JP2555410Y2 - 二重床調整式支持金具 - Google Patents

二重床調整式支持金具

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JP2555410Y2
JP2555410Y2 JP1989071566U JP7156689U JP2555410Y2 JP 2555410 Y2 JP2555410 Y2 JP 2555410Y2 JP 1989071566 U JP1989071566 U JP 1989071566U JP 7156689 U JP7156689 U JP 7156689U JP 2555410 Y2 JP2555410 Y2 JP 2555410Y2
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誠 黒田
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の属する技術分野] この考案は二重床調整式支持金具に係り、詳しくは、
上部床の高さを調整する調整ボルトを支持する二重床調
整式支持金具に関するものである。
[従来の技術] 上部床の高さを調整する調整ボルトを支持する二重床
調整式支持金具は、大別すると一般用二重床と耐震用二
重床とに使用されている。
従来の耐震用二重床に使用される二重床調整式支持金
具は、例えば第6図に示すように、ベースプレート100
に支持パイプ101を点溶接して固定したものを用いてい
る。このベースプレート100は下部床102にコンクリート
釘か接着剤で固定し、支持パイプ101には端部にゴムキ
ャップ103を挿着した調整ボルト104が浮き上がり防止ネ
ジ105を介して回動可能に挿着される。この調整ボルト1
04には上部床106に埋め込まれている埋込金具107が螺着
されており、調整ボルト104を回転させることで上部床1
06の高さを調整し、この調整が終了するとロックネジ10
8を埋込金具107に螺着して固定するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このように下部床102に固定されるベース
プレート100と、上部床106の高さを調整する調整ボルト
104を支持する支持パイプ101とを点溶接で固定するもの
では、溶接の作業性が悪く、また溶接の信頼性から強度
的に不安がある。さらに、溶接部分109が外部にでてい
るため、製品の外観上も好ましくない。また、メッキが
施されるが、この溶接部分109でメッキ不良となる場合
もあり、コストが嵩むばかりでなく、付加価値の低いも
のであった。
この考案は、このような実情に鑑みてなされたもので
ベースプレートと支持パイプとを特別な位置決め機構を
用いないで正確に位置決めし、強固に一体化でき、作業
性が向上し、かつ強度的な信頼性が向上すると共に、簡
単に製作でき低コストで、しかも外観性が向上し、さら
に高品質の製品を得ることができる二重床調整式支持金
具を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この考案は、下部床に固
定されるベースプレートと、上部床の高さを調整する調
整ボルトを支持する支持パイプとからなる二重床調整式
支持金具において、前記支持パイプの端部に一部の切欠
部によって形成された当該切欠部の横断面積より大きい
横断面積の挿着部を、前記ベースプレートの前記支持パ
イプを固定する側に突出する取付部に形成された前記挿
着部の横断面形状にほぼ等しい形状の孔部に貫通させ
て、前記切欠部を前記ベースプレートに突当て、この貫
通する挿着部を機械的にカシメて厚肉に形成することに
より固定し前記ベースプレートと前記支持パイプを一体
化したことを特徴としている。
このように、二重床調整式支持金具は、支持パイプの
端部に形成された挿着部を、ベースプレートに形成され
た孔部に貫通させ、切欠部をベースプレートに突当てる
ため、特別な位置決め機構を用いないで正確に位置決め
することができ、作業性が向上する。また、挿着部は、
切欠部の横断面積より大きい横断面積に形成されてお
り、この挿着部を機械的にカシメて厚肉に形成すること
によりベースプレートと支持パイプを一体化している。
このため、従来の溶接でベースプレートと支持パイプと
を固定するものに比較して、正確に位置決めして簡単で
かつ強固に一体化でき、製作が容易で強度的な信頼性が
向上する。
また、カシメで固定した後、ベースプレートと支持パ
イプの両者の結合部分に隙間が生じないので、この種の
支持金具を下部床に固定する場合の多いは接着剤を用い
ていても、支持パイプ内にベースプレートの裏側等から
接着剤が浸入し、調整ボルトの回動が困難になり高さ調
整に支障をきたすような不具合は生じない。
また、二重床調整式支持金具は、ベースプレートにプ
レスによって支持パイプを固定する側に突出する取付部
を形成すると共に、この取付部に孔部を形成するため、
ベースプレートの製作が容易でしかも支持パイプの挿着
部をベースプレートの取付面から突出しないようにして
一体化することができ、ベースプレートの下部床への取
付が容易である。
[考案の実施の形態] 次に、添付図面と共にこの考案の実施例を詳細に説明
する。
第1図乃至第4図は二重床調整式支持金具を示し、第
1図は側面図、第2図は断面図、第3図は支持パイプの
側面図、第4図はベースプレートの平面図である。
図中符号1は二重床調整式支持金具で、下部床に固定
されるベースプレート2と、上部床の高さを調整する調
整ボルトを支持する支持パイプ3とからなっている。支
持パイプ3はその端部に一部の切欠部3aによって形成さ
れた挿着部3bを有し、この挿着部3bは切欠部3aの横断面
積より大きい横断面積に形成されている。そして、挿着
部3bを、ベースプレート2の取付部2aに形成された挿着
部3bの横断面形状にほぼ等しい形状の孔部2bに貫通させ
て、切欠部3aをベースプレート2に突当て突当て位置決
めし、この貫通する挿着部3bを機械的にカシメて厚肉に
形成することにより、ベースプレート2と支持パイプ3
とを一体化している。
この二重床調整式支持金具1にはメッキが施され、ベ
ースプレート2と支持パイプ3とはカシメで一体化され
ているため、接続部でのメッキ不良を防止することがで
きる。
このように、支持パイプ3の端部に形成された挿着部
3bを、ベースプレート2に形成された挿着部3bの横断面
形状にほぼ等しい形状の孔部2bに貫通させ、切欠部3aを
ベースプレート2の取付部2aに突当てるため、特別な位
置決め機構を用いないで正確に位置決めすることがで
き、作業性向上する。また、挿着部3bは、切欠部3aの横
断面積より大きい横断面積に形成されており、この挿着
部3bを機械的にカシメて厚肉に形成することによりベー
スプレート2と支持パイプ3を一体化しているため、従
来の溶接でベースプレート2と支持パイプ3とを固定す
るものに比較して、正確に位置決めして簡単でかつ強固
に一体化でき、製作が容易で強度的な信頼性が向上す
る。
また、外観からはベースプレート2と支持パイプ3と
の接続部分が一体となり、製品の外観上が向上し、コス
トの削減が可能でしかも付加価値の高い高品質の製品と
なる。このカシメて固定した後、ベースプレート2と支
持パイプ3の両者の結合部分に隙間が生じないので、こ
の種の支持金具を下部床に固定する場合の多くは接着剤
を用いていても、支持パイプ3内にベースプレート2の
裏側等から接着剤が浸入し、調整ボルトの回動が困難に
なり高さ調整に支障をきたすような不具合は生じない。
また、ベースプレート2にプレスによって支持パイプ
3を固定する側に突出する取付部2aを形成すると共に、
この取付部2aに孔部2bを形成するため、ベースプレート
2の製作が容易でしかも支持パイプ3の挿着部3bをベー
スプレート2の取付面から突出しないようにして一体化
することができ、ベースプレート2の下部床への取付が
容易である。
さらに、支持パイプ3の挿着部3bが機械的なカシメで
肉圧になって、このカシメた挿着部3bと切欠部3aとによ
ってベースプレート2を挟み付け、これによりベースプ
レート2と支持パイプ3とが一体化されるため、強固な
固定となり信頼性が向上する。また、機械的なカシメで
固定するため、固定する作業性が良い。
また、支持パイプ3は金属製のパイプ材を所定の長さ
に切断したものが用いられ、支持パイプ3の端部の対称
位置に切欠部3aを形成し、この切欠部3aによって挿着部
3bが形成されるため、支持パイプ3を簡単に成形され
る。この支持パイプ3には浮き上がり防止ネジが螺着さ
れる雌ネジ3cが形成されている。
また、ベースプレート2は金属製のプレートをプレス
によって形成され、支持パイプ3を固定する側に突出す
る取付部2aを形成すると共に、この取付部2aに孔部2bを
形成しており、ベースプレート2はプレス加工で一度に
成形されるため、簡単に製作することができる。また、
支持パイプ3の挿着部3bをベースプレート2の取付面か
ら突出しないようにして一体化することができ、ベース
プレート2の下部床への取付が容易である。このベース
プレート2にはコンクリート釘が挿着される取付孔2cが
4箇所に形成されている。
この二重床調整式支持金具は、第5図に示すようにし
て、耐震用二重床に使用される。
二重床調整式支持金具1のベースプレート2を下部床
4にコンクリート釘5で固定する。このベースプレート
2にカシメで一体化された支持パイプ3には端部にゴム
キャップ6を挿着した調整ボルト7が回動可能に挿着さ
れている。この調整ボルト7の溝部7aには支持パイプ3
の雌ネジ3cに螺着した浮き上がり防止ネジ8の先端部が
位置しており、この浮き上がり防止ネジ8は調整ボルト
7の回転を許容すると共に、浮き上がりを防止してい
る。
調整ボルト7には上部床9に埋め込まれている埋込金
具10が螺着され、この調整ボルト7を回転させることで
上部床9の高さを調整し、この調整が終了すると、ロッ
クネジ11を埋込金具10に螺着して固定する。
この支持パイプ3には上部床9から調整ボルト7を介
して荷重がかかるが、ベースプレート2に機械的なカシ
メによって強固に固定されているため、下部床4に対し
て上部床9を確実に支持することができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の二重床調整式支持金
具は、支持パイプの端部に形成された挿着部を、ベース
プレートに形成された孔部に貫通させ、切欠部をベース
プレートに突当てるから、特別な位置決め機構を用いな
いで正確に位置決めすることができ、作業性が向上す
る。
また、支持パイプの挿着部は、切欠部の横断面積より
大きい横断面積に形成され、この挿着部を機械的にカシ
メて肉厚に形成することによりベースプレートと支持パ
イプを一体化しているため、従来の溶接でベースプレー
トと支持パイプとを固定するものに比較して、正確に位
置決めして簡単でかつ強固に一体化でき、製作が容易で
強度的な信頼性が向上する。
また、カシメて固定した後、ベースプレートと支持パ
イプの両者の結合部分に隙間が生じないので、この種の
支持金具を下部床に固定する場合の多くは接着剤を用い
ていても、支持パイプ内にベースプレートの裏側等から
接着剤が浸入し、調整ボルトの回動が困難になり高さ調
整に支障をきたすような不具合は生じない。
また、二重床調整式支持金具は、ベースプレートによ
って支持パイプを固定する側に突出する取付部を形成す
ると共に、この取付部に孔部を形成するため、ベースプ
レートの製作が容易でしかも支持パイプの挿着部をベー
スプレートの取付面から突出しないようにして一体化す
ることができ、ベースプレートの下部床への取付が容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は二重床調整式支持金具を示し、第1
図は側面図、第2図は断面図、第3図は支持パイプの側
面図、第4図はベースプレートの平面図、第5図は二重
床調整式支持金具の使用状態を示す図、第6図は従来の
二重床調整式支持金具の使用状態を示す図である。 図中符号1は二重床調整式支持金具、2はベースプレー
ト、2aは取付部、2bは孔部、3は支持パイプ、3aは切欠
部、3bは挿着部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部床に固定されるベースプレートと、上
    部床の高さを調整する調整ボルトを支持する支持パイプ
    とからなる二重床調整式支持金具において、前記支持パ
    イプの端部に一部の切欠部によって形成された当該切欠
    部の横断面積より大きい横断面積の挿着部を、前記ベー
    スプレートの前記支持パイプを固定する側に突出する取
    付部に形成された前記挿着部の横断面形状にほぼ等しい
    形状の孔部に貫通させて、前記切欠部を前記ベースプレ
    ートに突当て、この貫通する挿着部を機械的にカシメて
    厚肉に形成することにより固定し前記ベースプレートと
    前記支持パイプを一体化したことを特徴とする二重床調
    整式支持金具。
JP1989071566U 1989-06-19 1989-06-19 二重床調整式支持金具 Expired - Lifetime JP2555410Y2 (ja)

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JPH0516343Y2 (ja) * 1986-11-04 1993-04-28

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