JP2555705Y2 - キュービクルと引出し形電気機器 - Google Patents

キュービクルと引出し形電気機器

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JP2555705Y2
JP2555705Y2 JP5167991U JP5167991U JP2555705Y2 JP 2555705 Y2 JP2555705 Y2 JP 2555705Y2 JP 5167991 U JP5167991 U JP 5167991U JP 5167991 U JP5167991 U JP 5167991U JP 2555705 Y2 JP2555705 Y2 JP 2555705Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はキュービクルとこのキュ
ービクル内に収納される引出し形電気機器に係り、特に
断路端子及び接続端子の配置構成に関したものである。
【0002】
【従来の技術】最近、ビル内の電気室等の限られた空間
内に設置するキュービクルは、省スペースおよび前面か
らの保守の点から薄形に構成される傾向にある。この種
薄形キュービクルは、保守が前面からできるので、電気
室の壁に密着して設置でき、従来のキュービクルが必要
とした裏面側の点検通路が不要となる利点がある。
【0003】一方、ビル内設置という特殊性から変圧器
には乾式変圧器が使用されている。また変圧器容量は比
較的小さくてよく、例えば500KVAの変圧器の場合
であれば、変圧器の製作限界寸法の点から、奥行寸法が
700〜900mmのキュービクルに変圧器を収納して
設置している。そして、並設される他の引出し形電気機
器(例えば真空しゃ断器、真空開閉器、計器用変圧器
等)を収納したキュービクルも同寸法に形成されて設置
されることになる。
【0004】この種従来の引出し形電気機器の一例を図
5に示す真空開閉器に基づいて説明する。1はキュービ
クルで、中枠12によって機器収納室13を上下方向に
複数個備えている。キュービクル1の裏面側(図中右
側)には、支持絶縁物14,15を介して主回路導体1
6,17が設けてあり、これら主回路導体16,17の
先端部には断路端子が設けて有る。
【0005】2はコンビネーション形の真空開閉器で、
下部に車輪21を備えて引出し自在に中枠12上に収納
されている。22,23は真空開閉器2と主回路導体1
6,17の断路端子と接続される接続端子である。な
お、図中11はキュービクルの扉である。
【0006】次に図6に示すものは、キュービクル1内
の主回路導体16,17の概略図であり、複数の引出し
形電気機器(真空開閉器2)が段積み収納されることか
ら、絶縁被覆されている主回路導体16a,16b,1
6c及び17a,17b,17cは複雑に配置されてい
る。図中において18a,18b,18c及び19a,
19b,19cは各々各相(三相)の断路端子であり電
源側(18a,18b,18c)が上部に、負荷側(1
9a,19b,19c)が下部にと垂直方向に離間して
配置され、且つ各相は水平方向に離間して配置されてい
る。なお、図中の3は変流器である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】従来のキュービクルの
主回路導体側の断路端子(対応する引出し形電気機器の
接続端子)は、電源側の各断路端子と負荷側の各断路端
子とが主回路導体の配置方向(延設方向で普通は垂直方
向)と直交する方向(水平方向)に配置されていること
から、複数の電気機器を多段積みした場合には、主回路
導体(特に負荷側)の設置が複雑なものとなる。
【0008】しかも特に負荷の主回路導体を配置するた
めのスペースが段積み電気機器間に必要となることから
キュービクルの上下方向寸法の縮小化に限界があり、ま
たは段数の増加に限界があった。
【0009】本考案は、これらの問題を解決して一層の
簡略化と縮小化が図れるキュービクル及び引出し形電気
機器を提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、キュービクル
内に設置した三相の電源側主回路導体及び負荷側主回路
導体と引出し形電気機器とを各々断路端子を介して接続
するキュービクルおよび引出し形電気機器で、 a.電源側断路端子と負荷側断路端子とを水平方向に離
間配置して設け、且つ各電源側および負荷側における三
相の断路端子を垂直方向に離間配置してキュービクルを
構成する。
【0011】b.また電源側接続端子と負荷側接続端子
とを水平方向に離間配置して設け、且つ各電源側および
負荷側における三相の接続端子を垂直方向に離間配置し
て引出し形電気機器を構成する。
【0012】ものである。
【0013】c.引出し形電気機器は真空インタラプタ
とヒューズを備え、且つ両者を平行配置すると共に絶縁
距離を介してラップ配置して絶縁フレームに固定して構
成してある。
【0014】d.真空インタラプタは一対の電極を包囲
する金属シールドを備えると共に該金属シールドをヒュ
ーズと同電位にして構成する。
【0015】e.更には、真空インタラプタの少なくと
も一部を絶縁フレームで包囲して構成するものである。
【0016】
【作用】電源側断路端子(接続端子)と負荷側断路端子
(接続端子)とを水平方向に離間配置して設け、且つ各
電源側および負荷側における三相の断路端子を垂直方向
に離間配置してキュービクル(引出し形電気機器)を構
成しているので、電源側及び負荷側の主回路導体は簡単
に接続設置でき、キュービクルの上下方向の縮小化が図
れ、また引出し形電気機器自体の縮小化と同時に耐電圧
特性の向上が図れるものである。
【0017】
【実施例】本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に
説明する。
【0018】なお、前述の図5,図6と同一符号を付す
るものはこれらと同等品を示すのでこれらの詳細な説明
は省略する。
【0019】まず図1は、キュービクル1内の断路端子
及び主回路導体配置の概略図を示すものであり、複数の
引出し形電気機器(真空開閉器2)が段積み収納される
ことに対応して、絶縁被覆されている三相の電源側の主
回路導体16a,16b,16cが図中の左側に配置さ
れ、且つ図中の上方から下方に延設して設けてある。一
方三相の負荷側の主回路導体17a,17b,17cは
図中の右側に配置され、且つ変流器3を介して図中の下
方から上方に延設して設けてある。
【0020】そして電源側の主回路導体16a,16
b,16cの先端部は垂直方向(図中上下方向)に離間
して配置され且つ垂直方向に離間配置されている断路端
子18a,18b,18cに接続されている。また同様
に負荷側の主回路導体17a,17b,17cの先端部
は垂直方向(図中上下方向)に離間して配置され且つ垂
直方向に離間配置されている断路端子19a,19b,
19cに接続されている。なお、各断路端子18a,1
8b,18c,19a,19b,19cは後述する図2
に示すように支持絶縁物14,15にて支持固定されて
いる。
【0021】従って、主回路導体は電源側および負荷側
いずれも配設が従来に比較して容易であって配線工数の
削減と上下方向のスペース削減が図れる。また主回路導
体の湾曲は単純となるので、安価な平角導体の使用が可
能となる。
【0022】次に図2〜図4に示すものは引出し形電気
機器の一例である真空開閉器2の一実施例である。真空
開閉器2は、操作部24と垂直方向に三相分配置された
極柱20a,20b,20cとを主要な構成物にして構
成されている。
【0023】各極柱内には、図3に示すように真空イン
タラプタ4とヒューズ5が絶縁フレーム6内に固定配置
されている。また操作部24内には、操作電磁石25、
図示省略のしゃ断ばねが配置され、且つリンク機構26
を介して真空インタラプタ4の開閉操作を行うように構
成されている。
【0024】22a,22b,22c,23a,23
b,23cは接続端子であり、真空インタラプタ4およ
びヒューズ5と、前述のキュービクル1内の断路端子1
8a,18b,18c,19a,19b,19cとを接
続するものである。
【0025】ところで、図3に示すように幅方向の縮小
化(図3の左右方向を約500mm)を図った場合に、
真空インタラプタ4(長さ約90mm)とヒューズ5
(長さ約250mm)とを平行に配置した際に両者の一
部がラップした場合に懸念される問題がある。
【0026】a.真空インタラプタ4の耐電圧特性低下
の可能性の問題、 b.両者間の耐電圧特性低下の可能性の問題、の点であ
る。
【0027】そこで考案者らは、検討した結果、図4に
示すように真空インタラプタ4を構成し、且つ絶縁フレ
ーム6内に収納配置すれば良いことを見い出した。
【0028】すなわち、図4において、絶縁部を備えた
真空容器41内に一対の電極42,43を備え、少なく
とも一方の電極(実施例では電極43)が可動できるよ
うに構成されている真空インタラプタ4を、電気的に直
列で且つ接近しているヒューズ5と同電位となるように
(実施例の場合は電極42と同電位)シールド44を一
対の電極を包囲して設けて構成することにより、真空イ
ンタラプタ4の外部と内部の電位が同じとなり、真空イ
ンタラプタ4の耐電圧特性が低下することを防止できる
ことが判った。
【0029】更には、図4のように真空インタラプタ4
の一部を絶縁フレーム6が包囲するように配置すること
により、耐電圧特性が向上することが判った。実験結果
では、ヒューズ5が存在する場合には、真空インタラプ
タ4単体値と同様の耐電圧特性が得られ、ヒューズ5が
存在しない場合には、真空インタラプタ4単体値の約2
0%アップの耐電圧特性が得られた。
【0030】
【考案の効果】本考案のキュービクル1および引出し形
電気機器2にあっては、電源側断路端子(及び接続端
子)と負荷側断路端子(接続端子)とを水平方向に離間
配置して設け、且つ各電源側および負荷側における三相
の断路端子を垂直方向に離間配置してキュービクルを構
成しているので、電源側及び負荷側の主回路導体は簡単
に接続設置でき、キュービクルの上下方向の縮小化が図
れる。
【0031】また、キュービクル1内に収納する引出し
形電気機器2は真空インタラプタ4とヒューズ5を備
え、且つ両者を平行配置すると共に絶縁距離を介してラ
ップ配置して絶縁フレーム6に固定して構成しているの
で、引出し形電気機器2の幅方向の縮小化が図れ、しい
てはキュービクル1の幅方向の縮小化が図れる。
【0032】更に、真空インタラプタ4は一対の電極を
包囲する金属シールド44を備えると共に金属シールド
44をヒューズ5と同電位にして構成すると耐電圧特性
の向上が図れる。更にまた、真空インタラプタ4の少な
くとも一部を絶縁フレーム6で包囲して構成することに
より一層の耐電圧特性の向上が期待できるものである。
【0033】従って、本考案によれば、キュービクル及
び引出し形電気機器の縮小化と耐電圧特性の向上した機
器が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るキュービクルの断路端
子及び主回路導体配置の概略図。
【図2】本考案の一実施例に係る引出し形電気機器の側
面図。
【図3】図2のA−A線要部断面図。
【図4】図3の真空インタラプタ部分の詳細図。
【図5】従来の引出し形電気機器の概略側面図。
【図6】従来のキュービクルの断路端子及び主回路導体
配置の概略図。
【符号の説明】
1…キュービクル、16a,16b,16c…電源側主
回路導体、17a,17b,17c…負荷側主回路導
体、18a,18b,18c…電源側断路端子、19
a,19b,19c…負荷側断路端子、2…引出し形電
気機器、22a,22b,22c,23a,23b,2
3c…接続端子、4…真空インタラプタ、5…ヒュー
ズ、6…絶縁フレーム、42,43…電極、44…金属
シールド。

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キュービクル内に設置した三相の電源側
    主回路導体及び負荷側主回路導体と引出し形電気機器と
    を各々断路端子を介して接続するキュービクルにおい
    て、電源側断路端子と負荷側断路端子とを水平方向に離
    間配置して設け、且つ各電源側および負荷側における三
    相の断路端子を垂直方向に離間配置して設けて構成した
    ことを特徴とするキュービクル。
  2. 【請求項2】 キュービクル内に設置した三相の電源側
    主回路導体及び負荷側主回路導体と各々接続端子を介し
    て接続する引出し形電気機器において、電源側接続端子
    と負荷側接続端子とを水平方向に離間配置して設け、且
    つ各電源側および負荷側における三相の接続端子を垂直
    方向に離間配置して設けて構成したことを特徴とする引
    出し形電気機器。
  3. 【請求項3】 引出し形電気機器を真空インタラプタと
    ヒューズを備え、且つ両者を平行配置すると共に絶縁距
    離を介してラップ配置して絶縁フレームに固定して構成
    した真空開閉器であることを特徴とする請求項2項記載
    の引出し形電気機器。
  4. 【請求項4】 真空インタラプタ内に一対の電極を包囲
    する金属シールドを設けると共に該金属シールドをヒュ
    ーズと同電位とした真空開閉器であることを特徴とする
    請求項2項記載の引出し形電気機器。
  5. 【請求項5】 真空インタラプタの少なくとも一部を絶
    縁フレームで包囲した真空開閉器であることを特徴とす
    る請求項3項記載の引出し形電気機器。
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