JP2008162526A - オイルタンク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)第1のタンク本体20と第2のタンク本体30を備えるタンク本体40と、(b)第1の平板状部53と第1の平板状部53の一辺から下方に延びる第2の平板状部54を備えるフィルタアッセンブリ50と、を有し、第1のタンク本体20の側壁23の内面には、第1の平板状部53が嵌め込まれるリブ28が設けられており、第1のタンク本体20の側壁23の内面および下壁22の上面には、第2の平板状部54の一側面54aが当接する第1のタンク本体側当接面部29が設けられている、オイルタンク10。
【選択図】 図1
Description
図4に示すように、第1、第2のタンク本体1,2のいずれか一方の側壁にタンク本体の容量を大とするための凸形状部1aが設けられている場合(図4では第1のタンク本体1に凸形状部1aが設けられている場合を示している)、凸形状部1aが設けられているタンク本体を成形する際に凸形状部1aがアンダーカット部となってしまう。
しかし、(i)内部のフィルタアッセンブリ3を水平に設けようとすると、フィルタアッセンブリ3を第1のタンク本体1に溶着した後に、第1のタンク本体1及びフィルタアッセンブリ3と第2のタンク本体2とを溶着しなければならず、溶着工程が増えてしまう。また、第1のタンク本体1及びフィルタアッセンブリ3と第2のタンク本体2とを溶着する時に、第1のタンク本体1および/またはフィルタアッセンブリ3と第2のタンク本体2との間に隙が発生したり、溶着時のバリが、タンク本体内の、フィルタアッセンブリ3よりもオイル流れ方向下流側部分に入り込んでしまうおそれがある。
また、(ii)内部のフィルタアッセンブリ3を図6に示すように鉛直に設定し、第1、第2のタンク本体1,2でフィルタアッセンブリ3を挟み込もうとすると、フィルタアッセンブリ3がタンク本体内のオイルの上面より上方に出てしまう。その結果、低温時などオイル粘度が高くオイルがフィルタアッセンブリ3を通過しにくくなっている場合、フィルタアッセンブリ3よりもオイル流れ方向下流側のオイルがオイル流出口4からオイルタンク外に流出するにつれて、フィルタアッセンブリ3のオイル流れ方向上流側に比べて下流側のオイル高さが低くなり、さらにオイル流出口4からオイルが流出すると、オイル注入口5からオイルタンク内に入り込んだ空気がオイル流出口4から流出してしまうおそれ(エア巻き込みのおそれ)がある。
(1) (a)上下壁と該上下壁を結ぶ側壁を備える第1のタンク本体と、上下壁と該上下壁を結ぶ側壁を備え前記第1のタンク本体と溶着される第2のタンク本体と、を備えるタンク本体と、
(b)第1の平板状部と、該第1の平板状部の一辺から下方に延びる第2の平板状部と、を備えるフィルタアッセンブリと、
を有し、
前記第1のタンク本体の側壁の内面には、前記フィルタアッセンブリの第1の平板状部が嵌め込まれるリブが設けられており、
前記第1のタンク本体の側壁の内面および下壁の上面には、前記フィルタアッセンブリの第2の平板状部の一側面が当接する第1のタンク本体側当接面部が設けられている、オイルタンク。
(2) 前記第2のタンク本体には、前記フィルタアッセンブリの第2の平板状部の他側面が当接する第2のタンク本体側当接面部が設けられている(1)記載のオイルタンク。
また、リブを設ける位置をオイルタンク内のオイルの上面よりも下方位置とすることで、フィルタアッセンブリがタンク本体内のオイルより上方に延びることを防止でき、オイルタンク内の空気がオイル流出口から流出することを防止できる。
上記(2)のオイルタンクによれば、第2のタンク本体に第2のタンク本体側当接面部が設けられているため、フィルタアッセンブリの第2の平板状部を第1のタンク本体側当接面部と第2のタンク本体側当接面部とで挟持することができる。その結果、フィルタアッセンブリがリブから抜ける方向に移動することを防止できる。
本発明実施例のオイルタンクは、自動車のパワーステアリング用のオイルタンクである。
本発明実施例のオイルタンク10は、図1に示すように、第1のタンク本体20と第2のタンク本体30とを備えるタンク本体40と、タンク本体40内に配置されるフィルタアッセンブリ50と、を備える。
上下壁21、22の平面視形状は、三角形以上の多角形であってもよく、半楕円形であってもよく、半円形であってもよい(図示例では四角形(矩形)である場合を示している)。側壁23には、その他の側壁23部分に比べてオイルタンク10の容量を大とする方向に突出する(第2のタンク本体30から離れる方向に突出する)凸形状部23aが少なくとも1箇所設けられている。
オイル流入口24は、給油口26よりも下方位置に設けられており、オイル本体40内の図示略のオイルの上面よりも常時下方位置となる位置に設けられている。オイル流出口25は、オイル流入口24よりも下方位置に設けられている。
第1のタンク本体側当接面部29は、フィルタアッセンブリ50の後述の第2の平板状部54の一側面54aの縁部と面接触(当接)する。
上下壁31、32の平面視形状は、三角形以上の多角形であってもよく、半楕円形であってもよく、半円形であってもよい(図示例では四角形(矩形)である場合を示している)。側壁33には、その他の側壁33部分に比べてオイルタンク10の容量を大とする方向に突出する(第1のタンク本体20から離れる方向に突出する)凸形状部が少なくとも1個設けられていてもよい(図示例では凸形状部が設けられていない場合を示している)。
第2のタンク本体側フランジ部34は、第1のタンク本体側フランジ部27と溶着される。第2のタンク本体側フランジ部34と第1のタンク本体側フランジ部27の突条部27aとが溶着(たとえば振動溶着)されることで、第1のタンク本体20と第2のタンク本体30とは互いに溶着される。
第2のタンク本体側当接面部35は、第2のタンク本体側フランジ部34に設けられる。第2のタンク本体側当接面部35は、第2の平板状部54の他側面54bの縁部と面接触(当接)する。
フィルタアッセンブリ50は、第1の平板状部53と、第2の平板状部54と、を備える。
本発明実施例では、第1のタンク本体20の側壁23の内面にフィルタアッセンブリ50の第1の平板状部53が嵌め込まれるリブ28が設けられているため、リブ28に第1の平板状部53を嵌め込むことで、フィルタアッセンブリ50をタンク本体40に固定することができる。そのため、リブ28が設けられていれば、第1のタンク本体20の側壁23に凸形状部23aが設けられている場合であっても、フィルタアッセンブリ50をタンク本体40に溶着することなく、フィルタアッセンブリ50をタンク本体40に固定できる。また、フィルタアッセンブリ50をリブ28に嵌め込んでタンク本体40に固定するため、フィルタアッセンブリ50を第2のタンク本体30の側壁形状によらずにタンク本体40に固定することができる。そのため、第2のタンク本体30の側壁33にタンク本体40の容量を大にするための凸形状部が設けられている場合であっても、フィルタアッセンブリ50をタンク本体40に溶着することなく、フィルタアッセンブリ50をタンク本体40に固定できる。
20 第1のタンク本体
21 第1のタンク本体の上壁
22 第1のタンク本体の下壁
23 第1のタンク本体の側壁
23a 凸形状部
24 オイル流入口
25 オイル流出口
26 給油口
27 第1のタンク本体側フランジ部
28 リブ
29 第1のタンク本体側当接面部
30 第2のタンク本体
31 第2のタンク本体の上壁
32 第2のタンク本体の下壁
33 第2のタンク本体の側壁
34 第2のタンク本体側フランジ部
35 第2のタンク本体側当接面部
40 タンク本体
50 フィルタアッセンブリ
51 フィルタ
52 枠体
53 第1の平板状部
54 第2の平板状部
54a 第2の平板状部の一側面
54b 第2の平板状部の他側面
Claims (2)
- (a)上下壁と該上下壁を結ぶ側壁を備える第1のタンク本体と、上下壁と該上下壁を結ぶ側壁を備え前記第1のタンク本体と溶着される第2のタンク本体と、を備えるタンク本体と、
(b)第1の平板状部と、該第1の平板状部の一辺から下方に延びる第2の平板状部と、を備えるフィルタアッセンブリと、
を有し、
前記第1のタンク本体の側壁の内面には、前記フィルタアッセンブリの第1の平板状部が嵌め込まれるリブが設けられており、
前記第1のタンク本体の側壁の内面および下壁の上面には、前記フィルタアッセンブリの第2の平板状部の一側面が当接する第1のタンク本体側当接面部が設けられている、オイルタンク。 - 前記第2のタンク本体には、前記フィルタアッセンブリの第2の平板状部の他側面が当接する第2のタンク本体側当接面部が設けられている請求項1記載のオイルタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006356757A JP2008162526A (ja) | 2006-12-29 | 2006-12-29 | オイルタンク |
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JP2006356757A JP2008162526A (ja) | 2006-12-29 | 2006-12-29 | オイルタンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008162526A true JP2008162526A (ja) | 2008-07-17 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2006356757A Pending JP2008162526A (ja) | 2006-12-29 | 2006-12-29 | オイルタンク |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013079007A (ja) * | 2011-10-04 | 2013-05-02 | Daikyonishikawa Corp | オイルタンク |
Citations (4)
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-
2006
- 2006-12-29 JP JP2006356757A patent/JP2008162526A/ja active Pending
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