JP2557033Y2 - アンテナ張線係止金具 - Google Patents

アンテナ張線係止金具

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JP2557033Y2
JP2557033Y2 JP1991012299U JP1229991U JP2557033Y2 JP 2557033 Y2 JP2557033 Y2 JP 2557033Y2 JP 1991012299 U JP1991012299 U JP 1991012299U JP 1229991 U JP1229991 U JP 1229991U JP 2557033 Y2 JP2557033 Y2 JP 2557033Y2
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JP
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wire
bent
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antenna
protruding
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JP1991012299U
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憲二 安藤
光男 山田
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Okuji Kensan Co Ltd
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Okuji Kensan Co Ltd
Daiwa House Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根の上に設置するア
ンテナ支柱を四方に引っ張って固定するためのアンテナ
張線の端末を建物に係止するために使用されるアンテナ
張線係止金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンテナ支柱を引っ張るアンテナ張線の
端末は、建物の外面に打ち込んだ釘類に結び付けて係止
されている。アンテナ張線は、アンテナ支柱が斜め下方
に張り渡されており、それに付着した雨水は、その端末
を係止する釘類に向かって垂れ流れるようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このため、その釘類を
打ち込んだ箇所には雨水が溜まり易く、それによってそ
の部分が腐食し易くなり、又、その釘類を伝わって雨水
が屋内に滲み出し易い。
【0004】このため、張線を係止する釘類を余り深く
物に打ち込む訳にはいかず、従って、釘類を強く打ち込
んで張線を強く引っ張ることが出来ない。
【0005】勿論、雨水が釘類に向けて流れることを防
ぐために、釘類を軒下に打ち込み、張線を軒先に圧接し
て折り曲げ、張線を伝って流れる雨水をその接する軒先
で切って釘類の方へ伝わり難くする方法も考えられる
が、その場合には、軒先が張線と擦れ合って傷つきやす
く却って腐食し易くなるし、多くの場合軒先に取り付け
られる雨樋が邪魔になって張線を軒下に回し込むことが
難しく、又、その突き出た張線によって軒先の美観が損
なわれることにもなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るアンテナ張
線係止金具12は、かかる課題を解決するために使用さ
れるものであり、(a) 建物15の平らな外面に当接する当接面30を有
する取付部16と、その当接面30の45°前後(α)
斜め方向に取付部16から突き出た張出部17と、取付
部16からの張出部17の突出方向の角度が60〜15
0゜(β)変わる方向に張出部17から折れ曲がって続
く連結部18と、張出部17からの連結部18の突出方
向の角度が60〜150゜(γ)変わる方向に連結部1
8から折れ曲がって続く突出部31と、その突出部31
の先端25に設けられたアンテナ張線11を連結する係
止部26とが、折曲加工した1本の針金によって形成さ
れていて取付部16から係止部26に至るまで連続して
おり、(b)取付部16と張出部17と連結部18は、取付部
16と張出部17の間、および、張出部17と連結部1
8の間において、異方向に折り曲げられており、Z字型
ないしN字型を成しており、 (c)張出部17と連結部18と突出部31は、張出部
17と連結部18の間、および、連結部18と突出部3
1の間において、同方向に折り曲げられており、コ字型
ないしU字型を成しており、 (d)取付部16では、張出部17における針金の軸芯
と連結部18における針金の軸芯とによって画定される
垂直面に直交する方向において針金が折り曲げられてU
字型に縁取られる当接面30を形成しており、 (e) 連結部18と、その連結部18の両端部分から6
0〜150゜方向を変えて続く張出部17と突出部31
とが、コ字型ないしU字型の形状を成して連続してお
り、そのコ字型ないしU字型の形状を成す張出部17と
突出部31との間、および、取付部16と突出部31の
間のそれぞれに、軒先14の遊嵌する所要の大きさのス
ペース23が形成されており、(f) 突出部31の先端25が、取付部16の当接面3
0の延長面A−A′に前後する位置まで突き出ているこ
とを特徴とするものである。
【0007】張線係止金具12の材料である針金には太
さが3mm以上のものを用い、その材質は鋼にするとよ
い。
【0008】係止部26は、針金を鉤状や輪奈状に折り
曲げて構成され、当接面30は、その内部に釘孔が構成
されるように針金で縁取って形成する。
【0009】取付部16から係止部26に至る部分は、
図1に図示する如く、それらが左右対称になる様に二重
に形成することも出来る。
【0010】軒先14の屋根瓦28の表面から軒先14
の裏側21に至る軒先14の厚みは概して50〜120
mmとなっており、その軒先14が遊嵌する様にするに
は、張出部17と連結部18と突出部31とで囲まれる
コ字型ないしU字型のスペース23の間口の寸法Wは1
20mm以上にすればよい。
【0011】
【考案の効果】アンテナ張線係止金具12は上記の如く
構成されるので、コ字型ないしU字型のスペース23に
軒先14を遊嵌させ、その張出部17から係止部26に
至る何れの部分も軒先14に接触させずに取り付けるこ
とが出来、従って、アンテナ張線11に生じる張力は軒
先14に伝わらず、アンテナ張線11を十分緊張してア
ンテナ支柱をしっかりと固定することが出来、又、アン
テナ張線11を伝って流れる雨水は、張出部17と連結
部18との間の折曲箇所19から垂れ落ちて取付部16
に回り込まないので張線係止金具12の取付箇所(取付
部16)での建物15の腐食や雨水の滲み出しが回避さ
れる。
【0012】そして、雨水の垂れ落ちる曲折箇所19を
軒先14の真下付近に設定することが出来るので、その
曲折箇所19と軒下14に股がって雨樋13を取り付け
れば、その雨樋13に遮られてアンテナ張線11や張線
係止金具12が下側から見えなくなるので、軒先14の
美観を損なわずにアンテナ支柱を支えることが出来る。
【0013】張線係止金具12が、アンテナ張線11の
張力の作用する突出部31と連結部18の間、連結部1
8と張出部17の間、張出部17と取付部16の間の少
なくとも3箇所で折り曲がっており、張出部17と連結
部18と突出部31とが折れ曲がってコ字型ないしU字
型のスペース23を形成しており、全体が太手の針金を
折り曲げて一体的に形成され、アンテナ張線11からの
外力に対して全体が弾性変形する強度的に安定な構造を
成しているので、アンテナ支柱が風圧を受けてアンテナ
張線11が過度に緊張する場合でも破損せず、アンテナ
張線11を常時適度の張力で緊張維持することが出来
る。
【0014】この様に本考案に係るアンテナ張線係止金
具12は、強度的に安定で軒先を傷めずにアンテナ張線
11を十分強く緊張することが出来、それが針金の折曲
加工によって容易に製造することが出来るので簡便且つ
経済的に実施することが出来、よって本考案は、屋根や
軒先を傷めず、又、その美観を損なわずにアンテナ支柱
をしっかりと固定する上で頗る好都合で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るアンテナ張線係止金具の斜視図で
ある。
【図2】本考案に係るアンテナ張線係止金具の斜視図で
ある。
【図3】本考案に係るアンテナ張線係止金具を取り付け
た軒先の断面側面図である。
【符号の説明】
11 アンテナ張線 12 張線係止金具 13 雨樋 14 軒先 15 建物 16 取付部 17 張出部 18 連結部 19 折曲箇所 21 裏側 23 スペース 25 先端 26 係止部 28 屋根瓦 30 当接面 31 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−85145(JP,U) 実開 昭63−59933(JP,U) 実開 平3−46209(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の要素(a)〜(f)を具備すること
    を特徴とするアンテナ支柱を引っ張るアンテナ張線11
    の端末を係止するアンテナ張線係止金具12。 (a) 建物15の平らな外面に当接する当接面30を有
    する取付部16と、その当接面30の斜め方向に取付部
    16から突き出た張出部17と、取付部16からの張出
    部17の突出方向の角度(β)が60〜150゜変わる
    方向に張出部17から折れ曲がって続く連結部18と、
    張出部17からの連結部18の突出方向の角度(γ)
    60〜150゜変わる方向に連結部18から折れ曲がっ
    て続く突出部31と、その突出部31の先端25に設け
    られたアンテナ張線11を連結する係止部26が、折り
    曲げられた1本の針金によって形成され、取付部16か
    ら係止部26に至るまで連続している。 (b)取付部16と張出部17と連結部18は、取付部
    16と張出部17の間、および、張出部17と連結部1
    8の間において、異方向に折り曲げられており、Z字型
    ないしN字型を成している。 (c)張出部17と連結部18と突出部31は、張出部
    17と連結部18の間、および、連結部18と突出部3
    1の間において、同方向に折り曲げられており、コ字型
    ないしU字型を成している。 (d)取付部16では、張出部17における針金の軸芯
    と連結部18における針金の軸芯とによって画定される
    垂直面に直交する方向において針金が折り曲げられてU
    字型に縁取られる当接面30を形成している。 (e) 連結部18と、その連結部18の両端部分から6
    0〜150゜方向を変えて続く張出部17と突出部31
    とが、コ字型ないしU字型の形状を成して連続してお
    り、そのコ字型ないしU字型の形状を成す張出部17と
    突出部31との間、および、取付部16と突出部31の
    間のそれぞれに、軒先14の遊嵌する所要の大きさのス
    ペース23が形成されている。 (f)突出部31の先端25が、取付部16の当接面3
    0の延長面A−A′に前後する位置まで突き出ている。
JP1991012299U 1991-01-14 1991-01-14 アンテナ張線係止金具 Expired - Lifetime JP2557033Y2 (ja)

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JPH0652205U JPH0652205U (ja) 1994-07-15
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