JP2555312Y2 - 自動車用空調装置の配風室構造 - Google Patents

自動車用空調装置の配風室構造

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JP2555312Y2
JP2555312Y2 JP1991017453U JP1745391U JP2555312Y2 JP 2555312 Y2 JP2555312 Y2 JP 2555312Y2 JP 1991017453 U JP1991017453 U JP 1991017453U JP 1745391 U JP1745391 U JP 1745391U JP 2555312 Y2 JP2555312 Y2 JP 2555312Y2
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air
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damper
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良則 中村
秀明 保田
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Japan Climate Systems Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用空調装置の配
風室構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用空調装置では、図3に示
すように、内外気切換用ドア1の回動により内気あるい
は外気をブロア2を介して流入させ、エバポレータ3で
冷却した後、混合ドア4で分流して一部又は全部の空気
をヒータコア5で加熱することにより温度調節し、配風
室6に流動させている。この配風室6では、流入してき
た空気をDEF,VENT,HEATの各吹出口7,
8,9に設けたダンパ10,11,12を開閉すること
により、所望の位置から車内に吹き出させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
ダンパ10,11,12は各吹出口7,8,9に設けら
れているため、配風室6内にそれぞれのダンパ10,1
1,12が開閉できるスペースが必要となり、前記配風
室6を小型化することが難しかった。
【0004】また、前記ダンパ10,11,12では、
単にそれぞれの吹出口7,8,9を開閉するだけである
ので、2箇所の吹出口、例えば、吹出口7および吹出口
8を開放した場合、風量分配の調節はダンパ10および
ダンパ11の双方の回動位置をそれぞれ調節しなければ
ならず、微調整が面倒であった。
【0005】そこで、本考案は配風室を小型化でき、し
かも、各吹出口からの風量分配の微調整が可能な自動車
用空調装置の配風室構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、自動車用空調装置の配風室構造を、配風室の
側壁に第1,第2及び第3吹出口を形成するとともに、
前記配風室に第1吹出口と第2吹出口とを開閉する第1
ダンパと、第2吹出口と第3吹出口とを開閉する第2ダ
ンパとを配設した構造としたものである。そして、前記
配風室の上流側に、下方側を流動する空気を加熱するヒ
ータコアを配設し、前記吹出口のうち、いずれか1つ
を、前記配風室の下面に開口させると共に、車内の乗員
足元に吹き出すことができるように連通させるのがより
好ましい。
【0007】
【作用】したがって、本考案によれば、第1ダンパ及び
第2ダンパで吹出口を2箇所閉塞することにより、残る
1箇所の吹出口を開放することができる。また、一方の
ダンパで1箇所の吹出口を閉塞し、他方のダンパを残る
2箇所の吹出口の間に位置させることにより、2箇所の
吹出口を開放することができる。そして、車内の乗員足
元に送風可能な吹出口を含む2箇所の吹出口から車内側
に送風する場合、配風室の上流側で、下方側を流動する
空気をヒータコアにより加熱し、この加熱された空気を
冷風とあまり混合することなく、そのまま車内の足元に
送風することにより、乗員の足元を効果的に暖めつつ、
頭部側には冷風を供給することができる。
【0008】
【実施例】次に、本考案に係る自動車用空調装置の配風
室構造の一実施例について図1および図2を参照して説
明する。図1は自動車用空調装置を示し、配風室15以
外は従来例と同一であるため、対応する部分に同一符号
を付してある。配風室15は、図2に示すように、断面
略三角形状をしており、各側壁の中央部には、DEF,
VENT,HEAT用吹出口16,17,18がそれぞ
れ設けられている。そして、この配風室15では、DE
F用吹出口16とHEAT吹出口18との間の角部に設
けた回動軸19を中心として第1ダンパ22が回動自在
に設けられ、HEAT用吹出口18とVENT吹出口1
7との間の角部に設けた回動軸20を中心として第2ダ
ンパ23が回動自在に設けられている。そして、前記第
1ダンパ22はDEFおよびHEAT用吹出口16,1
8を、前記第2ダンパ23はVENTおよびHEAT用
吹出口17,18をそれぞれ開閉可能となっている。こ
のため、両ダンパ22,23は、それぞれの回動空間の
大部分を共有することができ、この結果、配風室15は
小型化される。
【0009】次に、各配風モードに切り換えた場合の前
記各ダンパ22,23の動作について説明する。 VENTモードの場合、第1ダンパ22はDEF吹出
口16を、第2ダンパ23はHEAT吹出口18をそれ
ぞれ閉塞する。 HEATモードの場合、第1ダンパ22はDEF吹出
口16を、第2ダンパ23はVENT吹出口17をそれ
ぞれ閉塞する。 DEFモードの場合、第1ダンパ22はHEAT吹出
口18を、第2ダンパ23はVENT吹出口17をそれ
ぞれ閉塞する。 B/Lモードの場合、第1ダンパ22はDEF吹出口
16を閉塞し、第2ダンパ23はVENT吹出口17と
HEAT吹出口18のほぼ中間に位置する。 H/Dモードの場合、第1ダンパ22はDEF吹出口
16とHEAT吹出口18のほぼ中間に位置し、第2ダ
ンパ23はVENT吹出口17を閉塞する。
【0010】このように、B/LモードまたはH/Dモ
ードの場合、2つの吹出口の間に位置する前記ダンパ2
2又は23により、配風室15を空気の流入方向に沿っ
て分割できるので、各吹出口16,18又は17,18
から流出する空気の風量分配は、前記ダンパ22又は2
3の回動位置を調節するだけで簡単に微調整することが
できる。また、例えば、B/Lモードを選択した場合、
配風室15はダンパ23によって上下に二分されること
になるので、エバポレータ3で冷却されて混合ドア4の
上方を通った空気はそのままダンパ23の上側を通過
し、ヒータコア5で加熱され、混合ドア4の下方を通っ
た空気はそのままダンパ23の下側を通過してそれぞれ
あまり混合されることなく、VENT吹出口17および
HEAT吹出口18から吹き出される結果、両吹出口1
7,18から車内に吹き出す空気に温度差を付けること
が可能となる。しかも、前記ダンパ22,23は空気の
流入方向に対して平行に配設されているので、通風抵抗
が小さくなる。
【0011】なお、前記各ダンパ22,23は、HEA
T吹出口18側の回動軸19,20を中心に回動させる
ようにしたが、いずれか一方の回転軸をDEF吹出口1
6とVENT吹出口17との間の角部21に設けて、そ
の回転軸を中心に回動させるようにしてもよい。また、
前記配風室15は断面略三角形のものに限らず、断面略
四角形であってもよい。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る自動車用空調装置の配風室構造によれば、配風室
の3箇所に設けた吹出口を2つのダンパで開閉できるよ
うにし、各ダンパを回動範囲が重なる位置まで接近させ
るようにしたので、その分、配風室を小型化できる。
【0013】また、2箇所の吹出口を開放する際、いず
れか一方のダンパのみを回動することによって配風室を
分割できるようにしたので、各吹出口から流出される風
量分配を簡単に微調整できる。さらに、前記配風室の上
流側に、下方側を流動する空気を加熱するヒータコアを
配設し、前記吹出口のうち、いずれか1つをヒータコア
で加熱された空気が冷風とあまり混合されることなく、
そのまま車内の足元に送風できるように開口させた考案
によれば、2箇所の吹出口を開口した場合、乗員の足元
を暖めつつ、頭部側には冷風を供給することができるの
で、乗員にとってより好ましい空調状態を得ることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車用空調装置の配風室近傍の正面図であ
る。
【図2】 図1のI─I線断面図である。
【図3】 従来例に係る自動車用空調装置の配風室近傍
の正面図である。
【符号の説明】
15…配風室、16,17,18…吹出口、22,23
…ダンパ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配風室の側壁に第1,第2および第3吹
    出口を形成するとともに、前記配風室に第1および第2
    吹出口を開閉する第1ダンパと、第2吹出口と第3吹出
    口とを開閉する第2ダンパとを配設したことを特徴とす
    る自動車用空調装置の配風室構造。
  2. 【請求項2】 前記配風室の上流側に、下方側を流動す
    る空気を加熱するヒータコアを配設し、前記吹出口のう
    ち、いずれか1つを、前記配風室の下面に開口させると
    共に、車内の乗員足元に吹き出すことができるように連
    通したことを特徴とする請求項1記載の自動車用空調装
    置の配風室構造。
JP1991017453U 1991-03-22 1991-03-22 自動車用空調装置の配風室構造 Expired - Lifetime JP2555312Y2 (ja)

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JPH04113211U JPH04113211U (ja) 1992-10-02
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