JP2556807B2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2556807B2
JP2556807B2 JP5062725A JP6272593A JP2556807B2 JP 2556807 B2 JP2556807 B2 JP 2556807B2 JP 5062725 A JP5062725 A JP 5062725A JP 6272593 A JP6272593 A JP 6272593A JP 2556807 B2 JP2556807 B2 JP 2556807B2
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祐昌 中本
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅、文教施設その
他に用いられる床材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床材としては、図5に示す単層の
フローリング1又は、図6に示す奇数枚単板を交互に積
層した合板2が使われてきた。合板の場合、構成する単
板3,4,・・,7の厚さは、生産性の理由から、せい
ぜい1ミリメートル程度に薄くするのが限度であり、凸
実2aの部分には、単板が多くとも3枚程度位置するだ
けであった。
【0003】一方、住宅、文教施設の床組施工時におい
ては、床材の凸実に釘を打って、下地材である根太材と
固定一体化させ、根太工法により施工していくのが普通
である。
【0004】図4に示す如く、床材8,9の長さ方向の
継手が、1本の根太10上で突きつけられる時、根太1
0の幅が通常45ミリメートル程度しかないため、床材
にそれぞれ釘を1本ずつ打ったとしても、凸実8a,9
aの端部に約20ミリメートル以内に近接して打たざる
を得なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の単層の
フローリングの場合、図5に示す如く、凸実1aの部分
は1層となっているため、釘打ち施工時に極めて割れ易
いという欠点があった。
【0006】図6に示す合板では、1枚1枚の単板が厚
く、ロータリーレースによる単板製造時に、裏割れが多
数発生してしまう上、釘の打ち込みによって、この割れ
を押し広げることになり、凸実2aの割れが発生し易い
という欠点があった。また、合板では、実の部分に単板
が3枚程度しか位置しないため、1枚が欠けたり、割れ
たりした時に、その部分の強度が極端に弱くなり、この
ことによっても、凸実2aの割れが発生し易いという欠
点があった。
【0007】そのため、実自体の形状を改良して、図7
に示す如く、凸実2aの下部を合じゃくり状に突出さ
せ、釘の打ち込まれる部分の単板層をより多くし、釘の
打ち込みによる割れの押し広げに抵抗性を持たせる等の
改良を行った例もあったが、凹実2bの下部はこれに合
わせて後退した構造とする必要があり、実の形状が大型
化してしまうため、歩留りが大幅に低下してしまうとい
う欠点があった。
【0008】そこで、この発明は、以上の欠点を除去す
るため考えられたものであり、歩留りの減少する特殊な
構造の実を用いることなく、確実に釘打ちによる実の割
れの発生を減少させることのできる床材を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の床材は、床材
の断面において、実の位置する中央部は、薄く切削した
単板を多数積層したストランドボード層とし、該ストラ
ンドボード層の表裏面または表面は、中比重繊維板層と
し、上記ストランドボード層と中比重繊維板層を一体化
した板状体(以下、トライウッドと称する)に適宜化粧
を施してなることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように構成されたトライウッドを、通常
の合板と同様に切削加工し、実を形成する。こうするこ
とで得られた床材を、通常の合板と同様に、根太工法で
施工する。このとき、凸実に釘を打って下地材である根
太材と固定一体化させる工程では、凸実部分の単板の厚
さが薄く、多数積層されてあり、そのうちの1枚程度が
割れたり、欠けたり、死に節等の欠点があっても、その
部分の強度が著しく弱くならず、また、単板の繊維方向
が単一でないため、粘り強く釘の打ち込みによる押し広
げに抵抗する。
【0011】表裏面または表面に設けた中比重繊維板層
は、表裏面または表面の平滑性を極めて良好に保つ。
【0012】
【実施例】この発明の第一実施例を図面に従って説明す
る。図1に示したように、厚さ0.5ミリメートル以下
に切削した単板を多数積層した構造を有するストランド
ボード層11の表裏面に、凸実11aの部分にかからな
いように、中比重繊維板(MDF)層12を配置した比
重0.5以上のトライウッド13を、通常の合板と同様
に切削加工し、実を形成して床材を形成している。
【0013】本実施例では、単板を多数積層してストラ
ンドボード層を形成しているが、単板の積み重ね方は、
図3の如く、各単板11n,11n,・・の繊維方向を
ランダムに違えて重ね合わせている。
【0014】また、ストランドボード層の単板11n
は、厚さ0.5ミリメートル以下に切削されており、凸
実部に5,6枚から20枚程度までの数が位置するよう
になっている。
【0015】さらに、本実施例のトライウッド13は、
もし比重を0.5未満としたならば、床材として強度不
足を生じかねないので、従って一般の根太工法用床材と
して必要な比重0.5以上にしてある。
【0016】以上の構成より、本実施例は、均一な強度
となり、一部分の強度が著しく低下することなく、ロー
タリーレースによる単板の製造時に、裏割れの発生が極
めて少なく、凸実11aに釘を打ち込む時に、釘による
押し広げに粘り強く抵抗する極めて強靱な実を形成で
き、凸実11aの割れ発生を極めて少なくできる。
【0017】また、ストランドボード層11の表裏面ま
たは表面に、中比重繊維板層12を完全に一体化して設
けてあるため、強度も強く、しかも表面平滑性に優れた
床材になっている。
【0018】図2の如く、ストランドボード層11の表
面のみに中比重繊維板12を設けても良い。
【0019】以上のように構成された本実施例の床材に
は、適宜化粧が施されているが、この化粧とは、床材の
表裏面または表面に、単板を貼って塗装する、紙、塩ビ
等のシートを貼る、あるいは、ダイレクトプリント等の
加工を施すことである。
【0020】第二実施例として、ストランドボード層を
形成する際に、単板の積み重ね方を、概ね一方向だが、
20度から30度内でいろいろな角度に、各単板の繊維
方向をずらして重ね合わせたものを提供する。
【0021】この実施例の場合は、意図的に、20度か
ら30度ほど各単板の繊維方向をずらすまでもなく、概
ね一方向に重ねようとするだけで、それぐらいずれるの
で、角度のずれは誤差として考えられ、積層に手間がか
からず、形成が容易である。しかも、繊維方向がかなり
交錯したストランドボードができるので、上記第一実施
例にそれほど劣らない材質が期待できる。
【0022】第三実施例として、ストランドボード層を
形成する際に、複数の層を合体させてストランドボード
層を形成したものを提供する。その複数の層それぞれ
は、概ね一方向だが、20度から30度内でいろいろな
角度に、各単板の繊維方向をずらして重ね合わせた層で
形成する。そしてこの各層を、その繊維方向がほぼ直交
するように合体させて、全体のストランドボード層を形
成する。
【0023】この実施例の場合は、合板のような構成と
考えられるが、しかし、薄い単板が積層されてできた構
成なので、第一実施例とほぼ同じかそれ以上の強度の材
質が期待できる。
【0024】第一、第二、第三実施例ともに、ストラン
ドボード層11、中比重繊維板層12に、ラジアータパ
イン等の成長が早く、植材の容易な比較的低質な原料
が、容易かつ歩留りよく使用でき、ラワン等の熱帯雨林
材を使用する必要が無い。その理由は、薄い単板を積層
して形成するために、強度的に均一で優れた床材を生産
できるためである。
【0025】この発明の床材は、実を有する他の建材、
例えば、天井、壁、各種パネルにも応用が可能である。
【0026】
【発明の効果】この発明によると、床材の実形状を、歩
留りの減少に繋がる特殊形状とすることなく、従来通り
の形状で、実の釘打ちによる割れの発生を減少させるこ
とができ、生産性、施工性が改善でき、施工後のトラブ
ルの発生を防止できる極めて有益なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す床材単体の幅方向断
面図である。
【図2】この発明の一実施例の表面のみに中比重繊維板
層を設けた例を示す床材単体の幅方向断面図である。
【図3】この発明の第一実施例のストランドボード層を
形成する単板の重なり方を示す説明図である。
【図4】根太上に床材の継目がきた場合の釘の打ち込み
位置を示す平面図である。
【図5】従来の単層フローリングの床材単体の幅方向断
面図である。
【図6】従来の合板を基材とした床材単体の幅方向断面
図である。
【図7】従来の凸実の下部を突出させた割れ防止構造の
実を有する合板を基材とした床材単体の幅方向断面図で
ある。
【符号の説明】
1 単層フローリング 1a 凸実 1b 凹実 2 合板 2a 凸実 2b 凹実 3 合板の表面材 4 合板のクロス層 5 合板の心材 6 合板のクロス層 7 合板の裏面材 8 床材 8a 凸実 9 床材 9a 凸実 10 根太 11 ストランドボード層 11a 凸実 11b 凹実 11n 単板 12 中比重繊維板層 13 トライウッド 14 釘

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床材の断面において、実の位置する中央
    部は、薄く切削した単板を多数積層したストランドボー
    ド層とし、該ストランドボード層の表裏面または表面
    は、中比重繊維板層とし、上記ストランドボード層と中
    比重繊維板層を一体化した板状体に適宜化粧を施してな
    ることを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 ストランドボード層の各単板の厚さが
    0.5ミリメートル以下であり、板状体の比重が0.5
    以上である請求項1記載の床材。
  3. 【請求項3】 ストランドボード層が、各単板の繊維の
    並んだ方向をランダムに変えて積層した構造である請求
    項1又は請求項2記載の床材。
  4. 【請求項4】 ストランドボード層が、各単板の繊維の
    並んだ方向を20度〜30度内のいろいろな角度で変え
    て積層した構造である請求項1又は請求項2記載の床
    材。
  5. 【請求項5】 ストランドボード層が、各単板の繊維の
    並んだ方向を20度〜30度内のいろいろな角度で変え
    て概ね1方向に揃えて積層した複数の層を、該各層の繊
    維の並んだ方向が互いにほぼ直交するように積層した構
    造である請求項1又は請求項2記載の床材。
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