JP2561828Y2 - 歩行形田植機におけるフロート構造 - Google Patents

歩行形田植機におけるフロート構造

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JP2561828Y2
JP2561828Y2 JP165992U JP165992U JP2561828Y2 JP 2561828 Y2 JP2561828 Y2 JP 2561828Y2 JP 165992 U JP165992 U JP 165992U JP 165992 U JP165992 U JP 165992U JP 2561828 Y2 JP2561828 Y2 JP 2561828Y2
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陽一朗 西
靖 米田
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は歩行形田植機におけるフ
ロート構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、歩行形田植機のフロートは、図9
及び図10に示す如く、フロート90の前側部分91に植付
泥面を形成するための均平部92を設けると共に、同均平
部92と、フロート後部93との間に両側に切欠凹部94,94
を設けて幅狭部95を形成し、同切欠凹部94,94 には植付
爪96や施肥装置97を配設できるように構成したものが存
在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術においては、均平部92とフロート後部93との間に、切
欠凹部94,94 を有する幅狭部95を設けたものであるか
ら、同幅狭部95の強度が弱く、同フロート90に亀裂が発
生するといった問題が発生していた。したがって、同フ
ロート90が破損するために長期間に亘って使用すること
ができないものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案では、歩行形田植
機の機体を支持しながら、植付泥面を形成するフロート
において、同フロートの略中間位置に植付泥面を形成す
るための均平部を設け、同均平部とフロート後部との間
に、左右両側に切欠部を設けて幅狭部を形成し、同切欠
部にて植付爪を作動させると共に、同幅狭部は、上下の
厚みを、均平部及びフロート後部の厚みよりも厚く構成
したことを特徴とする歩行形田植機におけるフロート構
造を提供せんとするものである。
【0005】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づき具体的に説明
すると、図中1は、歩行形田植機であって、機体2の前
部にはエンジン3及びトランスミッションケース4を搭
載していると共に、機体2の後部には植付部5と、後方
に傾斜した苗載せ台6を連結している。
【0006】7はエンジン3とトランスミッションケー
ス4とを連動連結する動力伝動装置であって、8はテン
ションクラッチ、9はトランスミッションケース4の入
力軸で、一側に入力プーリ10を設けていると共に、他側
には油圧ポンプ11を配設している。
【0007】12は第2軸で中間部に主クラッチ13を設け
ている。14は主軸ギヤ、15は主軸ギヤ14に噛合う2軸第
1ギヤ、16は2軸第2ギヤで内部に主クラッチ13を内装
している。17は2軸第3ギヤ、18は2軸第4ギヤであ
る。19は第3軸で、前記2軸第2ギヤ16に噛合う二段ギ
ヤ20,21 を遊転状に軸架していると共に、変速用ホーク
22を摺動自在に軸架している。
【0008】23は第4軸で、変速ギヤ24を摺動自在に軸
架していると共に、同第4軸23の両側にはサイドクラツ
機構25,25 を設けている。また、変速ギヤ24は大径ギヤ
24-1と小径ギヤ24-2より構成されている。
【0009】26は第4軸23の左右両側に連結する駆動軸
であって、スイング軸27を経由して左右の車軸28,28 を
駆動自在としている。29は第5軸で、2軸第2ギヤ16と
2軸第3ギヤ17に噛合って植付部5の株間を変速する株
間変速ギヤ30を摺動自在に軸架している。
【0010】また、同株間変速ギヤ30は、2軸第2ギヤ
16及び2軸第3ギヤ17と噛合自在となっている。31は第
6軸で植付クラッチ32を装着している。33は第5軸29と
第6軸31との間に設ける株間変速装置で、2個の変速ギ
ヤ34,35 を交換自在に設けている。
【0011】36は変速ギヤ34,35 を覆うカバー、37は一
対の傘歯車38,39 にて構成された植付駆動部、40はスベ
リクラッチ機構、41は植付駆動軸で、変速用駆動ギヤ4
2,43を前後方向に摺動自在に軸架している。
【0012】また、44は2個の変速ギヤ45,46 を固着す
る横送り駆動軸で、前記変速用駆動ギヤ42,43 を変速ギ
ヤ45,46 に選択的に噛合せることにより苗載せ台の横送
り量を変更自在としている。
【0013】そして、横送り駆動軸44の後部には往復ネ
ジ溝47を有するネジ軸48を一体的に形成して、同ネジ軸
48には前後移動部材49を螺着している。
【0014】また、上記ネジ軸48は機体2の略中央部2-
1 に前後方向に配設されている。
【0015】また、50はネジ軸48の上部に略平行状に設
けた作動チェンで、前後に位置させたスプロケット51,5
2 に巻掛けられていると共に、同作動チェン50の一側と
前記前後移動部材49とは連結されている。53はスプロケ
ット52に連結すると共に、上部に駆動スプロケット54を
有する回動縦軸で、同駆動スプロケット54には左右方向
に張設された無端チェン55が巻掛けられている。56は同
無端チェン55を左側位置にて支持するスプロケット、57
は同無端チェン55を右側位置にて支持するスプロケッ
ト、58はチェン張りである。そして、同無端チェン55
は、平面視で三角形状に張設されながら、同無端チェン
55の後部位置55-1には苗載せ台6を左右方向に移動させ
る移動片59を固着している。そして、上記作動チェン50
及び無端チェン55などにより苗載せ台6を横送りするた
めの往復移動手段60を構成している。
【0016】61は、ネジ軸48の後部を支持する軸受部、
62は往復ネジ溝47に嵌まるガイドピン、63はネジ軸48の
外周をカバーするゴム製の蛇腹である。
【0017】また、64は、車輪駆動軸26とスイング軸27
とを接続するギヤボックスで、ベベルギヤ65,66 を噛合
せ状に設けている。67はスイング軸27をカバーするパイ
プで、後端に車軸28を軸支する車軸ケース68を固着して
いる。
【0018】そして、同車軸ケース68の内部にはベベル
ギヤ69,70 を噛合せ状に設けている。71は機体の両側に
設ける走行用車輪である。
【0019】また、50-1は作動チェン50のうち、スプロ
ケット51,52 に噛合わない部分、即ち、直線部分に設け
る板状リンクで、前後方向に長く構成されている。72は
操縦ハンドルで主クラッチレバー73などを装着してい
る。
【0020】74は機体2を支持するフロート、75は苗マ
ットを切断して植付ける植付爪である。
【0021】また、76は上記フロート74の略中間位置74
-1に設ける均平部で、植付泥面77を均平にならすように
形成されている。78はフロート74の前端と機体2との間
に設けるフロートセンサー、79は、フロート74の均平部
76とフロート後部80との間に設ける幅狭部で、同幅狭部
79には左右両側に切欠部81,18 を形成して、同切欠部8
1,81 に、植付爪75を作動させると共に、施肥装置82,82
を設置できるように構成している。
【0022】そして、上記幅狭部79はその上下の厚み
(T) を、均平部76やフロート後部80の厚みt-1,t-2 より
も厚幅に形成している。
【0023】83は幅狭部79の前側に形成する斜面、84は
幅狭部79の後側に形成する斜面である。85は苗の植付位
置、86はフロート後部80の上面に設けるリンク取付座、
87は連結リンクである。
【0024】また、88はフロート74の前部に設ける丸孔
で、同丸孔88により水及び泥土を下側に排出することが
できる。
【0025】したがって、上記実施例においては、エン
ジン3の動力はトランスミッションケース4の入力軸9
に導かれる。そして、同入力軸9より第2軸12に伝達さ
れ、さらに第3軸19と第4軸23に伝達される。この場合
に変速ギヤ24を摺動させることにより左右の車輪駆動軸
26,26 を前進3速と後進1速に変速するものである。
【0026】また、第5軸29上の株間変速ギヤ30と株間
変速装置33により植付駆動軸41を変速自在にしている。
さらに、横送り駆動軸44の回転を変速用駆動ギヤ42,43
と変速ギヤ45,46 により変速を行って、苗載せ台6の横
送り量を変更自在とし、かつ、植付駆動軸41と連動連結
する横送り駆動軸44のネジ軸48は、機体中央部2-1 に配
設されており、同ネジ軸48の回動により前後移動部材49
が作動しながら苗載せ台6を横送りするための往復移動
手段60を駆動する。
【0027】そして、苗載せ台6は往復移動手段60によ
り機体左右方向に順次作動させて植付爪75により苗の植
付け作業を行うものである。
【0028】また、機体2を支持するフロート74側にお
いては、機体2の前進に伴って均平部76により泥土表面
が均一にならされて植付泥面77が形成される。
【0029】そして、同植付泥面77に苗が植付けられる
と共に施肥装置82,82 により肥料分が繰り出されるもの
である。
【0030】以上の如く上記実施例においては、歩行形
田植機の機体を支持しながら、植付泥面を形成するフロ
ートにおいて、同フロート74の略中間位置74-1に植付泥
面を形成するための均平部76を設け、同均平部76とフロ
ート後部80との間に、左右両側に切欠部81,81 を設けて
幅狭部79を形成し、同切欠部81,81 にて植付爪75,75を
作動させると共に、同幅狭部79は、上下の厚みTを、均
平部76及びフロート後部80の厚みよりも厚く構成したフ
ロートであるから、機体を支持するフロートは曲げ強度
が大きくなり、田植作業中に変形するようなことがない
ものである。
【0031】また、厚みをなめらかに変化させたため
に、フロートに大きな力が加わった場合であっても表面
の座屈による変形や破損を防止できるものである。
【0032】
【考案の効果】本考案は、歩行形田植機の機体を支持し
ながら、植付泥面を形成するフロートにおいて、同フロ
ートの略中間位置に植付泥面を形成するための均平部を
設け、同均平部とフロート後部との間に、左右両側に切
欠部を設けて幅狭部を形成し、同切欠部にて植付爪を作
動させると共に、同幅狭部は、上下の厚みを、均平部及
びフロート後部の厚みよりも厚く構成した歩行型田植機
におけるフロート構造であるから、機体を支持するフロ
ートは曲げ強度が大きくなり、田植作業中に変形するよ
うなことがないものである。
【0033】また、厚みをなめらかに変化させることが
できるために、フロートに大きな力が加わった場合であ
っても表面の座屈による変形や破損を防止できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を装備する田植機の全体側面図。
【図2】同平面図。
【図3】トランスミッションケースの断面平面図。
【図4】車輪駆動部の断面平面図。
【図5】ネジ軸部の断面図。
【図6】フロートの側面図。
【図7】同フロートの断面側面図。
【図8】同フロートの平面図。
【図9】従来型のフロートの側面図。
【図10】同従来型のフロートの平面図。
【符号の説明】
T 厚み 74 フロート 74-1 中間位置 75 植付爪 76 均平部 79 幅狭部 80 フロート後部 81 切欠部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩行形田植機の機体を支持しながら、植
    付泥面を形成するフロートにおいて、同フロート(74)の
    略中間位置(74-1)に植付泥面を形成するための均平部(7
    6)を設け、同均平部(76)とフロート後部(80)との間に、
    左右両側に切欠部(81),(81) を設けて幅狭部(79)を形成
    し、同切欠部(81),(81) にて植付爪(75),(75) を作動さ
    せると共に、同幅狭部(79)は、上下の厚み(T) を、均平
    部(76)及びフロート後部(80)の厚みよりも厚く構成した
    ことを特徴とする歩行形田植機におけるフロート構造。
JP165992U 1992-01-21 1992-01-21 歩行形田植機におけるフロート構造 Expired - Lifetime JP2561828Y2 (ja)

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