JP2556620B2 - 刈取収穫機 - Google Patents

刈取収穫機

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JP2556620B2
JP2556620B2 JP2327828A JP32782890A JP2556620B2 JP 2556620 B2 JP2556620 B2 JP 2556620B2 JP 2327828 A JP2327828 A JP 2327828A JP 32782890 A JP32782890 A JP 32782890A JP 2556620 B2 JP2556620 B2 JP 2556620B2
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mowing
traveling
speed
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lever
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治男 馬場
勇 阿瀬
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、歩行型のバインダーやコンバイン等の刈取
収穫機における刈取系及び走行系の変速構造に関する。
〔従来の技術〕
刈取収穫機の一例である歩行型のバインダーにおいて
は、近年走行用として無段変速装置を装備することが提
案されており、この無段変速装置は停止状態からゆっく
りと発進し、微速で前進して行くことが可能である。
この構造において、走行要の無段変速装置と刈取部の
伝動系とを従来どおりに同期させていると、微速での前
進時に刈取部も超低速で作動することになる。しかし、
この刈取部に付随して装備されている結束装置は、ある
程度の速度で駆動されないと正常な結束が行われず、刈
取部と同期して超低速で作動すると結束不良を生じてし
まう。
そこで、走行用に無段変速装置を装備した場合には、
走行系とは別に刈取部用の伝動系を設け、この刈取部の
作動速度を走行系とは関係なく独立に高低2段に変速で
きる刈取変速装置を装備することも併せて考えられてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のような走行用の無段変速装置及び刈取変速装置
を装備した場合、その各々に変速レバーが備えられるこ
とになる。
このように走行用及び刈取用の変速レバーを備えた場
合には、次のような状態の生ずる場合がある。つまり、
走行用及び刈取用の変速レバーの両者を低速側に操作し
ている状態で、走行用の変速レバーのみを高速側に操作
してしまい、機体の走行速度に刈取部の作動速度が追い
つけずに刈取部に詰まりを生じさせてしまったり、又、
走行用及び刈取用の変速レバーの両者を高速側に操作し
ている状態で、走行用の変速レバーのみを低速側に操作
してしまい、刈取部の作動速度が早すぎる状態となっ
て、刈取部により植付穀稈を機体側に引き倒してしまう
ような状態である。
本発明は前述のような走行用の無段変速装置及び刈取
変速装置を装備した場合において、走行用の変速レバー
の操作に伴う刈取用の変速レバーの操作忘れを防止する
構造を得ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、以上のような刈取収穫機において、
次のように構成することにある。つまり、 刈取部の作動速度を高低2段に変速する刈取変速装置
と、走行用の無段変速装置とを備え、前記無段変速装置
を操作する変速レバーのガイド部における前進側の範囲
において、低速側範囲と高速側範囲の間に、低速走行お
よび高速走行のそれぞれに対応した刈取り変速を行う必
要のある変速位置であることを認識させるための段違い
部を形成し、この段違い部の変速位置での変速比を、刈
取変速装置を高低2段のいづれに変速していても刈取り
走行を支障なく実行できる値に設定してある。
〔作用〕
前述のような走行用の無段変速装置及び刈取変速装置
を装備した場合、例えば走行用及び刈取用の変速レバー
の両者を低速側に操作していたとする。
この状態から走行用の変速レバーを低速側からガイド
部に沿って高速側に操作して行くと、ガイド部の段違い
部に走行用の変速レバーが衝突する。従って、この時に
作業者は低速状態の刈取部を高速側に操作する必要のあ
る位置まで、走行用の変速レバーを操作したことを認識
するのである。そして、この後に作業者は走行用及び刈
取用の変速レバーの両者を忘れずに高速側に操作するの
である。
又、刈取用の変速レバーを低速側に残し、この段違い
部にて走行用の変速レバーをそのままにしていたとして
も、特に支障なく刈り取りが行われる程度の速度で機体
は走行していくので、刈取不良の生ずるおそれはない。
〔発明の効果〕
以上のように、走行用の無段変速装置及び刈取変速装
置を装備した刈取収穫機において、走行用の変速レバー
の操作に所定位置で抵抗を与えることにより、刈取用の
変速レバーの操作を作業者に認識させ操作を忘れさせな
いように構成できて、走行速度に対して刈取部の作動速
度が速すぎたり遅すぎたりするようなことがなくなり、
刈取不良を未然に防止することができた。
そして、走行用の変速レバーを段違い部に残していて
も刈り取りは支障なく行われるので、刈取用の変速レバ
ーの操作を例え忘れても特に大きな刈取不良の生ずるこ
とはない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第6図に示すように、走行用の車輪(20)で支持され
た機体の前部に刈取部(21)、機体の後部にエンジン
(22)及び操縦ハンドル(23)を備えて刈取収穫機の一
例である歩行型のバインダーが構成されている。エンジ
ン(22)の下部に連結されたミッションケース(24)内
に走行用の無段変速装置(25)及び前後進の切換装置
(26)が内装されている。この無段変速装置(25)はテ
ーパーコーンを用いた変速型式であり、停止状態からゆ
っくりと発進して微速にて前進又は後進が可能である。
又、この無段変速装置(25)とは別の伝動系の動力が
ミッションケース(24)から、伝動軸(27)及び高低2
段に変速可能な刈取変速装置(28)を介して刈取部(2
1)に伝達されている。そして、刈取変速装置(28)を
操作する刈取変速レバー(33)が操縦ハンドル(23)に
備えられている。
第2、3、4図は、このバインダーの走行用の変速レ
バー(1)付近の構造を示しおり、軸芯(P1)周りに円
筒部材(2)が回動自在に支持されると共に、この円筒
部材(2)の軸芯(P2)周りに変速レバー(1)が揺動
操作自在に支持されている。
この軸芯(P1)周りには別の円筒部材(5)が回動自
在に支持されており、この円筒部材(5)に正面視L字
状の第1操作アーム(3)が固定されている。この第1
操作アーム(3)の上端には、変速レバー(1)が係入
可能な凹部(3a)が設けられており、無段変速装置(2
5)の操作部(25a)と第1操作アーム(3)とが第2、
3、4、5図に示すように連係ロッド(4)、操縦ハン
ドル(23)の基部の円筒軸(29)、連結ロッド(34)及
び連係ロッド(30)により連動連結されている。そし
て、第3図及び第4図に示すように、第1操作アーム
(3)を無段変速装置(25)の中立位置(N)にて保持
するボール式のデテント機構(6)が設けられている。
第2、3、4図に示すように、第1操作アーム(3)
の反対側には、軸芯(P1)周りに別の円筒部材(7)が
回動自在に支持されており、この円筒部材(7)に第2
操作アーム(8)が固定されている。この第2操作アー
ム(8)の上端には変速レバー(1)が係入可能な凹部
(8a)が設けられており、第2操作アーム(8)を無段
変速装置(25)の中立位置(N)にて保持するボール式
のデテント機構(6)が設けられている。
そして、別位置の軸芯(P3)周りに支持軸(9)が回
動自在に支持されており、支持軸(9)に第1アーム
(10)が固定されている。これに対し、第2操作アーム
(8)にローラー(11a)付きのピン(11)が固定さ
れ、このピン(11)が第1アーム(10)の長孔(10a)
に挿入されている。さらに、支持軸(9)に固定された
第2アーム(12)と、第1操作アーム(3)と亘って連
係部材(13)が架設連結されている。
レバーガイド(14)の軸芯(P4)周りに支持軸(15)
が回動自在に支持されると共に、この支持軸(15)の下
部に固定された操作アーム(16)と前後進の切換装置
(26)の操作部(26a)とが第2、3、4、5図に示す
ように連係ロッド(17)、円筒軸(29)内の操作軸(3
1)及び連係ロッド(32)により連動連結されている。
支持軸(15)の上部には操作部(18)が固定されてい
る。この操作部(18)には第1図に示すように、U字状
の凹部(18a)が設けられ、この凹部(18a)の紙面下側
よりアーム部(18b)が延出されている。
第1図に示す状態は変速レバー(1)を無断変速装置
(25)の中立位置(N)に位置させている状態である。
そして、この中立位置(N)にて変速レバー(1)を紙
面下方に操作して第1操作アーム(3)の凹部(3a)に
係入した状態である。この状態で変速レバー(1)が操
作部(18)の凹部(18a)に係入しており、操作部(1
8)により、切換装置(26)が前進側に操作されている
状態である。この状態で変速レバー(1)をレバーガイ
ド(14)のガイド孔(19)(ガイド部に相当)に沿って
紙面左方に操作して行くと、第1操作アーム(3)が第
2図において反時計方向に揺動操作されて無段変速装置
(25)が停止状態から前進の高速側に操作されて行く。
この場合、このガイド孔(19)は第1図に示すよう
に、前進側の範囲において低速側範囲(FL)と高速側範
囲(FH)とに分けられ、その両位置が左右にずらされて
低速側範囲(FL)と高速側範囲(FH)と間に段違い部
(19a)が形成されている。前述のように変速レバー
(1)をガイド孔(19)の低速側範囲(FL)に位置させ
ている場合には、刈取変速レバー(33)を低速側に操作
しておく。
そして、変速レバー(1)を低速側範囲(FL)から段
違い部(19a)を通り高速側範囲(FH)に操作すれば、
刈取変速レバー(33)も高速側に操作するのである。こ
の場合、変速レバー(1)を低速側範囲(FL)の段違い
部(19a)にまで操作した際に、変速レバー(1)が段
違い部(19a)の端面に接当するので、この時に作業者
は変速レバー(1)が段違い部(19a)に達したことを
認識するのであり、この後に刈取変速レバー(33)を高
速側に操作する必要を認識するのである。
これは、変速レバー(1)を高速側範囲(FH)から段
違い部(19a)を通し低速側範囲(FL)に操作する場合
も同様であり、変速レバー(1)を高速側範囲(FH)か
ら段違い部(19a)に操作した際に、高速側に位置する
刈取変速レバー(33)を低速側に操作する必要を作業者
が認識するのである。
又、変速レバー(1)を段違い部(19a)に残したま
まにした場合、刈取変速レバー(33)が高低どちらに操
作されていても刈り取り作業が支障なく行われるような
走行速度となるように、段違い部(19a)での変速比が
設定されている。
第1図に示す状態から変速レバー(1)をガイド孔
(19)に沿って紙面上方に操作すると、第1操作アーム
(3)がデテント機構(6)により中立位置(N)に保
持された状態で、操作部(18)が紙面時計方向に揺動操
作され切換装置(26)が前後進の中立位置に操作され
る。この場合、第2操作アーム(8)がデテント機構
(6)により中立位置(N)に保持されているので、変
速レバー(1)が支障なく第2操作アーム(8)の凹部
(8a)に係入するのである。
その後、変速レバー(1)をガイド孔(19)に沿って
紙面右方にガイド孔(19)の端部にまで操作すると、操
作部(18)がさらに紙面時計方向に揺動操作され切換装
置(26)が後進側に操作されると共に、第2操作アーム
(8)が第2図において時計方向に揺動操作される。こ
の場合、第2操作アーム(8)の動作により支持軸
(9)が反時計方向に回動操作されて、第1操作アーム
(3)が前進時と同様に第2図の反時計方向に揺動操作
される。これにより、無段変速装置(25)が後進の所定
の変速位置に操作されるのである。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る刈取収穫機の実施例を示し、第1図
は走行用の変速レバーのガイド孔及び操作部の平面図、
第2図は走行用の変速レバーの基部付近の側面図、第3
図は走行用の変速レバーの基部付近の背面図、第4図は
走行用の変速レバーの基部付近の平面図、第5図は操縦
ハンドル付近の平面図、第6図はバインダーの全体側面
図である。 (1)……変速レバー、(19)……ガイド部、(19a)
……ガイド部の段違い部、(21)……刈取部、(25)…
…無段変速装置、(28)……刈取変速装置、(FH)……
ガイド部の高速側範囲、(FL)……ガイド部の低速側範
囲。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刈取部(21)の作動速度を高低2段に変速
    する刈取変速装置(28)と、走行用の無段変速装置(2
    5)とを備え、前記無段変速装置(25)を操作する変速
    レバー(1)のガイド部(19)における前進側の範囲に
    おいて、低速側範囲(FL)と高速側範囲(FH)の間に、
    低速走行および高速走行のそれぞれに対応した刈取り変
    速を行う必要のある変速位置であることを認識させるた
    めの段違い部(19a)を形成し、この段違い部(19a)の
    変速位置での変速比を、刈取変速装置(28)を高低2段
    のいづれに変速していても刈取り走行を支障なく実行で
    きる値に設定してある刈取収穫機。
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JP4740484B2 (ja) * 2001-07-24 2011-08-03 デルタ工業株式会社 車両用自動変速機のシフト装置
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