JP2556072Y2 - 合成樹脂製容器の溶接構造 - Google Patents

合成樹脂製容器の溶接構造

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JP2556072Y2 JP1991105849U JP10584991U JP2556072Y2 JP 2556072 Y2 JP2556072 Y2 JP 2556072Y2 JP 1991105849 U JP1991105849 U JP 1991105849U JP 10584991 U JP10584991 U JP 10584991U JP 2556072 Y2 JP2556072 Y2 JP 2556072Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂製のオイルタ
ンク等の容器を構成する上下部材の溶接構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば合成樹脂製のタンクにあっては、
有底筒状の下部材と筒状の上部材とを超音波溶接するこ
とで構成されるものがある。このような合成樹脂製容器
の溶接構造として図9および図10に示されるものがあ
る。すなわち、上下部材101、102の一方に環状の
溶接代103を形成し、この溶接代103を介して図9
に示すように上下部材101、102を接合し、しかる
後に超音波振動により溶接代103を溶融することで図
10に示すように上下部材101、102を溶接する。
【0003】また、上部材と下部材とを横方向に比較的
低周波かつ大きな振幅で相対振動させることで、溶接代
を溶融させて溶接する振動溶接構造のものもあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような超音波溶
接構造にあっては、溶接の際に上下部材101、102
が互いに横方向にずれてしまうことがあった。また、超
音波振動の振幅は小さいために上部材と下部材の接合強
度が小さく、上下部材の間における容器の密閉性が他の
溶接構造に比べ一般的に低かった。また、溶接後に内側
にバリが生じ、容器の内部に侵入することもあった。
【0005】上記のような振動溶接構造にあっては、上
部材と下部材を横方向に相対振動させるものであるた
め、上部材と下部材が互いに横方向にずれてしまう割合
が高く、また、振幅が大きいために溶接装置が大型で高
価であり、小型化すると同時に複数の容器を溶接するこ
とができなくなるので生産性が低下するという問題があ
る。
【0006】本考案は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできる合成樹脂製容器の溶接構造を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本件考案の特徴とすると
ころは、筒状の上部材と下部材とを超音波溶接すること
で形成される合成樹脂製容器において、上下部材の一方
の対向端部に環状の凸部が形成され、上下部材の他方の
対向端部に環状の凹部が形成され、その凸部と凹部の
ンロー嵌合により上下部材が互いに横方向にずれるのが
阻止され、上下部材の一方の対向端面に他方の対向端面
に向かい突出する環状の溶融代が一体形成され、上下部
材の他方の対向端面に環状の周溝が形成され、その環状
溶融代と周溝は、その環状溶融代の径方向外方側および
径方向内方側に隙間を有して嵌合され、その環状溶融代
の溶融により上下部材が対向端面を介して溶接され、そ
の上下部材の間に環状のシール部材が配置されている
にある。
【0008】本件考案において、その隙間を介して嵌合
される環状溶融代と周溝との間の当該隙間が、その超音
波溶接により生じるバリを溜める環状の空洞を構成する
のが好ましい。
【0009】
【0010】
【作用】本件考案の構成によれば、上下部材の対向端部
に形成される環状の凹凸部をインロー嵌合させることに
より、上下部材が互いに横方向にずれるのを完全に阻止
できる。さらに、その環状凹凸部を介する嵌合により上
下部材が互いに対して横方向において位置決めされて
も、環状溶融代と周溝は、その環状溶融代の径方向外方
側および径方向内方側に隙間を有して嵌合されるので、
その溶融代の溶融が進行しても、上下部材を互いに押し
付けるのを阻止しようとする抵抗が大きくなることはな
く、溶接後の上下部材間の密封性が低下するのを防止で
き、超音波溶接を確実に行うことができる。
【0011】その上下部材の間に環状のシール部材が介
在されるので、上下部材の間における容器の密閉性の低
下を防止できる。また、上下部材を超音波溶接する際、
上下方向の振動により空気を上下部材間に巻き込むのを
シール部材により防止でき、上下部材間の密封性を高め
ることができる。
【0012】その隙間を介して嵌合される環状溶融代と
周溝との間の当該隙間が、その超音波溶接により生じる
バリを溜める環状の空洞とされることで、バリが容器の
内側に生じるのが防止される。
【0013】
【実施例および比較例】以下、図1〜図3を参照して本
考案の第1比較例を説明する。
【0014】図2に示すオイルタンク1は例えば油圧パ
ワーステアリング装置の油圧回路中に設けられるもので
あって、オイルを貯留するタンク本体2と、このタンク
本体2へのオイルの流入口を形成する流入パイプ3と、
タンク本体2からのオイルの流出口を形成する流出パイ
プ4と、その流入パイプ3に取り付けられるオイルフィ
ルター60と、タンク本体2の上部の給油口5を開閉す
るキャップ6と、その給油口5と流出口との間に介在す
るオイルフィルター30を備えている。
【0015】図1に示すように、その下部材2Bの上端
に環状の凸部10が形成され、この凸部10に嵌合する
環状の凹部11が上部材2Aの下端に形成されている。
その凸部10の内周面10aと凹部11の外周面11a
との接合により、上部材2Aと下部材2Bとが互いに横
方向にずれるのが阻止されている。すなわち、凸部10
と凹部11との嵌合はいわゆるインロー嵌合とされてい
る。この凹凸嵌合部の外方において、図3に示すように
溶接前の上部材2Aの下端に環状の溶融代12が下部
材2Bの上端面に向かい突出するように一体形成され
る。また、下部材2Bの上端面に環状の周溝14bが形
成され、その環状溶融代12と周溝14bは、その環状
溶融代12の径方向外方側および径方向内方側に隙間を
有して嵌合される。この溶融代12が上下方向の超音波
振動により溶融されることで、図1に示すように上部材
2Aと下部材2Bとが対向端面を介して溶接される。
の隙間を介して嵌合される環状溶融代12と周溝14b
との間の当該隙間が、その超音波溶接により生じるバリ
を溜める環状の空洞を構成する。すなわち、溶融代12
の溶融により生じるバリを溜めるため、この溶接部の外
方に隣接して環状の空洞14が形成されている。この空
洞14は、上部材2Aの下端に形成された環状の周溝1
4aと下部材2Bの上端に形成された環状の周溝14b
とで構成されている。また、環状の溶融代12の下端面
12aは外方に向かうに従い上方に向かうよう傾斜し、
溶接時に生じるバリが外方の空洞14に向かうのを促進
する。なお、図4の第2比較例に示すように、溶融代1
2の下端面を水平面としてもよい。
【0016】そのキャップ6は外周部材6aと内周部材
6bとを連結することで形成され、内周部材6bにはレ
ベルケージ20が一体化されている。また、外周部材6
aと内周部材6bの間には板バネ22が取り付けられ、
この板バネ22は給油口5を囲む内向フランジ25に形
成された切欠23を介しタンク本体2内に挿入される。
このタンク本体2内への挿入後にキャップ6を回転させ
ることで、板バネ22と内周部材6bとにより内向フラ
ンジ25が挟まれ、これによりキャップ6が固定され
る。なお、内周部材6bと内向フランジ25との間には
シールリング21が介在する。
【0017】その給油口5から給油されるオイルをろ過
するオイルフィルター30は、ナイロン製のメッシュに
より構成される筒状のフィルター本体31を、外枠32
と内枠33とにより挟み込むことで形成されている。ま
た、給油口5の下方には環状凸部35がタンク本体2に
一体成形され、この環状凸部35に環状部材36が溶接
され、この環状部材36にオイルフィルター30が外枠
32の上端フランジ32aを介し支持されている。
【0018】上記比較例の構成によれば、凹部11と凸
部10の嵌合により上部材2Aと下部材2Bとが溶接の
際に横方向に互いにずれるのが阻止される。また、溶接
時に生じるバリが内方に向かうのは凹部11と凸部10
の嵌合により阻止され、また、そのバリが環状の空洞1
4に溜められることによってもタンク1の内側にバリが
生じるのが防止される。さらに、その環状凹凸部11、
10を介する嵌合により上下部材2A、2Bが互いに対
して横方向において位置決めされても、環状溶融代12
と周溝14bは、その環状溶融代12の径方向外方側お
よび径方向内方側に隙間を有して嵌合されるので、その
溶融代12の溶融が進行しても、上下部材2A、2Bを
互いに押し付けるのを阻止しようとする抵抗が大きくな
ることはなく、溶接後の上下部材2A、2B間の密封性
が低下するのを防止でき、超音波溶接を確実に行うこと
ができる。
【0019】図5は本考案の実施例を示し、第1比較
と同様のタンク本体の筒状上部材2Aと有底筒状の下部
材2Bとの溶接構造を示し、図5の(1)は溶接後の状
態を示し、図5の(2)は溶接前の状態を示す。
【0020】その下部材2Bの上端に環状の凸部40が
形成され、この凸部40に嵌合する環状の凹部41が上
部材2Aの下端に形成されている。その凸部40の内周
面40aと凹部41の外周面41aとの接合により、上
部材2Aと下部材2Bとが互いに横方向にずれるのが阻
止されている。すなわち凸部40と凹部41との嵌合は
いわゆるインロー嵌合とされている。この凹凸嵌合部の
外方において、図5の(2)に示すように溶接前の上部
材2Aの下端に環状の溶融代42が下部材2Bの上端
面に向かい突出するように一体形成される。また、下部
材2Bの上端面に環状の周溝44bが形成され、その環
状溶融代42と周溝44bは、その環状溶融代42の径
方向外方側および径方向内方側に隙間を有して嵌合され
る。また、その上下部材2A、2Bの間の環状の凹部4
1内に環状のシール部材としてOリング43が配置され
る。その溶融代42が上下方向の超音波振動により溶融
されることで、図5の(1)に示すように上部材2Aと
下部材2Bとが対向端面を介して溶接される。また、O
リング43が上部材2Aと下部材2Bとに挟まれて圧縮
され、上下部材間の密閉性を向上する。その隙間を介し
て嵌合される環状溶融代42と周溝44bとの間の当該
隙間が、その超音波溶接により生じるバリを溜める環状
の空洞を構成する。すなわち、溶融代42の溶融により
生じるバリを溜めるため、この溶接部の外方に隣接して
環状の空洞44が形成されている。この空洞44は、上
部材2Aの下端に形成された環状の周溝44aと下部材
2Bの上端に形成された環状の周溝44bとで構成され
ている。また、環状の溶融代42の下端面42aは外方
に向かうに従い上方に向かうよう傾斜し、溶接時に生じ
るバリが外方の空洞44に向かうのを促進する。他は第
比較例と同様の構成とされる。
【0021】上記実施例の構成によれば、第1比較例と
同様の作用効果を奏し、さらにOリング43により上部
材2Aと下部材2Bの間の密閉性が向上する。
【0022】図6は本考案の第3比較例を示し、第1
例と同様のタンク本体の筒状上部材2Aと有底筒状の
下部材2Bとの溶接構造を示す。
【0023】その下部材2Bの上端に環状の凸部50が
形成され、この凸部50に嵌合する環状の凹部51が上
部材2Aの下端に形成されている。その凸部50の内外
周面50a、50bと凹部51の内外周面51a、51
bとの隙間δが僅かなものとされることにより、上部材
2Aと下部材2Bとが互いに横方向にずれるのが阻止さ
るが、上記実施例のように完全に阻止することはでき
ない。この凹凸嵌合部の内外方において、図中破線で示
すように溶接前の上部材2Aの下端に環状の溶融代52
a、52bが一体形成される。また、環状の凹部51内
にOリング53が配置される。その溶融代52a、52
bが上下方向の超音波振動により溶融されることで上部
材2Aと下部材2Bとが溶接される。また、Oリング5
3が上部材2Aと下部材2Bとに挟まれて圧縮され、上
下部材間の密閉性を向上する。そして、溶融代12の溶
融により生じるバリを溜めるため、この溶接部の内外方
に隣接して環状の空洞54a、54bが形成されてい
る。この空洞54a、54bは、上部材2Aの下端に形
成された環状の周溝54a′、54b′と下部材2Bの
上端に形成された環状の周溝54a′′、54b′′と
で構成されている。また、内方側の環状溶融代52aの
下端面52a′は内方に向かうに従い上方に向かうよう
傾斜し、溶接時に生じるバリが内方の空洞54aに向か
うのを促進し、外方側の環状溶融代52bの下端面52
b′は外方に向かうに従い上方に向かうよう傾斜し、溶
接時に生じるバリが外方の空洞に向かうのを促進する。
他は第1比較例と同様の構成とされる。
【0024】
【0025】図7は本考案の第4比較例を示し、第1
例と同様のタンク本体の筒状上部材2Aと有底筒状の
下部材2Bとの溶接構造を示す。
【0026】その下部材2Bの上端に環状の凸部60が
形成され、この凸部60に嵌合する環状の凹部61が上
部材2Aの下端に形成されている。その凸部60の内外
周面60a、60bと凹部61の内外周面61a、61
bとの隙間δが僅かなものとされることにより、上部材
2Aと下部材2Bとが互いに横方向にずれるのが阻止さ
るが、上記実施例のように完全に阻止することはでき
ない。この凹凸嵌合部の内外方において、図中破線で示
すように溶接前の上部材2Aの下端に環状の溶融代62
a、62bが一体形成される。また、環状の凹部61内
にOリング63が配置される。その溶融代62a、62
bが上下方向の超音波振動により溶融されることで上部
材2Aと下部材2Bとが溶接される。また、Oリング6
3が上部材2Aと下部材2Bとに挟まれて圧縮され、上
下部材間の密閉性を向上する。他は第1比較例と同様の
構成とされる。
【0027】
【0028】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば上記実施例では溶融代の下端面を傾
斜面としてバリが空洞に向かうのを促進したが、溶
下端面を水平面としてもよい。また、上部材に凸部を
形成して下部材に凹部を形成してもよい。また、溶融代
を下部材に形成し、あるいは上下部材の両方に形成して
もよい。また、上下部材間のシール部材はOリングに限
定されるものではない。また、オイルタンク以外の容器
の溶接構造にも本考案は適用できる。
【0029】図8は第5〜第7比較例を示し、上記実施
例と同様のタンク本体の筒状上部材2Aと有底筒状の下
部材2Bとの溶接構造を示す。図8の(1)に示す溶接
構造は、その上下部材の対向部にそれぞれ凹部71、7
2が形成され、この凹部71、72内にOリング73が
配置されている。このOリング73の外方において、図
中破線で示すように溶接前の上部材2Aの下端に環状の
溶融代74が一体形成される。この溶融代74が上下方
向の超音波振動により溶融される。また、Oリング73
が上下部材に挟まれて圧縮され、上下部材間の密閉性を
向上する。図8の(2)に示す比較例の図8の(1)に
示す比較例との相違は、凹部71、72内に突出する環
状の突起71a、72aが上下部材に一体成形され、そ
の突起71a、72aによりOリング73の圧縮応力が
局所的に大きくされることで、上下部材間の密閉性がさ
らに向上されている点にある。図8の(3)に示す比較
例の図8の(1)に示す比較例との相違は、上部材2A
の凹部71内に突出する環状の突起71aが上部材2A
に一体成形され、その突起71aによりOリング73の
圧縮応力が局所的に大きくされると共に、下部材2Bの
凹部72′の内面形状がOリング73の外面形状に沿う
ものとされることで、上下部材間の密閉性がさらに向上
されている点にある。
【0030】図8に示す比較例によれば、上部材2Aと
下部材2Bとの横方向の芯ずれ防止手段がないため、上
部材2Aと下部材2Bとが互いに横方向にずれた状態で
溶接されてしまうおそれがある。なお、実施例において
Oリングによる密閉性をさらに向上するため、上記第5
〜第7比較例と同様に凹部内に突出する突起を設けた
り、凹部の内周面をOリングの外周面に沿うようにして
もよい。
【0031】
【考案の効果】本件各考案よる合成樹脂製容器の溶接
構造によれば、超音波振動により容器を構成する上下部
材を確実に超音波溶接でき、また、溶接装置を小型で低
コストなものとできる。また、その上下部材を凹凸嵌合
部を介し溶接するので、上下部材の横方向のずれを防止
できる。また、上下部材の間に環状のシール部材を介在
させることで容器の密閉性を向上することができる。ま
た、溶接部を凹凸嵌合部の外方とすると共に、その溶接
部の外方に環状の空洞を形成してバリを溜めることで、
容器の内側にバリが生じるのを確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1比較例に係る溶接構造の断面図
(図2のI部拡大図)
【図2】本考案の第1比較例に係るオイルタンクの断面
【図3】本考案の第1比較例に係る溶接構造の溶接前の
状態を示す断面図
【図4】本考案の第2比較例に係る溶接構造の溶接前の
状態を示す断面図
【図5】本考案の実施例に係る溶接構造の断面図
【図6】本考案の第3比較例に係る溶接構造の断面図
【図7】本考案の第4比較例に係る溶接構造の断面図
【図8】本考案の第5〜第7比較例に係る溶接構造の断
面図
【図9】従来例に係る溶接構造の溶接前の状態を示す断
面図
【図10】従来例に係る溶接構造の断面図
【符号の説明】
1 オイルタンク 2A 上部材 2B 下部材 10 凸部 11 凹部 12 溶融代 14 空洞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 椎名 晶彦 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8 号光洋精工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−85375(JP,A) 特開 昭62−221526(JP,A) 実開 昭64−22419(JP,U) 実開 昭63−190558(JP,U) 実開 平2−122417(JP,U) 実開 昭59−98687(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の上部材と下部材とを超音波溶接す
    ることで形成される合成樹脂製容器において、上下部材
    の一方の対向端部に環状の凸部が形成され、上下部材の
    他方の対向端部に環状の凹部が形成され、その凸部と凹
    部のインロー嵌合により上下部材が互いに横方向にずれ
    るのが阻止され、上下部材の一方の対向端面に他方の対
    向端面に向かい突出する環状の溶融代が一体形成され、
    上下部材の他方の対向端面に環状の周溝が形成され、そ
    の環状溶融代と周溝は、その環状溶融代の径方向外方側
    および径方向内方側に隙間を有して嵌合され、その環状
    溶融代の溶融により上下部材が対向端面を介して溶接さ
    れ、その上下部材の間に環状のシール部材が配置されて
    いることを特徴とする合成樹脂製容器の溶接構造。
  2. 【請求項2】 前記隙間を介して嵌合される環状溶融代
    と周溝との間の当該隙間が、その超音波溶接により生じ
    るバリを溜める環状の空洞を構成する請求項1に記載の
    合成樹脂製容器の溶接構造。
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