JPH0738522Y2 - 止着構造 - Google Patents

止着構造

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JPH0738522Y2
JPH0738522Y2 JP1990055098U JP5509890U JPH0738522Y2 JP H0738522 Y2 JPH0738522 Y2 JP H0738522Y2 JP 1990055098 U JP1990055098 U JP 1990055098U JP 5509890 U JP5509890 U JP 5509890U JP H0738522 Y2 JPH0738522 Y2 JP H0738522Y2
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suspension
roof plate
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hook
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JP1990055098U
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Inventor
渉 渡部
Original Assignee
カナメルーフシステム株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、屋根板の止着構造に関するものである。
(ロ)従来技術 屋根の下地材として硬質木片セメント板や野地板等が使
われているが、これらを用いて屋根板を葺く場合には、
まず、それらを敷いて1枚毎に何ケ所か下穴あけ・タッ
プ立て・締結を単一工程で行える下穴不要ねじや釘等の
止着具にて下地材をタルキや母屋に止着し、次いで屋根
板を設置し吊子を屋根板の棟側に設けられた係止部に引
っ掛け、吊子を止着具にて下地材に止め付けていた。
また、第5図に示したように、取り付け金具(19)及び
吊子(17)を用いて下地材(22)と屋根板(21)を止着
する方法も考え出されている。これは、タルキ上に敷設
された発泡断熱材である下地材(22)の起立部(22a)
に取り付け金具(19)の立ち上げ片(19c)を合わせ、
底面(19b)を下穴不要ねじ(18)にて下地材(22)共
々タルキに止着する。次に、屋根板(21)を設置し、そ
の屋根板(21)の棟側に設けられた係止部先端(21a)
に吊子(17)を引っ掛けてかぶせ、取り付け金具(19)
の取り付け面(19a)に下穴不要ねじ(18)等の止着具
で止める。
(ハ)考案が解決しようとする課題 従来の屋根板の止着の際には、まず下地材を止着具で止
めておき、さらに、その上に葺く屋根板を止着具で止め
るため、別々の2つの止着具が必要であり、それぞれを
止着しなければならなかった。
このため、それぞれの用途に合わせた細かい止着具を多
量に準備して持ち運びし、その都度電動工具やハンマー
を用いて止着しなければならず、材料代や手間賃などの
経費がかかっていた。
本考案はこれらの課題を解決し、吊子上部と吊子支持部
のそれぞれに接続手段を設けることで、部品点数が少な
くて済み手間もかからない止着構造を提供するものであ
る。
(ニ)課題を解決するための手段 本願は、吊子上部と吊子支持部の組み合せから成る止着
構造であって、吊子上部には、屋根板の棟側に設けられ
た係止部先端に引っ掛けられる鈎部と、吊子支持部との
接続手段とが設けられている。
吊子支持部には、下地材上に載置される固定面と、固定
面の一端を立ち上げて設けられた立面部と、立面部を外
側方向に折り曲げて設けられた平板部と、平板部を立ち
上げて設けられた起立面と、起立面に設けられた吊子上
部との接続手段とが設けられている。
そして、吊子支持部の固定面を下地材上に固定し、吊子
上部の鈎部を屋根板の係止部先端に引っ掛け、吊子支持
部と吊子上部とをそれぞれの接続手段により接続する。
(ホ)作用 吊子上部を屋根板の係止部先端に引っ掛け、先に下地材
上に止めてある吊子支持部と接続することで、止着具を
用いずに屋根板を止着することができる。
(ヘ)実施例 まず、本考案の第一実施例について、第1図に基づいて
説明すると、吊子上部(1)は0.35ミリ程度の金属板に
て、吊子支持部(2)は1ミリ程度の金属板にて作成さ
れている。その吊子上部(1)は、屋根板の棟側に設け
られた係止部上面と接する上面部(5)、上面部(5)
の一端を折り下げた折り下げ部(4)、折り下げ部
(4)を内側に折り返した鈎部(3)、上面部(5)の
他端を一旦折り下げて段差を付けてから、さらに斜めに
折り下げ、切り欠き(7)を設けた斜面部(6)から成
っている。
下地材(22)に重ねて一緒にタルキに止着する吊子支持
部(2)は、穴(14)を有する固定面(13)、固定面
(13)の棟側を立ち上げた起立片(15)、固定面(13)
の軒側を立ち上げた立面部(12)、立面部(12)を軒側
に折り曲げた平板部(11)、平板部(11)を立ち上げた
起立面(10)から成っており、起立面(10)の中央には
爪(9)が1つ設けられている。
このような1組の部材を用いて下地材及び屋根板を止着
する方法を、第4図により説明する。本実施例に示した
屋根板(21)は、棟側に係止部を軒側に係合部を設けて
あり、係止部は、金属板を略直角に立ち上げてから、さ
らに軒側に略直角に折り曲げて平面部(21b)とし、平
面部(21b)を略直角に立ち上げてからまた棟側に折り
曲げ、さらに折り下げて係止部先端(21a)としてあ
る。
そして、本実施例に示した下地材(22)は、軒棟方向で
切断したときの断面形状が勾配状に形成されている屋根
用の断熱下地材(22)であって、棟側に起立部(22a)
が設けられている。
この屋根板(21)及び下地材(22)の止着方法は、ま
ず、下地材(22)の起立部(22a)に吊子支持部(2)
の起立片(15)を当て、固定面(13)を下穴不要ねじ
(18)にてタルキに止着する。次に、屋根板(21)の棟
側に設けられた係止部を吊子支持部(2)の起立面(1
0)に当てる。このとき、吊子支持部(2)の平板部(1
1)と屋根板(21)の平面部(21b)との間には、左右の
屋根板(21)を連結する際に使用する捨板を入れたり、
長さ5m程度の屋根板(21)でも施工しやすいように余裕
を持たせたりするために、隙間を設けてもよい。また、
起立片(15)は、なくてもよい。
続いて、吊子上部(1)の鈎部を屋根板(21)の係止部
先端(21a)に引っ掛けてかぶせ、段差を付けた斜面部
(6)に設けられた切り欠き(7)に吊子支持部(2)
の爪(9)を差し込む。次いで、ハンマー等による爪
(9)を叩いて斜面上に折り曲げ、屋根板(21)が軒先
側に下がらないように押さえるために吊子上部(1)と
吊子支持部(2)とを強固に接続させる。
第一実施例によれば、屋根板(21)の成形不良等により
多少の緩みがあっても、爪(9)を締め付けることによ
り屋根板(21)をしっかり固定することができる。ま
た、吊子上部(1)と吊子支持部(2)との接続もハン
マー等により叩くだけなので、施工が簡単で時間も短縮
できる。さらに、吊子上部(1)の斜面部(6)には爪
(9)を折り曲げてもその位置が上面部(5)より高く
なることがないように屋根板(21)の係止部に沿って段
差を設けてあるので、下に葺いてある屋根板(21)の上
に、次の段の屋根板(21)をかぶせた後で職人が踏みつ
けたとしても爪(9)による傷が付かない 第二実施例について第2図により説明するが、これは、
第一実施例の吊子上部(1)の斜面部(6)に設けられ
た切り欠き(7)と、吊子支持部(2)に設けられた爪
(9)を2つにしたものであり、第一実施例よりもさら
に強度が増したものとなっている。
第三実施例を第3図に基づいて説明すると、吊子上部
(1)は、第一実施例の吊子上部(1)のうち切り欠き
を設けた斜面部をなくし、上面部の棟側を折り下げてか
ら内側へ曲げて吊子支持部(2)との接続手段となる棟
側鈎部(16)を設けてあり、一方の吊子支持部(2)
は、爪(9)をなくして起立面(10)の先端を棟側下方
に折り曲げてある。
第三実施例の吊子を用いて下地材及び屋根板を止着する
際には、第4図同様に、まず、下地材(22)の起立部
(22a)に吊子支持部(2)の起立片(15)を当て、固
定面(13)を下穴不要ねじ(18)にて下地材共々タルキ
に止着する。次に、屋根板(21)を吊子支持部(1)に
当てる。一方の吊子上部(1)は、吊子支持部(2)の
すぐ脇の屋根板(21)の係止部先端(21a)に鈎部
(3)を引っ掛けてかぶせておく。続いて、吊子上部
(1)を吊子支持部(2)に向かって横にスライドさせ
る。こうして、棟側鈎部(16)が吊子支持部(2)に設
けられた吊子上部(1)との接続手段である、起立面
(10)を棟側に折り下げた部分と嵌合し双方が接続する
ようになっており、ハンマーは不要となる。
尚、屋根板(21)が風圧等により上方へ持ち上げられる
ことがあっても、吊子支持部(2)の平板部(11)が、
屋根板(21)の平面部(21b)を押さえるので屋根板(2
1)が外れるのを防ぐことができる。
(ト)考案の効果 従来の屋根板の止着の際には、下地材を止める止着具
と、その上に葺く屋根板を止める止着具の、別々の2つ
の止着具が必要であり、それぞれを止着しなければなら
ず、それぞれの用途に合わせた止着具を多量に準備し持
ち運びし、その都度電動工具やハンマーを用いて止着し
なければならず、材料代や手間賃などの経費がかかって
いたが、本考案によれば、吊子上部には吊子支持部との
接続手段が、吊子支持部にも吊子上部との接続手段が設
けられているので、吊子上部と吊子支持部とを接続する
際に、下穴不要ねじやボルト等の止着具や別の部品を必
要とせず、従って、部品点数が少なくて済み、手間も省
ける。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第一実施例を示す斜視図である。第
2図は、本考案の第二実施例を示す斜視図である。第3
図は、本考案の第三実施例を示す斜視図である。第4図
は、本考案の第一実施例の施工状態を表す説明図であ
る。第5図は、従来技術を示す説明図である。 (1)…吊子上部、(2)…吊子支持部 (3)…鈎部、(4)…折り下げ部 (5)…上面部、(6)…斜面部 (7)…切り欠き、(9)…爪 (10)…起立面、(11)…平板部 (12)…立面部、(13)…固定面 (14)…穴、(15)…起立片 (16)…棟側鈎部、(17)…吊子 (18)…下穴不要ねじ、(19)…取り付け金具 (19a)…取り付け面、(19b)…底面 (19c)…立ち上げ片、(21)…屋根板 (21a)…係止部先端、(21b)…平面部 (22)…下地材、(22a)…起立部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊子上部と吊子支持部の組み合せから成る
    止着構造であって、吊子上部は、屋根板の棟側に設けら
    れた係止部先端に引っ掛けられる鈎部と、吊子支持部と
    の接続手段とから形成されており、吊子支持部は、下地
    材上に載置される固定面と、固定面の一端を立ち上げて
    設けられた立面部と、立面部を外側方向に折り曲げて設
    けられた平板部と、平板部を立ち上げて設けられた起立
    面と、起立面に設けられた吊子上部との接続手段とから
    形成されており、該吊子支持部の固定面が下地材上に固
    定され、前記吊子上部の鈎部が屋根板の係止部先端に引
    っ掛けられ、吊子支持部と吊子上部とがそれぞれの接続
    手段により接続されることを特徴とする止着構造。
JP1990055098U 1990-05-26 1990-05-26 止着構造 Expired - Lifetime JPH0738522Y2 (ja)

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JPH0413718U JPH0413718U (ja) 1992-02-04
JPH0738522Y2 true JPH0738522Y2 (ja) 1995-09-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615485Y2 (ja) * 1981-02-19 1986-02-19

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JPH0413718U (ja) 1992-02-04

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