JPH0565901A - オイルタンク - Google Patents
オイルタンクInfo
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- JPH0565901A JPH0565901A JP3254815A JP25481591A JPH0565901A JP H0565901 A JPH0565901 A JP H0565901A JP 3254815 A JP3254815 A JP 3254815A JP 25481591 A JP25481591 A JP 25481591A JP H0565901 A JPH0565901 A JP H0565901A
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- JP
- Japan
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- oil
- wall
- tank body
- filter
- tank
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- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 オイルを貯留するタンク本体と、このタンク
本体へのオイルの流入口とタンク本体からのオイルの流
出口との間に介在するオイルフィルターとを備える。そ
のタンク本体の内部に、タンク本体の側壁と底壁と内部
壁とにより囲まれると共に前記流入口に連通するオイル
流入室が形成される。そのオイルフィルターが面状とさ
れると共にその内部壁の一部を構成する。 【効果】 オイルフィルターのメッシュ面積をオイル流
入口の径に左右されることなく充分に大きなものとし、
そのメッシュの破れやオイルフィルターの脱落を防止で
きる。オイルフィルターを面状とすることができてコス
ト低減できる。
本体へのオイルの流入口とタンク本体からのオイルの流
出口との間に介在するオイルフィルターとを備える。そ
のタンク本体の内部に、タンク本体の側壁と底壁と内部
壁とにより囲まれると共に前記流入口に連通するオイル
流入室が形成される。そのオイルフィルターが面状とさ
れると共にその内部壁の一部を構成する。 【効果】 オイルフィルターのメッシュ面積をオイル流
入口の径に左右されることなく充分に大きなものとし、
そのメッシュの破れやオイルフィルターの脱落を防止で
きる。オイルフィルターを面状とすることができてコス
ト低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧パワーステ
アリング装置の油圧回路中に設けられるオイルタンクに
関する。
アリング装置の油圧回路中に設けられるオイルタンクに
関する。
【0002】
【従来の技術】図21は従来のオイルタンクの下部の断
面図を示し、オイルを貯留するタンク本体101と、こ
のタンク本体へのオイルの流入口102を構成する流入
パイプ103と、そのタンク本体101からのオイルの
流出口105とを備えている。また、タンク本体101
に流入するオイルをろ過するため、流入口102に筒状
のオイルフィルター104が接続されている。このオイ
ルフィルター104の接続は、流入パイプ103をオイ
ルフィルター104に挿入することで行なっていた。
面図を示し、オイルを貯留するタンク本体101と、こ
のタンク本体へのオイルの流入口102を構成する流入
パイプ103と、そのタンク本体101からのオイルの
流出口105とを備えている。また、タンク本体101
に流入するオイルをろ過するため、流入口102に筒状
のオイルフィルター104が接続されている。このオイ
ルフィルター104の接続は、流入パイプ103をオイ
ルフィルター104に挿入することで行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】筒状のオイルフィルタ
ー104にあっては、フィルター本体104aを構成す
るメッシュ面積はオイル流入口102を構成するパイプ
103の径に左右されるために充分な大きさを確保でき
ず、そのためオイルの通過抵抗が大きくなってパイプ1
03から外れたり、メッシュが破れたり、オイルフィル
ター104がパイプ103から脱落するというおそれが
ある。
ー104にあっては、フィルター本体104aを構成す
るメッシュ面積はオイル流入口102を構成するパイプ
103の径に左右されるために充分な大きさを確保でき
ず、そのためオイルの通過抵抗が大きくなってパイプ1
03から外れたり、メッシュが破れたり、オイルフィル
ター104がパイプ103から脱落するというおそれが
ある。
【0004】また筒状のオイルフィルター104は、フ
ィルター本体104aを構成するメッシュを筒状とした
ものを外枠104bと内枠(図示省略)とによって挟み
込んで成形するものであるため、成形が面倒で製造コス
トが嵩む。
ィルター本体104aを構成するメッシュを筒状とした
ものを外枠104bと内枠(図示省略)とによって挟み
込んで成形するものであるため、成形が面倒で製造コス
トが嵩む。
【0005】本発明は上記技術的課題を解決することの
できるオイルタンクを提供することを目的とする。
できるオイルタンクを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、オイルを貯留するタンク本体と、このタンク本体
へのオイルの流入口とタンク本体からのオイルの流出口
との間に介在するオイルフィルターとを備えたオイルタ
ンクにおいて、前記タンク本体の内部に、タンク本体の
側壁と底壁と内部壁とにより囲まれると共に前記流入口
に連通するオイル流入室が形成され、前記オイルフィル
ターが面状とされると共にその内部壁の一部を構成する
点にある。
ろは、オイルを貯留するタンク本体と、このタンク本体
へのオイルの流入口とタンク本体からのオイルの流出口
との間に介在するオイルフィルターとを備えたオイルタ
ンクにおいて、前記タンク本体の内部に、タンク本体の
側壁と底壁と内部壁とにより囲まれると共に前記流入口
に連通するオイル流入室が形成され、前記オイルフィル
ターが面状とされると共にその内部壁の一部を構成する
点にある。
【0007】
【作用】本発明の構成によれば、タンク本体の側壁と底
壁と内部壁とにより流入口に連通するオイル流入室を形
成することで、その内部壁を構成するオイルフィルター
のメッシュ面積をオイル流入口の径に影響されることな
く定めることができる。そのオイルフィルターはオイル
流入室の内部壁を構成するので面状とすることができ
る。
壁と内部壁とにより流入口に連通するオイル流入室を形
成することで、その内部壁を構成するオイルフィルター
のメッシュ面積をオイル流入口の径に影響されることな
く定めることができる。そのオイルフィルターはオイル
流入室の内部壁を構成するので面状とすることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0009】図1〜図5に示すオイルタンク1は例えば
油圧パワーステアリング装置の油圧回路中に設けられる
ものであって、オイルを貯留するタンク本体2と、この
タンク本体2へのオイルの流入口3を形成するパイプ7
と、タンク本体2からのオイルの流出口4を形成するパ
イプ8と、その流入口3と流出口4との間に介在するオ
イルフィルター60と、タンク本体2の上部の給油口5
を開閉するキャップ6と、その給油口5と流出口4との
間に介在するオイルフィルター30を備えている。
油圧パワーステアリング装置の油圧回路中に設けられる
ものであって、オイルを貯留するタンク本体2と、この
タンク本体2へのオイルの流入口3を形成するパイプ7
と、タンク本体2からのオイルの流出口4を形成するパ
イプ8と、その流入口3と流出口4との間に介在するオ
イルフィルター60と、タンク本体2の上部の給油口5
を開閉するキャップ6と、その給油口5と流出口4との
間に介在するオイルフィルター30を備えている。
【0010】そのタンク本体2は合成樹脂により成形さ
れたものであって、上部材2Aと下部材2Bとをバイブ
レーション溶接することで形成されている。なお上部材
2Aと下部材2Bとの溶接は、図7に示すように、下部
材2Bの外周上面に形成された環状の凹溝10に、上部
材2Aの外周下面に形成された環状の凸部11を嵌合さ
せ、その凸部11の下端に形成された図中破線で示す環
状の溶融代12を振動により溶融させることでなされ
る。なお、バイブレーション溶接の際に生じるバリを貯
めるため、凸部11の外周と凹溝10の間に環状の空洞
14が形成される。また、上部材2Aの内周端から下向
きに周壁13が突出形成され、この周壁13の外周に下
部材2Bの上端内周がバイブレーションに必要最小限の
クリアランスを確保し嵌め合わされることで、溶接時に
上部材2Aと下部材2Bとが横方向に大きくずれるのが
防止されている。また、環状の溶融代12の下端面は径
方向外方に向かうに従い上方に向かうよう傾斜し、溶接
時に生じるバリが径方向外方の空洞14に向かうのを促
進する。
れたものであって、上部材2Aと下部材2Bとをバイブ
レーション溶接することで形成されている。なお上部材
2Aと下部材2Bとの溶接は、図7に示すように、下部
材2Bの外周上面に形成された環状の凹溝10に、上部
材2Aの外周下面に形成された環状の凸部11を嵌合さ
せ、その凸部11の下端に形成された図中破線で示す環
状の溶融代12を振動により溶融させることでなされ
る。なお、バイブレーション溶接の際に生じるバリを貯
めるため、凸部11の外周と凹溝10の間に環状の空洞
14が形成される。また、上部材2Aの内周端から下向
きに周壁13が突出形成され、この周壁13の外周に下
部材2Bの上端内周がバイブレーションに必要最小限の
クリアランスを確保し嵌め合わされることで、溶接時に
上部材2Aと下部材2Bとが横方向に大きくずれるのが
防止されている。また、環状の溶融代12の下端面は径
方向外方に向かうに従い上方に向かうよう傾斜し、溶接
時に生じるバリが径方向外方の空洞14に向かうのを促
進する。
【0011】そのキャップ6は外周部材6aと内周部材
6bとを連結することで形成され、内周部材6bにはレ
ベルケージ20が一体化されている。また、外周部材6
aと内周部材6bの間には板バネ22が取り付けられ、
この板バネ22は給油口5を囲む内向フランジ25に形
成された切欠23を介しタンク本体2内に挿入される。
このタンク本体2内への挿入後にキャップ6を回転させ
ることで、板バネ22と内周部材6bとにより内向フラ
ンジ25が挟まれ、これによりキャップ6が固定され
る。なお、内周部材6bと内向フランジ25との間には
シールリング21が介在する。
6bとを連結することで形成され、内周部材6bにはレ
ベルケージ20が一体化されている。また、外周部材6
aと内周部材6bの間には板バネ22が取り付けられ、
この板バネ22は給油口5を囲む内向フランジ25に形
成された切欠23を介しタンク本体2内に挿入される。
このタンク本体2内への挿入後にキャップ6を回転させ
ることで、板バネ22と内周部材6bとにより内向フラ
ンジ25が挟まれ、これによりキャップ6が固定され
る。なお、内周部材6bと内向フランジ25との間には
シールリング21が介在する。
【0012】その給油口5から給油されるオイルをろ過
するオイルフィルター30は、ナイロン製のメッシュに
より構成される筒状のフィルター本体31を、外枠32
と内枠33とにより挟み込むことで形成されている。ま
た、給油口5の下方には環状凸部35がタンク本体2に
一体成形され、この環状凸部35に環状部材36がバイ
ブレーション溶接され、この環状部材36にオイルフィ
ルター30が外枠32の上端フランジ32aを介し支持
されている。その環状凸部35と環状部材36との溶接
は、図8に示すように、環状部材36の外周上面に形成
された環状の凹溝38に環状凸部35を嵌合させ、その
凹溝38の底面に形成された図中破線で示す環状の溶融
代39を振動により溶融させることでなされる。なお、
バイブレーション溶接の際に生じるバリを貯めるため、
環状凸部35の内周と凹溝38の間に空洞41が形成さ
れる。また、環状凸部35の外周端から下向きに周壁3
7が突出形成され、環状の凹溝38の外周に環状の凹溝
40が形成され、その周壁37に凹溝40がバイブレー
ションに必要最小限のクリアランスを確保し嵌め合わさ
れることで、溶接時に環状凸部35と環状部材36とが
横方向に大きくずれるのが防止されている。また、環状
の溶融代39の上端面は径方向内方に向かうに従い上方
に向かうよう傾斜し、溶接時に生じるバリが径方向内方
の空洞41に向かうのを促進する。
するオイルフィルター30は、ナイロン製のメッシュに
より構成される筒状のフィルター本体31を、外枠32
と内枠33とにより挟み込むことで形成されている。ま
た、給油口5の下方には環状凸部35がタンク本体2に
一体成形され、この環状凸部35に環状部材36がバイ
ブレーション溶接され、この環状部材36にオイルフィ
ルター30が外枠32の上端フランジ32aを介し支持
されている。その環状凸部35と環状部材36との溶接
は、図8に示すように、環状部材36の外周上面に形成
された環状の凹溝38に環状凸部35を嵌合させ、その
凹溝38の底面に形成された図中破線で示す環状の溶融
代39を振動により溶融させることでなされる。なお、
バイブレーション溶接の際に生じるバリを貯めるため、
環状凸部35の内周と凹溝38の間に空洞41が形成さ
れる。また、環状凸部35の外周端から下向きに周壁3
7が突出形成され、環状の凹溝38の外周に環状の凹溝
40が形成され、その周壁37に凹溝40がバイブレー
ションに必要最小限のクリアランスを確保し嵌め合わさ
れることで、溶接時に環状凸部35と環状部材36とが
横方向に大きくずれるのが防止されている。また、環状
の溶融代39の上端面は径方向内方に向かうに従い上方
に向かうよう傾斜し、溶接時に生じるバリが径方向内方
の空洞41に向かうのを促進する。
【0013】タンク本体2の内部に、タンク本体の側壁
2aと、タンク本体2の底壁2bと、タンク本体2の内
部の内部壁50とにより囲まれるオイル流入室51が形
成されている。その内部壁50は、タンク本体2の底壁
2bと対向する上壁52と、タンク本体2の側壁2aと
対向する内側壁53とで構成されている。
2aと、タンク本体2の底壁2bと、タンク本体2の内
部の内部壁50とにより囲まれるオイル流入室51が形
成されている。その内部壁50は、タンク本体2の底壁
2bと対向する上壁52と、タンク本体2の側壁2aと
対向する内側壁53とで構成されている。
【0014】その内側壁53の一部が前記オイルフィル
ター60により構成され、残部がタンク本体2と一体の
周壁53aにより構成されている。そのオイルフィルタ
ー60は面状であって、長方形の合成樹脂製メッシュに
より構成されるフィルター本体61を、合成樹脂製の外
枠62と内枠63によって挟み込むことで形成され、周
壁53aに形成された溝64に嵌め込まれている。な
お、図3に示すようにオイルフィルター60の一側には
段差部60aが形成され、この段差部60aに対向する
ように溝64に段差部64aが形成されている。これに
より、オイルフィルター60を表裏逆に溝64に挿入し
ようとしても、オイルフィルター60の段差部60aが
周壁53aの上端面に当接し、溝64の段差部64aが
オイルフィルター60aの下端面に当接し、挿入できな
いものとされている。従ってオイルフィルター60aの
上端と上壁52とが正しく嵌合されるので溶接不良を生
じることがない。
ター60により構成され、残部がタンク本体2と一体の
周壁53aにより構成されている。そのオイルフィルタ
ー60は面状であって、長方形の合成樹脂製メッシュに
より構成されるフィルター本体61を、合成樹脂製の外
枠62と内枠63によって挟み込むことで形成され、周
壁53aに形成された溝64に嵌め込まれている。な
お、図3に示すようにオイルフィルター60の一側には
段差部60aが形成され、この段差部60aに対向する
ように溝64に段差部64aが形成されている。これに
より、オイルフィルター60を表裏逆に溝64に挿入し
ようとしても、オイルフィルター60の段差部60aが
周壁53aの上端面に当接し、溝64の段差部64aが
オイルフィルター60aの下端面に当接し、挿入できな
いものとされている。従ってオイルフィルター60aの
上端と上壁52とが正しく嵌合されるので溶接不良を生
じることがない。
【0015】オイル流入室51を構成する上壁52は合
成樹脂製であって、タンク本体2と内側壁53とに超音
波溶接されている。その上壁52のタンク本体2と内側
壁53とに対する溶接は、図6に示すように、上壁52
の外周下面に形成された環状の凹溝70に、タンク本体
2から内方に突出する肉厚部71と内側壁53の上面と
に形成された環状の凸部72を嵌合させ、その凸部72
の上面に形成された図中破線で示す環状の溶融代73を
超音波振動により溶融させることでなされる。なお、溶
接の際に生じるバリを貯めるため、凸部72の外周と凹
溝70の間に空洞74が形成される。また、タンク本体
2の内周に上壁52の外周を接合させることで、タンク
本体2と内側壁53とに対する上壁52の横方向のずれ
が防止される。
成樹脂製であって、タンク本体2と内側壁53とに超音
波溶接されている。その上壁52のタンク本体2と内側
壁53とに対する溶接は、図6に示すように、上壁52
の外周下面に形成された環状の凹溝70に、タンク本体
2から内方に突出する肉厚部71と内側壁53の上面と
に形成された環状の凸部72を嵌合させ、その凸部72
の上面に形成された図中破線で示す環状の溶融代73を
超音波振動により溶融させることでなされる。なお、溶
接の際に生じるバリを貯めるため、凸部72の外周と凹
溝70の間に空洞74が形成される。また、タンク本体
2の内周に上壁52の外周を接合させることで、タンク
本体2と内側壁53とに対する上壁52の横方向のずれ
が防止される。
【0016】また本実施例では、上壁52の下面から下
向きに突出する邪魔板90が上壁52と一体に設けられ
ている。この邪魔板90に流入口3からオイル流入室5
1に流入するオイルが当たるものとされている。これに
より、流入口から流入するオイルがフィルター本体61
に直接当たることはなく、フィルター本体61の破れ
と、オイルの流れが一箇所に集中することによるフィル
ター本体61の目詰まりとが防止される。
向きに突出する邪魔板90が上壁52と一体に設けられ
ている。この邪魔板90に流入口3からオイル流入室5
1に流入するオイルが当たるものとされている。これに
より、流入口から流入するオイルがフィルター本体61
に直接当たることはなく、フィルター本体61の破れ
と、オイルの流れが一箇所に集中することによるフィル
ター本体61の目詰まりとが防止される。
【0017】上記構成によれば、オイルフィルター60
はオイル流入室51の内側壁53を構成するため、その
メッシュ面積をオイル流入口3の径に影響されることな
く充分大きくすることができ、オイルの通過抵抗が小さ
くなるので破損や脱落が防止される。また、邪魔板90
により流入口3から流入するオイルがフィルター本体6
1に直接当たるのが防止され、フィルター本体61の破
損と目詰まりが効果的に防止される。また、オイルフィ
ルター60は面状であるため筒状のものに比べ成形が容
易でコストの低減を図ることができる。なお、オイルフ
ィルター60は面状であれば湾曲していてもよい。
はオイル流入室51の内側壁53を構成するため、その
メッシュ面積をオイル流入口3の径に影響されることな
く充分大きくすることができ、オイルの通過抵抗が小さ
くなるので破損や脱落が防止される。また、邪魔板90
により流入口3から流入するオイルがフィルター本体6
1に直接当たるのが防止され、フィルター本体61の破
損と目詰まりが効果的に防止される。また、オイルフィ
ルター60は面状であるため筒状のものに比べ成形が容
易でコストの低減を図ることができる。なお、オイルフ
ィルター60は面状であれば湾曲していてもよい。
【0018】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば以下のような構成とすることができる。な
お、以下の変形例において上記実施例と同様部分は同一
符号で示す。
なく、例えば以下のような構成とすることができる。な
お、以下の変形例において上記実施例と同様部分は同一
符号で示す。
【0019】図9および図10に示すように、邪魔板9
0をオイル流入室51の幅方向全域に亘って設けるよう
にしてもよい。
0をオイル流入室51の幅方向全域に亘って設けるよう
にしてもよい。
【0020】図11、図12に示すように、オイルフィ
ルター60と上壁52とは一体成形した後にオイル流入
室51の内部壁50の一部としてタンク本体2に溶接す
るようにしてもよい。この際、図12に示すように上壁
52の一部もオイルフィルター60′により構成しても
よい。
ルター60と上壁52とは一体成形した後にオイル流入
室51の内部壁50の一部としてタンク本体2に溶接す
るようにしてもよい。この際、図12に示すように上壁
52の一部もオイルフィルター60′により構成しても
よい。
【0021】図13および図14に示すように、オイル
フィルター60のメッシュにより形成されるフィルター
本体61を流入口3よりも下方に配置し、流入口3から
流入するオイルがフィルター本体を挟み込む内枠63に
当たることでフィルター本体61に直接に当たらないよ
うにしてもよい。これにより、上記のような邪魔板90
を設けることなくフィルター本体62の破れや目詰まり
を効果的に防止できる。この場合、図15〜図17に示
すように、オイルフィルター60と上壁53とは一体成
形した後にオイル流入室51の内部壁50の一部として
タンク本体2に溶接するようにしてもよい。また、図1
6に示すようにフィルターフレーム62に桟62aを設
けてもよく、図17に示すように上壁53の一部をオイ
ルフィルター60′により構成してもよい。
フィルター60のメッシュにより形成されるフィルター
本体61を流入口3よりも下方に配置し、流入口3から
流入するオイルがフィルター本体を挟み込む内枠63に
当たることでフィルター本体61に直接に当たらないよ
うにしてもよい。これにより、上記のような邪魔板90
を設けることなくフィルター本体62の破れや目詰まり
を効果的に防止できる。この場合、図15〜図17に示
すように、オイルフィルター60と上壁53とは一体成
形した後にオイル流入室51の内部壁50の一部として
タンク本体2に溶接するようにしてもよい。また、図1
6に示すようにフィルターフレーム62に桟62aを設
けてもよく、図17に示すように上壁53の一部をオイ
ルフィルター60′により構成してもよい。
【0022】図18および図19に示すように、上記の
ような邪魔板90を設けることなく流入口3から流入す
るオイルがフィルター本体61に直接に当たるようにし
てもよい。
ような邪魔板90を設けることなく流入口3から流入す
るオイルがフィルター本体61に直接に当たるようにし
てもよい。
【0023】図20に示すように、内側壁53の一部を
平面視で相直交する2つのオイルフィルター60a、6
0bにより構成するようにしてもよい。
平面視で相直交する2つのオイルフィルター60a、6
0bにより構成するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によるオイルタンクによれば、タ
ンク本体の側壁と底壁と内部壁とで形成されるオイル流
入室の内部壁の一部をオイルフィルターが構成すること
で、そのオイルフィルターのメッシュ面積をオイル流入
口の径に左右されることなく充分に大きなものとし、そ
のメッシュの破れやオイルフィルターの脱落を防止でき
る。また、オイルフィルターはオイル流入室を形成する
内部壁を構成するので面状とすることができてコストの
低減を図ることができる。
ンク本体の側壁と底壁と内部壁とで形成されるオイル流
入室の内部壁の一部をオイルフィルターが構成すること
で、そのオイルフィルターのメッシュ面積をオイル流入
口の径に左右されることなく充分に大きなものとし、そ
のメッシュの破れやオイルフィルターの脱落を防止でき
る。また、オイルフィルターはオイル流入室を形成する
内部壁を構成するので面状とすることができてコストの
低減を図ることができる。
【図1】本発明の実施例に係るオイルタンクの断面図
【図2】本発明の実施例に係るオイルタンクの下部材の
平面図
平面図
【図3】図1のI‐I線断面図
【図4】本発明の実施例に係るオイルタンクの正面図
【図5】本発明の実施例に係るオイルタンクの平面図
【図6】図1のVI部拡大図
【図7】図1のVII部拡大図
【図8】図1のVIII部拡大図
【図9】異なった実施例に係るオイルタンクの要部の平
断面図
断面図
【図10】図9のX‐X線断面図
【図11】変形例に係るオイルフィルターの斜視図
【図12】変形例に係るオイルフィルターの斜視図
【図13】異なった実施例に係るオイル流入室の断面図
【図14】図13のXIV矢視図
【図15】変形例に係るオイルフィルターの斜視図
【図16】変形例に係るオイルフィルターの斜視図
【図17】変形例に係るオイルフィルターの斜視図
【図18】異なった実施例に係るオイルタンクの要部の
平断面図
平断面図
【図19】図18のXIX‐XIX線断面図
【図20】異なった実施例に係るオイルタンクの要部の
平断面図
平断面図
【図21】従来例に係るオイルタンクの部分断面図
1 オイルタンク 2 タンク本体 3 流入口 4 流出口 51 オイル流入室 60 オイルフィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 大和 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 内田 益義 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 オイルを貯留するタンク本体と、このタ
ンク本体へのオイルの流入口とタンク本体からのオイル
の流出口との間に介在するオイルフィルターとを備えた
オイルタンクにおいて、前記タンク本体の内部に、タン
ク本体の側壁と底壁と内部壁とにより囲まれると共に前
記流入口に連通するオイル流入室が形成され、前記オイ
ルフィルターが面状とされると共にその内部壁の一部を
構成することを特徴とするオイルタンク。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3254815A JPH0565901A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | オイルタンク |
DE69219252T DE69219252T2 (de) | 1991-09-04 | 1992-08-27 | Ölbehälter |
EP19920114668 EP0530685B1 (en) | 1991-09-04 | 1992-08-27 | Oil tank |
US07/937,396 US5356535A (en) | 1991-09-04 | 1992-08-31 | Oil tank |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3254815A JPH0565901A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | オイルタンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565901A true JPH0565901A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=17270267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3254815A Pending JPH0565901A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | オイルタンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0565901A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007155006A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 建設機械の作動油タンク |
JP2008162526A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-07-17 | Kojima Press Co Ltd | オイルタンク |
CN108438047A (zh) * | 2018-04-03 | 2018-08-24 | 绵阳历泰机械制造有限公司 | 整体式动力转向油罐 |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP3254815A patent/JPH0565901A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007155006A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 建設機械の作動油タンク |
JP2008162526A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-07-17 | Kojima Press Co Ltd | オイルタンク |
CN108438047A (zh) * | 2018-04-03 | 2018-08-24 | 绵阳历泰机械制造有限公司 | 整体式动力转向油罐 |
CN108438047B (zh) * | 2018-04-03 | 2024-01-30 | 绵阳历泰机械制造有限公司 | 整体式动力转向油罐 |
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