JP3009141U - 調整式戸車 - Google Patents

調整式戸車

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JP3009141U
JP3009141U JP1994009965U JP996594U JP3009141U JP 3009141 U JP3009141 U JP 3009141U JP 1994009965 U JP1994009965 U JP 1994009965U JP 996594 U JP996594 U JP 996594U JP 3009141 U JP3009141 U JP 3009141U
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Japan
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roller
door
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door roller
bracket
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JP1994009965U
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English (en)
Inventor
昇 木村
裕之 伊藤
智裕 杉本
Original Assignee
マツ六株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引戸30の収まりが悪くなるとかロックがで
きなくなるといったトラブルを簡単に解消できるローラ
位置調整式の戸車を提供する。 【構成】 引戸30の下面に枠体10を第1ネジ12,
12により取付ける。枠体10に戸車本体20を第2ネ
ジ23,23により取付ける。第2ネジ23,23が貫
通する貫通孔22b,22bを、ローラ軸方向に長い長
孔とする。戸車本体20の取付け位置が、ローラ軸方向
に調整される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、引戸を動かすためにその下面に取付けられる戸車に関し、更に詳し くは、そのローラ位置を調整できる調整式戸車に関する。
【0002】
【従来の技術】
木製の引戸をスムーズに動かすために、その下面に戸車を取付けることが多い 。戸車としては多くの種類のものが市販されているが、その基本構造に大差はな い。戸車の基本構造を図4により説明する。
【0003】 戸車40はローラ41とこれを回転自在に支持するブラケット42とを具備す る。ブラケット42は前後両端部に張出し部42a,42aを有する。各張出し 部42aには、皿ネジ43が貫通する貫通孔42bが設けられている。一方、引 戸30の下面には、戸車10を収容する2段の凹部31が設けられている。凹部 31の1段目の底面31a,31aは、ブラケット12の張出し部12a,12 aが当接する受面である。
【0004】 戸車40を引戸30の下面に取付けるには、凹部31に戸車40を嵌め込み、 貫通孔42b,42bを通して受面31a,31aに皿ネジ43,43をねじ込 む。これにより戸車40は、ブラケット42の下面と引戸30の下面とがほぼ面 一となって引戸30の下面に取付けられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような戸車40では、引戸30がスムーズに動くためには、引戸30の下 面に設ける凹部31の位置が正確でなければならない。しかし、最近は建具職人 の技術力低下が問題となっており、引戸30の収まりが悪くなるとかロックがで きなくなると言ったトラブルが多いようである。また、建具職人の技術力が高く ても、引戸30の経時的な反りによりこのトラブルは発生する。
【0006】 引戸30の収まりが悪くなるとかロックができなくなると言ったトラブルに対 しては、戸車40、特にそのローラ41を軸方向に位置調整することが有効であ る。しかし、従来の戸車40はこの位置調整ができなかった。そのため、このト ラブルを避け得なかった。
【0007】 本考案はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、ローラを軸方向に簡単に 位置調整できる調整式戸車を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる調整式戸車は、引戸の下面に戸車のように埋め込まれて取付け られる枠体と、ブラケットにより回転自在に支持されたローラのローラ軸方向に 余裕をもって前記枠体内に取付けられ、その取付け位置がローラ軸方向に調整可 能とされた戸車本体とを具備する。
【0009】 請求項2に記載の調整式戸車は、前記枠体に両端張出し部と、前記ブラケット の両端張出し部がそれぞれ当接する受面とを設け、枠体の両端張出し部を貫通す る第1ネジにより枠体を引戸の下面に取付けると共に、前記ブラケットの両端張 出し部にそれぞれ設けた各貫通孔を通して、各受面に第2ネジをそれぞれねじ込 むことにより、戸車本体を枠体に取付け、各貫通孔をローラ軸方向に長い長孔と したものである。
【0010】 請求項3に記載の調整式戸車は、前記枠体の各受面と各受面に当接するブラケ ットの両端張出し部上面とに、ローラ軸方向に連続し且つ相互に嵌合する波形面 を形成したものである。
【0011】
【作用】
本考案にかかる調整式戸車では、戸車本体が枠体を介して引戸の下面に取付け られ、その取付け位置が枠体内でローラ軸方向に調整される。これにより、ロー ラの軸方向位置が簡単に調整される。
【0012】 請求項2に記載の調整式戸車では、枠体が従来の戸車と同様に引戸の下面にね じ止めされる。戸車本体も簡単に枠体にねじ止めされる。そして、そのネジが貫 通する貫通孔をローラ軸方向に長い長孔としているので、枠体内で戸車本体がロ ーラ軸方向に簡単に位置調節される。
【0013】 請求項3に記載の調整式戸車では、枠体の各受面と各受面に当接するブラケッ トの両端張出し部上面とに、ローラ軸方向に連続し且つ相互に嵌合する波形面を 形成したので、戸車本体がステップ的に精度よく位置調整され、しかも、その調 整位置に確実に固定される。
【0014】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1は本考案を実施した調 整式戸車の1例についてその構成を示す斜視図である。
【0015】 本戸車は、従来の戸車のように引戸30の下面に埋め込まれて取付けられる枠 体10と、枠体10内に取付けられる戸車本体20とを具備する。
【0016】 枠体10は第1ネジ12により引戸30の下面に取付けられる。また、戸車本 体20は第2ネジ23,23により枠体10に取付けられる。
【0017】 戸車本体20は、従来の戸車と同様に、ローラ21とローラ21を回転自在に 支持するブラケット22とを備えており、ブラケット22の前後両端部には、張 出し部22a,22aが設けられている。
【0018】 ブラケット22の張出し部22a,22aには、第2ネジ23,23が貫通す る貫通孔22b,22bが設けられている。貫通孔22b,22bは、戸車本体 20のローラ軸方向に長い長孔である。張出し部22a,22aの上面(図では 下面)には、三角形がローラ軸方向に連続してなる波形面Pが、全幅にわたって 設けられている。
【0019】 枠体10は、前後に長い断面長方形の角筒金具である。枠体10の内幅wは、 枠体10内で戸車本体20がローラ軸方向に移動し得るように、戸車本体20の 横幅Wより大きく設定されている。
【0020】 枠体10の下端部(図では上端部)は前後に張出し、その張出し部11,11 には、第1ネジ12,12が貫通する貫通孔13,13が設けられている。張出 し部11,11の内側には、ブラケット22の張出し部22a,22aがそれぞ れ当接する受面14,14が設けられている。受面14,14には、第2ネジ2 3,23がねじ込まれるねじ孔14a,14aが幅方向中央に位置して設けられ ると共に、張出し部22a,22aの上面(図では下面)に対応した波形面Pが 全幅にわたって設けられている。
【0021】 一方、引戸30の下面には、枠体10を収容する2段の凹部31が設けられて いる。凹部31の1段目の底面31a,31aは、枠体10の張出し部12,1 2が当接する受面である。凹部31の内幅は、枠体10の外幅とほぼ同じである 。
【0022】 本戸車を引戸30の下面に取付けるには、まず、その下面に設けた凹部31に 枠体10を嵌め込み、枠体10の貫通孔13,13を通して第1ネジ12,12 (皿ネジ)を受面31a,31aにねじ込む。これにより、引戸30の下面と枠 体10の下面とが面一となって、引戸30の下面に枠体10が取付けられる。
【0023】 次いで、枠体10に戸車本体20を嵌め込み、戸車本体20の貫通孔22b, 22bを通して第2ネジ23,23を枠体10のねじ孔14a,14aにねじ込 む。これにより、枠体10の下面とブラケット22の下面とが面一となって、枠 体10に戸車本体20が取付けられる。
【0024】 このとき、戸車本体20を枠体10内でローラ軸方向に動かして、ローラ軸方 向の位置調整を行うが、戸車本体20の貫通孔22b,22bがローラ軸方向に 長い長孔であるために、戸車本体20は枠体10内でローラ軸方向に自由に移動 し、位置調整の作業を阻害しない。
【0025】 また、枠体10の受面14,14とこれに当接する戸車本体20の張出し部2 2a,22a上面(図では下面)とが、相互に嵌合する波形面Pのため、戸車本 体20の位置調整がステップ的に精度よく行われ、第2ネジ23,23を締め終 えた後は、戸車本体20が不用意に移動せず、調整位置に確実に固定される。
【0026】 本戸車の取付けを終えた後も、第2ネジ23,23を緩めれば、戸車本体20 のローラ軸方向の位置調整をいつでも簡単に行うことができる。
【0027】 このように、本戸車は、枠体10内で戸車本体20をローラ軸方向に移動させ ることにより、ローラ21の軸方向位置を簡単に調整できる。従って、引戸30 の収まりが悪くなるとかロックができなくなると言ったトラブルに対して簡単に 対応できる。
【0028】 なお、戸車本体20としては、ローラ21の高さを調整できるものを使用する ことも可能である。そうした場合は、ローラ21が軸方向と高さ方向の2方向に 位置調整される。
【0029】 図2はローラ21の軸方向位置を調整できる他の戸車を示す斜視図、図3は同 戸車の縦断正面図(図2のA−A線断面矢視図)である。
【0030】 本戸車は、引戸30の下面に皿ネジ24,24によって直接取付けられる。戸 車のローラ21は、ブラケット22の側板間に架設固定された支持軸25により 回転自在に支持されている。支持軸25の一端部にはスプリング26が外嵌され ている。スプリング26は押さえプレート27を介してローラ21を他端側へ付 勢する。
【0031】 一方、支持軸25の他端部は外面に雄ねじを設けたボルト部であり、そのボル ト部にはナット部材28が外嵌されている。そして、ナット部材28に取付けた 歯車状の操作プレート29を回転操作することにより、ローラ21はブラケット 22の側板間で軸方向に位置調整される。
【0032】 本戸車は、図1の戸車とは構造が異なるものの、図1の戸車と同様に、ローラ 21の軸方向位置を調整することができるので、引戸30の収まりが悪くなると かロックができなくなると言ったトラブルに対して、簡単に対応できる。
【0033】
【考案の効果】
以上に説明した通り、本考案にかかる位置調整式戸車は、枠体を介して戸車本 体を引戸の下面に取付け、枠体内で戸車本体を移動させることにより、ローラを 軸方向に簡単に位置調整できる。従って、引戸の収まりが悪くなるとかロックが できなくなると言ったトラブルに対して簡単に対応できる。
【0034】 請求項2に記載の位置調整式戸車は、枠体に両端張出し部を設け、その張出し 部を貫通する第1ネジにより、枠体を従来の戸車と同様に引戸の下面にねじ止め するので、枠体の取付けに特別の技量を必要としない。また、枠体に戸車本体を 簡単に取付けることができる。従って、施工が簡単である。
【0035】 請求項3に記載の位置調整式戸車は、戸車本体の微妙な位置調整が可能であり 、しかも、調整位置に確実に戸車本体を固定でき、位置ずれを生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した位置調整式戸車の1例につい
てその構成を示す斜視図である。
【図2】ローラの軸方向位置を調整できる他の戸車を示
す斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面矢視図である。
【図4】従来の戸車の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 枠体 11 張出し部 12 第1ネジ 13 貫通孔 14 受面 14a ねじ孔 20 戸車本体 21 ローラ 22 ブラケット 22a 張出し部 22b 貫通孔 23 第2ネジ 30 引戸 31 凹部 31a 受面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸の下面に戸車のように埋め込まれて
    取付けられる枠体と、ブラケットにより回転自在に支持
    されたローラの軸方向に余裕をもって前記枠体内に取付
    けられ、その取付け位置がローラ軸方向に調整可能とさ
    れた戸車本体とを具備することを特徴とする調節式戸
    車。
  2. 【請求項2】 前記枠体に両端張出し部と、前記ブラケ
    ットの両端張出し部がそれぞれ当接する受面とを設け、
    枠体の両端張出し部を貫通する第1ネジにより枠体を引
    戸の下面に取付けると共に、前記ブラケットの両端張出
    し部にそれぞれ設けた各貫通孔を通して、各受面に第2
    ネジをそれぞれねじ込むことにより、戸車本体を枠体に
    取付け、各貫通孔をローラ軸方向に長い長孔としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の調整式戸車。
  3. 【請求項3】 前記枠体の各受面と各受面に当接するブ
    ラケットの両端張出し部上面とに、ローラ軸方向に連続
    し且つ相互に嵌合する波形面を形成したことを特徴とす
    る請求項2に記載の調整式戸車。
JP1994009965U 1994-07-19 1994-07-19 調整式戸車 Expired - Lifetime JP3009141U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210078864A (ko) * 2019-12-19 2021-06-29 이석춘 호차를 구비한 창짝프레임 결합용 코너브라켓

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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