JP2500028Y2 - 屋根板の取付構造 - Google Patents

屋根板の取付構造

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JP2500028Y2
JP2500028Y2 JP581692U JP581692U JP2500028Y2 JP 2500028 Y2 JP2500028 Y2 JP 2500028Y2 JP 581692 U JP581692 U JP 581692U JP 581692 U JP581692 U JP 581692U JP 2500028 Y2 JP2500028 Y2 JP 2500028Y2
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稔 村山
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大同鋼板株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、瓦棒葺屋根における屋
根板の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、鋼板など金属板で形成される屋
根板1を用いて施工される瓦棒葺屋根の一例を示すもの
であり、屋根板1はその両側端縁にそれぞれ立ち上がり
片2,2を屈曲して設けると共に各立ち上がり片2の上
端部に結合片3を外側方へ延出して設けることによって
形成してあり、屋根板1の下面には断熱材13が積層し
てある。また母屋等の屋根構造材4の上には下向き開口
の略コ字形のタイトフレーム5が所定間隔で固定してあ
る。
【0003】そして屋根板1を取付け施工するにあたっ
ては、隣合うタイトフレーム5間において屋根構造材4
の上に屋根板1を配設してタイトフレーム5の上に結合
片3を重ねると共に同様にして屋根構造材4の上に配設
した他の屋根板1の結合片3をこの結合片3の上に重
ね、この上に必要に応じて固定金具14を重ねた後に、
固定金具14から結合片3を通してタイトフレーム5に
セルフドリリングスクリュー等で形成されるねじ具9を
ねじ込むことによってタイトフレーム5に結合片3を固
定する。このようにしてタイトフレーム5によって屋根
板1を屋根構造材4に取り付けることができるものであ
る。さらに、各屋根板1の立ち上がり片2を覆うように
瓦棒キャップ10を取着することによって瓦棒部が形成
される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のように屋根板1
をタイトフレーム5で取り付けるにあたって、屋根構造
材4の上に固定するタイトフレーム5の間隔に合わせて
屋根板1の取付け間隔も所定間隔に揃えることができる
のである。しかしながら、隣合うタイトフレーム5間に
屋根板1を配置する際に、屋根板1の立ち上がり片2の
傾斜角度に誤差がある場合など、結合片3がタイトフレ
ーム5の上端で図4のイ矢印のように左右に位置ずれす
るおそれがあり、このように位置ずれした状態でねじ具
9によって屋根板1をタイトフレーム5に固定すると、
屋根板1の間隔が不揃えになった状態で取付け施工がな
されることになり、さらには立ち上がり片2に取り付け
られる瓦棒キャップ10の間隔が不揃えになったりする
おそれがある。
【0005】本考案は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、屋根板を所定間隔に揃えて施工することができ、
加えて屋根板を所定間隔に揃える作業を容易におこなう
ことができる屋根板の取付構造を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る屋根板の取
付構造は、受け金具7の対向する二辺にそれぞれ位置決
め片8,8を上方へ突出して設け、受け金具7の他の一
辺に引掛係止片12を内方へ向けて下面側に折り返して
設け、屋根構造材4の上に固定されるタイトフレーム5
の下向きコ字形に形成される上端部に受け金具7を載置
して、タイトフレーム5の端縁に引掛係止片12を引っ
掛け係止することによってタイトフレーム5に受け金具
7を取着し、金属板で形成される屋根板1の側端縁に立
ち上がり片2を設けると共に立ち上がり片2の上端部に
下向きに凸曲して形成される結合片3を外側方へ延出し
て設け、屋根構造材4の上に配設した屋根板1の結合片
3を位置決め片8,8間にはめ込んで受け金具7の上面
に載置し、ねじ具9を結合片3から受け金具7を通して
タイトフレーム5にねじ込んで結合片3をタイトフレー
ム5に結合させて成ることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】受け金具7の対向する二辺にそれぞれ位置決め
片8,8を上方へ突出して設け、屋根構造材4の上に固
定されるタイトフレーム5の下向きコ字形に形成される
上端部に受け金具7を載置して取着し、屋根板1の側端
縁の立ち上がり片2の上端部に下向きに凸曲して設けた
結合片3を位置決め片8,8間にはめ込んで受け金具7
の上面に載置するようにしているために、位置決め片
8,8間への結合片3のはめ込みによってタイトフレー
ム5上での結合片3の位置決めを容易におこなうことが
でき、タイトフレーム5を基準にして屋根板1の間隔を
容易に揃えることができる。また受け金具7の他の一辺
に引掛係止片12を内方へ向けて下面側に折り返して設
け、タイトフレーム5の端縁に引掛係止片12を引っ掛
けて係止することによってタイトフレーム5に受け金具
7を取着するようにしているために、引掛係止片12に
よる引っ掛け係止でタイトフレーム5の上端から受け金
具7が浮き上がって外れることを防止することができ、
受け金具7が外れたりするおそれなく受け金具7の位置
決め片8,8間への結合片3の位置決め操作をおこなう
ことができる。
【0008】
【実施例】以下本考案を実施例によって詳述する。屋根
板1は鋼板など金属板を折曲加工して作成されるもので
あり、その両側端縁には立ち上がり片2が斜め外方へ向
けて上方へ突出するように屈曲形成してあり、各立ち上
がり片2の上端に折り返し突部15を屈曲すると共に折
り返し突部15から結合片3が外方へ向けて延出して設
けてある。結合片3は下向きに凸曲するように断面形状
を上向き開口の略コ字形に屈曲形成してある。また上記
各立ち上がり片2の下部には内方へ開口するように断面
略C字状に屈曲した嵌合凹溝16が形成してある。この
屋根板1の下面には発泡ウレタン樹脂等で形成される断
熱材13が全面に亘って積層してあるが、結合片3の部
分では断熱材14は切除するようにしてある。
【0009】タイトフレーム5は金属板を屈曲加工し
て、下向きに開口する略コ字形に形成されるものであ
り、両下端に固着片17を外方へ突出させて設けると共
に各固着片17の先端にそれぞれ下位置決め片6が上方
へ突出するように屈曲して延設してある。また、受け金
具7は矩形の金属板を加工して作成されるものであり、
図4に示すように、対向する二辺の両端部にそれぞれ斜
め外方へ向けて上方に切り起こし屈曲することによって
位置決め片8,8が設けてあり、この各辺の中央部には
側部係止片18が下方へ切り起こし屈曲して垂下してあ
る。また受け金具7の対向する他の二辺のうち一方の辺
の中央部には係止片11が下方へ切り起こし屈曲するこ
とによって垂下してあると共に他方の辺の中央部には引
掛係止片12が下方へ切り起こし屈曲することによって
内方へ向けて下面側に折り返して設けてある。この引掛
係止片12は斜め下方へ傾斜するように形成されるもの
である。受け金具7の中央部には通孔19がプレス加工
して設けてある。
【0010】屋根を施工するにあたっては、まず母屋な
ど屋根構造材4の上にタイトフレーム5を固定する。先
端にドリルが設けられたセルフドリリングスクリューな
どで形成されるねじ具20を用いて、タイトフレーム5
の固着片17から屋根構造材4にねじ具20をねじ込む
ことによって、屋根構造材4の上にタイトフレーム5を
固定することができる。このタイトフレーム5は軒や棟
と平行な方向で屋根構造材1に一定間隔で複数個固定さ
れるものであり、隣合う各タイトフレーム5の間隔は、
この隣合うタイトフレーム5の対向する下位置決め片6
間の間隔が屋根板1の両側の立ち上がり片2,2の下端
部間の距離寸法とほぼ等しい距離になるように設定され
るものである。
【0011】次にこのタイトフレーム5の上端部5aに
受け金具7を乗せてセットする。タイトフレーム5の上
端部5aへの受け金具7の取付けは、この上端部5aの
両側縁部に受け金具7の両側の側部係止片18を係止さ
せると共に上端部5aの棟側と軒側の一方の端縁に係止
片11を係止させながら、図3に示すように棟側と軒側
の他方の端縁に引掛係止片12を引っ掛けて係止するこ
とによっておこなうことができる。このように受け金具
7の三辺の係止片11及び側部係止片18を係止させる
ことによって、位置ずれすることなくタイトフレーム5
の上端に受け金具7をセットすることができるものであ
り、また引掛係止片12を引っ掛け係止することによっ
て、受け金具7がタイトフレーム5の上端部5aから浮
き上がることを防ぐことができるものである。尚、引掛
係止片12は傾斜させて形成してあるために、引掛係止
片12をタイトフレーム5の上端部5aの下面に差し込
んで引っ掛け係止させる操作を容易におこなうことがで
きるものである。
【0012】このようにタイトフレーム5に受け金具7
を取り付けた後に、隣合うタイトフレーム5間において
屋根構造材4の上に屋根板1を配置する。このとき屋根
板1の立ち上がり片2の下端部の外面が図1に示すよう
にタイトフレーム5の下位置決め片6に断熱材13を介
して当接されることによって、屋根板1の屋根構造材4
上での位置決めがなされ、屋根板1が第5図のロ矢印方
向のように左右に位置ずれすることがなくなる。そして
この屋根板1の結合片3をタイトフレーム5の上端の受
け金具7の上に載置する。このとき、結合片3を受け金
具7の両側の位置決め片8間にはめ込むようにして受け
金具7の上に結合片3を載置するものであり、タイトフ
レーム5上での結合片3の位置決めがなされる。従って
立ち上がり片2の傾斜角度に誤差があっても、位置決め
片8間に結合片3がはまり込むように立ち上がり片2の
傾斜を矯正することによって、立ち上がり片2の角度の
誤差を修正することができるものである。同様にして他
の屋根板1を屋根構造材4の上に配設すると共にこの他
の屋根板1の結合片3を上記結合片3の上に重ねる。次
に、この結合片3の上に固定金具14を重ねる。固定金
具14は両側部に係合曲片21を屈曲して設けることに
よって形成されるものであり、隣合う各屋根板1の立ち
上がり片2の上端の折り返し突部15にこの係合曲片2
1を係合させた状態で結合片3の上に重ねるものであ
る。そして、セルフドリリングスクリュー等で形成され
るねじ具9を固定金具14から結合片3,3にねじ込む
と共に受け金具7の通孔19に通し、さらにタイトフレ
ーム5にこのねじ具9をねじ込むことによって、ねじ具
9で結合片3をタイトフレーム5に固定する。このよう
にタイトフレーム5に結合片3を固定することによって
図2のように屋根板1を屋根構造材4に取り付けること
ができるものである。ここで、タイトフレーム5上の受
け金具7の上面に屋根板1の結合片3を重ねる操作をお
こなうにあたって、受け金具7は引掛係止片12による
引っ掛けによって浮き上がることが防止されているため
に、この際の操作で受け金具7がタイトフレーム5上か
ら外れるようなことがなく、受け金具7がタイトフレー
ム5から外れないように押さえたりする必要なく受け金
具7の上面に屋根板1の結合片3を重ねて位置決め片8
間にはめ込む作業を容易におこなうことができるもので
ある。
【0013】瓦棒キャップ10は鋼板等の金属板を断面
半円形状に屈曲して形成されるものであり、その両側端
縁には内側に略円形に折り返し屈曲して嵌合突条22が
設けてある。この瓦棒キャップ10を隣合う各屋根板1
の立ち上がり片2,2を覆うように被嵌して、各立ち上
がり片2の嵌合凹溝16に嵌合突条22を瓦棒キャップ
10の弾性力で嵌合させることによって、立ち上がり片
2,2の外側に瓦棒キャップ10を取着し、瓦棒部を形
成するものである。隣合う屋根板1間の防水はこの瓦棒
キャップ10で確保することができる。
【0014】
【考案の効果】上記のように本考案は、受け金具の対向
する二辺にそれぞれ位置決め片を上方へ突出して設け、
屋根構造材の上に固定されるタイトフレームの下向きコ
字形に形成される上端部に受け金具を載置して取着し、
屋根板の側端縁の立ち上がり片の上端部に下向きに凸曲
して設けた結合片を位置決め片間にはめ込んで受け金具
の上面に載置するようにしたので、位置決め片間への結
合片のはめ込みによってタイトフレームに対する結合片
の位置決めを容易におこなうことができ、タイトフレー
ムを基準にして位置ずれすることなく屋根板を所定間隔
に容易に揃えて施工することができるものである。また
受け金具の他の一辺に引掛係止片を内方へ向けて下面側
に折り返して設け、タイトフレームの端縁に引掛係止片
を引っ掛けて係止することによってタイトフレームに受
け金具を取着するようにしたので、引掛係止片による引
っ掛け係止でタイトフレームの上端から受け金具が浮き
上がって外れることを防止することができ、受け金具が
外れて脱落したりするおそれなく受け金具の位置決め片
間への結合片の位置決め操作を容易におこなうことがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の一部の断面図である。
【図2】本考案の一実施例の縮小した断面図である。
【図3】本考案の一実施例の一部の断面図である。
【図4】本考案の一実施例に用いる受け金具を示すもの
であり、(a)は平面図、(b)はA−A線断面図、
(c)は一部切欠側面図である。
【図5】従来例の縮小した断面図である。
【符号の説明】
1 屋根板 2 立ち上がり片 3 結合片 4 屋根構造材 5 タイトフレーム 7 受け金具 8 上位置決め片 9 ねじ具 12 引掛係止片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け金具の対向する二辺にそれぞれ位置
    決め片を上方へ突出して設け、受け金具の他の一辺に引
    掛係止片を内方へ向けて下面側に折り返して設け、屋根
    構造材の上に固定されるタイトフレームの下向きコ字形
    に形成される上端部に受け金具を載置して、タイトフレ
    ームの端縁に引掛係止片を引っ掛け係止することによっ
    てタイトフレームに受け金具を取着し、金属板で形成さ
    れる屋根板の側端縁に立ち上がり片を設けると共に立ち
    上がり片の上端部に下向きに凸曲して形成される結合片
    を外側方へ延出して設け、屋根構造材の上に配設した屋
    根板の結合片を位置決め片間にはめ込んで受け金具の上
    面に載置し、ねじ具を結合片から受け金具を通してタイ
    トフレームにねじ込んで結合片をタイトフレームに結合
    させて成る屋根板の取付構造。
JP581692U 1992-02-14 1992-02-14 屋根板の取付構造 Expired - Lifetime JP2500028Y2 (ja)

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JPH0566128U JPH0566128U (ja) 1993-08-31
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