JPH0531143Y2 - - Google Patents

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JPH0531143Y2
JPH0531143Y2 JP1986154819U JP15481986U JPH0531143Y2 JP H0531143 Y2 JPH0531143 Y2 JP H0531143Y2 JP 1986154819 U JP1986154819 U JP 1986154819U JP 15481986 U JP15481986 U JP 15481986U JP H0531143 Y2 JPH0531143 Y2 JP H0531143Y2
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JP
Japan
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wire
fitting
fixing
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roof
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JP1986154819U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、屋根の上にテレビ用アンテナ、無線
用アンテナ、太陽熱利用温水器等の屋根上設置物
を取り付けるための張設ワイヤの基部固定用金具
に関する。
(従来の技術) 一般に、屋根の上にテレビ用アンテナ等を取り
付ける場合には複数本の張設ワイヤが用いられ、
この各張設ワイヤの基部を軒先のたる木等の木材
部分に固定するようにしている。そして第5図に
示すように、この各張設ワイヤの基部をたる木等
に固定するための固定用金具として従来では釘が
用いられている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のように張設ワイヤの基部
固定用金具として釘を用いた場合、この釘を打ち
込んだたる木の先端部より屋根瓦の先端部や軒樋
部が外方へ突出している関係上、張設ワイヤの基
部がこの屋根瓦の突出先端部等に圧接し、このた
めアンテナ等に強い風圧を受けた際に張設ワイヤ
の圧接部が屋根瓦を上方へ持ち上げたり、軒樋部
を傷めてしまうという問題点があつた。
また、釘では固定力が弱く張設ワイヤの緩みや
釘の抜け落ちが生じ易いという問題点もある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決すること
を目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに本考案では、屋根瓦等の突出部を迂回するよ
うに略し字状に湾曲させた迂回金具の短尺側端部
に、たる木等に固定可能な固定基板を備え、か
つ、前記迂回金具の長尺側端部に、先端側にワイ
ヤ連結部を備えた連結金具の基端側を連結ピンで
上下回動自在に連結すると共に、連結金具をワイ
ヤの張設方向に向けたとき前記ワイヤ連結部が屋
根瓦の先端部より内側に位置するように連結金具
の長さを形成した構成を採用した。
(作用) 本考案のアンテナ等屋根上設置物張設ワイヤの
基部固定用金具では、たる木等の固定可能な固定
基板に、屋根瓦や軒樋等の突出等を迂回するよう
に略し字状に湾曲させた迂回金具を備えたこと
で、張設ワイヤの基部を屋根瓦や軒樋に接触させ
ることなく屋根瓦より上部で連結固定できるよう
になり、従つて、屋根瓦や軒樋に対する持ち上げ
作用等の悪影響を全て解消できるようになる。
また、固定基板による強固な固定と、略し字状
をなした迂回金具の緩衝作用とによつてたる木等
に対する固定力が強く、耐久性を大幅に向上でき
るようになる。
また、本考案では、迂回金具の長尺側端部に、
先端側にワイヤ連結部を備えた連結金具の基端側
を連結ピンで上下回動自在に連結して、アンテナ
等が風圧を受け、それを支えているワイヤが引張
られても連結金具が迂回金具との連結部を支点と
してワイヤと共に動き、ワイヤがワイヤ連結部を
支点として回動することがないように形成してい
るから、ワイヤがその連結部で擦られて切断する
ことがない。
また、本考案では、連結金具をワイヤの張設方
向に向けたときそのワイヤ連結部が屋根瓦の先端
部より内側に位置するように連結金具の長さを形
成して、ワイヤをワイヤ連結部に連結するとき作
業者は屋根瓦の先端部まで行かなくてよいように
形成しているから、作業者は安全に作業を行なう
ことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
この実施例のアンテナ等屋根上設置物張設ワイ
ヤの基部固定用金具Aは、第1図及び第2図に示
すように、固定用基板1と、迂回金具2と、連結
金具3とを主な構成として備えている。
前記固定基板1は、たる木T等に強固に固定さ
せるための基板であり、この実施例では略方形状
基板10の左右両側縁部に4個づつの釘挿通孔1
1が開設されている。
前記迂回金具2は、ワイヤ連結部を屋根瓦Kの
上部に位置させるための金具であり、この実施例
では、屋根瓦Kや軒樋D等の突出部を迂回するよ
うに略し字状に湾曲させると共に、該迂回金具2
の短尺側端部21を前記固定基板1の前面中央部
に溶接固定し、かつ長尺側端部20を更に短尺側
端部21の湾曲方向と同一方向へ向けて斜向状に
折曲させている。
前記連結金具3は、迂回金具2の長尺側端部2
0に対して連結ピンで上下回動自在な状態に連結
された金具であり、この実施例ではこの連結金具
3の自由端側にワイヤ連結部となるワイヤ連結孔
30を備えている。
次に、本実施例の作用を説明する。
この実施例では以上のように構成されるので、
第1図及び第2図に示すようにまず軒先における
たる木Tの先端面に計8本の釘12を用いて固定
基板1を固定した後、この状態で張設ワイヤWの
基部を連結金具3のワイヤ連結孔30に連結固定
することによつて張設ワイヤWの基部が基部固定
用金具Aを介してたる木Tに連結固定された状態
となる。
以上説明したように本実施例のアンテナ等屋根
上設置物張設ワイヤの基部固定用金具Aにあつて
は、たる木T等に固定可能な固定基板1に、屋根
瓦Kや軒樋D等の突出等を迂回するように略し字
状に湾曲させた迂回金具2を備えたことで、張設
ワイヤWの基部を屋根瓦Kや軒樋Dに接触させる
ことなく屋根瓦Kより上部で連結固定できるよう
になり、従つて、屋根瓦Kや軒樋Dに対する持ち
上げ作用等の悪影響を全て解消できるようにな
る。
また、固定基板1による強固な固定と、略し字
状をなした迂回金具2の緩衝作用とによつてたる
木T等に対する固定力が強く、耐久性を大幅に向
上できるようになる。
また、実施例では迂回金具2における長尺側端
部20に連結金具3を上下回動自在な状態に連結
し、この連結金具3の自由端側にワイヤ連結孔3
0を設けたことで、アンテナ等の高さのいかんに
拘らずワイヤ連結部を常にワイヤWの張設方向に
向けることができるようになる。
次に、基部固定用金具Aの他の実施例を第3図
及び第4図に示す。
この実施例の基部固定用金具Aは、たる木T等
の先端面への固定が何らかの理由で困難である場
合に、たる木Tの側面に固定するようにしたもの
であり、このためこの実施例の固定基板1は横長
の略長方形状に形成され、かつ、この固定基板1
には計8つの釘挿通孔11を開設すると共に、該
固定基板1の一側端面部に沿つて迂回金具2の短
尺側端部21が溶接固定されている。
尚、他の構成は前記実施例とほぼ同様であるの
で、同一構成部分には同一符号を付して説明を省
略する。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案のアンテナ等
屋根上設置物張設ワイヤの基部固定用金具にあつ
ては、たる木等に固定可能な固定基板に、屋根瓦
や軒樋等の突出部を迂回するように略し字状に湾
曲させた迂回金具を備えたことで、張設ワイヤの
基部を屋根瓦や軒樋に接触させることなく屋根瓦
より上部で連結固定できるようになり、従つて、
屋根瓦や軒樋に対する持ち上げ作用等の悪影響を
全て解消できるようになる。
また、固定基板による強固な固定と、略し字状
をなした迂回金具の緩衝作用とによつてたる木等
に対する固定力が強く、耐久性を大幅に向上でき
るようになるという効果が得られる。
また、本考案では、迂回金具の長尺側端部に、
先端側にワイヤ連結部を備えた連結金具の基端側
を連結ピンで上下回動自在に連結して、アンテナ
等が風圧を受け、それを支えているワイヤが引張
られても連結金具が迂回金具との連結部を支点と
してワイヤと共に動き、ワイヤがワイヤ連結部を
支点として回動することがないように形成してい
るから、ワイヤがその連結部で擦られて切断する
ことがない。
また、本考案では、連結金具をワイヤの張設方
向に向けたときそのワイヤ連結部が屋根瓦の先端
部より内側に位置するように連結金具の長さを形
成することにより、ワイヤをワイヤ連結部に連結
するとき作業者が屋根瓦の先端部まで行かなくて
よいように形成しているから、作業者は安全に作
業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のアンテナ等屋根上設置
物張設ワイヤの基部固定用金具の実施例を示す斜
視図、第2図は同使用状態を示す説明図、第3図
は他の実施例を示す斜視図、第4図は同使用状態
を示す説明図、第5図は従来の固定構造を示す説
明図である。 1……固定基板、2……迂回金具、20……長
尺側端部、21……短尺側端部、30……ワイヤ
連結孔(ワイヤ連結部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根瓦等の突出部を迂回するように略し字状に
    湾曲させた迂回金具の短尺側端部に、たる木等に
    固定可能な固定基板を備え、かつ、前記迂回金具
    の長尺側端部に、先端側にワイヤ連結部を備えた
    連結金具の基端側を連結ピンで上下回動自在に連
    結すると共に、連結金具をワイヤの張設方向に向
    けたとき前記ワイヤ連結部が屋根瓦の先端部より
    内側に位置するように連結金具の長さを形成した
    ことを特徴とするアンテナ等屋根上設置物張設ワ
    イヤの基部固定金具。
JP1986154819U 1986-10-07 1986-10-07 Expired - Lifetime JPH0531143Y2 (ja)

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JP1986154819U JPH0531143Y2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07

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JP1986154819U JPH0531143Y2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07

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JPS6359933U JPS6359933U (ja) 1988-04-21
JPH0531143Y2 true JPH0531143Y2 (ja) 1993-08-10

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2511991Y2 (ja) * 1989-09-13 1996-09-25 ナショナル住宅産業株式会社 アンテナ支線支持構造
JP2557033Y2 (ja) * 1991-01-14 1997-12-08 大和ハウス工業株式会社 アンテナ張線係止金具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932750B2 (ja) * 1979-06-22 1984-08-10 リズム時計工業株式会社 時計の目安装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015962Y2 (ja) * 1982-08-26 1985-05-18 誠一 一色 線材の緊張具
JPS62144323U (ja) * 1986-03-05 1987-09-11

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JPS6359933U (ja) 1988-04-21

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