JP2873664B2 - 建築用板 - Google Patents

建築用板

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JP2873664B2 JP16337894A JP16337894A JP2873664B2 JP 2873664 B2 JP2873664 B2 JP 2873664B2 JP 16337894 A JP16337894 A JP 16337894A JP 16337894 A JP16337894 A JP 16337894A JP 2873664 B2 JP2873664 B2 JP 2873664B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】基板の表面に化粧単板が貼着され
た建築用板に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来から基板の表面に化
粧単板が貼着され、必要に応じてその木口に実加工が施
された床板、壁板、天井板等に用いられる建築用板は提
供されている。
【0003】特に、この建築用板は床板として用いられ
ることが多く、長方形状基板の表面に化粧単板をその繊
維方向が基板の長手方向と平行方向となるよう1枚ある
いは幅方向に複数列に貼着された建築用板であり、その
四周縁木口には本実加工が施される。
【0004】また、長手方向に直列に貼着した複数枚の
化粧単板からなるものも用いられる。これら建築用板
は、複数枚を床下地面に敷きならべ施工される。また、
突き合わされる長手方向と直角の木口が隣接する建築用
板同志が連らならないように位置をずらし施工される。
【0005】ところで、化粧単板は基板の長手方向と平
行方向に繊維方向がなるように貼着されるため、施工後
の幅方向の継ぎ目は繊維方向と同じであり、あまり目立
たないが、長さ方向においては継ぎ目が繊維方向と直角
方向に入ってしまい目立ち意匠性が低下するという問題
点がある。
【0006】そのために、意匠として利用する考え方か
ら長手方向と直角の木口を面取り加工をし施工後の継ぎ
目をU字状溝やV字状溝で現わし目立たなくするという
提案もなされていた。しかし、幅方向に複数列に化粧単
板が貼着された場合、複数列に渡り溝が形成され全体の
意匠性を低下するという難点がある。
【0007】その問題点を解決するため、幅方向に複数
列に化粧単板が貼着された場合、長手方向と直角の木口
において1列置きに面取り加工する方法が提案されてい
る。(実公平2−4194) しかしながら、この場合の1列置きに継ぎ目が残り、意
匠性はあまり高くないという欠点がある。また、1列置
きに面取り加工しなくてはならず、生産性の低いもので
あった。
【0008】
【技術的手段】基板1の表面に、基板1長手方向と平行
方向に繊維方向がなるように平行化粧単板2が複数列貼
着され、平行化粧単板2の各列の少なくとも基板1長手
方向と直角の片側木口表面部に、その木口と平行方向に
繊維方向がなるように直交化粧単板3が貼着されるとと
もに、該直交化粧単板3がその繊維方向と直角方向の長
さを少なくとも1列において異ならしめた、ことを特徴
とする建築用板。
【0009】
【構成の説明】以下本発明の構成について説明する。基
板1の四周縁木口に本実加工が施され、相対する木口に
各々雄実1aおよび雌実1bが設けられる。基板1は合
板、木質繊維板、パーティクルボード、ウエハーボー
ド、ストランドボード、配向ストランドボード、ウッド
スティックボード、単板積層材、集成材等が用いられ
る。
【0010】実加工は切削加工、圧搾加工等により設け
られる。図1のように、基板1の表面には、その長手方
向と平行方向に繊維方向がなるように平行化粧単板2が
貼着されるとともに、基板1の少なくとも長手方向と直
角の片側木口側表面部に、その木口と平行方向に繊維方
向がなるように直交化粧単板3が貼着される。
【0011】いいかえれば、基板1の長手方向と平行方
向に繊維方向がなるように平行化粧単板2が、しかも、
基板1の少なくとも長手方向と直角の木口側表面部に平
行化粧単板2の繊維方向と直交する繊維方向がなるよう
(繊維方向が基板1の幅方向となる)直交化粧単板3が
設けられる。化粧単板は予じめ基板1の長手方向と平行
方向に繊維方向がなるように貼着される平行化粧単板2
と、基板1の長手方向と直角の木口側表面部に、その木
口と平行方向に繊維方向がなるように貼着される直交化
粧単板3とを用意し、基板上に接着剤介して貼着され
る。
【0012】また、基板1の長手方向と平行方向となる
ように貼着される平行化粧単板2を得る木材ブロック
と、基板1の長手方向と直角の木口側表面部にその木口
と平行方向に繊維方向がなるように貼着される直交化粧
単板3を得る木材ブロックを切削し、一体化粧単板とし
て基板1上に接着剤を介して貼着してもよい。
【0013】化粧単板は任意樹種の木材ブロックあるい
は複数の木材ブロックを接着剤を介して接着し、積層し
た積層木材ブロック、単板を接着剤を介して積層した積
層ブロックを、スライサー、ロータリーレース、ハーフ
ラウンドロータリーレース、ベニヤソーを用いて切削し
て得られるスライスド単板、ロータリー単板、ハーフロ
ータリー単板、ソード単板、人工ツキ板等であり、0.
15〜4mm厚程度のものが用いられる。
【0014】以下、その貼着方法を例示する。 図2:平行化粧単板2が、基板1の長手方向と平行方向
に繊維方向がなるように、しかも平行化粧単板2が複数
列に貼着されるとともに、平行化粧単板2の各列の基板
1の少なくとも長手方向と直角の片側木口側表面部に、
その木口と平行方向に繊維方向がなるように直交化粧単
板を貼着したもの。
【0015】図3:平行化粧単板2の各列の長手方向と
直角の片側木口側表面部に貼着された直交化粧単板3
が、平行化粧単板2の各列のうち少なくとも1列におい
て長手方向と直角の反対木口側表面部に貼着されたも
の。(a)は三列のうち真中の列が、(b)は端の列の
直交化粧単板3が他の2列に対して反対側木口に位置し
ている。
【0016】図4:平行化粧単板2の各列の長手方向と
直角の片側木口側表面部に貼着された直交化粧単板3
が、1列おきに長手方向と直角の反対側木口側表面部に
貼着されたもの。
【0017】図5:平行化粧単板2の各列の長手方向と
直角の片側木口側表面部に貼着された直交化粧単板3
が、その繊維方向と直角方向の長さを少なくとも1列に
おいて異ならしめたもの。
【0018】図6:平行化粧単板2の各列の長手方向と
直角の片側木口側表面部に貼着された直交化粧単板3
が、その繊維方向と直角方向の長さを全て異ならしめた
もの。
【0019】図7:平行化粧単板2が基板1の長手方向
と平行方向に繊維方向がなるように、しかも複数列に貼
着されるとともに、平行化粧単板2の各列の基板1の少
なくとも長手方向と直角の片側木口側表面部に、その木
口と平行方向に繊維方向がなるように少なくとも1枚の
直交化粧単板3が複数列に渡る繊維方向と平行方向の長
さからなり貼着されるもの。(a)(b)は直交化粧単
板3が平行化粧単板2の2列に、(c)は4列に渡る長
さを有する。
【0020】図8:基板1の長手方向と平行方向に繊維
方向がなるように貼着される平行化粧単板2が、長手方
向に複数枚の平行化粧単板からなるもの。(a)(b)
は平行化粧単板2が一列に、(c)は複数列の場合を示
す。
【0021】以上のようにし得た、建築用板は、例えば
床板として使用した時、床下地面上に複数枚をその四周
縁に設けられる雄実a、雌実bを嵌合しつつ、接着剤、
釘ある接着剤と釘とを併用しつつ順次施工し敷きならべ
られる。
【0022】その際、長手方向と直角の木口が隣接する
建築用板同志が連らならないように位置をずらして施工
することが好ましい。建築用板は基板の表面にその長手
方向と平行方向に繊維方向がなるように化粧単板が貼着
されるため、施工後の幅方向の継ぎ目は目立たない。
【0023】しかも長さ方向の継ぎ目においても、基板
の少なくとも長手方向の片側木口側表面部にその木口と
平行方向に繊維方向がなるように化粧単板が貼着される
ため同様に目立たなくなるものである。しかも長さ方向
の継ぎ目においても、基板の少なくとも長手方向の片側
木口側表面部にその木口と平行方向に繊維方向がなるよ
うに化粧単板が貼着されるため同様に目立たなくなるも
のである。
【0024】基板の少なくとも長手方向の片側木口側表
面部に、その木口と平行方向に繊維方向がなるように化
粧単板を貼着した場合について説明したが、長手方向の
両側木口表面部に、その木口と平行方向に繊維方向がな
るように化粧単板を貼着してもなんら問題はない。
【0025】また、基板の長手方向と平行方向に繊維方
向がなるように貼着された化粧単板が、長手方向に複数
枚の化粧単板からなるものとすることで意匠性が向上す
る。
【0026】
【発明の効果】基板の長手方向および幅方向と平行方向
となる繊維方向にそれぞれ化粧単板が貼着されるため、
施工後の建築用板の突き合わせ部継ぎ目が化粧単板の繊
維方向と平行方向となるため目立たず、意匠性が向上さ
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1枚の平行化粧単板3と1枚の平行化粧単板
を貼着した場合の平面図。
【図2】 基板1の表面に平行化粧単板2と直交化粧単
板3とからなる列を複数列貼着した場合の平面図。
【図3】a:図1において、直交化粧単板3を真ん中の
1列において、他の列の反対側に設けた場合を示す。 b:同じく、図2において、端の列の直交化粧単板3を
他2列の反対側に設けた場合を示す。
【図4】 図2において、複数列の各々において1列お
きに直交化粧単板を反対側木口に設けた場合を示す。
【図5】 図2の場合において、直交化粧単板3の長手
方向の長さを複数列のうち少なくとも1列ごとにする場
合を示す。
【図6】 図5において、直交化粧単板3の長手方向の
長さを全て異にする場合を示す。
【図7】a:平行化粧単板2の2列の幅の長さに設けた
場合を示す。 b:同じく2列づつの幅に2枚の直交化粧単板を設けた
場合を示す。 c:同じく4列の幅の長さに直交化粧単板を設けた場合
を示す。
【図8】a:長手方向に1列に平行化粧単板2を2枚並
列した場合を示す。 b:同じく平行化粧単板2を3枚長手方向に並列した場
合を示す。 c:平行化粧単板列を複数列設けた場合を示す。
【図9】 建築用板の断面図。
【符号の説明】
1:基板、1a:雄実、1b:雌実、2:平行化粧単
板、3:直交化粧単板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面に、基板長手方向と平行方向に
    繊維方向がなるように平行化粧単板が複数列貼着され、
    平行化粧単板の各列の少なくとも基板長手方向と直角の
    片側木口表面部に、その木口と平行方向に繊維方向がな
    るように直交化粧単板が貼着されるとともに、該直交単
    板がその繊維方向と直角方向の長さを少なくとも1列に
    おいて異ならしめた、ことを特徴とする建築用板。
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