成されてい
る。
この実施例でも第1の実施例同様、コア1を装
着したホルダ6の突合せ部65が相互に突合され
て締付ねじが台形状の側壁64の斜面部分を通し
て締付けを行なうので、ホルダ6の背壁61に変
形が無くコアにおける磁気間隙部の開きを心配せ
ずに所定の強度で締付けを行なうことができる。
以上説明してきたように、本考案によればホル
ダの加工作業が若干増えるが、一対の締付ねじだ
けでもホルダ相互の締付強度に偏りが生じたり、
ホルダに変形が生じたりすることなく締付作業を
進めることができ、コアにおける磁気間隙の変動
が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気ヘツドの中間組立品の構造
図、第2図は従来のトラツク幅の広い磁気ヘツド
用の真鍮製ホルダの斜視図、第3図は本考案によ
る磁気ヘツドの中間組立品の一例を示す斜視図、
第4図は本考案による磁気ヘツドに用いるホルダ
の他の実施例の斜視図。 図中、1はコア、2は巻線、3,6はホルダ、
4は磁気間隙材、5は締付ねじ、67は外部接続
用端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 閉磁路を形成するように突合されるべき二つの
    略形状コアに巻線を施してそれぞれ箱形の分割
    ホルダに装着し、前記コアの磁気間隙側突合せ部
    に磁気間隙材を介在させて前記ホルダを突合せ固
    着するようにしたリング形磁気ヘツドにおいて、
    前記各ホルダの二つの側壁にそれぞれ、深くなる
    につれて先細となり前記コアの磁気間隙側突合せ
    部の側に台形状の側壁が残るように逆台形状の切
    欠きを設け、前記台形状の側壁のうち上辺寄りの
    斜辺部分を突き抜けて対向するホルダの台形状の
    側壁の斜辺部分に至るようにねじを螺入すること
    により、ホルダ相互を締付け固定したことを特徴
    とする磁気ヘツド。
JP1980064435U 1980-05-13 1980-05-13 Expired JPH026485Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980064435U JPH026485Y2 (ja) 1980-05-13 1980-05-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980064435U JPH026485Y2 (ja) 1980-05-13 1980-05-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56167019U JPS56167019U (ja) 1981-12-10
JPH026485Y2 true JPH026485Y2 (ja) 1990-02-16

Family

ID=29658636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980064435U Expired JPH026485Y2 (ja) 1980-05-13 1980-05-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH026485Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56167019U (ja) 1981-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH026485Y2 (ja)
JPS6317224Y2 (ja)
JPH1198742A (ja) ステッピングモータのコイルボビン
JP2524451Y2 (ja) 磁気ヘツド
JPS6213216Y2 (ja)
JPS61185906A (ja) チツプインダクタ−
JPH0110734Y2 (ja)
JPS6245287Y2 (ja)
JPS5847526Y2 (ja) 磁気ヘツド
JPS6312407Y2 (ja)
JPH0119220Y2 (ja)
JPH0227376Y2 (ja)
JP2683472B2 (ja) 磁気ヘッド
JP2544228Y2 (ja) 磁気ヘッド
JPH0516641Y2 (ja)
JPH034967Y2 (ja)
JPS6316008Y2 (ja)
JPH056566Y2 (ja)
JPH0320896Y2 (ja)
JPH0145135B2 (ja)
JPH0743767Y2 (ja) リング型磁気ヘッド
JPH056565Y2 (ja)
JPH0210565Y2 (ja)
JPH0320899Y2 (ja)
JPH0320895Y2 (ja)