JP2555146B2 - 感光性平版印刷版焼付装置 - Google Patents

感光性平版印刷版焼付装置

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JP2555146B2
JP2555146B2 JP63114145A JP11414588A JP2555146B2 JP 2555146 B2 JP2555146 B2 JP 2555146B2 JP 63114145 A JP63114145 A JP 63114145A JP 11414588 A JP11414588 A JP 11414588A JP 2555146 B2 JP2555146 B2 JP 2555146B2
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YOMIURI SHINBUNSHA KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新聞印刷用の輪転機等に使用されアルミ板
等の支持体上に感光剤が塗布された版材(以下「PS」版
ともいう)へ画像を焼付けるための感光性平版印刷版焼
付装置に関する。
[従来の技術] 新聞印刷用の輪転機に使用されるPS版は、焼付装置の
露光部へ供給され、あらかじめ画像が記録されているフ
イルムを透明シートに貼り付けた原稿シート(以下「ネ
ガシート」ともいう)から画像が焼付けられる。
この場合ネガシートの露光部への供給は作業員が一枚
づつ供給するいわゆる手差しによって行われている。ま
たPS版への画像の焼付が終了したネガシートを露光部か
ら取り出す場合にも作業員が手動で行っている。
ところがネガシートは比較的大型であるので扱いづら
く、作業員がこのネガシートを持って露光部へ供給する
作業や、露光部から取り出す作業は煩雑である。
また一度焼付けられたネガシートを誤って再度露光部
へ供給するいわゆる繰り返し焼きを行うという問題等も
ある。
このため、ネガシートを露光部へ自動的に供給するこ
とができると共にPS版への画像の焼付が終了したネガシ
ートを自動的に露光部から取り出すことができる感光性
平版印刷版焼付装置が提案されている(特願昭62−1325
87号)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記感光性平版印刷版焼付装置では、
焼付の際の露光条件等の設定は操作員が手動で焼付装置
へ入力することにより行われ、PS版はこの設定条件によ
って焼付けられる。さらにその他各々のネガシートに関
する情報も操作員が条件設定することにより与えられ
る。
このため操作員は露光部にセツトされたネガシートの
条件設定をネガシート毎に焼付装置に入力しなければな
らずこの作業が煩雑であり、また条件設定の誤入力の心
配もあった。
本発明は上記事実を考慮し、予め原稿シートへ露光条
件の必要な情報を記録しておき、この情報を読み取るこ
とによりPS版の焼付及び次工程処理をすることができる
感光性平版印刷版焼付装置を得ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 本発明の請求項1に係る感光性平版印刷版焼付装置で
は、 画像と、少なくとも該画像を感光性平版印刷版へ焼き
付けるための露光条件をバーコードで表示して成る版面
情報とを撮影記録したフィルムを透明シートに貼り付け
て構成される原稿シートを、収容部から1枚づつ露光部
に移送する原稿シート移送手段と、 前記露光部に設けられ、前記原稿シートの画像を前記
感光性平版印刷版に焼き付ける露光装置と、 前記露光部に設けられ、前記露光装置からの光を遮蔽
する遮ヘイ板と、 該遮ヘイ板の前記露光装置外の面に対向して設けら
れ、前記画像の焼付け前に前記原稿シートの版面情報を
反射レーザ光で読み取るバーコードリーダと、 該バーコードリーダの読取り部位と対応して前記遮ヘ
イ板に設けられ、前記版面情報が前記レーザ光で読み取
られる際に前記原稿シートと密着押圧されるレーザ光反
射板と、 を具備して成ることを特徴としている。
[作用] 上記構成によれば、原稿シートが収容部から露光部へ
移送される。原稿シートは、焼き付け前に、露光部の遮
へい板外で遮ヘイ板の露光装置外の面と対向すべく位置
され、バーコードリーダが反射レーザ光で版面情報を読
み取る。
その後、原稿シートは、遮ヘイ板によって遮ヘイ板外
の読取り位置から遮ヘイ板内の焼付装置の焼き付け位置
へガイドされ、露光装置からの光によって画像が感光性
平版印刷版に焼き付けられる。
焼き付けにあたっては、バーコードリーダによって読
み取られた版面情報に基づき露光条件が自動的に設定さ
れる。また、露光条件に加え、焼き付けられた感光性平
版印刷版の搬送条件等を版面情報に含めることにより、
焼き付けられた感光性平版印刷版を所定の印刷機まで自
動的に搬送することもできる。
これにより、操作員が露光条件等の版面情報を原稿シ
ート毎に入力する必要がなく、作業が熟練を要せずに迅
速かつ容易となる等、作業性が改善される。その上、操
作員が露光条件等を入力する場合に起こりがちな誤入力
が防止され、また、一度露光されたネガシートが誤って
再露光される繰り返し焼きも防止される。
また、版面情報の読み取りに際し、レーザ光が読取り
部位(バーコード表示部)において原稿シートを透過し
ても透過したレーザ光は、原稿シートと読取り部位にお
いて密着押圧されているレーザ光反射板で反射される。
これにより、コントラストが強化され、バーコードリー
ダによる版面情報の読み取りが正確となる。
しかも、バーコードリーダの読み取り部位と対応して
遮ヘイ板に反射板を設けることにより、版面情報の読み
取りを行なう一方で遮ヘイ板内に感光性平版印刷版を供
給しても、感光性平版印刷版がレーザ光の影響を受け
ず、版面情報の読み取りから画像の焼き付けまでの所要
時間を短縮化することができる。
[実施例] 以下本発明が適用された感光性平版印刷版焼付装置10
の実施例について説明する。
第1図及び第2図に示される如く、感光性平版印刷版
焼付装置10の後流側には、搬送コンベア18、現像、水
洗、不感脂化処理等の処理部20及び乾燥部22が設けられ
ている。PS版14は露光部28で、ネガシート16に貼り付け
られたフイルム上の画像が焼付けられた後、後方の搬送
コンベア18を介して処理部20へと搬送され、処理部20で
現像、水洗及び不感脂化処理された後に乾燥部22へ送ら
れ、乾燥処理がされるようになっている。
そしてPS版は折曲げ機23でその両端を折曲げられ、折
曲げ機23の後部に連結されている搬送装置23Aによって
図示しない輪転機へ搬送される。
処理部20において用いられる処理装置としては、例え
ば、実公昭60−35072号公報に記載された装置を用いる
ことができる。また折曲げ機23としては、例えば、実公
昭61−35298号公報に記載された如き装置を用いること
ができる。
露光部28にはマイクロコンピュータ等で構成された制
御部24が設置されており、この制御部24によりシステム
の制御がなされるようになっている。
次にネガシートを収容した収容部について述べる。露
光部28は、第3図に示される如くネガシート供給部26、
露光部28及びネガシート排出部30を備えている。ネガシ
ート供給部26にはネガシートカセツト32が配設されてお
り(第4図参照)、複数のネガシート16が垂直に装填さ
れている。
第5図に示される如く、ネガシート16は厚みの薄い矩
形状の透明シートの中央部にネガ画像を有するフィルム
を貼り付けてなる画像記録部16Aが設けられている。一
端部にはネガシート16の幅方向に沿って金属板が固着さ
れて吊り下げ部16Bとされている。この吊り下げ部16Bに
はネガシート16の幅方向に沿って所定間隔で4個の貫通
穴34A、34B、36A、36Bが設けられている。これらの貫通
穴34A、34B、36A、36Bを利用してネガシート16は吊り下
げ部16Bから吊り下げられた状態でネガシートカセツト3
2へ装填されている。
またネガシート16には幅方向の側部に、バーコード41
が書き込まれている。このバーコード41には、ネガシー
ト16の画像をPS版14へ焼付露光する際の条件(複版枚数
等)や、処理済のPS版を所定の印刷機まで自動的に搬送
する条件等のネガシート16に関するデータが記録されて
いる。
このバーコード41は、フイルムを図示しないフイルム
処理機で処理する前に、図示しないバーコード入力装置
を用いてフイルムの所定の位置(フイルムの端部で画像
にかからない部分)に焼き込まれ、画像と同時にフイル
ム処理機で処理されて、バーコード像として記録され
る。
またネガシート移送手段として感光性平版印刷版焼付
装置10にはネガシート移動機構38が配置されており、ネ
ガシート供給部26から露光部28へ、露光部28からネガシ
ート排出部30へ夫々ネガシート16を移動させるようにな
っている。
第4図及び第5図に示される如く、ネガシートカセツ
ト32には一対の無端チエンベルト40、42が備えられてい
る。これらの無端チエンベルト40、42は第5図矢印A方
向へ移動するようになっている。
無端チエンベルト40、42間には多数のネガシート吊り
下げ板44が掛け渡されている。
このネガシート吊り下げ板44からは一対のピン46、48
が、直角に突出している。ネガシート16の貫通穴34A、3
4B内へピン46、48が挿入されることでネガシート16はネ
ガシート吊り下げ板44から吊り下げられ、感光性平版印
刷版焼付装置10の本体内へ取り込まれるようになってい
る。
なお、このネガシート吊り下げ板44は無端チエンベル
ト40、42へ多数個設けられているので、これらに対応し
てネガシート16を多数枚吊り下げることができるように
なっている。
ネガシートカセツト32の本体奥方にはネガシート16を
次工程へ受渡しするためのピン50、52が互に平行に突出
されている。これらのピン50、52は図示しない駆動手段
と連結されており、軸方向に移動されるようになってい
る。
従って、ネガシート吊り下げ板44に吊り下げられたネ
ガシート16は、ピン50、52がネガシート16の方向へ軸移
動することによりネガシート16の貫通穴36A、36Bへ挿入
され吊り下げられるようになっている。この場合、ネガ
シート移動機構38の一部を構成する移動板54は、この移
動板54に固着されたシヤフト56が軸方向(上下方向)へ
移動することにより装置上方へ移動されており、ピン5
0、52の移動軌跡上から退避するようになっている。ネ
ガシート吊り下げ板44はさらに感光性平版印刷版焼付装
置10の本体奥方向へ移動することにより、ネガシート吊
り下げ板44から突出している一対のピン46、48がネガシ
ート16の吊り下げ部16Bを貫通している貫通孔34A、34B
から抜け出て、無端チエンベルト40、42に案内されて、
第5図想像線で示される如く、反転されるようになって
いる。
ここで、ピン50、52がネガシート16を受取り元の位置
へ戻るのに伴い、装置10本体に固定されたピン502、504
がネガシート16の貫通穴34A、34Bへ挿入され、そして、
ピン50、52が貫通穴36A、36Bから抜け出て、ネガシート
16がピン502、504に受渡しされ、装置上方に移動してい
た移動板54が下方へ移動する。そしてこの移動板54に取
り付けられたピン60A、60とネガシート16の貫通穴36A、
36Bとが同軸の状態になる。
移動板54は露光部28及びネガシート排出部30にかけて
配設された連結バー61の一端に配置されており、他方の
端部にも同一形状の移動板62が配置されている。この連
結バー61は図示しない駆動機構部で長手方向へ移動され
ることにより、2枚の移動板(左側移動板54、右側移動
板62)はネガシート供給部26と露光部28とに、あるいは
露光部28とネガシート排出部30とにそれぞれ位置される
ようになっている。
また、この連結バー61は、その方向中央部にシヤフト
61Aの一端が取り付けられている。このシヤフト61Aの他
端は図示しない駆動機構によりシヤフト61Aの軸方向に
移動可能とされている。これにより、左側移動板54のピ
ン60A、60と貫通穴36A、36Bとが同軸とされた状態でシ
ヤフト61Aが感光性平版印刷版焼付装置10の奥方向へ移
動されることにより、ネガシート16が左側移動板54へと
受渡されることになる。
ネガシート1が受渡された左側移動板54は連結バー61
が装置右方向(矢印B方向)へ移動されることにより、
露光部28へと搬送されるようになっている。
第5図に示されるように露光部28には移動板54及び移
動板62に対応してネガシート吊り下げバー64が感光性平
版印刷版焼付装置10の奥方に設けられている。このネガ
シート吊り下げバー64は、その両端部が一対のプーリ6
6、68に巻掛けられたワイヤ70の先端につながれること
により吊り下げられている。プーリ66、68は図示しない
ブラケツトを介して感光性平版印刷版焼付装置10の本体
に軸支されている。またワイヤ70は、ネガシート吊り下
げバー64と反対側の先端に図示しない錘が取り付けられ
ておりワイヤ70へ一定の張力が付与されている。
ネガシート吊り下げバー64の中間部には第5図に示さ
れるようにピン72、74が互いに平行に突出され、これら
のピン72、74の軸間距離はネガシート16の貫通穴34A、3
4B間の距離に等しく設定されている。またこれらのピン
72、74の間には貫通穴64A、64Bが貫通されており、その
間隔は移動板54からネガシート16の方向へ突出している
ピン60A、60の軸間距離に等しく設定されている。
ネガシート吊り下げバー64とネガシート16が対向した
場合には、ピン60A、60は貫通穴64A、64Bとそれぞれ同
軸となり、同時にピン74、72はネガシート16の貫通穴34
A、34Bとそれぞれ同軸となるようになっている。
このためネガシート16は、シャフト61Aが感光性平版
印刷版焼付装置10の奥方へ移動されることにより、ネガ
シート吊り下げバー64のピン74、72が貫通穴34A、34Bへ
挿入されて、ネガシート吊り下げバー64へ吊り下げら
れ、両端が図示しない固定手段によってネガシート吊り
下げバー64へ固定されるようになっている。
第9図、第9A図及び第10図に示されるように露光部28
には、ネガシート16の奥方に遮ヘイ板55が配置されてい
る。この遮ヘイ板55は後述する露光装置からの光を遮ヘ
イし外部へ漏洩しないようになっており、また、後述す
るスクイズ装置によりネガシート16を、後述する定盤76
へ展開するときにネガシート16をガイドするようになっ
ている。定盤76へ展開されたネガシート16の位置が、露
光装置の焼き付け位置とされる。
また、露光部28には、前面フレーム65へバーコードリ
ーダ58が固定されている。このバーコードリーダ58の位
置はネガシート16に記録されたバーコードの位置と対応
している。また、バーコードリーダ58の上方で、前面フ
レーム65にはエアーシリンダ59が固定され、エアーシリ
ンダ59のロツド先端に長方形の押さえ板59Aが取り付け
られ、押え板59Aの内部にバーコードよりやや大きな長
方形の切り欠き部59Bが設けられている。この読み取り
の際、バーコードにコントラストを付けるため、遮ヘイ
板55のバーコードに対応した位置に白色焼付塗装された
金属板(例えばアルミ板)が埋め込まれており、バーコ
ードが読み取れるようになっている。
このようにしてネガシート16はネガシート吊下バー64
に吊下げられた状態でエアーシリンダ59の先端に取り付
けられた押え板59Aによって遮ヘイ板55の反射板55Aへ押
圧される。このときネガシート16に記録されたバーコー
ド41が押え板59A内の開口部59Bの中にあり(第9A図のA
方向矢視図、第9B図参照)、バーコードリーダ58から照
射されるレーザ光が押え板59Aの開口部59Bから透明シー
ト、フィルムを通り、反射板55Aにより反射された後、
前記とは逆のルートを戻ってバーコードリーダ58に入り
受光されるようになっている。バーコード読み取り後は
エアーシリンダ59による押圧は解除される。
ネガシート吊り下げバー64の下方には第9図、第10図
に示されるように定盤76が水平に配置されている。この
定盤76は図示しないフレームを介して感光性平版印刷版
焼付装置10の本体へ支持されている。ネガシート16の下
部に収容されたPS版14は定盤76の下方に配置されたPS版
供給装置77により、定盤76の上に供給されるようになっ
ている。
第9図に示されるように吊下状態にあるネガシート16
の下端部に対応して定盤76の前面にはネガシート固定部
材78が固着されている。このネガシート固定部材78を貫
通してピン80、82がピン72、74と同方向に向かって突出
されている。これらのピン80、82の軸間距離はネガシー
ト16の下端部に設けられた貫通穴35A、35B(第5図参
照)間の距離に等しく設定されてる。
また、これらのピン80、82は図示しないエアシリンダ
の作動により定盤76の前面から出没できるようになって
いる。
これによりネガシート16がネガシート吊り下げバー64
に吊り下げられた状態でピン80、82が突出すると貫通穴
35A、35B内へ挿入されるようになっている。
定盤76の前方には、ネガシート16を定盤76上へ押圧す
るためのスクイズ装置84が配置されている。このスクイ
ズ装置84は、定盤76の両側部に各々一本づつ配置された
レール86A、86Bに案内されて移動する。感光性平版印刷
版焼付装置10の奥方へ移動する時に、スクイズ装置84は
ネガシート16を定盤76上へ展開するようになっている。
この場合、スクイズ装置84は、スクイズ装置84に設け
られた図示しないローラによってネガシート16を押圧し
ながら定盤上へ展開し、焼付後は元の位置へ移動する。
第9図乃至第11図にはPS版供給装置77が示されてい
る。第9図は側面図、第10図は正面図、第11図はPS版供
給装置77の一部を示す分解斜視図である。
PS版供給装置77はPS版取出し装置92、搬送装置94、位
置合わせ機構、排出機構とで構成されており、PS版装填
部90へ装填されたPS版14を定盤76上へ供給して位置合せ
まで行うようになっており、さらに焼付が終了したPS版
14を排出するようになっている。
PS版装填部90は感光性平版印刷版焼付装置10の下部に
配設されており、感光性平版印刷版焼付装置10の骨格を
形成するフレーム100によって画定されている。このPS
版装填部90内へPS版14が複数枚重ねて装填される。
PS版装填部90の上方にPS版取出し装置92が配設されて
いる。このPS版取出し装置92は第11図に示されるように
一対のフレーム102が備えられている。フレーム102は水
平方向に沿って互いに平行に配置されており、一対のフ
レーム102の間には4枚の連結プレート104が掛渡されて
いる。これらの中で中間部に配置される2枚の連結プレ
ート104間には取付プレート106が固定されている。この
取付プレート106は、その中央部で図示しないフレーム
に固定されたエアーシリンダ108の駆動軸と連結されて
いる。エアーシリンダ108は駆動軸を下方に向けて略垂
直に配置されている。これによってフレーム102、連結
プレート104はエアーシリンダ108の作動によって略垂直
方向に上下するようになっている。
フレーム102の端部には各々ストツパー機構110、吸盤
112が配置されている。
ストツパー機構110は第12図に示されるようにフレー
ム102の端部を貫通してシヤフト114が略垂直に配置され
ている。シヤフト114はスライド軸受116を介して上端部
がフレーム102へ支持されており、下端部は吸盤支持プ
レート120と連結されている。これによりシヤフト114は
上下方向へ移動可能となっている。またシヤフト114の
フレーム102と吸盤支持プレート120との間には圧縮コイ
ルスプリング124が配置されている。さらにシヤフト114
の下端部は吸盤支持プレート120を貫通しており、その
先端部は、ストツパブロツク126が取付けられている。
このストツパブロツク126はPS版14への当接用となつて
いる。
シヤフト114と同様にフレーム102を貫通し、吸盤112
と平行にガイドシヤフト118が配置されている。このガ
イドシヤフト118の上端部はブラケツト122を介してフレ
ーム102へ固定され、下端部は吸盤支持プレート120を貫
通している。
吸盤支持プレート120はガイドシヤフト118の貫通部と
反対側がフレーム102の先端部よりも外方に突出してお
り、外方に突出した部分の下面に吸盤112が吸着面を下
方に向けて取付けられている。この吸盤112へは図示し
ない負圧供給手段によって負圧が供給されるようになっ
ている。これらのストツパー機構110、吸盤112はフレー
ム102の他の端部に同様に配置されている。
一対のフレーム102の間で外側寄り配置された2枚の
連結プレート104の各々の中間部にはエアーシリンダ128
が垂直に配置されている。エアーシリンダ128の駆動軸
は下方に向かって配置されており、連結プレート104を
貫通したその先端部には吸盤130が取り付けられてい
る。このため吸盤130はエアーシリンダ128の作動によっ
て上下方向に移動するようになっている。この吸盤130
へも図示しない負圧供給手段によって負圧が供給される
ようになっている。
次に搬送装置94について説明する。第9図及び第11図
に示されるように搬送装置94はPS版取出し装置92によっ
てPS版装填部90から取り出されたPS版14を水平方向に搬
送させる第1の搬送部132と、斜め上方へ向けて搬送さ
せる第2の搬送部134と、斜め上方へ搬送されたPS版14
を水平状態にする第3の搬送部136と、PS版14を定盤76
へ搬送させる第4の搬送部138とで構成されている。
第1の搬送部132にはPS版装填部90を画定するフレー
ム100の一部を構成する一対のフレーム140にそれぞれチ
エンベルト142が配置されている。この一対のチエンベ
ルト142はフレーム140に軸支された複数個のスプロケツ
ト144に巻掛られている。この一対のチエンベルト142へ
はモータ146の駆動力がチエンベルト148を介して伝達さ
れて搬送されるようになっている。チエンベルト142の
搬送経路の途中には段差が設けられており、上段の高さ
方向の位置はPS版14がPS版取出し装置92によって取り出
された位置に対応している。また、一対のチエンベルト
142の間には2本のPS版搬送バー150が掛渡され、一対の
チエンベルト142の各々と連結されている。このためチ
エンベルト142の搬送によってPS版搬送バー150はPS版14
の搬送方向、及びその反対方向へ移動するようになって
いる。
このPS版搬送バー150は通常は下段に位置しており、P
S版14が吸盤112によってPS版装填部から取り出された後
には、取り出されたPS版14の下方に移動し、PS版14がこ
れらのPS版搬送バー150上に載置されるようになってい
る。
第2の搬送部134は第9図に示されるように感光性平
版印刷版焼付装置10の後部に配置され、PS版14を斜め上
方へ搬送する。
第2の搬送部134には第11図に示されるように一対の
側板152が備えられている。側板152間には第1の搬送部
132寄りに一対の搬送ローラ154が掛渡されている。一対
の搬送ローラ154は串型のローラに形成されており、PS
版搬送バー150によって搬送されたPS版14が挿入される
ようになっている。
また側板152間には3本の搬送ローラ156、158、160が
掛渡され軸支されている。これらの搬送ローラ156、15
8、160はPS版14の搬送方向に沿うと共に斜め上方へ向け
て順次配列されている。これらの搬送ローラ156、158、
160には軸方向に沿って夫々6個づつプーリ162が固定さ
れている。搬送ローラ156、158、160のプーリ162間には
各2本ずつ丸ベルト164が巻掛られている。搬送ローラ1
56には図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転
し、この回転駆動力が丸ベルト164によって搬送ローラ1
58、160へ伝達されて回転するようになっている。ま
た、搬送ローラ158には串型の搬送ローラ166が当接配置
されている。
したがって一対の搬送ローラ154から送り出されたPS
版14は丸ベルト164に搬送されて搬送ローラ158、160間
に挟持された後に斜め上方へ搬送されるようになってい
る。
第3の搬送部136は第2の搬送部134よりPS版14の搬送
方向下流側の上方に配置されている。
第3の搬送部136には一対の側板168が備えられてお
り、これらの一対の側板168間には4本のシヤフト170が
掛渡されている。
これらのシヤフト170の中で第2の搬送部134寄りのシ
ヤフト170は軸方向に沿ってプーリ172が複数個取付られ
ている。シヤフト170のそれぞれのプーリ172の間には搬
送ベルト174が巻掛られている。
またシヤフト170の中の一本は側板168の一方を貫通し
ており、モータ176の駆動力が伝達されて回転するよう
になっている。これにより搬送ベルト174がPS版14の搬
送方向に向かって移動するようになっている。
また第3の搬送部136には側板168間にテンシヨンンロ
ーラ178が掛渡されている。このテンシヨンンローラ178
は搬送ベルト174へ、搬送ベルト174の外側から当接して
おり、これによって搬送ベルト174がたるまないように
なっている。
また第3の搬送部136は第9図に示されるように、第
3の搬送部136の下方に配置されたエアーシリンダ180の
駆動軸と連結ブラケツト182を介して連結されている。
エアーシリンダ180の尾部は図示しないフレームに軸支
されている。これによってエアーシリンダ180の作動時
にはエアーシリンダ180の駆動軸がエアーシリンダ180本
体内から突出し第9図二点鎖線で示されるように第3の
搬送部136を略水平状態とし、また駆動軸が本体内へ引
き込んだ状態では実線で示されるように傾斜した状態と
される。
第3の搬送部136の上方には第4の搬送部138が配置さ
れている。第13図に示されるように第4の搬送部138は
定盤76と同等の高さとなっており、第3の搬送部136に
よって搬送されてきたPS版14を感光性平版印刷版焼付装
置10の前方へ搬送してPS版14の半分を定盤76上へ移動さ
せるようになっている。
第13図に示されるように第4の搬送部138にはガイド
レール182が感光性平版印刷版焼付装置10の骨格を形成
するフレームに固定されている。このガイドレール182
には吸盤支持プレート184の一側部が固定されている。
この固定されている一側部側の吸盤支持プレート184の
上部にはロツドレスエアーシリンダ186が配置されてい
る。このロツドレスエアーシリンダ186の駆動部材の下
部にはブロツク188が取付られている。このブロツク188
の両側からは一対の係合ピン190が突出されている。こ
の係合ピン190は吸盤支持プレート184上に載置固定され
た係合ブロツク192の溝192A内へ挿入されている。これ
によって吸盤支持プレート184はロツドレスエアーシリ
ンダ186の駆動でガイドレール182に案内されて感光性平
版印刷版焼付装置10の前後方向へ移動するようになって
いる。
吸盤支持プレート184の下面には4個の吸盤194が、吸
着面を下方に向けて取付られている。これらの吸盤194
は図示しない負圧供給手段によって負圧が供給されるよ
うになっている。この吸盤194は第3の搬送部136によっ
て搬送され水平状態とされたPS版14を吸着して感光性平
版印刷版焼付装置10の前方へ移動させ、PS版14の約半分
を定盤76上へ位置させるようになっている。
ロツドレスエアーシリンダ186の前方にはステージ196
が配置されており、吸盤194によつて吸着され、ロツド
レスエアーシリンダ186によって感光性平版印刷版焼付
装置10の前方へ移動されたPS版14の約半分が載置される
ようになっている。このためPS版14の残りの半分は定盤
76上へ残の半分はステージ196上へ載置される。
ステージ196には吸盤支持プレート184の移動方向と直
角方向に沿って一対の長孔198が設けられている。この
長孔198内へは、ステージ196の下方に配置されブロツク
200の上面から立設された一対の位置決めピン202が挿入
されている。ブロツク200は、ステージ196の下方に配置
され、駆動軸がPS版14の搬送方向と直角方向に沿って配
置されたエアーシリンダ204の駆動軸の先端に固定され
ている。このためエアーシリンダ204の作動によって位
置決めピン202の長孔198内を吸盤支持プレート184の移
動方向と直角方向に沿って移動するようになっている。
またステージ196の前方にはPS版14の搬送方向の位置
決め機構206が配置されている。この位置決め機構206は
ステージ196の前方側部にステージ196より上方へ突出し
て配置される位置決めピン208と、この位置決めピン208
が駆動されるエアーシリンダ210とで構成されている。
エアーシリンダ210はステージ196の下方に配置されてお
り、その駆動軸の先端部には、垂直に配置された位置決
めピン208の一端が連結されている。従って吸盤194に吸
着されて感光性平版印刷版焼付装置10の前方に移動して
きたPS版14は、吸盤194の吸着が解除された後にエアー
シリンダ210の作動による位置決めピン208の移動によっ
て位置決めがなされるようになっている。
また定盤76には側部に長孔214が形成されており、そ
の下方にはPS版14の幅方向の位置決め機構212が配置さ
れている。
この位置決め機構212は第13図に示されるように長孔2
14に対応してベースブロツク216が定盤76の下面に固定
されている。ベースブロツク216には矩形状の溝218が形
成されている。この溝218内には位置決めバー220が軸支
されている。位置決めバー220は図示しないねじりコイ
ルスプリングによって付勢されて通常は水平状態となっ
ている。この位置決めバー220は溝218内で図示しない連
結ブロツク、圧縮コイルスプリングを介してシャフト22
6と連結されている。シャフト226の一方の端部はベース
ブロツク216を貫通して溝218の外方へ突出しており、そ
の先端部には連結プレート228の一端が連結されてい
る。連結プレート228の他端は定盤76の下方に配置され
たソレノイド230の駆動軸に連結されている。従ってソ
レノイド230の駆動軸が本体内に引込まれた状態では位
置決めバー220は溝218内に収容されて定盤76の上面上か
ら引込まれている。またソレノイド230の駆動軸が突出
した状態では位置決めバー220は定盤76の上面から突出
しPS版14の幅方向の位置決めを行うようになっている。
第10図及び第13図に示されるように定盤76の左側には
図示しないフレームにブラケツトを介して支持された一
対の移動搬送ローラ233、234が配置されている。移動搬
送ローラ234はモータ236の駆動力が伝達されて駆動され
るようになっている。また移動搬送ローラ233はエアー
シリンダ252の駆動軸と連結されており、エアーシリン
ダ252の駆動によって上下方向に移動するようになって
いる。この一対の移動搬送ローラ233、234間には片側に
画像が焼付けられたPS版14の先端部が挿入され、PS版14
を定盤76の左側へ移動させるようになっている。
一対の移動搬送ローラ233、234の左側にはPS版14を外
方へ排出させる排出機構238が配置されている。
第13図に示されるように一対の移動搬送ローラ233、2
34の左側にはステージ240が配置されている。このステ
ージ240は図示しないフレーム上へ固定されている。ス
テージ240の上面上にはガイドレール244が載置されてお
り、このガイドレール244にはステージ240の上方にステ
ージ240と平行に配置された移動プレート246の一端側が
支持されている。
移動プレート246の上方にはロツドレスシリンダ248が
ガイドレール244と平行に配置されている。ロツドレス
シリンダ248の移動部材には移動ブロツク250が連結され
ており、この移動ブロツク250は移動プレート246と連結
されている。移動プレート246とステージ240との間には
吸盤支持フレーム254が配置されている。吸盤支持フレ
ーム254は移動プレート246の上面に立設されたエアーシ
リンダ256の駆動軸に連結されており、このエアーシリ
ンダ256の駆動によって上下動するようになっている。
吸盤支持フレーム254には4隅に吸盤258が吸着面を下方
に向けて取付られている。
従ってエアーシリンダ252によって下方へ移動した吸
盤258はPS版14を吸着して保持し、この保持した状態で
ロツドレスシリンダ248によって感光性平版印刷版焼付
装置10の後方へ送られ排出されるようになっている。
ステージ240の下方には位置決め機構260が配置されて
いる。この位置決め機構260はステージ240の下方にエア
ーシリンダ262が配置され固定されている。このエアー
シリンダ262の駆動軸の先端には連結バー264が固定され
ている。移動プレート246はエアーシリンダ262の上方に
平行に配置されたガイドバー266と連結されており、エ
アーシリンダ262の駆動軸の駆動方向に沿って案内され
るようになっている。
連結バー264の先端部はステージ240を貫通して、ステ
ージ240上へ突出している。ステージ240上に突出した連
結バー264の端部にはストツパ268が固定されている。こ
のストツパ268はエアーシリンダ262の駆動によって第10
図紙面左右方向に移動して、PS版14の幅方向の位置決め
をするようになっている。
また露光部28には、第9図、第10図に示されるように
定盤76の上方に画像焼付用光源88が配置されている。こ
れにより定盤76へ供給されたPS版14上へスクイズ装置84
によって押圧展開されるネガシート16の画像がPS版12へ
焼付けられるようになっている。
第5図に示されるように露光が終了したネガシート16
は、再びネガシート吊り下げバー64によって上方へ吊り
上げられ、貫通穴36A、36Bに右側移動板62のピン60A、6
0が挿入され、連結バー61の装置右方向軸移動によりネ
ガシート排出部30へと送り出されるようになっている。
すなわち、ネガシート16の露光時に連結バー61が装置左
方向へ軸移動されており、この結果露光部28に右側移動
板62が対応されることになる。
次にネガシート排出部の排出手段について述べる。
ネガシート排出部30では、装置本体に固定され、ネガ
シート16の貫通穴34A、34Bと対応するピン512、514が設
けられるとともに、ネガシート排出部30の奥方から前方
へ図示しない駆動手段によって移動でき、ネガシート16
の貫通穴36A、36Bと対応するピン288、290が設けられて
いる。また、装置手前には、ネガシート16の貫通穴34
A、3BAに対応するピン292、294が設けられている。右側
移動板62が右方向へ移動して、ネガシート16の貫通穴36
A、36Bとピン288、290とが同軸とされ、貫通穴34A、34B
とピン512、514とが同軸とされると、まず、右側移動板
62が装置奥方向に移動することにより、ネガシート16の
貫通穴34A、3Bへ、ピン512、514が挿入され、ネガシー
ト16がピン512、514へ受け渡される。
次に、右側移動板62が装置手前へ移動してピン60A、6
0が貫通穴36A、36Bから抜け出た後、右側移動板62が装
置左方向へ移動して、ピン288、290の移動軌跡上から退
避される。
続いて、ネガシート排出部30の奥方からピン288、290
が装置手前へ移動することにより、ピン288、290が貫通
穴36A、36Bへと挿入され、ピン512、514は貫通穴34A、3
4Bから抜けて、ネガシート16は、ピン288、290へ受け渡
される。さらに、ピン288、290の装置手前への移動が続
行されることにより、貫通穴36A、36Bへピン292、294が
挿入されて、ネガシート16がピン292、294へ受け渡され
る。
ピン292、294へ受渡されたネガシート16の貫通穴36
A、36Bからは、ピン288、290が装置奥への移動により抜
け出て、元の位置(ネガシート排出部30の奥方)へ戻さ
れるようになっている。
なお、ピン292、294の間にはネガシート保持部73が配
設されており、ピン288、290の戻り時にピン75を中心に
反時計方向へ回転され、ネガシート16の貫通穴36A、36B
からピン288、290が抜け出る時の作用でネガシート16が
移動されることを防止している。
上記のような作動を一括して制御する制御部24は、第
6図に示されるように、RAM270、ROM272、CPU274、入出
力ポート276及びこれらを接続するデータバスやコント
ロールバス等のバス278で構成されており、操作盤(図
示省略)に設置された各スイツチからの入力信号に基づ
いて所定の処理がなされるようになっている。以下に操
作盤に設置されている主要なスイツチについて説明す
る。
まず、設定値スイツチ280は一枚のネガシート16で何
枚露光するかを設定するスイツチであり、ネガシートカ
セツト32へ収容したネガシート16毎に制定できるように
なっている。バーコードを読み取る場合は自動設定され
るためスイツチによる設定は不要である。なお、設定さ
れた枚数は操作盤に設置された表示部にそれぞれ表示さ
れるようになっている。
次に、スプリツトランスイツチ282は、通常は1枚の
ネガシート16が新聞の1頁分に相当し、1枚のPS版に2
頁同じ絵柄を露光するのに対して、2枚のネガシート
(A版、B版)を1枚のPS版へ露光するときに操作され
るスイツチである。なお、スプリツトランスイツチ282
がオフ状態の場合は、1枚のPS版に同じネガシートの情
報が並列して露光されることになる。
次に、起動スイツチ284は処理を開始させるためのス
イツチである。
ここで、割込スイツチ286は、ネガシートカセツト32
へ収容したネガシート16以外のネガシート16を処理途中
でPS版14へ露光したいときに操作されるスイツチであ
り、この割込スイツチ286がオンされると、現在露光部2
8において処理中のネガシート16の露光が終了され、こ
のネガシート16がネガシート排出部30に到達した時点で
自動露光は停止されるようになっている。ここで、作業
員がネガシート排出部30から割込ネガシート16を装填す
ることにより、ネガシートカセツト32のネガシート16の
有無に拘らず割込ネガシート16の露光がなされるように
なっている。
以下に本実施例の作用を第7図のフローチヤートに従
い説明する。
まず、ステツプ300において、ネガシート10をネガシ
ートカセツト32へ装填する。この場合、ネガシート16は
PS版14の焼付順序の順番にネガシートカセツト32へ、例
えばA版、B版を連続して焼付けるときはこの順序にセ
ツトする。次のステツプ302では製版枚数を設定値スイ
ツチ280でセットする。バーコードを読み取る場合は自
動設定されるためステツプ302をとばしてステツプ304へ
移る。枚数のセツトが終了すると、ステツプ304へ移行
してスプリツトランスイツチ284をオン状態とし、次い
でステツプ306へ移行して起動スイツチ284をオンにす
る。
起動スイツチ284がオンとなると、ステツプ308へ移行
してネガシートカセツト32からA版ネガシート16がピン
50、52へ受渡され、次いでステツプ310においてA版ネ
ガシート16が左側移動板54へ受渡される。
次のステツプ312では連結バー61が装置右方向へ軸移
動されて、A版ネガシート16が吊り下げられている左側
移動板54が露光部28へと移動する。ネガシート16が露光
部28へ移動して、位置決めされた後、ネガシート吊下バ
ー64へ吊り下げられる。この状態でネガシート16はエア
ーシリンダ59によって遮ヘイ板55に埋め込まれた反射板
55Aへ押圧される。そしてバーコードリーダ58によって
ネガシート16に記録されているバーコード41が読み取ら
れ、入出力ポート276を介してCPU274へ信号が送られ
る。これによって、A版ネガシート16に関する必要なデ
ータ、例えばPS版14の露光条件、指定された印刷機位置
等がRAM270へ記憶される。A版ネガシート16はバーコー
ド41を読み取られた後エアーシリンダ59による押圧が解
除される。そして、A版ネガシート16はネガシート吊り
下げバー64へ吊り下げられた状態でスクイズ装置84によ
って、定盤76上へ供給されているPS版14の上へ押圧展開
され、PS版14と密着される。このとき、左側移動板54は
A版ネガシート16が取り外された状態で、連結バー61が
装置左側方向へ軸移動して、再度ネガシート供給部26へ
搬送され、次のネガシート16を受取る(ステツプ313、3
13A、314、315、316、317)。
定盤76上へはPS版供給装置77によって、PS版14が供給
されている。このPS版14は1枚にネガシート16の2枚分
の画像が半分づつ焼付けられるようになっており、最初
に片側半分、後に残り半分が焼付けられる。
次のステツプ318では、バーコード41に表示されてい
る情報に基づいてA版ネガシート16の露光が行われ、こ
れが終了するとステツプ320へ移行して、右側移動板62
へA版ネガシート16、左側移動板54へ次のネガシート16
をそれぞれ吊り下げる。吊り下げが完了すると、ステツ
プ322へ移行して連結バー61を装置右方向へ軸移動させ
る。これにより、A版ネガシート16はネガシート排出部
30へ、B版ネガシート16は露光部28へとそれぞれ搬送さ
れる。次のステツプ324では、前記A版ネガシート16と
同様にB版ネガシート16が所定位置に配置され、次いで
ステツプ326でバーコードリーダ58によって読み取られ
たデータに基づいて露光がなされる。このように本実施
例では、ネガシート16へ表示されたバーコード41によっ
て、ネガシート16に関する情報が得られるので、例えば
焼付条件(製版枚数等)や処理済のPS版を搬送する印刷
機の指定等を操作員が入力する必要がない。
露光が終了した時点でステツプ328へ移行して製版枚
数のカウントをインクリメントして、ステツプ330へ移
行する。ステツプ330では製版枚数が設定枚数となった
か否かが判断され、設定枚数となっていない場合は、ス
テツプ332へ移行して露光部28にあるB版ネガシート16
を左側移動板54へ吊り下げ、次いでステツプ334で連結
バー61を装置左方向へ軸移動させ、A版ネガシート16を
露光部28へ搬送する。このとき、B版ネガシート16は一
旦ネガシート供給部26へ戻される。
次のステツプ336では、露光部28へ搬送されたA版ネ
ガシート16を前記と同様に所定位置へ配置し、ステツプ
318へ移行し、製版枚数が設定枚数となるまで上記処理
を繰り返す。
ステツプ330で製版枚数が設定枚数となったと判断さ
れると、ステツプ338へ移行して、ネガシート排出部30
にあるA版ネガシート16をピン292、294へ収容する。こ
の状態で両方の移動板54、62にはネガシートを吊り下げ
られておらず、空の状態で連結バー61を装置左方向へ軸
移動させる。これにより、右側移動板62が露光部28に配
置されることになり、この状態で、右側移動板62へB版
ネガシート16を吊り下げ、連結バー61を装置右方向へ軸
移動させることにより、B版ネガシート16をネガシート
排出部30へと搬送する(ステツプ340、342)。
次のステツプ344では前記A版ネガシート16と同様に
B版ネガシート16をピン292、294へ収容し、ステツプ34
6へ移行してスプリツトランスイツチ282をオフとし、次
いでステツプ348で起動スイツチ284をオフとする。
以上がスプリツトラン起動の流れであり、通常はこの
流れに沿って順次処理が行われる。
次に第8図のフローチヤートに従い、割込処理ルーチ
ンを説明する。このルーチンは操作盤上の割込スイツチ
286が操作されたときに割り込まれるルーチンであり、
ステツプ400で、現在製版中のネガシート16の製版終了
後に右側移動板62に吊り下げられているネガシート16を
ピン292、294へ収容させ、ステツプ402でこの処理が終
了したことを作業員へ報知する。この報知はチヤイムを
鳴らしてもよいし、ランプを点灯させてもよい。
次のステツプ404では排出部の扉(図示省略)を開放
し、次いでステツプ406で割り込ませるネガシート(割
込ネガシート16)を右側移動板62へ手動で装填し、ステ
ツプ408へ移行して扉を閉止する。ステツプ408で扉が閉
止されたことが確認されると、ステツプ410へ移行して
割込ネガシート16により製版枚数を設定値スイツチ280
で設定する。バーコードを読み取る場合は自動設定され
るためステツプ410をとばしてステツプ412へ移る。設定
が終了した後、ステツプ412では起動スイツチ284がオン
となったか否かが判断され、オンとなった場合はステツ
プ414へ移行して連結バー61を装置左方向へ軸移動さ
せ、割込ネガシート16を露光部28へと搬送する。ステツ
プ415で割込ネガシートを露光位置へ位置決めした後、
ネガシート吊下バー64へ吊り下げられる。この状態で割
込みネガシートはエアーシリンダ59によって遮ヘイ板55
に埋め込まれた反射体55Aへ押圧される。そしてこの割
込ネガシート16へ表示されたバーコード41がバーコード
リーダ58によって読み取られ、焼付条件(例えば製版枚
数)が設定され、また焼付されたPS版が送給される印刷
機等が指示される(ステツプ415A、416、417)。吊り下
げられた割込ネガシート16はスクイズ装置84によって、
定盤76上へ供給されているPS版14の上へ押圧展開され、
PS版14と密着した状態とされ、露光が開始される(ステ
ツプ418)。
次のステツプ420では製版枚数のカウント値をインク
リメントし、次いでステツプ422へ移行して製版枚数が
設定枚数になったか否かを判断し、設定枚数に達してい
ない場合はステツプ418へ移行する。なお、この場合、
露光部28に配置されたPS版14は感光性平版印刷版焼付装
置10の後方に配置される挿入コンベア18、処理部20へと
送られ処理される。さらに定盤76上へは給版装置77によ
って新規のPS版14が供給される。
ステツプ422で製版枚数が設定枚数となったと判断さ
れた場合は、ステツプ424へ移行して露光部28にある割
込ネガシート16を再度右側移動板62へ吊り下げ、ステツ
プ426へ移行して連結バー61を装置右方向へ軸移動さ
せ、割込ネガシート16をネガシート排出部30へと搬送す
る。搬送された割込ネガシート16はステツプ428におい
てピン292、294へ収容され、次いでステツプ430へ移行
して割込スイツチ286をオフとする。
このように、本実施例に係る感光性平版印刷版焼付装
置10では、通常の露光処理中であっても割り込ませたい
ネガシート16を露光することができ、しかも割込みネガ
シートを露光する直前にバーコードによってバーコード
に記録された版面情報を正確に読み取ることができ、焼
付条件(複版枚数等)や処理済のPS版を所定の印刷機へ
自動的に搬送することができて作業性が向上する。ま
た、この場合、割込ネガシート16をネガシート排出部30
から装填するので、ネガシートカセツト32内のネガシー
ト16の配列順を変更する必要がなく、製版順序を再度確
認する必要がない。
[効果] 本発明は、原稿シートの版面情報を読み取ることによ
り原稿シートの画像の感光性平版印刷版への焼き付け、
更には次工程処理も作業性よく誤操作もなく行なうこと
ができるとともに、版面情報の読み取りに際し、レーザ
光が読取り部位において原稿シートを透過しても透過し
たレーザ光は、原稿シートと読取り部位において密着押
圧されている反射板で反射されて、コントラストが強化
され、バーコードリーダによる版面情報の読み取りが正
確となり、しかも、バーコードリーダの読取り部位と対
応して遮ヘイ板に反射板を設けることにより、版面情報
の読み取りを行なう一方で遮ヘイ板内に感光性平版印刷
版を供給しても、感光性平版印刷版がレーザ光の影響を
受けず、版面情報の読み取りから画像の焼き付けまでの
所要時間を短縮化することができるという優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る感光性平版印刷版焼付装置の実施
例を示す平面図、第2図は感光性平版印刷版焼付装置の
右側面図、第3図は感光性平版印刷版焼付装置の正面
図、第4図はネガシート収容部の内部構成図、第5図は
ネガシートの搬送状態を示す概略図、第6図は制御部の
ブロツク図、第7図及び第8図は制御フローチヤート、
第9図は感光性平版印刷版焼付装置の内部を示す断面
図、第9A図はバーコードリーダと押え板を反射板との関
係を示す側面図、第9B図は押え板を示し第9A図矢印A方
向から見た正面図、第10図は第9図の左側から見た正面
図、第11図はPS版供給装置の一部を示す分解斜視図、第
12図は吸盤の取り付け構造を示す断面図、第13図は定盤
とPS版の位置決め機構と搬送装置を示す分解斜視図であ
る。 10……感光性平版印刷版焼付装置、 16……ネガシート、 24……制御部、 26……ネガシート収容部、 28……露光部、 30……ネガート排出部、 41……バーコード、 58……バーコードリーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小口 弘幸 東京都千代田区大手町1丁目7番1号 株式会社読売新聞社内 (56)参考文献 特開 昭61−126552(JP,A) 特開 昭59−121578(JP,A) 特開 昭60−243773(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像と、少なくとも該画像を感光性平版印
    刷版へ焼き付けるための露光条件をバーコードで表示し
    て成る版面情報とを撮影記録したフィルムを透明シート
    に貼り付けて構成される原稿シートを、収容部から1枚
    づつ露光部に移送する原稿シート移送手段と、 前記露光部に設けられ、前記原稿シートの画像を前記感
    光性平版印刷版に焼き付ける露光装置と、 前記露光部に設けられ、前記露光装置からの光を遮蔽す
    る遮ヘイ板と、 該遮ヘイ板の前記露光装置外の面に対向して設けられ、
    前記画像の焼付け前に前記原稿シートの版面情報を反射
    レーザ光で読み取るバーコードリーダと、 該バーコードリーダの読取り部位と対応して前記遮ヘイ
    板に設けられ、前記版面情報が前記レーザ光で読み取ら
    れる際に前記原稿シートと密着押圧されるレーザ光反射
    板と、 を具備して成ることを特徴とする感光性平版印刷版焼付
    装置。
JP63114145A 1988-05-11 1988-05-11 感光性平版印刷版焼付装置 Expired - Lifetime JP2555146B2 (ja)

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JPS60243773A (ja) * 1984-05-17 1985-12-03 Mitsubishi Electric Corp バ−コ−ド読取装置
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